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【有馬記念】出走馬を褒めまくる全頭診断!

こんばんは!限界化競馬Vの碧馬らいむです🍀🐴

今回は今週日曜日に行われるGIレース、有馬記念の出走馬を全頭診断していきます!
ボクの全頭診断は出走馬のいいところ、凄いところを褒めまくっていきます!

各馬の紹介から真面目な考察まで記載していますので、少しでも参考になると嬉しいです✨


-有馬記念のおさらい-

有馬記念ってどんなレース?

有馬記念についてはこちらの記事をご覧をください!



有馬記念のコース、中山は芝2500mについて

中山芝2500mはスタート後すぐコーナーとなり、直線の急坂〜1コーナーにかけて上り坂となるため前半のペースは落ち着きやすく、後半にかけて徐々に加速していく流れになりやすいコースです。
そのため最後までバテずに長く脚を使える持続力やコーナーで加速する器用さが問われやすく、急坂を2度上るタフなコースでもあるためパワースタミナといったタフな要素が求められるコースです。

(詳細はこちらの記事にて解説していますので、よかったら覗いてみてください!)




-出走予定馬(50音順)-

アカイイト

-プロフィール-
戦績:26戦5勝(主な実績…21'エリザベス女王杯1着など)
性齢:牝5
父:キズナ
母:ウアジェト
母父:シンボリクリスエス
騎手:幸 英明 騎手
馬名の意味:赤い糸(父名より連想)

-褒めポイント-
・レース後半の追い上げが凄い!
・スタミナが問われるタフなレースに強い!
・昨年はGIエリザベス女王杯を10人気の人気薄で勝利、凄い!
・名前が可愛くて素敵!


-考察-
本馬の特徴は、後半各馬が失速するようなタフなレースでもしっかり末脚を使って追い込んでこれることです。
得意条件が重なった昨年のエリザベス女王杯と、合わないレースだった今年のヴィクトリアマイルを比較してみましょう。

7走前:エリザベス女王杯(阪神芝2200m,16頭立て)
-レースラップ-

12.2-10.7-11.2-12.5-12.4-12.3-12.1-12.2-12.2-11.8-12.5
前半3F34.1-後半3F36.5(前傾2.4秒)
前半4F46.6-後半4F48.7(前傾2.1秒)
勝ちタイム:2.12.1 ハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着アカイイト 35.7(1位)13-13-13-7
2着ステラリア 36.1(3位)7-8-8-9
3着クラヴェル 36.1(3位)14-14-13-12
→ハイペースとなり、上がりのかかるタフな消耗戦となったレース。
アカイイトは後方からレースを進めると、レース後半で末脚を発揮し後続に着差をつけて勝利しました。


3走前:ヴィクトリアマイル(東京芝1600m,18頭立て)
-レースラップ-

12.5-10.8-11.4-11.6-11.7-11.1-11.3-11.8
前半3F34.7-後半3F34.2(後傾0.5秒)
前半4F46.3-後半4F45.9(後傾0.4秒)
勝ちタイム:1.32.2 ややスローペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ソダシ 33.4(6位)4-4
2着ファインルージュ 33.4(6位)6-6
3着レシステンシア 34.1(15位)2-2

8着アカイイト 33.1(4位)14-14
→スローペースで直線の末脚勝負となったレース。
アカイイトは後方からレースを運んだものの、1600mのスピード勝負では分が悪く展開にも恵まれませんでした。


スタートが速いタイプではないため、基本的に後方からのレーススタイル。その分ハイペースのレースや雨が降って馬場が重くなったタフなレースでもしっかり末脚を発揮しており、スタミナが問われる条件でも堅実に追い込んできます。凄い!
その反面スローペースから速い末脚が求められるスピード勝負になると分が悪いため、エリザベス女王杯のようにペースが流れて上がりがかかるかどうかがポイント。タフなコースはこなせるため舞台適性は感じる一頭です。
また、昨年はこのレースで7着。牝馬限定戦→牡馬混合戦とレースレベル自体も上がるため、前にいる強力な逃げ先行馬を差し切れるかがポイントになりそうです…!




アリストテレス

-プロフィール-
戦績:18戦4勝(主な実績…21'AJCC1着、20'菊花賞2着など)
性齢:牡5
父:エピファネイア
母:ブルーダイアモンド
母父:ディープインパクト
騎手:武 豊 騎手
馬名の意味:人名より

-褒めポイント-
・簡単にはバテず、最後まで長く脚を使える!
・スタミナが問われるレースや早めにペースアップするレースに強い!
・昨年はこのレースで6着、ギリギリ掲示板には届かなかったけどメンバーも豪華だったし凄い!
・3歳時にはGI2着の実績あり!


-考察-
本馬の特徴は、早めにペースアップするレースでも簡単にはバテずに最後まで末脚を使えることで、タフなレースにも対応できることです。
得意条件が重なった昨年の京都大賞典と、合わないレースだった今年の京都大賞典を比較してみましょう。

5走前:京都大賞典(阪神芝2400m,14頭立て)
-レースラップ-

12.7-11.9-12.6-12.5-11.9-11.5-11.5-11.8-11.7-11.6-11.8-13.0
前半3F37.2-後半3F36.4(後傾0.8秒)
前半4F49.7-後半4F48.1(後傾1.6秒)
勝ちタイム:2.24.5 ややスローペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着マカヒキ 35.9(2位)8-8-7-7
2着アリストテレス 36.1(4位)5-4-5-4
3着キセキ 36.4(7位)2-3-3-3
→前半はスローペースだったものの中盤の速いタイミングからペースアップし、最後は大きく失速するタフな持続力勝負になったレース。
アリストテレスは持続力を活かして2着に好走しました。


前走:京都大賞典(阪神芝2400m,14頭立て)
-レースラップ-

12.1-11.2-12.5-12.6-12.3-12.8-12.6-12.4-11.9-11.3-10.9-11.7
前半3F35.8-後半3F33.9(後傾1.9秒)
前半4F48.4-後半4F45.8(後傾2.6秒)
勝ちタイム:2.24.3 スローペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ヴェラアズール 33.2(1位)10-10-11-10
2着ボッケリーニ 33.8(3位)5-5-6-7
3着ウインマイティー 34.0(5位)7-7-8-7

11着アリストテレス 34.9(11位)5-5-4-4
→スローペースで直線の末脚勝負となったレース。
アリストテレスは前目のポジションからレースを運んだものの、後半で一気に加速する流れとなり本馬の強みである持続力を活かせないレース展開でした。


早めにペースアップする持続力に勝負に強く、昨年はこのレースで9人気6着と人気以上の走りを見せており、3000m以上の長距離GIでは2戦して掲示板外がないなど豊富なスタミナを備えています。凄い!
一方スローペースから速い末脚が求められる流れになると分が悪く、行きたがる気性の子でもあるため、ある程度ペースが流れた上で早めにペースアップする展開になるかがポイント。このレースへの適性は既に証明しているため、GIを勝利している強豪馬相手にどこまでやれるかがポイントになりそうです…!




