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【#にしぼし】「西荻窪三ツ星洋酒堂」第5話の感想〜バーテンダー小林の名言集〜


こんにちは〜。

50代なんちゃって(腐女子)レビューアーのリンダです。

なんか恒例になっちゃったですが「西荻窪三ツ星洋酒堂」レビュー。


今回は3月12日金曜深夜の第5話です。

見逃し配信で今朝ほど視聴しましたので、ちょーっと思ったこと書きますね。


第5話のゲストは売れない音楽家(ギタリスト)の話でした。

まだご覧になっていない方は下のTverのリンクへどうぞ!

来週19日深夜1時29分までにご視聴できますよー。


ここから先はネタバレ入りますのでご容赦ください🙏

でははり切って参りましょう〜!


2本立て映画風の妙技(やっと出てきた小林のおじいさま回)


今回はゲストの音楽家とその恋人の別れと再出発、がメインに見えてるんだけど、実は巧妙に小林の過去と現在が盛り込まれている。

売れない、書けない小説家であり、妻が子供と一緒に出て行ってしまったことを傷として持つ小林。

そこへ、売れない、作曲が進まない音楽家の幸平がプロポーズしたものの、足かせになるからと断るシングルマザーの里奈が、絵として重なってくる。


それで後日、里奈のために就職を選んだ幸平がまたバーにやってくる。

今度こそ、と呼んだ里奈は、彼のスーツ姿を見ても「音楽を続けて欲しかったのに」と受け入れない。

どうにも進まない2人の前で、珍しく小林が酒を注いでグラスを渡す。

「ロンサカパ」という年代物のラム酒。

そこで小林が、祖父であり先代のマスターの言葉を2人に伝えるわけ。

「いいものができるには時間がかかる。酒も人生も」と。


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いつか何かにつながる。だが時間がかかる。

だから焦るな。

何も無駄なものはない。いろんなものを抱えていけ。

なんかね、、、やられましたよ。

私も最近ちょっと仕事で焦っておりまして、これ聞いた時目が開きましたわ。。。そう時間がかかるのよ、いい仕事したいんだったら。

ただただ諦めないことなんだよね、、、


画面では、先代マスターではなくて小林が喋ってる。

小林本人が、あたかも自分に言ってる感じだった。


祖父から孫へ引き継がれた言葉。

人生を生き抜いた人から、今生きてる人へと伝わり続ける言葉。


正直この第5話の主人公は、マスターだったと気付かされたのがここら辺。


そこでやっと、その名言マスターがフラッシュバックで出てくるんだけど、味わいある俳優さんで、まさしく「年代物のラム酒」なイメージぴったりだった。

缶詰の熟成と人生を掛けて話しながらも、「好きなものを書けばいい」と孫の小林に勇気を与えている。


あー(涙)


リンダは父方母方両方の祖父が、小さい頃には亡くなっていなかったので、正直うらやましい。

おじいちゃんに会いたかったな〜。

会って話聞いてみたかったな〜。


てことで、

ドラマ終盤には、幸平も里奈もすっかりカップルアゲインになり、その上小林まで妻に電話をかけて再出発の予兆を見せてくれた。

うん、よかったよかった、、、と思ったんだけど、

実はそんな簡単ではないのだ。


なぜ?主人公雨宮はずっと謎に黒子なのか?


ほんっと不思議。

雨宮がわからない。

実はこの物語でずっと雨宮は、ええとこのおぼっちゃま君らしく振る舞い、無茶をしない。

言葉かけも動作も全て紳士で、美しい。

なんだけど、、、中内や小林のように「さらけ出してない」のだ。


前回のフラッシュバックでクルマの中で、父親なのか上司なのかの男性に、

「お前は一体何がしたいんだ、降りろ!」と言われた場面があった。

今回、そのあとなのかもしれないが、土砂降りの雨の中、ただぼう然と立ち尽くす雨宮が映し出された。


そしてだんだん数が少なくなっていく缶詰の棚を前に、寂しげで頼りない姿も。。。その間、言葉を一つも発していないので、全く何を思っているのかわからんのだ。

思えば雨宮が「ここで働きませんか」と誘った中内が、お客の笑顔を見て自分の料理人としての幸せを見出したことと、味覚が戻ってきたことは関係ないとは思えない。

また祖父亡き後、気落ちする小林に「人生を休みましょう」と、バーを一緒にやり始めた影の立役者も雨宮だ。

これまでずっと彼の一言でゲストや中内・小林の何かが救われてきたわけで、それなのに、雨宮が救われてない!


来週が最終回となり、予告ではこの三ツ星洋酒堂は閉店するようだ。

雨宮!一体あなたはどうしたいの?これからどうなるの?

雨宮が自分の夢を見出して、長い脚を大股で颯爽と、あの西荻窪の商店街を闊歩し去っていく姿が見られるだろうか?


いよいよ焦点は雨宮涼一朗に移ってきたぞ。

乞うご期待!

......なんかサスペンスドラマ仕立てだなと思いつつ、期待を込めてこのレビュー終わらせてもらいまーすmm


追記)そんなこんなで原作者の浅井西先生のご感想がTwitterにアップされました!

これがまた秀逸なんです。

原作の絵を元にコンパクトにまとめてらっしゃいますが、雨宮さんがいろんな顔で出てます!こちらもお楽しみください。



ではまた次回〜!

リンダ@なんか最近漫画が原作のドラマが多いなと思って_今日も本屋でマンガコーナーに30分ぐらいフラフラ見ていたら_あらほとんどドラマ化してるじゃんと気づいた_出遅れ感満載の今日この頃

→ちょっと気になってる春ドラマは、中村倫也さん主演の「珈琲どうでしょう?」にしぼしと似てるかも〜!





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