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新種牡馬考察!ドレフォンってどんなお馬さん?

こんばんは、碧馬らいむです🍀✨

GI開催が続き5月末の日本ダービーまで後もう少し…そして6月からは新馬戦が始まります。新たな物語の幕開けが迫ってきていますね🐴
昨年はドゥラメンテやモーリスといった新種牡馬の産駒がデビューしたように、今年もまた新たな種牡馬の産駒が沢山の人の想いを載せてデビューします、どんな走りを見せてくれるのか今からとても楽しみです✨

さて、今回は新種牡馬のなかでボクが特に気になっているドレフォンについてまとめました!
どんな産駒がいるのか、産駒はどのようなレースで活躍しそうか…など今年の2歳馬についても考察していますので、最後までご覧いただけると嬉しいです🌟
(お馬さんの紹介としてnetkeibaさんのリンクを貼らせていただいています。そちらではプロフィールや過去の戦歴等詳しい情報が記載されておりますので気になる子がいれば是非覗いてみて下さい…!)


🐴ドレフォン🐴


【現役時代】

2013年にアメリカで産まれ、3歳時にGIキングズビショップS(ダート1400m)を制しGI初勝利を飾ると、次走ではブリーダーズカップスプリント(ダート1200m)を制しダート短距離チャンピオンに輝きました。
4歳初戦となるビンググロスビーSではスタート直後に落馬競走中止のアクシデントがあったものの怪我はなく、次走のフォアゴーS(ダート1400m)を勝利しGI3連勝を飾ります。次走ではブリーダーズカップスプリントに出走し連覇を狙うものの6着と敗戦、このレースを最後に引退し種牡馬入りとなりました。
通算成績は9戦6勝、ダート短距離GIを3勝する活躍を見せました。



【種牡馬入り後】

社台グループが導入し2017年12月22日に来日、2018年から社台SSにて種牡馬生活がスタートしました。今年度の2歳馬が初年度産駒となります。
初年度は207頭に種付けを行い、以降は204頭、186頭と毎年多くの繁殖牝馬を集めています。



【血統面の考察】

ドレフォンは父ジオポンティ、母父ゴーストザッパーという血統です。
父のジオポンティはストームキャット系で、アメリカの芝1600m〜2200mで活躍しGI7勝を含む12勝をあげた実績馬です。日本で活躍しているストームキャット系の種牡馬はヘニーヒューズヨハネスブルグディスクリートキャットアジアエクスプレスなどがいます。
母父のゴーストザッパーはデピュティミニスター系で、アメリカのダート短距離〜中距離と幅広い距離で活躍しGI4勝を含む9勝をあげた実績馬で、産駒からは複数のGI勝ち馬が出ています。日本で活躍しているデピュティミニスター系の種牡馬はクロフネなどがいます。
先に結論を述べると、ボクは芝ダート兼用・短距離〜マイル早い時期から活躍する子が多く出るのではないかと思っています。血統をもう少し細かく読み解き、特徴を整理してみましょう。


早い時期からの活躍が見込めそう!
ストームキャット系の産駒は早い時期から活躍する子が多く、2歳戦や3歳戦前半に強いのが特徴です。ヘニーヒューズは昨年の2歳ダートリーディングにも輝いた種牡馬で、代表産駒には3歳時にニュージーランドTやユニコーンSを勝利したワイドファラオがいます。他にもストームキャット系の競走馬は朝日杯FSを制したゴスホークケン、デビューから3連勝でフラワーCを制しNHKマイルCでも2着に好走したアルビアーノ、ファルコンSを制し後に高松宮記念を制するミスターメロディなどGIでも活躍する産駒が出ています。


芝もダートもこなせそう!
ドレフォンの父ジオポンティは芝中距離でも活躍していましたが、ドレフォン自身がダート短距離馬であったことや母父の血統背景を考えると産駒もダートや短距離向きなのでは?と感じます。ただ、配合次第で芝向きの産駒が出てくる可能性は十分にあると思っています。
ストームキャット系の種牡馬のなかでもダート向きの産駒が多いヘニーヒューズ産駒ですが、ワイドファラオは芝の重賞も勝利しています。同じくストームキャット系の種牡馬ヨハネスブルグ産駒からはナムラカメタローエイティーンガールなど芝ダート両方での活躍馬が出ています。
昨年新種牡馬としてデビューしたストームキャット系のディスクリートキャット産駒は、芝で2勝をあげたワールドバローズルチェカリーナ、ダートで2勝をあげたスカーレットスカイクリーンスレイトが活躍しており芝ダート・牡馬牝馬を問わない活躍を見せています。
ここまで例にあげた芝の活躍馬は全て母系にサンデーサイレンスの血を持っているという共通点があります。サンデーサイレンスは日本では主流な血統であるように、高い芝適性を持っている種牡馬です。母系にサンデーサイレンスの血を持つ産駒は芝適性を受け継いでる可能性が高く、芝での活躍も見込めるのではないでしょうか。