イクイノックス

-プロフィール-
戦績:5戦3勝(主な実績…22'天皇賞秋1着、22'日本ダービー2着など)
性齢:牡3
父:キタサンブラック
母:シャトーブランシュ
母父:キングヘイロー
騎手:C.ルメール 騎手
馬名の意味:昼と夜の長さがほぼ等しくなる時

-褒めポイント-
・レース終盤の追い上げがめちゃめちゃ凄い!現役馬のなかでもトップレベル!
・現3歳世代でもトップレベルの実績!
・前走は強力な先輩馬を相手に勝利!
・未だに2着より下の着順なし、安定感抜群!


-考察-
本馬の特徴は、レース後半のトップスピードが凄まじいことです。一気に加速する瞬発力、そしてそのスピードを維持する持続力が高いレベルで備わっており、毎回終盤で物凄い追い上げを見せています。
前走の天皇賞秋、2走前の日本ダービー、そして中山で行われた3走前の皐月賞を振り返ってみましょう。

前走:天皇賞秋(東京芝2000m,15頭立て)
-レースラップ-

12.6-10.9-11.2-11.3-11.4-11.6-11.8-11.6-12.4-12.7
前半3F34.7-後半3F36.7(前傾2.0秒)
前半4F46.0-後半4F48.5(前傾2.5秒)
勝ちタイム:1.57.5 ハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着イクイノックス 32.7(1位)10-10-9
2着パンサラッサ 36.8(15位)1-1-1
3着ダノンベルーガ 32.8(2位)11-11-11
→パンサラッサの大逃げによりハイペースになったものの、2番手以下は大きく離れており実質スローペースからの末脚勝負となったレース。
イクイノックスは後半3F32.7の脅威的な末脚を見せて差し切り勝利。レース後半の末脚勝負では現役トップクラスの能力を示した一戦でした。


2走前:日本ダービー(東京芝2400m,18頭立て)
-レースラップ-

12.5-10.8-11.8-12.0-11.8-11.7-12.3-12.0-11.8-11.5-11.7-12.0
前半3F35.1-後半3F35.2(前傾0.1秒)
前半4F47.1-後半4F47.0(後傾0.1秒)
勝ちタイム:2.21.9 平均ペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ドウデュース 33.7(2位)13-14-14-14
2着イクイノックス 33.6(1位)16-16-16-14
3着アスクビクターモア 35.3(8位)2-2-2-2
→平均ペースで流れたレースで、後半もラスト4F目から早めにペースアップし軽い馬場の東京コースに対応するスピードと総合力が問われたレース。
イクイノックスは敗れはしたものの、後方から上がり最速の末脚を見せて2着に好走しました。


3走前:皐月賞(中山芝2000m,18頭立て)
-レースラップ-

12.6-11.0-11.6-12.2-12.8-12.3-12.3-12.0-11.4-11.5
前半3F35.2-後半3F34.9(後傾0.3秒)
前半4F47.4-後半4F47.2(後傾0.2秒)
勝ちタイム:1.59.7 平均ペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ジオグリフ 34.3(4位)5-5-6-3
2着イクイノックス 34.6(8位)7-5-4-3
3着ドウデュース 33.8(1位)15-15-16-14
→平均ペースで流れたレースも、レース後半のペースアップが遅く後半の末脚やコーナーで加速する器用さが問われたレース。
イクイノックスは中団から早めに動いて2着に好走しました。


レース前半は無理せず中団〜後方で脚を溜めて、レース後半で末脚を発揮するタイプの子。
スローペースから速い末脚が求められるレースには滅法強く、現役トップクラスの能力を持っています。過去のレースは何度見ても凄いしカッコいい!
一方今回の有馬記念のような、スタミナやパワーといったタフな要素が強く問われる小回りコースは初となり、早めにペースアップし後半大きく失速する流れとなった時にどんなレースを見せてくれるかは未知の部分でもあるため、このコースでどれほどのパフォーマンスを発揮できるかがポイントです…!




イズジョーノキセキ

-プロフィール-
戦績:22戦5勝(主な実績…22'府中牝馬S1着など)
性齢:牝5
父:エピファネイア
母:キングダンサー
母父:キングカメハメハ
騎手:岩田 康誠 騎手
馬名の意味:馬主名より+人名より+奇跡

-褒めポイント-
・レース後半の追い上げが凄い!
・追い込む競馬だけでなく、前でレースをすることができる自在性を持ってる!
・2走前は12人気の低評価を覆して勝利、凄い!
・他にも重賞レースでは10人気4着、12人気5着と強敵相手に人気以上の走りを見せている!


-考察-
本馬の特徴は、自在性が高いことです。スローペースでは先行して速い末脚を使ったり、ハイペースでは控えて末脚を活かす競馬が出来ています。自在性が活きた今年の府中牝馬Sと、力を出しきれなかった前走のエリザベス女王杯を振り返ってみましょう。

2走前:府中牝馬S(東京芝1800m,15頭立て)
-レースラップ-

12.6-10.7-11.1-11.7-11.8-11.9-11.5-11.4-11.8
前半3F34.4-後半3F34.7(前傾0.3秒)
前半4F46.1-後半4F46.6(前傾0.5秒)
勝ちタイム:1.44.5 平均ペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着イズジョーノキセキ 33.3(1位)9-11-12
2着ソダシ 33.8(3位)3-5-5
3着アンドヴァラナウト 33.8(3位)6-9-9
→平均ペース×綺麗な高速馬場で行われたことで、速いスピードを持続し続ける能力も問われたレース。
イズジョーノキセキは内で上手く立ち回って差し切り勝利、本馬の自在性と鞍上の好騎乗が重なったレースでした。凄い!お見事です!


