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コースを学ぼう!-part14-【中京ダート1800m】

こんばんは!限界化競馬Vの碧馬らいむです🍀🐴

ここでは競馬場のコース毎の特徴押さえておきたいポイントについて記載しています!普段何気なく見ているレースも、コース形態や特徴を把握して見ていると面白い部分があったり、レースの振り返りや馬券購入のヒントに繋げられる部分もあります✏️📖
「ここはこんな特徴があるんだ!」と思っていただければ嬉しいです✨


さて、今回はチャンピオンズCの舞台でもある中京ダート1800mについてまとめました✍🏻
過去のデータについても記載していますので、競馬に詳しい方も競馬初心者の方も少しでも参考になれば嬉しいです…!🙏🏻





🟢コースの概要🟢

コースの全体像

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中京ダート1800mは観客席側の急坂途中からスタートし、一周してゴールを迎える中距離コースです。12月にはGIチャンピオンズCが行われます。



🔴押さえておきたいポイント🔴

スタート地点が急坂!
中京ダート1800mは直線の急坂の途中からスタートとなります。急坂からのスタートを苦手としている子もいるため、このコースに出走したことのある子は過去に出遅れていないかの確認をしておきたいです。
また、1コーナーまでの距離が短いこともありスタート後はペースが落ち着きやすいコースで、基本は逃げ・先行馬が有利な舞台となっています。2回急坂を上らなければならないため、パワーが求められるのも押さえておきたいポイントです。


直線距離が410.7mとダートでは2番目に長いコース!
中京競馬場ダートコースの最後の直線は東京競馬場に次ぐ2番目の長さとなっています。
中京はコーナーで加速しづらいコース形態のため直線に向いてから加速する必要があり、直線での末脚が求められるコースです。直線に向いてすぐ急坂もあるため、坂を登りながら加速する能力が求められるコースです。


コーナー角が急なため、外を回して加速すると大きな不利に繋がってしまう!
中京競馬場はコーナー角がきつく、他の競馬場と比べると外を回して加速することが大きな不利に繋がります。
スタート後の1コーナーは先行争いでスピードに乗っていることも多く、ここで先行しようとして外を回されてしまうと無理して脚を使ったのにポジションも取れない…といったケースに陥ってしまったり、3,4コーナーでは下り坂となるため外を回りながら加速しようとすると外に振られてしまい、加速しているのに前との差は縮められない…といった消耗の大きいレースになってしまいます。そのためこのコースでは内をロスなく走ることや、直線に向いてから加速することが好走に繋がります。
ポジションを確保できる先行力や内を器用に立ち回れる器用さ、差し追い込み馬なら馬群や砂被りを嫌がらない揉まれ強さや、空いた内のスペースを狙って一気に加速できる瞬発力が活きるコースです。

過去のチャンピオンズCの映像を見返すと、内を通った子の好走が目立つことが分かります。これはチャンピオンズCに限らず、他のレースでも同様のことが言えるため、このコースで外を回して敗戦→次走巻き返しのパターンもよく見られます。中京のダートは外を回すと大きな不利に繋がる、というのは覚えておきたいポイントです…!

(こちらの動画はJRAの公式YouTubeチャンネルに投稿されている2015年のチャンピオンズCです。このレースの1着サンビスタ、2着ノンコノユメ、3着サウンドトゥルーは3〜4角で最内を追走していました。内有利がよくわかるお手本のようなレースです。)