今年デビューの2歳馬は母父サンデーサイレンス系が多い!
先程の項目で、ドレフォン産駒は芝もダートもこなせそうと述べましたが、母父サンデーサイレンス系の産駒が多いというものその理由の一つです。ドレフォン自身が日本で主流となっている血統を持っていないため種付けしやすいという側面もあると思いますが、特に多いのが母父ディープインパクト産駒で現2歳世代にも多くの産駒がいます。ディープインパクトとストームキャットは相性が良いと言われており、母父ストームキャット系のディープインパクト産駒は日本ダービーを制したキズナを筆頭に、リアルスティールラヴズオンリーユーエイシンヒカリサトノアラジンラキシスダノンキングリーカレンブーケドールなど沢山の活躍馬が出ています。ディープインパクト産駒の牝馬にストームキャット系のドレフォンを配合することで、相性の良さを引き出そうとする狙いもあるのではないでしょうか。短距離〜マイルの活躍馬が多く出てくると思っていますが、配合次第ではある程度距離が持つ産駒も出てくるかもしれません…!



【気になる産駒】

エルバリオ 牡2(インナーアージの2019)
母父ディープインパクトのドレフォン産駒です!
母インナーアージは現役時代に4勝をあげ、2015年にオークス・秋華賞を制したミッキークイーンの全姉にあたるお馬さんです。エルバリオの2つ上の姉アージオンは未勝利馬ですが、1つ上の姉インナリオは3戦目で初勝利をあげています。既にゲート試験にも合格しているため早い時期からの活躍に期待しています…!
(馬名の由来は、母の馬名でもあるジャズアルバム『インナー・アージ』の3曲目より。この子は3番目に産まれた子で、由来も含め個人的にとても気に入ってる名前です!)



アドマイヤセプターの2019 牡2
セレクトセールにて2億5000万円で落札されたドレフォン産駒です!
母アドマイヤセプターはドゥラメンテの全姉で、アドマイヤグルーヴ〜エアグルーヴ〜ダイナカールと繋がる牝系の良血馬です。母父キングカメハメハ、母母父サンデーサイレンスという血統で芝での活躍も見込めそうですし、どのような活躍を見せるのか楽しみです…!



プレストバローズ 牡2(フェアリーダンスの2019)
母父アグネスタキオンのドレフォン産駒です!
ストームキャット系×アグネスタキオンはワイドファラオやエイティーンガールなど芝での活躍馬も出ている配合です。姉にフェアリーポルカ、兄にココロノトウダイがいる血統で、活躍馬が多い牝系ですのでドレフォン産駒のなかでも特に期待している一頭です…!



ジェネラルウィル 牝2(リーチコンセンサスの2019)
クロノジェネシスやノームコアの近親にあたるドレフォン産駒です!
一つ上の兄フルヴォートは同じストームキャット系のヘニーヒューズ産駒で、ダートで2勝をあげる活躍を見せています。兄同様ダート向きなのかそれとも芝向きなのか…6月のデビューを予定しているとのことですので早い時期からの活躍にも期待です…!



ハイアムズビーチ 牝2(ユキチャンの2019)
白毛のドレフォン産駒です!
母は白毛のユキチャンで、近親には無敗で阪神JF、桜花賞を制したソダシや重賞3勝をあげているメイケイエールがいます。6月にデビュー予定で、もしかすると2年連続白毛馬の活躍が見られるかも…!?と期待しています!母系にサンデーサイレンスは入っているものの母父クロフネでユキチャン自身もダートで活躍した子ですので、芝とダートどちらが得意かはまだわかりませんがとても気になる一頭です…!



以上、今回はドレフォン産駒についてでした!
とても気になっている種牡馬ですので、デビューする子達がどのような走りを見せてくれるのかとても楽しみです!

最後まで読んでくださりありがとうございます🍀✨









(ドレフォンって名前の響き好きです)


いつもボクの記事を読んでくださりありがとうございます! これからも根拠のある記事、面白い記事を作成していけるよう努力します!