前走:エリザベス女王杯(阪神芝2200m,18頭立て)
-レースラップ-

12.6-10.9-11.8-12.6-12.4-12.3-12.2-11.8-11.9-12.3-12.2
前半3F35.3-後半3F36.4(前傾1.1秒)
前半4F47.9-後半4F48.2(前傾0.3秒)
勝ちタイム:2.13.0ややハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ジェラルディーナ 35.4(1位)11-12-11-9
2着ウインマリリン 36.1(4位)6-6-5-2
3着ライラック 35.5(2位)16-17-14-13

10着イズジョーノキセキ 36.7(9位)11-12-13-13
→雨で馬場が重くなりペースも速くなったことで、外を通った差し馬が恵まれたタフなレース。
イズジョーノキセキは後方で脚を溜めていたものの伸びきれず、重馬場の2200mは長かったとのコメントあり。


自在性があり速い末脚を使えるため、様々な競馬に対応可能で好走ゾーンが広く安定感があるタイプの子。過去に掲示板を外したことは殆どない!凄い!
しかし前走のエリザベス女王杯では、レース後のコメントからも雨で馬場が重くなりタフな条件になったことでパフォーマンスを落としてしまった様子。
今回の有馬記念もスタミナやパワーといったタフな要素が求められる舞台であるため、スタミナのロスを極限まで抑えて対応出来るかが鍵になりそうです…!




ウインマイティー

-プロフィール-
戦績:17戦4勝(主な実績…22'マーメイドS1着、20'オークス3着など)
性齢:牝5
父:ゴールドシップ
母:アオバコリン
母父:カコイーシーズ
騎手:和田 竜二 騎手
馬名の意味:冠名+強大な

-褒めポイント-
・先行して前で立ち回る競馬ができる!
・早めにペースアップするレースに強い!
・レース中のトラウマを乗り越え重賞勝利!凄い!
・過去にはGIで好走したこともある!


-考察-
本馬の特徴は、スローペースを先行して前目のポジションを確保した後、早めにペースアップするレースでバテずに走り切る持続力を活かす競馬が得意であることです。
得意条件が重なった今年のマーメイドSと、合わないレースだった今年のエリザベス女王杯を比較してみましょう。

3走前:マーメイドS(阪神芝2000m,16頭立て)
-レースラップ-

12.3-10.9-12.5-12.0-11.7-12.0-11.8-11.6-11.7-11.8
前半3F35.7-後半3F35.1(後傾0.6秒)
前半4F47.7-後半4F46.9(後傾0.8秒)
勝ちタイム:1.58.3 ややスローペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ウインマイティー 34.9(3位)3-3-3-3
2着マリアエレーナ 35.0(4位)5-5-5-5
3着ソフトフルート 34.7(2位)14-14-11-8
→前半はペースが緩みスローペース、後半は早めにペースが上がり最後までバテずに走り切る持続力が求められたレース。
ウインマイティーは先行して内を立ち回る器用なレースで勝利しました。


前走:エリザベス女王杯(阪神芝2200m,18頭立て)
-レースラップ-

12.6-10.9-11.8-12.6-12.4-12.3-12.2-11.8-11.9-12.3-12.2
前半3F35.3-後半3F36.4(前傾1.1秒)
前半4F47.9-後半4F48.2(前傾0.3秒)
勝ちタイム:2.13.0ややハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ジェラルディーナ 35.4(1位)11-12-11-9
2着ウインマリリン 36.1(4位)6-6-5-2
3着ライラック 35.5(2位)16-17-14-13

16着ウインマイティー 38.8(16位)3-3-3-2
→雨で馬場が重くなりペースも速くなったことで、外を通った差し馬が恵まれたタフなレース。
ウインマイティーは速い流れを先行したため前半の消耗度が大きく、いつもの粘り強さを発揮することができませんでした。


後方からの末脚勝負では分が悪いため、無理せず先行しポジション利と立ち回りの上手さも活かしたレースが好走パターン。
そのため2走前の京都大賞典は決して得意ではない流れのなか、牡馬相手に3着と好走しており力をつけていることを証明したレースでした。凄い!立ち直るまで時間はかかったけどトラウマも克服してえらい!!
前走のエリザベス女王杯は展開も厳しかったため、今回は前半の消耗をいかに抑えながら好位置を確保するかが鍵になりそうです…!




ヴェラアズール

-プロフィール-
戦績:22戦6勝(主な実績…22'ジャパンカップ1着、22'京都大賞典1着など)
性齢:牡5
父:エイシンフラッシュ
母:ヴァラブランカ
母父:クロフネ
騎手:松山 弘平 騎手
馬名の意味:青い帆(スペイン語)、母名より連想

-褒めポイント-
・レース後半の追い上げが凄い!
・加速力が凄い!
・芝のレースでは3着より下の着順に敗れたことなし!
・今年に入って覚醒!凄い!!


-考察-
本馬の特徴は、一気に加速する瞬発力とトップスピードに長けており、更にコーナーでの加速や馬群をつく競馬ができる器用さを備えていることです。今年のジャパンカップと、このコースで走ったサンシャインSを見てみましょう。

前走:ジャパンカップ(東京芝2400m,18頭立て)
-レースラップ-

12.8-11.2-12.3-12.5-12.3-12.2-12.4-12.1-11.7-11.4-11.3-11.5
前半3F36.3-後半3F34.2(後傾2.1秒)
前半4F48.8-後半4F45.9(後傾2.9秒)
勝ちタイム:2.23.7 スローペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ヴェラアズール 33.7(1位)11-9-10-10
2着シャフリヤール 33.7(1位)12-14-14-12
3着ヴェルトライゼンデ 34.0(4位)5-5-5-4
→スローペースとなり、後半の末脚勝負となったレース。
ヴェラアズールは後方内でロスなく立ち回ると、最後の直線で一気に加速する瞬発力を発揮し、馬群を割って突き抜け勝利しました。


5走前:サンシャインS(中山芝2500m,13頭立て)
-レースラップ-

7.3-11.0-11.5-11.4-12.1-12.8-12.3-12.8-13.0-13.1-12.4-11.5-11.6
前半3F約35.5-後半3F35.5(前後傾なし)
前半4F約47.3-後半4F48.6(前傾1.3秒)
勝ちタイム:2.32.8 平均〜ややハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着パラダイスリーフ 34.5(2位)3-3-3-2
2着ブレークアップ 35.0(3位)2-2-2-1
3着ヴェラアズール 34.0(1位)12-12-12-7
→逃げ馬が後ろを離して逃げていたため、実質スローペースから後半の末脚勝負となったレース。
ヴェラアズールは後方からレースを運び差し切れなかったものの、前有利な展開のなか唯一上位まで追い込んできており、コーナーで加速する器用さも見せたレースでした。


後方から末脚にかけるレーススタイルで三連勝。芝に転向後は未だに3着以内を外していない抜群の安定感を持っています。一気にGIまで制するなんてめちゃめちゃ凄い!
過去にこのコースに出走したサンシャインSでは3着に敗れているものの、前有利な流れで展開が向かなかったもので、この時は大外を回される不利もあり実際の着順以上に強い内容でした。
コーナーで加速する器用さも過去に見せており、一気に加速する瞬発力に長け馬群も割れるタイプであるため、内でロスなく運び上手く馬群を捌いて伸びて来られるかがポイントとなりそうです…!




