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産駒が人気薄で活躍中!?新種牡馬マクフィ産駒の特徴について!-part1-

こんばんは!碧馬らいむです🐴🍀

今回はボクが注目している新種牡馬マクフィ産駒についてまとめました!昨年の2歳戦の成績から見えてくる傾向と今後について考察しています📊
ボクが好きな種牡馬でもあるので、最後までご覧いただければ嬉しいです✨
(お馬さんの紹介としてnetkeibaさんのリンクを貼らせていただいています。そちらではプロフィールや過去の戦歴等詳しい情報が記載されておりますので気になる子がいれば是非覗いてみて下さい…!)



🐴マクフィ🐴

【現役時代】

2007年にイギリスで産まれ、3歳時にGI英2000ギニー、ジャックルマロワ賞を制したお馬さん。3歳9月のクイーンエリザベス2世Sを最後に引退、1400m〜1600mで活躍し通算成績は6戦4勝でした。


【種牡馬入り後】

2011年にイギリスで種牡馬入り。初年度産駒からはGI仏2000ギニー、フォレ賞を勝利したメイクビリーヴや、オーストラリアでGIを勝利したマーキーマーク、ソフィアローザなど複数のGI馬が誕生しました。
2016年10月6日に日本軽種馬協会が導入を発表し、2017年から日本での種牡馬生活が始まりました。初年度は142頭に種付けを行い、以降は107頭、105頭、55頭と種付けが行われています。


【産駒成績】

昨年産駒がデビューし現3歳世代が初年度産駒となります。まずは昨年の2歳戦の種牡馬別成績を見ていきましょう。

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マクフィ産駒は12勝をあげて全体のなかでは14位という成績でした。次に新種牡馬のみでの成績を見てみましょう。

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新種牡馬のみのランキングでは4位でした。1位のドゥラメンテと2位のモーリスは30勝をあげ大きく差がついた形となりましたが、出走頭数にも違いがあるため勝利数の差は仕方ない面もあるかと思います。マクフィ産駒はこれまでに62頭が中央で走りそのうち11頭が勝利をあげていますが、成績で注目したいのが複勝回収率です。マクフィ産駒は複勝回収率が100を超えていて、出走回数が100回以上で複勝回収率100以上だったのは全体でもマクフィ、ルーラーシップ、ノヴェリストの3頭だけでした。単勝回収率は63と高い数字ではないため人気薄の2.3着が多いことがわかります。次の項目でマクフィ産駒の好走条件について詳しく見てみましょう。


【マクフィ産駒の狙い目】

以前マクフィ産駒について呟いたものがこちらです。

特に好成績だったのが前走芝→ダートのコース替わりでした。この傾向に変化はあったのか、他ではどんな条件を得意としているのかを詳しく見てみましょう。


🟢芝コース🟢
【6-6-11-68/91】
勝率6.6%  連対率13.2%  複勝率25.3%
単勝回収率69  複勝回収率110

🟤ダートコース🟤
【6-5-9-63/83】
勝率7.2%  連対率13.3%  複勝率24.1%
単勝回収率56  複勝回収率95

芝の複勝回収率は変わらず100を超えています。一方ダートでは、11月8日以降勝ち星がなく100を超えていた単勝回収率は56と大きく下がりました。一方複勝回収率は上昇しており、勝ちきれないものの2.3着には来ていることがわかります。芝・ダート両方で6勝をあげて好走率にも差がないことから、現時点でのマクフィ産駒は芝・ダート問わず好走馬を出す種牡馬といえそうですね。


