当たり前のように答えはIt's all in here

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in thailand
ありがとうタイランドのカメラマン。

この写真を見た瞬間、なんかもう自分の体内の器官が何もかもが溶けてしまうかと思った。なんで?それは、わたしがあべさくという事象に対して、あまりにも執着しているからだった。


わたしはさくまくんのオタクなので、正直言うとさくまくん以外のメンバーのことをあまり知らない。ラジオとか雑誌も、さくまくんが居ない媒体はまったく見聞きすることがない。これはグループに限らずわたしがオタクをするうえで揺らぐことのないスタンスなので、そこに特別意味は無いのであしからず。
でも、あべさんのことは心のどこかでいつも気になっていた。そりゃそうだ。あべさんの存在を無視してさくまくんのことを見続けるなど、そんな器用なことが出来るだろうか。出来ない。なぜならば、わたしの大好きなさくまくんは、あべさんのことが大好きだからだ。
あべさんが気象予報士の資格試験に合格した時、はじめて「阿部亮平さん」という人を知った。またそれと同じ時期に、ジャニヲタでありながらゴリゴリのラブライバー(ラブライブのファン)であったわたしは、とあるラジオを通して「佐久間大介さん」という人のことを知った。ラジオで少し高めの声で、ちょっと早口になりながら矢澤にこの話をする佐久間さんというアイドルに、わたしはその時初めて興味をもった。わたしは当時矢澤にこというキャラクターの地獄みたいなオタクだったので、「矢澤の話(それもコア)をするジャニーズがいる」という事実に大変驚いた。それから、矢澤が好きな佐久間さんは「Snow Man」というグループに所属するジャニーズJr.であり、秋にはなんかようわからんけど戦争について演じる舞台が控えているということだけを知った。'15年の少年たちのサブタイが多分「戦争を知らない子供たち」的なやつだった気がする。ジャニーズJrって色んなことやるんだな…と思った。さくまくんがどういう人か気になったので、その後何度か調べたがSnow Manはどうやら先輩のバックを務めることが多く、今とは違って露出も多いわけでも、増してやアイランドティービー!!!🙌があるわけでもないため、当時のフォロワーさんが落ちていた「萩安」という存在の次に気にかけるJrということで落ち着いた。調べたはずのSnow Manのメンバーの名前、結局覚えていたのはさくまくんだけであった(本当になんでこの時あべさんに気づかなかったのかが分からない)。
2016年春、ラブライブ!シリーズが一区切りとなる大きなイベントの開催前に再び佐久間くんは例のラジオに登場した。君のことは顔も名前も(ついでに声も)分かる。オッケオッケ、くらいの気持ちでいた。その年の冬から、幼馴染が那須担になったこともありザ少年倶楽部を見るようになった。多分KAGUYAとかやってた気がする。なんかスッゲ~アクロバットする子いるな、当時の自軍はアクロバットとの関係が皆無で、バックにつく元MADEのとみけんでしか現場でバク転という動作を見たことがないわたしは、天井近くまで飛び上がる大技を見てマジでびっくりしていた。
2017年初夏、Mステで「逆転レボルシオン」を見る。スッゲ〜背の高いJrがついてるな、くらいに思っていたのですが、突然とんでもないアクロバットを披露しだす人がいた。土台2人が組んだ肩のうえに乗っかり、そこから高く高く宙返りをするマジで訳の分からん技。これもしかして去年の冬に見たやつか?と思うも、「大スワン」という名称があることなど知る由もない。高校に進学し、周囲に強いJr担が増えたこともあり、Mステを見たわたしはすぐに友人にLINEした。「今の大技してた人だれ!!!???」「あれ佐久間だよ」「マジで言ってる?」なんとあのさくまくんと再会した。そこでわたしは初めて、「コンサートではMusic S.T.A.R.T!!(μ’s)をよく踊ってるらしい同担のさくまくん」が「死ぬほど打点の高いアクロバットを軽々とこなしてしまうひと」と同一人物であることを知った。そこからSnow Manというグループをもう一度ちゃんと調べてみようと思い、ようやく「矢澤にこオタクのさくまくん」と「気象予報士ガチ理系のあべさん」が同じグループに所属している、ということを知った。
