メモ整理
デジタルに移行した企業やビジネスパーソンは、その方が圧倒的に低コストで効率が良いので、デジタルな商談に応じない相手との取り引は縮小していくはずだ。一方、デジタル業務に移行できない、あるいは移行したくない企業や人は、アナログな商習慣を残した相手との取り引を強めていくことになる。こうした動きが5年も続けば、両者には決定的なレベルで経済格差が生じているだろう。
実は株式市場はこうした時代の変化をすでに先取りしている。
コロナ危機で経済はボロボロであるにもかかわらず、米国を中心に株価は上昇を続けているが、相場をリードしてきたのは、GAFA(米グーグル、米アップル、米フェイスブック、米アマゾン・ドット・コム)に代表されるIT企業群である。コロナ危機がデジタルシフトを加速させ、近い将来、大きな格差が生じることを市場は予見しており、結果的にこうした変化を主導する企業の株が買われる図式となっている。
このところの株価上昇には金余りを背景としたバブル的な要因も絡んでいるが、根底にあるのはこうした社会の変化であり、バブルだと一刀両断に切って捨てる感覚は危険だと筆者は考える。
コロナ危機では、一部のエッセンシャルワーカーが感染リスクに晒される可能性が指摘されているが、ポストコロナ社会では逆に強みを発揮する可能性が高い。社会のデジタル化で失われるのは、機械で代替可能なルーティンワークに従事するホワイトカラーの仕事であって、社会の維持に必要不可欠な仕事へのニーズはまったく変わらない。
技能を必要とするエッセンシャルワーカーの賃金は大きく下落しない可能性が高く、賃金の変化という点では真ん中がくぼんだ凹型となる可能性が高い。
問題は仕事を失ったホワイトカラー層がどの職種に移動するのかという点である。教育投資が功を奏して、デジタル社会に対応するスキルを身につけた人は、再び賃金上昇が見込めるが、そうでない人は別の職種を探すことになり、一部の業種では人材が余剰となり、これがさらなる賃金低下をもたらす可能性もある。
価値観もチャンスも少ない上に、失敗したら自己責任だと叩かれる国だと。チャレンジする事が若さだとしたら、日本は国として若さを失っている。本当の大人って、若者が挑戦し、失敗した時に責任を取るべき存在のはずなんですけどね
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4つのCの力
Creativity[創造性]
Communication[コミュニケーション]Critical thinking[批判的思考]Collaboration[協働]
エスター・ウォジスキーは
人が能力を活かして実りある人生を送るには、五つの基本的な価値観があればいい
と言う。
その5つがこのインタビューでも登場した
信頼、尊重、自立、協力、優しさである。
英語の
Trust,
Respect,
Independence,
Collaboration,
Kindness
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