⭐️2020年の9.10月の中京開催で外を回す不利があったお馬さんの巻き返し実績⭐️
・9/12中京9Rタガノブディーノ3着
→9/27中京7Rで4人気2着

・9/12中京9Rエスシーミホーク6着
→新潟6Rで4人気1着

・9/12中京10Rキッズアガチャー14着
→10/11新潟12Rで4人気1着

・9/12中京11Rリュウノユキナ6着
→9/26中山11Rで5人気2着、10/24京都11Rで8人気2着

・9/12中京11Rブルベアイリーデ7着
→10/11東京10Rで4人気2着

・9/13中京8Rチェーロ9着
→10/17新潟6Rで8人気3着

・9/26中京1Rショウナンバサロ4着
→10/11京都1Rで10人気1着

・9/26中京6Rサンレイファイト7着
→10/17新潟7Rで7人気1着

・9/26中京7Rメイショウハリオ4着
→10/17京都7Rで2人気1着

・10/3中京8Rスズカデレヤ12着
→10/18京都8Rで5人気3着

・10/4中京10Rメイショウマトイ11着
→11/28阪神10Rで13人気1着

・10/4中京10Rマリオ6着
→11/14阪神10Rで11人気3着

・10/4中京12Rオンリーワンスター11着
→11/28阪神8Rで10人気2着

※太字は6人気以下の人気薄での好走

など、人気薄での巻き返しも目立っています。もちろん全馬が巻き返せるわけではありませんが、外を回す不利がありながらも頑張っていた子は注目しておくと馬券的中へのヒントに繋がります。

また、2020/10/3中京8Rでは6人気のウインフォルティスに騎乗していた和田騎手が外枠からインに潜り込み勝利する好騎乗を見せました。この時1人気に推されたタガノビューティーは外を回して3着と敗れてしまい、インを通ることの重要性がよく分かるレースになっています。




📊データ編📊

データは2017年1月〜2022年11月27日(日)の期間に行われた中京ダート1800mの結果を集計しました!✏️
(集計時に単勝40倍を超えるオッズのお馬さんは除外して集計させていただきました。理由は一頭馬券内に絡むだけで回収率の数字に大きな変化が現れ、正確さに欠けると思ったためです。)


🐴枠順別成績🐴


14頭立て以上

頭数に関わらず好走ゾーンは1〜3枠に偏っており、7〜8枠は苦戦傾向にあります。
押さえておきたいポイントで触れたことと重複しますが、中京ダートコースはコーナー角が急なため外を回して加速すると大きな不利に繋がってしまいます。そのため外を回されやすい外枠は不利を受けやすく、多頭数では特に内枠有利・外枠不利が顕著なコースです。
外枠から好走するには上手く内に入れるもしくはスムーズに先行させる、加速をギリギリまで遅らせる、能力自体がメンバーのなかで抜けているなど不利を跳ね除ける必要があるため、人気馬が外枠に入った時は疑うのも一つの戦略です。
しかし、有利な内枠を引いても内を立ち回る能力がなければ好走することはできません。ダートで内を走ることは砂を被るリスクがあるため、砂を被ったり揉まれるのを嫌うタイプの子は走る気を無くしてしまいます。そのため砂被りを苦にしない子や、過去に内枠からでも好走している子に注目です。




🐴脚質別成績🐴


14頭立て以上

頭数に関わらず逃げ先行馬の好走率・回収率が高く基本は前有利なコースです。
中京ダート1800mはスタートが急坂+1コーナーまでの距離が短いため、前半はペースが落ち着く流れになりやすく、最後の直線は長いもののコーナーで外からポジションを押し上げるのが難しいコースのため差しが届きにくく前有利なコースとなっています。
しかしGIチャンピオンズCではメンバーが揃うこともあり、前半のペースが速くなり差し追い込み決着になるケースも見られます。基本は前有利なコースですが、ペースが速くなりそうなメンバーの時は差し追込決着になると読むのも一つの戦略で、特に内を突ける差し馬には要注目です。




🐴種牡馬別成績🐴

勝利数1位はディープインパクト
特に勝率が高く、先行力を持っている子の勝ち切りが目立ちます。
ディープインパクト産駒で押さえておきたいのは以下の二点です。

ディープインパクト産駒の牡馬
【12-3-8-40/63】
勝率19.0% 連対率23.8% 複勝率36.5%
単勝回収率136 複勝回収率91

重〜不良馬場
【4-3-1-11/19】
勝率21.1% 連対率36.8% 複勝率42.1%
単勝回収率347 複勝回収率105

中京ダートは直線に向いてから加速する瞬発力も求められるコースのため、芝で末脚を活かすディープインパクト産駒も好走率が高いのではないでしょうか。
特にスピードが活きる重〜不良馬場では要チェックです…!


