定期ゲーを知らない人間が初めて参加したのがガチハナだった話

この記事は、初ハナがガチハナで尚且つ最終日までピンピンして生還したガチ初心者と、その周囲のハナ友との会話録(仮)である。

10月某日。以前からの友人であるR氏が、作業通話中に《フタハナ》についての話題を出した。

R氏「近々、フタハナってゲームが開催されるんだけど、むつきさんやってみない?」

私はTRPGは5年程遊んでいるが、定期ゲームというジャンルは知らなかったし、なんならフタハナが終わってから知った。R氏から語られたのは以下の内容。

・情緒を焼き尽くす系の、リアルタイム連動バトロワゲーム。

・いくつか開催形式がある中で、今回は足切りがあるタイプのもの。

・ghostという、ゲーム開始から3日目で退場するシステムもある。

これだけです。

これだけです。


実際にやってみた方が早いよねという流れになったので、登録開始日に滑り込みの形でエントリー。

お試し向けだというghostも一瞬だけ視野に入れたが、最初から退場ありきで参加するのもなあ…まあ死ぬときは死ぬし(CoC脳)、出来るとこまで参加すっか!

くらいのノリでキャラクター作成。あまりファンタジーに触れてこなかった事もあって、キャラクターは一般的な女子高生にしてみた(No.244:ナツホ)。映画作品のバトロワイメージが強かったのもあるかもしれない。それではゲームスタートです!この先は会話形式(+余談)で記載します。時系列に並べるのがややこしいんじゃよ…


R「だってフタハナ知っててむつきさんが居たら、普通投げ込むじゃろ?」

T氏(フタハナで知り合った方)「それは分かる。解釈一致。適正しかない動き」

R「な??一週間あるから体力的なことだけ、ちょい心配だったけど。本人がghostはしねぇって言うから」

私「ghostはお試し向けで3日目に強制的に帰るよって聞いたから、最初から退場ありきでいくのはなあって。それなら死ぬ気でオールしてやろうじゃんってなるじゃろ?

死ぬときは何やったって死ぬんだよ」

前述の通り、CoCを嗜んでいた私は「キャラクターロストはわりとある」と思っていた故の発言である。R氏とも何回もセッションをしているため、話題のイメージ的には通じやすかった。こちら余談となるが、高ロストで有名なCoCシナリオ『砂糖菓子七つ』『沼男は誰だ?』で自キャラはロストしています。

R「ガチハナの死亡率、そんじょそこらの高ロストシナリオより高けぇんだよなぁ」

私「えっうそでしょ?」(ガチトーン)

T「普通ハナで最終日までいるのは分かるんだけど、ガチハナで最終日までピンピンしてるのはおかしいwガチハナはガチ勢でもマッハ退場あるから…」

私「え??????」

R「ガチ勢マッハ退場が普通に起こりうる。歴戦の猛者である神父さん(No.126:ブリントさん)が、初日に討ち取られてたの見たじゃろ?」

私「うん、ビックリした。…え、嘘やろ工藤」

T「マジやで」

R「嘘だったら、神父さんが初日退場する理由がねぇんだよなぁ」

私「あ、でも4日目だったかはちょっと危なかったな足切り。ユウくん(No.109)が、もう少しボーダー上がるから食べとけって言ってくれたからね」

T「そういう会話をする環境にいる時点で適正しかない」

R「人に恵まれてんなぁ」

私「たまたま会合と足切り直前ラストスパートが時間重なって、何人かとチャンネル繋いでたんだわ」

知ってる方も多いと思うが、ユウくんが死者蘇生を願うために、最終日まで不戦の誓いを立てていた件。その話に反応した面々が集まってチャンネルで話し合いをしていたりした。

私「クロウさん(No.143)、エリシアちゃん(No.221)、フェドーシャさん(No.104)、シラズさん(No.18)、ブーケちゃん(No.97)、ヴァリエラさん(No.15)、それとユウくん。…今見たら面子やばいな???」

R「チャンネル使いこなす初心者やべぇなって。てか初心者の交流人数じゃねぇんだよなぁ」

T「完全にこなれた動き」

私「だから最終戦の時は生き残ってたシラスさんに援助に回ったりもした。あとは燗お姉ちゃん(No.173)と遊んだなあ。おかしい…特別な事はしてなかったつもりなんじゃが…??」