その後、わたしはすごい勢いで(何故か)あべさんの方に興味をもった。理系選択を当時から考えていたわたしには「理系アイドル」という単語がとても魅力的に思えて、友人から聞いたりインターネットであべさんのちょっと狂った秀才エピソードなんかを調べることにどハマりした。そしてとうとう、こんな雑誌の一部に出会ったのである。

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正直はじめてこの発言を知った時、「やべえな」と思った。恐らく「勉強がリフレッシュのひとつなんて流石!ヤバい!」となるのが普通なのだろうが、「佐久間と旅行」、え、佐久間ってあの佐久間? マジで最初、さくまくんはひょっとしたらメンバーにはオタクであることを隠してるのかもしれない。とすら思った(わたしの中でオタクに人権が無さすぎる)し、さくまくんめちゃめちゃキモオタ(言う)だけど秀才くんはそれでいいの…?とすら困惑した。ふたりのコンビ名は「あべさく」で良いのだろうか…とビクビクしながらその名を調べた瞬間、すべて納得した。ふたりはシンメだった。
もとよりジャニヲタである、というのもジャニーズあたおかシンメ部門ならなかなか上位に食い込みそうなコヤシゲという狂ったシンメが好きだった。とことん自担にしか興味無いタイプのわたしすらも狂わせたのがコヤシゲだった。これはコヤシゲにまつわるエントリーではないので多くは述べませんが、加藤さんは「(もしも俺がゴキブリを潰さなかったら小山さんが風邪をひいてしまうというなら)素手でゴキブリ潰せるよ」等と言います。素面で。
まあそんな感じで、「たまたま対称になって踊る相手がそいつだった」レベルではなく、「仲良しで狂ったシンメ」が好きだったわたしにとって、突如現れた「あべさく」とかいういやどう噛み合ってんねんみたいなシンメは興味の対象でしかなかった。
わたしも何故か危惧してしまった「頭いい子なのにバチクソアニオタの子と旅行なんて大丈夫?」というアレ、そもそもあべさくは「綺麗に噛み合っている」というスタンスであることを知った。さくまくんよりずっと背の高いあべさんは、実は1つ年下で堅実なぶんネガティブ思考を持ちやすいこと。地黒であること。一方のさくまくんはやっぱりとても突き抜けて明るく天真爛漫な人で、中でもダンスやアクロバットの技能に長けていること。肌が真っ白で派手髪。2次元アイドルアプリのオタクですら慄いた。さくまくん、自分らが1番2次元のご都合コンビみたいじゃん。しかもただ要素が正反対なだけでなく、ふたりはとても仲が良いということも知った。過去のテキストを調べると、なんども「阿部ちゃんと一緒にいる時が幸せ」「阿部ちゃんの全部が好き!」「プライベートで遊ぶ時には絶対阿部ちゃんがいる」と話すさくまくんの姿があった。あべさんの隣に立つさくまくんが、あべくんを見上げるようにして話しているのが好きだなと思った。結局その年のうちにスノーマンの自担はさくまくんに落ち着いたのだが、さすがに好きなアイドルがこんなにもアベアベ言うもんだから、いくらオンリーの気があるわたしでも再びあべさんに興味をもった。対するあべさんはさくまくんのことを「かわいいバカ」「彼と話していると「そう考えればいいのか!」と助けられることがある」「寛容さや愛嬌がある」などと話していた。「相思相愛」という言葉は彼らのためにあるのかな、と大真面目に考え始めた。少ししかさくまくんのことを知らないわたしですら、「彼はアニメと阿部くんのことが大好きなんだな」と思うようになった。
ふたりの関係値を示すアイコンとして「共通点ゼロの〜」というフレーズは、このうえなく適切な表現だと思った。それと同時に、すべての要素が対極にあると思いきや、根差す場所や人柄はどこまでも近似できると気付いた。