同じサンデーサイレンス系では3位のハーツクライにも注目。
こちらで押さえておきたいのは以下の二点です。

牡馬・良馬場
【6-7-3-25/41】
勝率14.6% 連対率31.7% 複勝率39.0%
単勝回収率113 複勝回収率140

牝馬・稍重〜不良馬場
【4-0-4-7/15】
勝率26.7% 連対率26.7% 複勝率53.3%
単勝回収率192 複勝回収率93

ハーツクライ産駒の牡馬はパワーに長けた産駒が多く、湿ったスピードが出る馬場よりもタフな乾いたダートでの好走が目立ちます。反対に牝馬はスピードの出る馬場で好成績を残しているため、牡馬と牝馬で成績に差が出ている点に注目です…!


他、ランキング内で注目しておきたいのは2頭、一頭目はシニスターミニスターです。
シニスターミニスター産駒は先行力や器用さを持つ産駒が多く、代表産駒にはチャンピオンズCを制したテーオーケインズがいます。
押さえておきたいのは以下のポイントです。

初角3番手以内
【10-5-3-20/38】
勝率26.3% 連対率39.5% 複勝率47.4%
単勝回収率240 複勝回収率146

先行してポジションをとって粘るのが産駒の基本スタイル。揉まれるのを嫌う子も多いため、先行できるかどうかが好走に大きく繋がっており、ポジションが取れなかった時は大きく好走率が下がるのが特徴です…!


また一頭ランキング内で注目しておきたいのがダンカークです。
産駒はこのコースで高い好走率と回収率を残しており、要注目の種牡馬です。押さえておきたいのは以下のポイントとなります。

稍重〜不良馬場
【5-4-1-12/22】
勝率22.7% 連対率40.9% 複勝率45.5%
単勝回収率223 複勝回収率97

牝馬・稍重〜不良馬場
【3-1-1-3/8】
勝率37.5% 連対率50.0% 複勝率62.5%
単勝回収率418 複勝回収率157

ダンカーク産駒はこのコースに限らず湿った馬場を得意としている子が多く、特にスピードのある牝馬は馬場が湿ると好成績を残しています。
出走機会は少ないものの、チェックしておきたい種牡馬です…!


ランキング外で注目しておきたいのがヘニーヒューズです。
本馬の注目ポイントは年齢です。

2歳
【1-1-3-2/7】
勝率14.3% 連対率28.6% 複勝率71.4%
単勝回収率182 複勝回収率251

3歳
【7-5-9-32/53】
勝率13.2% 連対率22.6% 連対率39.6%
単勝回収率100 複勝回収率89

4歳
【1-5-1-15/22】
勝率4.5% 連対率27.3% 複勝率31.8%
単勝回収率8 複勝回収率40

5歳〜
【0-3-1-12/16】
勝率0.0% 連対率18.8% 連対率25.0%
単勝回収率0 複勝回収率76

ヘニーヒューズ産駒は完成度が高く、早い時期から活躍する子が多いため2〜3歳戦に強く、年齢を重ねる毎に好走率が下がる傾向にあります。
年によって好走率に差はあるものの、ヘニーヒューズ産駒は若い時期が狙い目、と覚えておきたいです…!


もう一頭ランキング外で注目しておきたいのがパイロです。
このコースでは
【6-1-7-21/35】
勝率17.1% 連対率20.0% 複勝率40.0%
単勝回収率103 複勝回収率96

と、高い好走率と回収率を残しており、以下のポイントでは更に成績が上昇します。

牡馬
【5-1-11-25/42】
勝率11.3% 連対率14.3% 複勝率40.5%
単勝回収率128 複勝回収率111

初角3番手以内
【5-1-6-10/22】
勝率33.3% 連対率40.0% 複勝率60.0%
単勝回収率282 複勝回収率167

先行してポジションをとって粘るのが産駒の基本スタイルで、牡馬の好走が目立っています。
出走機会は多くないものの、人気になる馬も少なく馬券的妙味もある種牡馬です。


🍀注目種牡馬ディープインパクトハーツクライシニスターミニスターダンカークヘニーヒューズパイロ




🐴平均ラップ🐴

参考として古馬1勝クラス東海SチャンピオンズC、そして中京ダート1800mの全レースの平均ラップをグラフにしました。

どのクラスにおいてもスタート後の先行争いで速いラップを刻んだ後、1コーナーに入っていく部分で大きくペースが緩んでいます。
その後向正面に入ると徐々にペースが上がるものの、再びコーナーで減速、そして最後の直線に向く地点(1400〜1600m)で再び加速していることがわかります。このように、コーナー角がきついことから加減速が多いのが特徴のコースで、加減速に対応したりコーナーを上手く立ち回る器用さや、直線に向いてから加速する瞬発力が求められるコースです。
左回り且つ直線の長い東京コースや関西圏の阪神コースは、コーナー角が緩やかなため外から加速し長く脚を使って好走するタイプも目立ちますが、中京ダートでは異なる適性が求められるため、コース替わりによる評価の上げ下げは意識しておきたいポイントです。