R「そんな玄人ムーブ、自分だってした事ねーわっていう」

私「なお同時進行でオーシィちゃん(No.137。バディ)とイチャイチャはしてた」

T「おかしいからね」

R「やべぇな。道理でこっちとの連絡ほぼほぼ途絶えるわけだわ。フタハナ島に放置したのはこっちだけど」

R氏とはハロハナ開始から3日程は、操作方法の説明なんかを通話しながら教えてもらっていた。アイテムの話やUIについての基礎知識は、遊びはじめてから知っていった感じである。

T「文字通りサバイバルして生き残った猛者」

R「リスト見て、まだ生きてるな、って確認くらいしかしてないよ後半。自分のキャラのが先に退場したし」

私「自キャラ的にR氏のキャラと願いの相違が出てたから、意図的に連絡取らなかったね!知らないで邂逅する方が面白いかなって」

T「意図的に連絡を断つの笑う。おおよそ初心者のムーブじゃないw」

R「連絡遮断は初心者側からする行為じゃなくない??誘った側が、楽しみ奪っちゃ悪いから、なら分かるけど。初心者側がするのはアカンでしょ」

私「ある程度動き方に慣れてきてたから、泣きつかなくて済んだってのもある。結局(実質の)最終日にアナーキーさん(No.161)に「ステルス戦闘機の使い方教えて!!」って凸ったくらい」

T「ぶっちゃけ自分もステルス戦闘機の使い方とか分かってないからね!?」

私「これも土壇場で"平和"屋さん(No.131)から交換してもらった。目的地にアナーキーさん居るの分かってたから彼に聞いた方が早いかなって。それに拠点に置いてあったの一度だけ確認してたから、アナーキーさんなら知ってるなって思ったのもある」

最終日前後はトト王(No.194)の勢力拠点に身を寄せていた。これは先にやむ無く離脱したバディ、オーシィちゃんから「王を頼れ」と言い残されていたため。結局脱出後も彼らと一緒に居ることになった。

R「聞かれたら答えられたよ。でも来なかったじゃん。なんでも答えられそうな身内が居るのに、他を頼る辺りが完全に玄人の動きなんだよなぁ」

T「それね。現地で知識をためていくの、すごいから」

私「おかしいなあ………?あとはオーシィちゃんがアイテム融通してくれたのも大きいよ!ダウジング棒とか、調理セットとか。私がド素人だって見抜いて助けてくれてたよね!!」

T「ティラノされるバディ捕まえてるのがおかしい。何もかもがおかしい」

R「当たり前だろ、何も教えず放り込んだんだからド素人以外だったらおかしい。……おかしいんだけど、後半完全に玄人なんだよなぁ」

オーシィちゃんの中の人「なんでガチハナで初参加を…どこまで解説しようか悩んでましたよ連日。でもPCはそんなこと言えないんだよなぁ」(すまねぇな!めちゃくちゃありがとう!!!)

私「殺し合いしつつ毎日足切りがある情緒燃焼系バトロワゲーム(リアルタイム連動)って言うのと、登録時に名前とアイコンだけは設定しておかないとダメって言うのしか情報持ってなかったよ!」

R「そりゃ、それしか教えてないもんよ。丁寧に教えてたら、バトルログがアクションログに表示されない不具合にも、もっと早く気付けたと思うわ」

T「??????」

これは完全にバグ。プレイヤー一覧から見られるプロフィールにはバトルログがあったのだが、いつ襲われていたのか分かっていなかった。というのを最終日近くになってR氏に話したところ、アクションログの不具合だと発覚。一応運営に届け出は出したが、最後の一戦程しか私はバトルログを見ずに終わってしまった。

私「他と言えば、最終決戦の時にフルルルちゃん(No.89)に、MPを渡したいから私を殺して奪ってくれ、って頼んだくらい?結局出来ずに終わっちゃったんだけどでもいーとみー宣言は楽しかったです☆いやぁ、殺伐としたゲームと聞いてたけど、優しさに溢れてて素晴らしかったね!」

R「身内ながらおかしい」



今回が本当にはじめてのフタハナ参戦だったため、まるで実感がない私である。

ノー知識ド素人がガチハナで最終日までピンピン生き残ることだってあるんだよ!!


*この記事は友人達の反応が面白かったので書いたものです。

キャラ名記載させていただいた方で、誤字などありましたら私をぶん殴りに来てください。直ちに修正します。