とにかく「穏やか」なのだ。わたしがコヤシゲに惹かれた理由も同じく「彼らが穏やかだから」だったのだが、温厚でやさしい空気感を彼らからも感じた。ふたりがいればその場のマイナスイオンの濃度が上がる。他人を否定しない。そしてお互いのことを尊敬し合っている。なんて人として出来た関係なんだ…とひとしきり震えましたね。
このふたりが更にすごい(しヤバイ)のは、互いに目を逸らさないことだ。その年の終わりの方に、当時のわたしのもうひとつの掛け持ち先である関ジャニ∞の「NOROSHI」をSnow Manがカバーした。とにかくシンメを意識した振り付け(なべふか+宮舘によるもの)で、途中シンメが腕をクロス→手を握るというシーンがあった。前列のあべさく、なんと1秒も目を逸らさなかった。そのシーン中、ずっと互いの目を見て不敵に笑い合うふたりが好きだなと確信したのである。やさしいのに強い。わたしは強いアイドルが好きだ。さくまくんはひとりでも強いと思っていたが、ふたりだともっと最強になるのだと知った。バカみたいなことを言っているけれど、それくらい当時のわたしは本気だった。雑誌のインタビューなどで、躊躇うことなく相手を褒めることが出来るふたりが好きだった。「こいつがいなかったら今の俺はいない」なんて、大好きなコヤシゲと同じようなことを言うふたりがわたしのなかで特別になってゆく。
ジュニアチャンネルが始動し、彼らの存在はぐっと身近になった。企画会議での「聖地巡礼したい!」「却下で」というやり取りからもう好き〜〜はいあべさく〜〜〜💕とか言ってた。壮絶な頭Happy Groovy。
2018年、めちゃめちゃ楽しかったな。とにかくめちゃめちゃ楽しくて6人の空気感も好きだなと思い始めた矢先。例の「見える世界が変わってきた」の言葉。

そのテキストの発売日、その日の夜に更新されたのが咀嚼音回だった(根に持つな)。案の定コメント欄には、そのことを不安がるオタクの言葉が散見された。まあそんな所で言ったところで何も変わりはしないのだが、あ、この件で寝込むオタクはわたしだけじゃなかったんだなと少し安心した。照くんが出した「佐久間が好きなもの」というヒントから、真っ先に答えに辿り着いたあべさんがめちゃくちゃ良いなと思う回だった。なんだ、別に大したことないのかもしれないなとチョロいわたしは特にそのことを気に留めなくなった。
しかし、あべさくは変わった。そう感じたのが2019年の春頃だった。でも、その頃にはあべさくだけではなく「Snow Man」というグループの形すらも変わっていたのだが。

「これ以上一緒にいると、俺まで佐久間になりそうだから」と零し、さくまくんがこれ以上自分の中に入れないように1度鍵を掛けたあべさんと、新たに加わった3人と6人を繋ぐために全力で駆け回っていたさくまくん。ふたりをまっすぐに繋いでいた糸が、わたしには見えなくなった。さくまくんは「見ている景色が変わった」と言っていた。わたしにはその意味が、意図が分からなかった。
あべさんの言いたいことは、何となく共感出来た。かく言うわたしもさくまくんの人間性というか、破天荒なのに優し過ぎるところとか、突飛な部分に影響を受けまくっていたからだ。オタクとして、知らない部分もたくさんある彼をただ眺めているだけでもこれだけ陶酔してしまうのに隣に7年ほどずっと居たら。そう思うと少し恐ろしいし、距離のひとつやふたつ空けてバランスを保つのもおかしな話ではないと思う。まあその思いを誠実に公にする必要があるか?と聞かれたら知らん(正直)。あべさんの真意など分かるはずもないが、敢えてインタビューで残すことで違和感を与えないようにしたのか。それは知る由もないし、あべさんサイドから見れば寂しいけれどそういう時もあるよなくらいで済む。でも、さくまくんの視点に立った時ものすごく寂しくなってしまったのだ。まあ要はタイミングが色々と爆悪だった感はある。あべさんとの付き合い方もあるが、まずは9人という形を整えて提示しなくてはならない。舞台。ライブ。大量に増えたメディア面での仕事。目まぐるしい2019年、ふたりの関係性が〜などと言っている場合ではなかった。わたしはどこかずっと期待してしまっていたのだが。
