楽しい不動産英単語 第4回 ー間取り図についてー Enjoy English Expressions for Properties Vol.4 - Floor Plan, Layout, Drawing

<文章からバーチャルな不動産を想像して楽しもう!>
<Fun Reading for Imagining the Virtual Property!>

ここでは、まず、チラシ広告の表現を読んで、どんな家があるのか、想像を膨らませてみましょう。また、このシリーズの後半では、不動産契約のための英単語を見ていきたいと思います。


では、楽しい不動産英単語第4回

行ってみましょう!


<間取り図>

不動産広告に間取り図 floor plan が入っていると、
かなり理解した気になります。
写真のイメージも大事だけれど、
間取り図を見て、どんなふうに使うか、
勝手な夢を膨らませています。

大まかな理解ですが、
「間取り図または平面図」がフロアプラン「 floor plan
一方、
レイアウト 「layout または drawing 」と言うと、「設計図または図面
のように
実測値などが入っているものと考えて良いと思います。
また、日常会話ではこれらのコンセプトを混ぜて
layout drawing などと使ってもほぼ通じます。

建築 architecture 専門家 specialist の場合は、
細かい目的に沿った専門用語 terminology があると思います。
不動産広告の場合、
architectural layout 建築図面よりも、
一般人が目にするのは interior design floor plan 内装用見取り図 のことが、
多いのではないでしょうか。
私などはあまり細かい数字が入っていても、楽しめません。
真剣に測るのは家具を買う時だけです(苦笑)。


つい楽しく想像を働かせながら眺めてしまう不動産間取り図

この間取り図はRoom Sketcherという間取り図作成用アプリのサンプルです。興味のある方は

https://www.roomsketcher.com/floor-plans/ を見てください。
近年では、物件情報に間取り図を入れることが多く、簡単に間取り図を書けるアプリがいくつも出ています。

<英文>

Definition 定義


①Floor Plan

floor plan : a scale diagram of a room or suite of rooms viewed from above and used especially for planning effective use and arrangement of furnishings

(参照:ミラマーウェブスター https://www.merriam-webster.com/dictionary/floor plan)

(訳)

間取り図:部屋または部屋のつながりを俯瞰した縮尺図で、特に、備品の効果的な利用や配置を計画するために使われる


最近では3Dフロアプラン、つまり三次元間取り図もよく使われるようです。
冷蔵庫の収まり具合、
ベッドを置いた時の広さ、
ドアを開けた時の部屋から部屋への移動のし易さなど、
様々な点が、より現実的に想像できるようになっています。
IT技術の進歩ですね。
アメリカでは不動産専門チャンネルがけっこう人気で、
古い物件の上に、
理想とする間取り図を
3Dで展開していく手法が取られていることがよくあります。
この壁は無くして、二部屋を繋げ、
エンスート・バスルームをゴージャスにつける、
とか、
リビングの外にテラスをつける、とか
見ていて飽きないです。
実際に作るのは数ヶ月かかる作業で、お金もたくさんかかりますが、
テレビの中では魔法のように展開していくので、
つい、自分も、という気になってしまいます。
運よくテレビで紹介される物件にでもなれば、
仕上がり finishing も細心の注意が払われるでしょうが、
実際は、
どこかテレビで見たのと違う上に、価格は2倍、とか、
そんなことになりそうです。

②Layout

layout : the plan or design or arrangement of something laid out:

(参照:ミラマーウェブスター https://www.merriam-webster.com/dictionary/layout)

(訳)

レイアウト/見取り図/配置図:割り付けした物の計画、設計、または配置


定義の日本語ですが、レイアウト/見取り図/配置図と、
三つの言葉をつけていますが、
不動産の場合ならこれらで良いだろうという基準で選んでいます。
レイアウトはカタカナ語で日本語にもなっているし、
英語から訳した意味も、この他に、
「割り付け、地取り、設計図、並べ立てたもの」、など
文脈によって様々な意味があります。

ここで注目したいのは、
layout は一つの単語ですが、
定義の英文に使われているように、laid out からきているということです。
これは lay out の過去分詞 laid を使ったものです。
動詞として
「 lay out a map」 で「地図を広げる」、
「lay out furniture 」で「家具を配置する」、
「lay out a lump sum on the fund」 で「まとまった金額をファンドに投資する」、
など、いろいろなところで使える、重要で便利な表現だということです。



余談ですが、

layout plan


と言うと、
部屋の間取り図の意味を超えて、
事業者が地方政府に提出する配置計画や敷地計画
などの意味になってきます。

layout plan means a plan of the entire site showing location of plots / building blocks, roads, open spaces, entry / exits, parking, landscaping etc. indicating the activity for all land parcels.

(参照:ロウインサイダー・ドットコムhttps://www.lawinsider.com/dictionary/layout-plan#:~:text=1Sample 2-,layout plan means a plan of the entire site showing,exit, parking, landscaping etc.)

(訳)

配置計画とは、地所の位置/建物の区画、道路、オープンスペース、出入り口、駐車場、造園などを表した、すべての土地区画における活用を表示した、敷地の全体計画を指す

となっていて、お役所に提出する書類のことのようですね。



いかがですか?
間取り図を見るのはなぜかワクワクします。
子供の頃から大好きでよく眺めていました。

次回からは、間取り図の中の区画ごとに、キッチンとか、ベッドルームなどを楽しく見ていきたいと思います。

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