エフフォーリア

-プロフィール-
戦績:9戦6勝(主な実績…21'有馬記念1着、21'天皇賞秋1着など)
性齢:牡4
父:エピファネイア
母:ケイティーズハート
母父:ハーツクライ
騎手:横山 武史 騎手
馬名の意味:強い幸福感(ギリシャ語)、母名より連想

-褒めポイント-
・レース後半の末脚が凄い!
・基本は後ろからの競馬も、ペースが遅ければ前での競馬もできる!
・タフな条件をこなすスタミナを持っている!
・昨年の有馬記念の勝ち馬!今年は連覇に挑む、凄い!


-考察-
本馬の特徴は一気に加速する瞬発力とトップスピードに長け、更にタフなコースをこなすスタミナも兼ね備ており、前半はスローペースで無理せず脚を溜め後半の末脚勝負で高いパフォーマンスを発揮することです。
得意条件が重なった昨年の有馬記念と、合わないレースだった今年の大阪杯を比較してみましょう。

3走前:有馬記念(中山芝2500m,16頭立て)
-レースラップ-

6.9-11.3-11.6-11.5-11.9-12.5-12.6-12.2-12.4-12.4-12.2-12.0-12.5
前半3F約35.6-後半3F36.7(前傾1.1秒)
前半4F約47.3-後半4F49.1(前傾1.8秒)
勝ちタイム:2.32.0 ハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着エフフォーリア 35.9(1位)9-9-8-5
2着ディープボンド 36.1(4位)5-6-6-5
3着クロノジェネシス 36.0(3位)7-7-8-8
→ハイペースの逃げを得意とするパンサラッサが後ろを離して逃げたことでハイペースとなったレース。
エフフォーリアはいつもより後ろのポジションを選択すると、前半は無理せず脚を溜めるとレース後半で徐々にポジションを上げ勝利しました。


2走前:大阪杯(阪神芝2000m,16頭立て)
-レースラップ-

12.3-10.3-12.0-12.2-12.0-12.1-11.7-11.5-11.8-12.5
前半3F34.6-後半3F35.8(前傾1.2秒)
前半4F46.8-後半4F47.5(前傾0.7秒)
勝ちタイム:1.58.4 ややハイペース〜ハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ポタジェ 35.3(4位)5-5-5-4
2着レイパパレ 35.6(10位)3-3-3-3
3着アリーヴォ 35.0(1位)12-10-9-6

9着エフフォーリア 35.5(8位)9-8-8-10
→ハイペースとなり、速いスピードを持続する能力が問われたレース。
エフフォーリアは促しながらの追走でレースについていくのでいっぱいになってしまい、脚を溜めることが出来ずいつもの末脚を発揮することが出来ませんでした。


好走時は道中のスピードが求められず、スローペースでレースを運びじっくり脚を溜められた時に末脚を発揮しています。
前走の宝塚記念、2走前の大阪杯は終始ペースが速かったことに加え、経験のない遠征競馬の影響もあってかパフォーマンスを落としてしまいましたが、本馬は昨年の有馬記念勝ち馬です。
タフなこのコースへの適性は証明済みで、昨年最強を証明したこの舞台で復活することが出来るのか、脚を溜めて末脚を発揮することが出来るのかがポイントになりそうです…!




ジェラルディーナ

-プロフィール-
戦績:16戦6勝(主な実績…22'エリザベス女王杯1着、22'オールカマー1着など)
性齢:牝4
父:モーリス
母:ジェンティルドンナ
母父:ディープインパクト
騎手:C.デムーロ 騎手
馬名の意味:女性名より

-褒めポイント-
・レース後半の追い上げが凄く安定感あり!
・バテずに末脚を伸ばすことができ、タフなレースにも強い!
・2連勝でGIを勝利、良血馬が覚醒!
・お母さんは有馬記念を勝利した名馬!


-考察-
本馬の特徴は、ペースや舞台を問わず後半で安定して速い末脚が使えること。ただ、特に高いパフォーマンスを見せているのはスタミナやパワーがといったタフな要素が求められるレースや、早めにペースが上がり最後までバテずに走り切る持続力が問われるレースです。
得意条件となった今年のエリザベス女王杯と、合わないレースだった昨年のチャレンジCを比較してみましょう。

前走:エリザベス女王杯(阪神芝2200m,18頭立て)
-レースラップ-

12.6-10.9-11.8-12.6-12.4-12.3-12.2-11.8-11.9-12.3-12.2
前半3F35.3-後半3F36.4(前傾1.1秒)
前半4F47.9-後半4F48.2(前傾0.3秒)
勝ちタイム:2.13.0ややハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ジェラルディーナ 35.4(1位)11-12-11-9
2着ウインマリリン 36.1(4位)6-6-5-2
3着ライラック 35.5(2位)16-17-14-13
→雨で馬場が重くなりペースも速くなったことで、外を通った差し馬が恵まれたレース。
ジェラルディーナは後方外から上がり最速の末脚を使って差し切り勝利。


7走前:チャレンジC(阪神芝2000m,11頭立て)
-レースラップ-

13.3-11.9-13.0-12.5-12.2-12.4-11.7-11.6-10.8-11.6
前半3F38.2-後半3F34.0(後傾4.2秒)
前半4F50.7-後半4F45.7(後傾5.0秒)
勝ちタイム:2.01.0 スローペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ソーヴァリアント 33.9(1位)1-2-2-2
2着ヒートオンビート 34.0(4位)5-5-6-6
3着ペルシアンナイト 33.9(1位)7-7-8-8
4着ジェラルディーナ 34.1(5位)6-6-8-8
→極端なスローペースとなり、後半の末脚勝負となったレース。
ジェラルディーナも速い脚は使えているものの、バテずに長く脚を使える持続力を活かしたいタイプなだけに、一気に加速する瞬発力が強く求められたここでは追い込みきれないレースになってしまいました。


後方から徐々にスピードを上げ、バテずに長く脚を使える持続力を活かす競馬が得意で早めにペースが上がるレースでは特に安定しています。毎回上がり3Fが凄い!
中山コースは距離こそ違うものの、2走前のオールカマーで結果を出しており、有馬記念は極端なスローペースになることは少なく舞台適性を感じる一頭です。
近走は展開面に恵まれた部分は確かにありますが、デビューから着実に馬体も増やし力をつけているため、今回のメンバーを相手に通用するかどうかの見極めがポイントになりそうです…!