🐎人気薄の好走例🐎

これらを踏まえて実際に人気薄の子が穴をあけた例を見ていきましょう。

穴をあけた例①
2022年9月24日(土)
中京1R 2歳未勝利
サグアロ 6人気2着(単勝18.2倍,複勝4.9倍)

前走は離された3着だったものの、勝ち馬は抜けて強かった上にハイペースを先行しての好走でした。
今回は前有利な中京コース替わりに加えて内枠。人気はなかったものの、内をロスなく立ち回り2着に好走しました。

-買い要素-
・内枠
・前走ハイペースを先行
・ヘニーヒューズ産駒



穴をあけた例②
2022年1月23日(日)
中京11R 東海S
スワーヴアラミス 7人気1着(単勝15.7倍,複勝3.1倍)

こちらは先行争いが激化し差しが決まったケース。
スワーヴアラミスの近2走は馬券外に敗れていたものの、どちらも展開が向かなかったり詰まる不利がありました。
今回先行争いが激化したことで差しが届くタフな展開となり、穴をあけました。

-買い要素-
・内枠
・近走不利
・良馬場のハーツクライ産駒



穴をあけた例③
2021年12月19日(日)
中京7R 3歳上1勝クラス
イグナーツ 6人気1着(単勝13.5倍,複勝3.3倍)

近走は馬券外に敗れるレースが続いていましたが、過去にこのクラスでダートで好走した時は不良馬場と稍重馬場で湿ったダートを得意としている子でした。
今回は内寄りの枠を引き、重馬場でのダート戦。逃げ切りで穴をあけました。

-買い要素-
・内寄りの枠
・逃げ先行脚質
・重馬場のディープインパクト産駒




〜まとめ〜

○急坂を2回上るためパワーが求められるコース!直線は長いものの、コーナー角が急で加速しづらいため前で立ち回る先行力や内で立ち回れる器用さ、直線に向いてから加速する瞬発力が大きな武器になるコース!

内枠有利外枠不利なコース!コーナー角が急なため、外を回して加速しようとすると大きなロスに繋がってしまう点に注意!

○スタートが急坂+最初のコーナーまでの距離が短く、コーナー角が急で加速しにくいため、前半のペースは緩みやすく逃げ先行馬が有利なコース!

○注目種牡馬はディープインパクトハーツクライシニスターミニスターダンカークヘニーヒューズパイロ!それぞれ馬場や性別によって特徴がある点に注意!

○コーナーで減速…直線で加速…と加減速が多いコース!ペースの上げ下げに対応できる器用な子や一気に加速できる瞬発力を持つ子に注目!また、他のダート中距離コースとの適性の違いにも注意!





🍀東海Sのポイント🍀

このレースで問われる能力・要素・傾向
直線での速い末脚(瞬発力)と器用さ
逃げ先行有利
内枠有利

です。
まずは過去5年の好走馬をチェックしていきましょう。


2022年(16頭立て・良馬場)
-レースラップ-
12.7-11.3-12.2-12.2-12.6-12.8-12.5-12.5-12.9
前半3F36.2-後半3F37.9(前傾1.7秒)
前半4F48.4-後半4F50.7(前傾2.3秒)
勝ちタイム:1.51.7 ハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着スワーヴアラミス 37.2(1位)10-10-7-8
2着オーヴェルニュ 37.7(5位)4-4-4-2
3着ブルベアイリーデ 37.5(4位)11-11-7-7
4着サンライズホープ 38.0(9位)2-3-3-2
5着カデナ 37.2(1位)14-14-12-11

→逃げ争いが激しくハイペースとなり、差し馬向きの流れになったレース。それでもオーヴェルニュが1人気2着、サンライズホープが2人気4着と人気の先行勢は大崩れせず上位に。