次に芝とダートのコース替わりでの成績を見てみましょう。

🟢芝→芝🟢
【3-3-7-30/43】
勝率7.0%  連対率14.0%  複勝率30.2%
単勝回収率38  複勝回収率73

🟢芝→ダート🟤
【5-1-3-15/24】
勝率20.8%  連対率25.0%  複勝率37.5%
単勝回収率187  複勝回収率196


🟤ダート→ダート🟤
【0-3-4-31/38】
勝率0.0%  連対率7.9%  複勝率18.4%
単勝回収率0  複勝回収率58

🟤ダート→芝🟢
【1-1-0-7/9】
勝率11.1%  連対率22.2%  複勝率22.2%
単勝回収率304  複勝回収率95

芝→ダート替わりは単勝回収率・複勝回収率が共に200近い数字となっており非常に高い成績です。
ダート→芝替わりは出走回数こそ少ないものの、単勝回収率が300超えと高い数字となっており、複勝回収率も100に近い数字でした。
一方芝→芝、ダート→ダートではどちらも大きく数字を下げています。条件替わりのレースを人気薄で好走→次走人気するも人気以上の走りはできず…といったレースが目立つため、芝・ダートの条件替わりで人気を落としたタイミングがマクフィ産駒を狙う一つのポイントになりそうです。


次に距離別での成績を見てみましょう。

○1000m〜1600m
【10-6-15-84/115】
勝率8.7%  連対率13.9%  複勝率27.0%
単勝回収率71  複勝回収率129

○1600mより長い距離
【2-5-5-47/59】
勝率3.4%  連対率11.9%  複勝率20.3%
単勝回収率46  複勝回収率52

1600mを境に成績に差が見られました。マクフィ自身も1400m〜1600mで活躍したこともあり、産駒にはマイル以下で活躍するスピードが伝わっているようです。


次に好走率が高い競馬場について見てみましょう。

🟢芝コース🟢

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まだ出走機会が少ないため上振れや下振れもあるかと思いますが、芝では福島競馬場・中山競馬場・中京競馬場での好走が目立ちます(函館は出走機会が3回と特に少ないため今回は触れていません)。特に中山競馬場は勝率も高く、芝での6勝のうち3勝が中山競馬場です。この3場には急坂起伏が多くタフなコースという共通点があります。レースを見ているとマクフィ産駒はマイル以下で活躍するスピードパワーを持っているお馬さんが多く、瞬発力が求められる上がり勝負や軽いスピードが求められる高速馬場での決着よりも、パワーが求められる馬場や緩みのない流れが合っている印象です。そのためパワーが求められやすい中山競馬場は特に相性のいいコースといえそうでこれからも好走馬が出てくるのではないでしょうか。阪神競馬場ではまだ好走馬が出ていませんが、阪神1200mや阪神1400mは合うのでは…と思っています。また、東京競馬場と新潟競馬場では2.3着はあるものの勝利はまだありません。直線スピードが求められやすい東京や新潟外回りコースではキレ負けして2.3着になることが多いかも…?と頭に入れてこれからのレースに注目していきたいです(狙うなら東京1400mや新潟1400mが合いそうと思っているのでそこも今後注目してみていきます!)。


🟤ダートコース🟤

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こちらも芝コース同様出走機会が少ないため上振れや下振れもあるかと思いますが、中京競馬場での好成績が目立ちました(函館競馬場は出走機会が2回、新潟競馬場は出走機会が4回しかないため今回は触れていません)。芝コース同様急坂が得意…ということであれば今後は中山競馬場や阪神競馬場での好走率も上がってくる可能性がありそうで注目したいです。また、ダートでは東京競馬場の複勝回収率が100を超えていました。東京競馬場には1300m、1400m、1600mとマクフィ産駒の好走が目立っている距離で行われるレースが多いことが影響しているのかもしれません。また、ダートは1600mを超える距離のレースでも芝ほど成績は悪くないため、今後どのような成績になっていくのか注目していきたいです。



最後にマクフィ産駒が穴を開けた例を見てみましょう。

○キンバ(牡3歳)
2020/12/12 中京ダ1200m 6着(3人気)
2020/11/22 阪神ダ1200m 3着(9人気)
2020/ 9/ 6  札幌芝1200m 14着(8人気)
2020/ 8/15  札幌ダ1000m 4着(4人気)
2020/ 7/12  函館ダ1000m 3着(5人気)
2020/ 7/ 5   函館芝1200m 5着(2人気)
2020/ 6/20 函館芝1200m 3着(10人気)