ジャスティンパレス

-プロフィール-
戦績:7戦3勝(主な実績…22'神戸新聞杯1着、22'菊花賞3着など)
性齢:牡3
父:ディープインパクト
母:パレスルーマー
母父:Royal Anthem
騎手:T.マーカンド 騎手
馬名の意味:冠名+母名の一部

-褒めポイント-
・スタミナやパワーが問われるタフなレースに強い!
・先行力と器用さを兼ね備えており、立ち回りが上手!
・GIでも接戦のレースが出来ている!強い!
・秋になって課題を克服、成長している!えらい!


-考察-
本馬の特徴は、スタミナやパワーが問われるタフな条件でパフォーマンスを大きく上げていること。
得意条件のレースだった今年の菊花賞と、合わないレースだった今年の日本ダービーを比較してみましょう。

前走:菊花賞(阪神芝3000m,18頭立て)
-レースラップ-

12.3-10.9-11.7-11.9-11.9-12.1-12.6-13.3-12.6-12.1-12.1-11.9-11.9-12.2-12.9
前半3F34.9-後半3F37.0(前傾2.1秒)
前半4F46.8-後半4F48.9(前傾2.1秒)
勝ちタイム:3.02.4 ハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着アスクビクターモア 36.9(4位)2-2-2-1
2着ボルドグフーシュ 36.3(1位)12-13-10-4
3着ジャスティンパレス 36.5(2位)8-6-6-4
→中盤はペースが緩んだものの、前半のペースが速く後半のペースアップ地点も早かったため、バテずに走り切る持続力とスタミナが強く問われたタフなレース。
ジャスティンパレスは大外枠から上手く内に潜り込み、立ち回りの上手さを活かして僅差の3着に好走しました。


3走前:日本ダービー(東京芝2400m,18頭立て)
-レースラップ-

12.5-10.8-11.8-12.0-11.8-11.7-12.3-12.0-11.8-11.5-11.7-12.0
前半3F35.1-後半3F35.2(前傾0.1秒)
前半4F47.1-後半4F47.0(後傾0.1秒)
勝ちタイム:2.21.9 平均ペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ドウデュース 33.7(2位)13-14-14-14
2着イクイノックス 33.6(1位)16-16-16-14
3着アスクビクターモア 35.3(8位)2-2-2-2

9着ジャスティンパレス 35.4(9位)6-8-8-8
→平均ペースで流れたレースで、後半もラスト4F目から早めにペースアップし軽い馬場の東京コースに対応するスピードと総合力が問われたレース。
ジャスティンパレスはスピードが求められた末脚勝負に対応しきれず、パフォーマンスを落としてしまいました。


2走前の神戸新聞杯が行われた中京芝2200mもタフなコースで、タフさが問われたレースではしっかり結果を残しています
また、近走は直線でフラフラしたりすることもなく、前目のポジションを確保する競馬もできるようになり立ち回り力が強化されているのも成長を感じるポイントです。偉いし凄い!
近走の内容からはこのコースへの適性を感じるため、侮れない一頭となりそうです…!




タイトルホルダー

-プロフィール-
戦績:13戦6勝(主な実績…22'宝塚記念1着、22'天皇賞春1着など)
性齢:牡4
父:ドゥラメンテ
母:メーヴェ
母父:Motivator
騎手:横山 和生 騎手
馬名の意味:選手権保持者(父、母父、二代母父がダービー馬なので)

-褒めポイント-
・速いペースで走っても簡単にはバテない!
・スタートが上手で安定して前に行ける!
・今年国内では3戦3勝、とても強い!
・昨年は大外枠の不利がありながらも5着!凄い!


-考察-
本馬の特徴は、バテずに長く脚を使う持続力に長けていることと、ハイペースへの耐性もしっかり備えていること。スタートも安定しており、海外でのレースだった前走を除くと近走の走りは非常に高いレベルで安定しています。
近走のレースを振り返ってみましょう。

2走前:宝塚記念(阪神芝2200m,18頭立て)
-レースラップ-

12.5-10.4-11.0-12.1-11.6-12.1-11.9-11.8-11.9-12.0-12.4
前半3F33.9-後半3F36.3(前傾2.4秒)
前半4F46.0-後半4F48.1(前傾2.1秒)
勝ちタイム:2.09.7 ハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着タイトルホルダー 36.1(3位)2-2-2-2
2着ヒシイグアス 35.9(1位)6-6-6-5
3着デアリングタクト 36.0(2位)10-10-8-8
→ハイペースの逃げを得意とするパンサラッサが逃げたことでハイペースとなったレース。
タイトルホルダーはパンサラッサに離されすぎない位置でレースを進めており、速いペースを追走。厳しい流れのなか粘り切り、レコードタイムで優勝しました。


3走前:天皇賞春(阪神芝3200m,18頭立て)
-レースラップ-

12.7-11.9-11.9-12.0-12.0-11.9-12.2-12.8-13.3-12.9-12.3-12.0-11.9-11.5-11.7-13.2
前半3F36.5-後半3F36.4(後傾0.1秒)
前半4F48.5-後半4F48.3(後傾0.2秒)
勝ちタイム:3.16.2 平均ペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着タイトルホルダー 36.4(1位)1-1-1-1
2着ディープボンド 37.1(3位)4-4-4-3
3着テーオーロイヤル 37.4(4位)4-4-2-2
→中盤でペースが緩み、後半は早めにペースアップしたレース。
タイトルホルダーは逃げて自らレースを作り、後続に1.1秒差をつけて圧勝しました。