2021年(15頭立て・不良馬場)
-レースラップ-
12.7-10.8-11.8-12.2-11.7-12.1-12.7-12.2-12.9
前半3F35.4-後半3F37.8(前傾2.4秒)
前半4F47.6-後半4F49.9(前傾2.3秒)
勝ちタイム:1.49.2ハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着オーヴェルニュ 37.8(5位)3-3-2-2
2着アナザートゥルース 37.6(4位)5-6-6-6
3着メモリーコウ 37.2(3位)10-9-9-8
4着デュードヴァン 36.7(1位)14-13-13-12
5着グレートタイム 37.8(5位)7-7-7-7

→不良馬場の速いスピードが出る馬場コンディションで行われたレース。高速決着に対応出来るスピードが問われるレースに。


2019年(13頭立て・良馬場)
-レースラップ-
13.0-11.2-12.7-12.3-12.3-12.4-12.4-11.6-11.9
前半3F36.9-後半3F35.9(後傾1.0秒)
前半4F49.2-後半4F48.3(後傾0.9秒)
勝ちタイム:1.49.8 スローペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着インティ 35.9(2位)1-1-1-1
2着チュウワウィザード 35.8(1位)4-4-5-4
3着スマハマ 37.2(8位)2-2-2-2
4着コスモカナディアン 36.8(5位)8-8-7-5
5着アスカノロマン 36.8(5位)9-9-9-9

→良馬場ながらも速い時計が出たレース。スローペースから後半一気に加速する展開となり、瞬発が求められた+前有利展開だったレース。


2018年(16頭立て・良馬場)
-レースラップ-
12.7-11.1-12.9-12.8-12.0-12.2-12.7-12.4-13.0
前半3F36.7-後半3F38.1(前傾1.4秒)
前半4F49.5-後半4F50.3(前傾0.8秒)
勝ちタイム:1.51.8 ややハイペース〜ハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着テイエムジンソク 38.1(5位)1-1-1-1
2着コスモカナディアン 37.9(4位)8-8-4-4
3着モルトベーネ 38.9(10位)3-2-4-5
4着サンマルデューク 37.8(3位)11-11-13-12
5着クインズサターン 37.7(2位)15-15-14-12

→全体のペースは流れたものの、スタート後にペースが緩んで一息入る展開になったこともあり上位3頭は4コーナー5番手以内の先行馬且つ内枠で決着。

※2020年は京都開催のため記載しておりません。


中京ダート1800mはコーナー角がきついことから加速・減速に対応しコーナーを上手く立ち回る器用さや、直線に向いてから加速する瞬発力が求められやすいコースです。
更にこのコースはスタートから最初のコーナーまでの距離も短いため前半のペースが落ち着きやすく、後半の末脚も求められるレースとなっています。過去に小回りコースを内で立ち回る器用さを見せている子や砂被りを苦にしない子、後半に加速するレースで速い上がりを使えている子に注目です。


また、前半のペースが落ち着きやすいことから基本は逃げ先行馬が強いコースです。
過去の傾向を見ると、良馬場×ハイペースのタフなレースになった2022年を除くと勝ち馬は逃げ先行馬から出ています。

初角5番手以内
【3-3-2-15/23】
勝率13.0% 連対率26.1% 複勝率34.8%
単勝回収率39 複勝回収率69

初角6番手以下
【1-1-2-33/37】
勝率2.7% 連対率5.4% 複勝回収率10.8%
単勝回収率42 複勝回収率68


4角5番手以内
【3-3-2-16/24】
勝率12.5% 連対率25.0% 複勝率33.3%
単勝回収率37 複勝回収率91

4角6番手以下
【1-1-2-32/36】
勝率2.8% 連対率5.6% 複勝率11.1%
単勝回収率43 複勝回収率53


基本は前有利なコースであるため、先行力のある子を狙いたいレースです。
ただし、含水率の低い馬場コンディションの時や逃げ馬が複数いるときは、タフな展開となり2022年のように差しが決まることもあるため、出走メンバーの脚質も見た上で判断したい要素です。


また、中京ダートコースはコーナー角が急なため外を回して加速すると大きな不利に繋がってしまいます。そのため外を回されやすい外枠は不利な枠となっており、多頭数では特に内枠有利・外枠不利が顕著になるコースです。

