有馬記念とホープフルS回顧

今年の中央競馬も終わりました。
今日は今年最後の大一番、東京大賞典が行われますが、有馬記念とホープフルSを回顧したいと思います。

まずは有馬記念から

個人的には凄く良かった有馬記念だと思います。
競馬って当然馬券が当たる、儲かるのが醍醐味としては大きいのですが、このレースだけは素直に競馬って良いなぁ~という感情が湧きました。
後は競馬って何だかんだで武豊なんだなと。

3着4着の横山兄弟の様に激しく追える訳では無いのに、馬はしっかり伸びるしなやかな乗り方でドウデュースを導いた武豊騎手。
感動ものです😊

ドウデュースは秋の内容から前進気勢が強い分中山2500は距離持たないだろうと見てましたが、3コーナーから外を上がって行く姿はディープインパクトっぽかったですよね。

で、この内容からわかったドウデュースの強さは、コーナー加速の良さです。
つまりこの馬は小回り向きかなと。
メンバー云々は別にして京都記念の勝ち方が強かったので、日本のレースだと大阪杯や宝塚記念が向きそうな感じがします。
ちなみに来年はドバイとフランスだそうで、凱旋門賞はタイプ的にどうだろうかとは思いますが、ドウデュースはオーナーさんが豊さんのために所有してるといっても過言ではない馬ですから是非来年の活躍を期待します。

2着のスターズオンアース
惜しかったですね。。。
初の2500メートル、大外枠にも関わらず2着に持って来たルメール騎手素晴らしいと思います。

後述のレガレイラもそうですがルメール騎手の技術はJRAの騎手の中では抜き出ているのが良くわかるレースでした。
追い出してから右にモタれたという事については左回り向きなのか距離が若干長かったのかは今後の右回り戦で判断したいですね。
少なくとも有馬記念のレースだけで左回り向きと判断するのは早いかと。

今年は勝ちきれませんでしたが、勝った馬が皆強い馬ですから、来年こそはの活躍期待します。

3着のタイトルホルダー
個人的には能力の衰えを見てハナ切っても3着は無いだろうと見て消しましたが、タイトルホルダー自身良く頑張りましたし、和生騎手も絶妙なペースで逃げました。
結果論ですが凱旋門賞にチャレンジしなければG1をもう少し勝てたかもしれないと思いも有りますが、阪神のG1で見せてくれたレースは素晴らしかったです。
これで引退という事でお疲れ様でした😊

4着のジャスティンパレス
有馬記念の後、武史騎手の騎乗に対する意見が多数見られますが、もう1度レースを振り返ると武史騎手としては様々な状況の中でベストは尽くしてくれたと思います。
ただ、ルメール騎手との実力差が有るのは明白なのが有馬記念でははっきりとわかりました。
何故かというと、やっぱりこの馬は東京、京都向きの馬かなと。
来年は天皇賞ダブル制覇がメイン目標かなと。
力は確実につけてます。

5着のシャフリヤール
個人的な印象は中山は案外悪くないなと。
枠も良く競馬内容は良かったです。
松山騎手も好騎乗。
ただ、5着という事は今後のG1を考えると日本では厳しいかなと思いました。

6着のタスティエーラ
不利は痛かったですが、無くてもジャスティンのとの争いかなと。
正直3歳勢は完敗という事からこの世代はリバティアイランドとドゥレッツァの2頭が強く他は現状厳しいという見方で良いかなと。
これからの成長に期待します。

有馬記念については以上です。

ホープフルS

1着のレガレイラ
牝馬なんですけどね。。。
まるで牡馬のような強さでした。
直線の脚が素晴らしく良くて、この脚なら東京の方が良いです。
前回は状態面もあったそうですので、今回は状態が良かったんだなと。
木村厩舎はチェルヴィニアと2頭牝馬の強い馬がいて、イクイノックス引退後もまだまだ活躍しそうな馬が出てきますね😂

2着のシンエンペラー
結果論仕掛けが早いのが負けた要因に見えました。
これはムルザバエフ騎手が悪い訳ではなく、馬自身がまだまだ子供であるのが原因ですね。
現状はギリギリ最後に差しきれるような競馬がベターで、尚且つ日本人騎手だと難しいと思います。
来年は海外の話も出ているので、ソットサスの弟ですし期待します。
ちょっとだけですが、凱旋門賞制覇のチャンス密かに有るんじゃないかなって(笑)

3着のサンライズジパング
門別ダートでも中山芝2000でも好走とレンジの広い馬ですね😂
重い芝の方が良くて昨日は時計が速くなかったのが良かったと思います。

ちょっとレースを使っている数が多いので、次狙うのは危険だと見ています。

5着のミスタージーティー
矢作先生の坂井騎手に対する厳しいコメント。
レース内容見てると確かにその通りかなと。
上手く乗ってれば少なくとも3着はあった気がします。

直線あんなに詰まってたら矢作先生も怒ります😂
坂井騎手若手の中ではあんまりコース取り失敗する騎手じゃないんですが、珍しく詰まりまくってましたね。
逆をいえば、持っている脚が凄いからこその詰まりかもしれませんので、来年のダービーに名前が有る事を期待します。

7着のショウナンラプンタ
終始左に張る状況で、4コーナーでは外にいる馬を吹っ飛ばすという。。。
基本的に前に厳しい流れでの7着なら悪くはないですが、残念ながら騎手は変えた方が良いと思います。

鮫島克駿騎手、乗っていた馬が別の騎手に乗り変わってG1を勝つという経験を今年3回味わう悲劇。
最後は何とかしたいという思いはあったはず。
ただ、厳しい言い方をすれば馬質と騎手の技量が合ってないだけかなと。
来年の奮起に期待します。

長くなりましたが以上です。

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