5走前:有馬記念(中山芝2500m,16頭立て)
-レースラップ-

6.9-11.3-11.6-11.5-11.9-12.5-12.6-12.2-12.4-12.4-12.2-12.0-12.5
前半3F約35.6-後半3F36.7(前傾1.1秒)
前半4F約47.3-後半4F49.1(前傾1.8秒)
勝ちタイム:2.32.0 ハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着エフフォーリア 35.9(1位)9-9-8-5
2着ディープボンド 36.1(4位)5-6-6-5
3着クロノジェネシス 36.0(3位)7-7-8-8

5着タイトルホルダー 36.9(7位)
→ハイペースの逃げを得意とするパンサラッサが後ろを離して逃げたことでハイペースとなったレース。
タイトルホルダーは2番手でレースを進めたものの、大外枠を引いてしまったため前半の消耗が大きくなってしまいました。


昨年の有馬記念は5着に敗れているものの、大外枠の不利があったことを考えると内容としては強いものでした。あそこまで粘ったのが凄い!
今年の天皇賞春は圧勝、宝塚記念はレコードタイムで勝利と今年のレース内容はとにかく強いです。そんなんできひんやん普通!
後半のスピード勝負や直線で一気に加速する瞬発力勝負は苦手としているものの、有馬記念はそのような流れにはなりにくいレースで自ら逃げてレースを作ることもできるため、本来の力を発揮できれば大崩れは考えにくい一頭です。
ただ今回は海外遠征帰りであるため、本来の状態にあるかの見極めがポイントになりそうです…!




ディープボンド

-プロフィール-
戦績:19戦5勝(主な実績…22'阪神大賞典1着、21'有馬記念2着など)
性齢:牡5
父:キズナ
母:ゼフィランサス
母父:キングヘイロー
騎手:川田 将雅 騎手
馬名の意味:深い絆

-褒めポイント-
・厳しいペースでもとにかくバテない粘り強さ!
・スタミナが問われるタフなレースに滅法強い!凄い!
・昨年の2着馬で、GIで何度も好走してる実力馬!
・先行して前で立ち回ることが出来る!
・プボ〜!可愛い!


-考察-
本馬の特徴は、後半各馬が失速するようなタフなレースでも簡単にはバテない粘り強さを持っていること。
近走のレースを見ていきましょう。

2走前:宝塚記念(阪神芝2200m,18頭立て)
-レースラップ-

12.5-10.4-11.0-12.1-11.6-12.1-11.9-11.8-11.9-12.0-12.4
前半3F33.9-後半3F36.3(前傾2.4秒)
前半4F46.0-後半4F48.1(前傾2.1秒)
勝ちタイム:2.09.7 ハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着タイトルホルダー 36.1(3位)2-2-2-2
2着ヒシイグアス 35.9(1位)6-6-6-5
3着デアリングタクト 36.0(2位)10-10-8-8
4着ディープボンド 36.6(7位)3-3-3-3
→ハイペースの逃げを得意とするパンサラッサが逃げたことでハイペースとなったレース。
ディープボンドは厳しいペースを先行して4着に好走しました。


3走前:天皇賞春(阪神芝3200m,18頭立て)
-レースラップ-

12.7-11.9-11.9-12.0-12.0-11.9-12.2-12.8-13.3-12.9-12.3-12.0-11.9-11.5-11.7-13.2
前半3F36.5-後半3F36.4(後傾0.1秒)
前半4F48.5-後半4F48.3(後傾0.2秒)
勝ちタイム:3.16.2 平均ペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着タイトルホルダー 36.4(1位)1-1-1-1
2着ディープボンド 37.1(3位)4-4-4-3
3着テーオーロイヤル 37.4(4位)4-4-2-2
→中盤でペースが緩み、後半は早めにペースアップしたレース。
ディープボンドは一旦3着馬に交わされてしまったものの、粘り強さを活かして差し返し2着に好走しました。


一気に加速するレースは苦手としている反面、早めにペースが上がるレースやスタミナが問われるタフなレースでは粘り強さを活かすことができ、昨年の有馬記念も2着に好走しています。粘り強くて凄い!
タフなレースになるほどディープボンドの長所が活きるため、展開読みや枠順も重視したいです…!




ブレークアップ

-プロフィール-
戦績:17戦5勝(主な実績…22'アルゼンチン共和国杯1着など)
性齢:牡4
父:ノヴェリスト
母:リトルジュン
母父:クロフネ
騎手:戸崎 圭太 騎手
馬名の意味:空が破れたかのように見えるオーロラ

-褒めポイント-
・前目のポジションでレースを運び、速い上がりが使える!
・スローペースから加速するレースに対応出来る!
・連勝で重賞を勝利!凄い!
・今回人気のヴェラアズールを相手に好走した経験もある!


-考察-
本馬の特徴は先行するレースができ、一気に加速する瞬発力を備えており前目のポジションから速い上がりを使えることです。
初重賞制覇を飾った前走のアルゼンチン共和国杯と、今回人気のヴェラアズールに先着したサンシャインSを振り返ってみましょう。

前走:アルゼンチン共和国杯(東京芝2500m,18頭立て)
-レースラップ-

7.2-11.0-11.3-12.8-12.8-12.6-12.3-12.7-11.8-11.7-11.5-11.6-11.8
前半3F約35.9-後半3F34.9(後傾1.0秒)
前半4F約48.7-後半4F46.6(後傾2.1秒)
勝ちタイム:2.12.1 ハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ブレークアップ 34.4(12位)3-3-3-3
2着ハーツイストワール 33.9(6位)9-9-10-9
3着ヒートオンビート 34.1(7位)6-6-7-6
→スローペースから早めにペースアップする展開となり、持続力が求められたレース。
ブレークアップは先行し、直線で進路が狭くなる不利を受けてしまったものの、その後再加速に対応し後続の猛追を凌ぎ切りました。


5走前:サンシャインS(中山芝2500m,13頭立て)
-レースラップ-

7.3-11.0-11.5-11.4-12.1-12.8-12.3-12.8-13.0-13.1-12.4-11.5-11.6
前半3F約35.5-後半3F35.5(前後傾なし)
前半4F約47.3-後半4F48.6(前傾1.3秒)
勝ちタイム:2.32.8 平均〜ややハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着パラダイスリーフ 34.5(2位)3-3-3-2
2着ブレークアップ 35.0(3位)2-2-2-1
3着ヴェラアズール 34.0(1位)12-12-12-7
→逃げ馬が後ろを離して逃げていたため、実質スローペースから後半の末脚勝負となったレース。
ブレークアップは先行して立ち回りの上手さを活かし、終盤の加速にも対応して2着に好走しました。


基本的には前目のポジションを確保し、ポジション利と一気に加速する瞬発力を活かして速い上がりを使い後続の追い上げを凌ぎ切るタイプの子。
過去には今回人気のヴェラアズールに先着した経験もあり、前で無理なくレースを運びどこまで恵まれる展開になるかがポイントになりそうです…!