怒涛の日々のなか、ふたりのラジオがあった。さくまくんにとって、最初の相手があべさんで良かったなと思った。ふたりの最近のエピソードはありますか?というお便りに、あんなに雄弁に語っていたふたりが突然固まって一瞬これが地獄か?となることもあったり、ラブライブ楽曲に何故かふたりして思い入れがあるのもなんだかこっちが恥ずかしくなったりもしたけど、あべさんが選曲したはずのYUIの「サマーソング」が何故かふたりの思い出の曲だったり。何だかいろいろと考えることの多いラジオだった。毎年お互いの誕生日はいっしょに過ごすから「おめでとうメールダービー」に「不参加」扱いになることでおなじみのふたり、2019年のさくまくんの誕生日はいっしょに過ごさなかったらしい。でもさくまくんの誕生日島動画は上げてよ。(根に持つな)
夏頃、再びTVガイドでさくまくんは言った。「阿部ちゃん最近秘密主義すぎる。(プライベートのスケジュールとか)教えてくれてもいいじゃんってことがよくある」
バチゴリに拗ねてんじゃん!!!!!!!!!!!!!!!あべ!!!!!!!!!!!!!代わりにわたしが怒ってしまった。(?)さくまくんは戸惑いながらも寛容なのかな、などと決めつけていた自分をぶん殴りたくなった。というか殴った。は?拗ねてんじゃん。わたしの自担拗ねさせたやつだれ!!?おいコラ!!!結構怒った。もちろんあべさんが悪い訳では無い。さくまくんはやっぱり寂しかったんだなと気付かされたよ、この時。3人に構って構い倒されて、「甘やかしてもらえる」というこれまでに無かった存在とずっとキャイキャイしてたさくまくん。それと同じように、さくまくんはずっとあべさんに構われたがっていた気がする。今は無理でも、いつかまたその日が来るといいなと夢を見ることしかできなかった。ヒットしていたKing Gnuの白日の歌詞がもうとにかくつらかった。「もう戻れないよ昔のようには 煌めいて見えたとしても」「明日へと歩き出さなきゃ 雪が降り頻ろうとも」いまこのタイミングでこれバズる!!!??????やめて!!!!!!!!!!????担降りするオタクが白日を聞いて泣く頃、わたしはあべさくを思って泣いていた(最悪すぎ)。人には人の白日。
そしてグループの勢い止まらぬまま、Snow ManのCDデビューが決まった。ラブライブから知った「アニヲタの佐久間くん」がついにデビューする。あべさくが離されることなくデビュー出来るという事実に素直に嬉しいと思った。その時期の雑誌であべさんは「さくまと距離を置いていた、というのは冗談。心配させちゃってごめんね(超意訳)」と言った。ほ〜〜〜…と思ったりした。約一年前の自分の発言を再掲してしまうほどあべさんの元に拗らせ手紙が届いているのか、はたまた自ら知りに行ったのかはわからないけれど、しっかり覚えているあべさんはなんかちょっとやばくて笑ってしまう。ふたりが納得できるならばそれでいい、わたしはそれを眺めるだけ。静かに白旗を挙げていた。
よく考えると、さくまくんは執拗なまでにあべさんを気にかけていた。気にかけていたという言葉が正しいのか分からないが、あべさんがどんなに壁を張ろうが距離を空けようが、そんなのお構い無しに好き好き好き!!!と尻尾を振っていた。さくまくんは非常に巧妙なアイドルなので(?)、もしかしたらそのインタビューを読んでいない人に何も悟らせないためだったのかもしれない。もしかしたら、だけど。
2019年はどんな年でしたか?増員した年でもデビューが決まった年でもない。わたしには「何も分からんが、自担はとにかくあべが好き、でもわたしが知ってるあべさくは過去になってしまった」ということだけがただ分かった年だった。つべのスカイツリー回のひどさ、柔軟性すらも対極なふたりの金魚すくいが好き。YTFFの裏側動画の最後、あべさんに謎の絡みをするさくまくん。あべさんの発言にすぐ乗っかるさくまくん。見たら分かる、阿部担や。わたしが佐久間担であるということを踏まえた上でも、健気にまとわりつく佐久間くんを見ていたら少しさみしくなった。
年明けて2020年。
……あべさくに何があった?