1〜4枠
【3-2-2-21/28】
勝率10.7% 連対率17.9% 複勝率25.0%
単勝回収率66 複勝回収率75

5〜8枠
【1-2-2-27/32】
勝率3.1% 連対率9.4% 複勝率15.6%
単勝回収率19 複勝回収率63


逃げ先行馬の並び順や騎手の技量も問われる要素ですが、外枠の子は外を回されるリスクが高まるためこのコースでは特に意識しておきたいポイントです。




🍀チャンピオンズCのポイント🍀

このレースで問われる能力・要素・傾向
コーナーを上手く立ち回る器用さ
直線で一気に加速する瞬発力
内枠有利
逃げ先行有利

中京ダート1800はスタート地点が上り坂で、最初のコーナーまでの距離も短いため前半のペースが落ち着きやすくスローペースになりやすいため、基本は逃げ先行馬有利なコースです。
また、中京はコーナー角がきつく入り口から出口にかけてコーナーがきつくなるスパライラルカーブを採用しているため、外を回して加速してしまうとより外に振られてしまい大きな不利に繋がってしまいます。そのため馬群や砂被りを苦にせず馬群で器用に立ち回る能力や、直線に向いてから一気に加速する瞬発力が問われるコースです。


このレースもコース傾向通り内枠有利になりやすいのが最初のポイントです。

1〜4枠
【4-1-2-32/39】
勝率10.3% 連対率12.8% 複勝率17.9%
単勝回収率44 複勝回収率42

5〜8枠
【1-4-3-32/40】
勝率2.5% 連対率12.5% 複勝率20.0%
単勝回収率33 複勝回収率106

3着内への好走率では大きな差は出ていませんが、過去5年で勝利した4頭が内枠であり、外枠から好走するには工夫が必要なレースとなっています。
同じ外枠でも5〜6枠はまだ不利の度合いが少なく、特に不利が大きいのが大外の7〜8枠。2021年はカフェファラオが4人気11着、2020年はクリソベリルが1人気4着と8枠から人気を裏切っており、8枠は特に鬼門となっています。

ただ、外枠を引いても乗り方一つで穴馬にもチャンスがあるのがこのコース。2020年はインティが7枠から先行、ポジションを取り切ったことで10人気3着と人気薄で好走。2018年はウェスタールンドが7枠から最内を突いて8人気2着と穴をあけています。

しかし、折角内枠を引いても砂を被ることや揉まれることが苦手な子は力を発揮できません。砂被りを苦にせず内を突ける差し追込馬、スタートが速く1コーナーまでにポジションを取りに行ける馬は外枠でも要注意です。


続いてのポイントは逃げ先行有利です。

初角5番手以内
【3-2-5-18/28】
勝率10.7% 連対率17.9% 複勝率35.7%
単勝回収率34 複勝回収率155

初角6番手以下
【2-3-0-46/51】
勝率3.9% 連対率9.8% 複勝率9.8%
単勝回収率41 複勝回収率30

前走ダート重賞で初角3番手以内
【1-1-4-12/18】
勝率5.6% 連対率11.1% 複勝率33.3%
単勝回収率73 複勝回収率206

中京ダート1800mはスタートが急坂+1コーナーまでの距離が短いためスローペースになりやすく、コーナーで外からポジションを押し上げるのが難しいコースです。これはこのレースでも同様で、特に逃げ先行馬が穴をあけるケースが目立ちます。
2022年はクラウンプライドが4人気2着、ハピが6人気3着。
2021年はアナザートゥルースが14人気3着、2020年はインティが10人気3着と近年は人気薄の先行馬が毎年穴をあけています
ここでは能力的に厳しいと思われ人気を落としているような子が、先行力と立ち回りの上手さを活かして好走するレースであるため、前に行ける先行力を持っている子は人気薄でも要注意です。




以上、中京ダート1800mの特徴についてでした!
今後も気がついた事があれば随時更新していきます!

最後まで読んでくださりありがとうございます、モチベにも繋がりますのでよかったらnoteのフォロースキもよろしくお願いします🍀
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(ジャパンカップの余韻が抜けない)

いつもボクの記事を読んでくださりありがとうございます! これからも根拠のある記事、面白い記事を作成していけるよう努力します!