ボッケリーニ

-プロフィール-
戦績:22戦6勝(主な実績…22'目黒記念1着、20'中日新聞杯1着など)
性齢:牡6
父:キングカメハメハ
母:ポップコーンジャズ
母父:ダンスインザダーク
騎手:浜中 俊 騎手
馬名の意味:人名より

-褒めポイント-
・立ち回りが上手で自在性のあるタイプ!
・弱点が少なく安定感抜群!優等生タイプ、凄い!
・GII,GIIIクラスのレースでは常に上位争い!
・中山コースでも実績あり!


-考察-
本馬の特徴は、弱点の少ない万能タイプであることです。そのなかでも特に立ち回りの上手さを活かすレースを得意としており、上手くレースを運べた今年の日経賞と、きついレースを強いられてしまった今年のジャパンカップを比較してみましょう。

4走前:日経賞(中山芝2500m,15頭立て)
-レースラップ-

6.9-12.0-12.6-12.6-12.7-13.4-13.4-12.8-12.3-12.0-11.7-11.2-11.8
前半3F約37.8-後半3F34.7(前傾3.1秒)
前半4F約50.5-後半4F46.7(前傾3.8秒)
勝ちタイム:2.35.4 スローペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着タイトルホルダー 34.7(4位)1-1-1-1
2着ボッケリーニ 34.6(1位)2-3-3-4
3着ヒートオンビート 34.6(1位)4-3-3-2
→スローペースとなり、前にいる子が恵まれたレース。
ボッケリーニは先行し内で立ち回りの上手さを活かし、今回上位人気の一頭でもあるタイトルホルダーの2着に好走。


前走:ジャパンカップ(東京芝2400m,18頭立て)
-レースラップ-

12.8-11.2-12.3-12.5-12.3-12.2-12.4-12.1-11.7-11.4-11.3-11.5
前半3F36.3-後半3F34.2(後傾2.1秒)
前半4F48.8-後半4F45.9(後傾2.9秒)
勝ちタイム:2.23.7 スローペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ヴェラアズール 33.7(1位)11-9-10-10
2着シャフリヤール 33.7(1位)12-14-14-12
3着ヴェルトライゼンデ 34.0(4位)5-5-5-4

17着ボッケリーニ 35.9(18位)5-6-5-4
→スローペースとなり、後半の末脚勝負となったレース。
ボッケリーニは大外枠を引いてしまい、立ち回りの上手さを活かすことが出来なかったレースでした。


先行してポジション利を活かす競馬や内でロスなく立ち回る競馬が得意な子で、有馬記念と同じ舞台で行われた日経賞では今回上位人気に推されることが予想されるタイトルホルダーの2着に好走しています。
GIへの挑戦は今回が2度目。GII〜GIIIでは能力上位の子ですがここは相手も更に強くなるため、立ち回りの上手さを活かすレースが出来そうな枠なのか、理想的な立ち回りをしてどこまでやれるかの見極めがポイントになりそうです…!




ボルドグフーシュ

-プロフィール-
戦績:9戦3勝(主な実績…22'菊花賞2着、22'神戸新聞杯3着など)
性齢:牡3
父:スクリーンヒーロー
母:ボルドグザグ
母父:Layman
騎手:福永 祐一 騎手
馬名の意味:幸せな英雄(ハンガリー語)

-褒めポイント-
・レース後半の追い上げが凄い!
・スタミナが問われるタフなレースに強い!
・じわじわと加速し、長く脚を使える!
・GIでも僅差の競馬!


-考察-
本馬の特徴は、スタートに不安はあるものの後半の持続的な末脚に長けていることです。
近走のレースを振り返ってみましょう。

前走:菊花賞(阪神芝3000m,18頭立て)
-レースラップ-

12.3-10.9-11.7-11.9-11.9-12.1-12.6-13.3-12.6-12.1-12.1-11.9-11.9-12.2-12.9
前半3F34.9-後半3F37.0(前傾2.1秒)
前半4F46.8-後半4F48.9(前傾2.1秒)
勝ちタイム:3.02.4 ハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着アスクビクターモア 36.9(4位)2-2-2-1
2着ボルドグフーシュ 36.3(1位)12-13-10-4
3着ジャスティンパレス 36.5(2位)8-6-6-4
→中盤はペースが緩んだものの、前半のペースが速く後半のペースアップ地点も早かったため、バテずに走り切る持続力とスタミナが強く問われたタフなレース。
ボルドグフーシュは出遅れて後方からのレース、徐々にポジションを上げて加速していくと最後は勝ち馬とタイム差なしの2着に好走しました。


2走前:神戸新聞杯(中京芝2200m,16頭立て)
-レースラップ-

12.7-10.6-11.4-12.6-12.7-12.5-12.3-11.6-11.4-11.2-12.1
前半3F34.7-後半3F34.7(全後傾なし)
前半4F47.3-後半4F46.3(後傾1.0秒)
勝ちタイム:2.11.1 平均〜ややスローペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ジャスティンパレス 34.4(2位)4-5-4-3
2着ヤマニンゼスト 34.5(3位)13-13-13-11
3着ボルドグフーシュ 34.3(1位)15-15-13-16
→中盤でペースが緩み、後半は徐々に加速していく流れになったレース。
ボルドグフーシュは後方から大外を回す不利がありながらも上がり最速の末脚を繰り出し、着差以上に強い内容でした。


スタートが不安定なため毎回後方からのレースになっているものの、スタミナが求められるタフなレースへの適性とバテずに長く脚を使う持続力は高いポテンシャルを秘めていることを証明しています。
このレースへの適性を感じる走りを見せており、前走の内容からは差しが届く展開になればここでも面白そうな一頭です…!