デビュー日の2020年1月22日に発売されたTVガイド。もうあべさくを語るうえでテレガイという雑誌は無くてはならない存在と化している。ふたりの関係性の推移を毎度毎度聞かされるテレガイ様、本気で頭が上がらない。
久しぶりにシンメトリー+加入組で分かれ、ひとつのマフラーをふたりで巻く、という狂った企画。つかず離れずの距離で微笑む岩本さんと深澤さん。どこか気まずそうに笑う渡辺くんと宮舘くん。次のページを見た。
そこにいたのは、さくまくんの首を絞める勢いでマフラーをぎゅうぎゅうに巻き付けるあべさんと、そんなあべさんに抱きつくさくまくんだった。表情は、久々に見たふたりの満開の笑顔だった。見た瞬間、2019年にたくさん抱えた寂しさが溶けていくのを感じた。ふたりに何か変化があったかどうかなんて、知る由もない。けれど、屈託のない表情で笑い合うふたりのことを心から好きだと思った。さくまくんの横にはあべさんがいて欲しいというエゴが再び芽生えた。
テキストでは「あべちゃん専用のボケがあるから、それを拾ってくれるとうれしい」「さくまは難しい言葉も知ってるから話が合うし、さくまがいたら分かってくれたのにと思う時がある」と言い合う。ライターに描写された文章では、「お互いが描いた似顔絵を褒め合うふたり」と書かれる。こんなにも愛って存在するのか?さくまくんが描いたあべさんの似顔絵は、あべさんのメンバーカラーの緑で髪の毛がかなり個性的で、それを見たほかのメンバーは「佐久間のそれ、メロンみたい」と笑っていた。あべさんは「佐久間すごい上手だよ!」ととても褒めていたらしい。…もう考えるのをやめてもいいか??肯定し合うことしか知らない、まっすぐに互いを大好きなふたり。変わってしまって勝手にさみしかったふたりは、どうやら過去にはなっていなかったみたいだ。というか、わたしはこの人達のことがマジで分からん、ともう匙を投げた。わたしにとって、あべさくという歯車がまた動き出した瞬間だ。どうやったら自分以外の誰かとそんな関係になれるんだろう。どうして互いのことを別人であると知りながら「自分の一部」のような口ぶりで語るのだろう。まだまだまだまだ分からないことしかない。わからないことと言えば、2019年発売のカレンダー(6人の時)からやたらスノーマンさんは関係図みたいなものをよく書かされているのだが、そういう時決まってさくまくんはあべさんのことを「普通の人には理解できない、不思議な存在」という。また、自分の中でひとつのジャンルを設けてそれにメンバーを当てはめるのも好きなさくまくんは、あべさんのことだけそのジャンルと無縁なものであらわす。直近だと7人を楽器でたとえているにも関わらず、あべさんのことは「マンホール」と称していた。…何?最近のさくまくんはどうしても潰したい阿部担TOでもいるのか?というくらいストレートにマウントをとっている。おまえは話の流れが分かっていないのか?急に赤ちゃんになっちゃったのか?というくらい脈略ガン無視でふたりの旅行エピソードを垂れ流す。許せるか?わたしがあべさんの本気愛おたくだったら、さくまくんのソシャゲガチャ運が爆裂に悪くなる術をかけている。最近ほんとにひどい。ツイッターにいたら絶対に近寄りたくない類のおたくだ。落ち着いてください。(そのままでいいよ)…突如壁を建設したあべさんのことがわからない、と思っていたけれど、今年に入ってからはひょっとしてさくまくんの方がわからないしやばい男なのでは…?と思い始めている。ふたり合わせてもわからないが、個々となるとさらにわからない。そういう面も含めてわたしは彼らを「理解」しようとするのをやめた。