芝でデビューし10人気3着といきなり穴をあけたお馬さん。この好走で2戦目は2番人気に推されるも5着でした。そして次走はダート替わりのレース、5人気と人気を落としていたものの3着に好走しました。9/6の芝替わりのレースでは14着と大敗してしまいましたが、このレースは大外枠から好スタートを切ったものの、内に先行馬が多く前に行くことができずに敗れたもので度外視できる内容でした。そして次走はダート替わりのレース、ここまでダートのレースに限れば3着と4着の実績がありましたが前走の大敗とダート替わりによる影響か大きく人気を落としていました。結果は9人気で3着と好走し、再び穴をあけました。この子は芝でもダートでも実績がありスタートが上手なので、今後も人気を落としたタイミングで狙ってみたいです…!



ロードシュトローム(牡3歳)
2020/12/13 中山ダ1800m 7着(4人気)
2020/11/21  阪神ダ1800m 4着(7人気)
2020/10/04 中京ダ1800m 1着(7人気)
2020/ 9/21  中京芝1600m 9着(7人気)

デビュー戦は芝で9着と敗れたものの、2戦目のダート替わりのレースで7人気1着と変わり身を見せました。お母さんのオーシュペールはダートで2勝をあげたお馬さんで、ロードシュトロームの適性もダート寄りだったのではないでしょうか。昇級後は2戦とも敗れているものの、11/21はホールシバンが勝ったレース、12/13はラペルーズが勝ったレースでどちらもレベルの高いレースだったため今後もダートでの活躍が期待できるのではないでしょうか。



フクノルッカ(牝3歳)
2020/12/20 中山ダ1200m 2着(3人気)
2020/11/28 東京ダ1400m 2着(10人気)
2020/ 8/  8 札幌芝1200m 7着(9人気)

デビュー戦は芝で7着と敗れたものの、2戦目のダート替わりのレースで10人気2着と変わり身を見せました。お母さんのフクノドリームは芝ダート問わず好走していたお馬さんで、フクノルッカも芝ダート両方に適性があるお馬さんかもしれませんね。



グランツアーテム(牡3歳)
2020/12/13 中山ダ1800m 3着(3人気)
2020/11/ 8  東京ダ1600m 1着(3人気)
2020/ 8/30 新潟芝2000m 5着(6人気)

この子は人気薄での好走ではありませんでしたが、ボクが今1番注目しているマクフィ産駒なので紹介したいと思います。
新馬戦は芝でデビューし5着だったものの、2戦目は東京ダート替わりのレースで3人気1着と変わり身を見せて勝利しました。お母さんのオクシペタルムはダートで勝利をあげているお馬さんで、この子もダートに適性があったのではないでしょうか。この未勝利戦のレース内容が、後方から上がり3F35.4の抜けた末脚を見せ大外一気での勝利でとても印象に残っています。次走の1勝クラスのレースでは3着と敗れてしまいましたが、中山でのレースでした。未勝利勝ちの舞台でもある東京ダートコースならば強いお馬さんなのでは…!と期待している子なので今後も注目していきたいです!(ユニコーンSに出走できたらいいな…!)



【マクフィ産駒の狙い目まとめ】

・芝馬もダート馬もいて、どちらもこなせる万能型もいる!
・芝→ダート替わり、ダート→芝替わりで穴をあけている!ダート替わりは母系にダート実績があるお馬さんやダートに強い血が入っていると良い!
・距離はマイルまでが好成績。ダートなら1800mでも好走している!
・パワーのある産駒が多く、急坂コースと好相性!特に中山競馬場は好成績!


以上、マクフィ産駒についてでした!
ボク自身注目している種牡馬ですので、3歳以降はどんな活躍を見せてくれるのか…これからの活躍にも期待したいです!

最後まで読んでくださりありがとうございます🍀✨









(マクフィって名前の響きが可愛いと思いませんか。ボクは可愛いと思います🐴)


いつもボクの記事を読んでくださりありがとうございます! これからも根拠のある記事、面白い記事を作成していけるよう努力します!