ポタジェ

-プロフィール-
戦績:18戦6勝(主な実績…22'大阪杯1着、21'金鯱賞3着など)
性齢:牡5
父:ディープインパクト
母:ジンジャーパンチ
母父:Awesome Again
騎手:吉田 隼人 騎手
馬名の意味:家庭菜園(フランス語)

-褒めポイント-
・立ち回りが上手で自在性のあるタイプ!
・小回りコースも得意!
・大きく崩れることが少なく安定感抜群!凄い!
・今年の大阪杯は8人気の低評価を覆してGI制覇!


-考察-
本馬の特徴は、自在性があることと最後までバテずに走り切る持続力に長けていることです。先行して器用に立ち回るレースも出来るため、小回りコースも得意としており今年の大阪杯では8人気の低評価を覆してGI勝利を成し遂げました。
その大阪杯と前走敗れてしまった天皇賞秋を比較してみましょう。

4走前:大阪杯(阪神芝2000m,16頭立て)
-レースラップ-

12.3-10.3-12.0-12.2-12.0-12.1-11.7-11.5-11.8-12.5
前半3F34.6-後半3F35.8(前傾1.2秒)
前半4F46.8-後半4F47.5(前傾0.7秒)
勝ちタイム:1.58.4 ややハイペース〜ハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ポタジェ 35.3(4位)5-5-5-4
2着レイパパレ 35.6(10位)3-3-3-3
3着アリーヴォ 35.0(1位)12-10-9-6
→ハイペースとなり、速いスピードを持続する能力が問われたレース。
ポタジェは前目のポジションでレースを運び、立ち回りの上手さと持続力を活かして勝利しました。


前走:天皇賞秋(東京芝2000m,15頭立て)
-レースラップ-

12.6-10.9-11.2-11.3-11.4-11.6-11.8-11.6-12.4-12.7
前半3F34.7-後半3F36.7(前傾2.0秒)
前半4F46.0-後半4F48.5(前傾2.5秒)
勝ちタイム:1.57.5 ハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着イクイノックス 32.7(1位)10-10-9
2着パンサラッサ 36.8(15位)1-1-1
3着ダノンベルーガ 32.8(2位)11-11-11

13着ポタジェ 33.4(5位)12-11-11
→パンサラッサの大逃げによりハイペースになったものの、2番手以下は大きく離れており実質スローペースからの末脚勝負となったレース。
ポタジェは後方からレースを運んだものの、スローペースで持続力を活かせない展開になってしまった上に、広い東京コースでは立ち回りの上手さも活かせず不向きな条件が重なってしまいました。


ある程度速い末脚も使えるタイプではあるものの、GIなどの一流馬が集まるレースでの末脚勝負は分が悪いため、前目のポジションで運び立ち回りの上手さを活かす競馬が力を発揮できる条件です。
そのため小回りコースに変わるのはプラス条件ではありますが、有馬記念ほどのスタミナが問われるタフなレースは経験したことがなく、そこに対応できるかがポイントとなりそうです…!




ラストドラフト

-プロフィール-
戦績:21戦2勝(主な実績…19'京成杯1着、20'アルゼンチン共和国杯2着など)
性齢:牡6
父:ノヴェリスト
母:マルセリーナ
母父:ディープインパクト
騎手:三浦 皇成 騎手
馬名の意味:小説の最終草稿、完成版

-褒めポイント-
・最後までバテずに長く脚を使える!
・スタミナが問われるレースや早めにペースアップするレースに強い!
・人気薄でよく好走してる!凄い!
・勝利からはしばらく遠ざかっているものの、オープン〜GIII,GIIでは上位争いを続けている!頑張っててえらい!


-考察-
本馬の特徴は、早めにペースアップするレースでも簡単にはバテずに最後まで末脚を使えることで、タフなレースにも対応できることです。
得意条件が重なった昨年の京都大賞典と、合わないレースだった今年の京都大賞典を比較してみましょう。

前走:アルゼンチン共和国杯(東京芝2500m,18頭立て)
-レースラップ-

7.2-11.0-11.3-12.8-12.8-12.6-12.3-12.7-11.8-11.7-11.5-11.6-11.8
前半3F約35.9-後半3F34.9(後傾1.0秒)
前半4F約48.7-後半4F46.6(後傾2.1秒)
勝ちタイム:2.12.1 ハイペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着ブレークアップ 34.4(12位)3-3-3-3
2着ハーツイストワール 33.9(6位)9-9-10-9
3着ヒートオンビート 34.1(7位)6-6-7-6

5着ラストドラフト 33.7(2位)11-11-11-11
→スローペースから早めにペースアップする展開となり、持続力が求められたレース。
ラストドラフトは後方から外を回して速い上がりを使い、5着まで追い込みました。


5走前:日経賞(中山芝2500m,15頭立て)
-レースラップ-

6.9-12.0-12.6-12.6-12.7-13.4-13.4-12.8-12.3-12.0-11.7-11.2-11.8
前半3F約37.8-後半3F34.7(前傾3.1秒)
前半4F約50.5-後半4F46.7(前傾3.8秒)
勝ちタイム:2.35.4 スローペース
-着順,上がり3F,通過順-
1着タイトルホルダー 34.7(4位)1-1-1-1
2着ボッケリーニ 34.6(1位)2-3-3-4
3着ヒートオンビート 34.6(1位)4-3-3-2

9着ラストドラフト 34.7(4位)14-14-13-13
→スローペースとなり、前にいる子が恵まれたレース。
ラストドラフトは後方からの競馬で展開にも恵まれず、今回のような加速地点が遅いレースでは強みも活かしきれないレースでした。


早めにペースアップする持続力勝負に強く、前走のアルゼンチン共和国杯も勝ち馬から僅差の5着に好走しています。
過去には中山2200mの不良馬場で行われた重賞レースでも好走しており、タフなレースへの適性は秘めているため今回の舞台ではこの子の力が発揮できるかもしれません。
ただ、3歳以降勝ち星からは遠ざかっており、前走以上に相手が強くなるここはどこまでやれるかがポイントになりそうです…!





🍀碧馬らいむの週中時点での注目馬

-特に注目してる子-
イクイノックス

ジャスティンパレス
タイトルホルダー
ボルドグフーシュ
(50音順)


-枠順や展開次第では侮れないなと考えてる子-
ヴェラアズール
エフフォーリア
ジェラルディーナ
ディープボンド

(50音順)




以上、出走馬を褒めまくる有馬記念の全頭診断でした!

最後まで読んでくださりありがとうございました✨
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(有馬記念が楽しみすぎてかかり気味です)

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