そして相手への尊敬を忘れないところもやっぱり好きだ。あべさんが「佐久間といるときの自分はポジティブになれるからけっこう好き」と言うのに対し、さくまくんはというといつもキラッキラの目であべさんを見ている。自分にはない部分が彼にあることが心から誇らしくてしかたない、というように。マジであべさんの隣にいるときのさくまくんを一度見てほしい。見たことない顔で笑っているので。そういうところも含めて、やっぱりさくまくんはあべさんを特別扱いしすぎだなと思う(笑)誰にでも同じ距離感を詰めていくさくまくんの、「特別」が透けて見える瞬間がたまらなく好きでこちらの滾りも激しい。
あとこれ自慢なんですけど(?)待望のデビュー曲には、2番にふたりのユニゾンがあった。ラジオ音源で聞いていた時からもしかして、と期待を寄せていたけれど、いざ背中合わせで「弱さの先にある強さ」と歌う2人を見たら胸がいっぱいで死にそうになる。
Sky's the limitで幸せそうな顔で相手を見つめ、互いに掛け合うふたり(しかも剛健パート)。狂おしいほど好き。Gravityで頭を相手の背中に預け合うふたり。「誰だって強くはない けど弱いわけじゃないんだ」とシンメトリーの位置で離れた位置からも互いの目を見て歌うZIG ZAG LOVE。世界で1番強くてかっこいいLet's get crazyなParty! Party! Party!。死ぬほど甘い降り積もる雪のようなSnow Dream。まだまだ数え切れないくらい、大好きなふたりのパートがある。すごく恵まれたオタクだな自分…とすら思う。
なんか書いているうちにどんどんわからなくなってしまったけれど、やっぱりわたしは「あべさく」という国が大好きで、一生拗らせてしまうなと思った。いま1番こわい存在は1万字インタビューです。阿部維新でも十分息できなくなったのに。あべさくは突如あらわれるひとつの国だ。いくらなんでもふたりにしかわからないことが多すぎるだろ。そして、あべさくはこわい。なんというか、あべさんは「わかるこわさ」なのに対し、さくまくんは「わからないこわさ」だとわたしは思っている。わかるとこわい話と、わからなくてもこわい話。その「こわさ」が果てしないほど強い。だからふたりが同時に画角に収まるパフォーマンスが大好きなのだ。少し掻い摘んでもそのやさしさに触れて笑顔になれてしまうコンビでシンメなのに、踏み入れるとそこには死ぬほど甘くてかわいくて切ないキラキラの地獄がある。ここまでのヤバイ文章を読んでくれたひとには、ぜひこちら側に来てほしい。めちゃくちゃわからなすぎて最高なので。そして、緑とピンクの色彩を見たら反射的に手に入れてしまう地獄人間になろう。なにせ、春は世の中に緑とピンクがおそろしいほど溢れているのだから。

P.S. ダンスクのあべさく対談はいつになったら来ますか。
あとこれ書いてるときこんな記事が掲載されていたようです。ふたりの関係性を示す尺度としてエピソードがいくつか列挙されてるんだけど、にしても初手が「お互いの匂いを嗅いだり」なの普通にやばいだろ。

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いつもありがとうテレビガイド。

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