【らいむの部屋】日本ダービー展望!【兎鉄たまき/リュウタロウ/碧馬らいむ】
こんばんは!碧馬らいむです🍀🐴
今回はコラボ企画です!
らいむの部屋ではゲストの方へのインタビューや、レースの振り返り・レースの展望を行い見所や注目馬を一緒に語っていきます!
今回のゲストは競馬と野球のVtuberとして活動している兎鉄たまきさん、そしてバーチャルサラブレッドとして活動している競馬Vtuberのリュウタロウさんです!
今回は3人(2人と1頭?)で今週行われるGI日本ダービーの見所やレースの傾向・お互いの注目馬についてお話していきます!🐎
是非最後までご覧いただけると嬉しいです!
(お二人は過去にもゲストとしてお越しいただいてます!こちらの記事では様々な質問に答えていただいているので是非覗いてみてください✨)
🍀日本ダービーの見所🍀
た…兎鉄 たまき氏/リ…リュウタロウ氏/ら…碧馬 らいむ
ら『たまきさん、リュウタロウさん、本日はよろしくお願いします!今週はついにダービーですね。皐月賞も熱いレースとなりましたが、お二人はこのレースで楽しみにしているポイント・見所はありますか?』
リ『皐月賞と同じなんですが、この世代の牡馬はハイレベルだと思っているので単純にどんなレースが見られるのか楽しみですね。例年だったらこの馬が1人気じゃないか?って子が今年は複数いますし、皐月賞の上位4頭はここでも楽しみです。
それと今年のダービーは今後の競馬界を左右するんじゃないかと思っています。ディープインパクト産駒は今年の世代が実質ラストクロップと言われていますし、ここでの結果が今後の種牡馬の活躍にも繋がってくると思うのでそういった意味でも重要な一戦だと思いますね。』
ら『なるほど、ありがとうございます。今年はキタサンブラック産駒のイクイノックス、ドレフォン産駒のジオグリフなど新種牡馬の産駒も有力ですし、今後の競馬界を占うという意味でも注目の一戦ですね。たまきさんはどうですか?』
た『やっぱりリュウタロウさんの仰る通りハイレベルな一戦なのは間違いなくて、今年は出走ボーダーも高いですよね。その中でも皐月賞の掲示板組は強さを見せてくれたなと思いますし、力比べ2戦目ということで楽しみにしています。
それからジオグリフは二冠がかかっていて、鞍上の福永騎手はダービー三連覇、イクイノックスはキタサンブラック産駒の初年度GI制覇、ドウデュースのオーナーであるキーファーズは初ダービー制覇がかかってるなど、それぞれの陣営が背負っているものがあるので楽しみですね。』
ら『ありがとうございます!それぞれの背景を考えるとより楽しみが増しますね。ボクもお二人と同じですが、皐月賞の時に各路線で強い走りを見せてきた子達の対決が楽しみだったので、今回はその延長線上で楽しみです。皐月賞の上位組がここでも力を見せつけるのか、それとも敗れた子が舞台替わりで巻き返すのか…この世代の牡馬クラシック路線はまだ勝負付けが済んでいないと思っているのでそこが楽しみです!
また、ボクの推し種牡馬でもあるドレフォンの産駒がこの舞台に対応できるかも楽しみですね。ドレフォンはスピードのあるStorm Catの系統で日本でも短距離やダートでの活躍が目立つ系統ですし、どれだけのパフォーマンスを発揮できるかが個人的な見所です…!』
🐎レースを楽しむ!日本ダービーの見所🐎
⚾️兎鉄たまき⚾️
○今年はハイレベルなメンバー!皐月賞組は強く、力比べ2戦目に注目!
○それぞれの陣営が背負っているものがあり、各陣営の背景にも注目!
🏇リュウタロウ🏇
○皐月賞同様ハイレベルなメンバー!どんなレースになるのかが見所!
○ディープインパクト産駒は実質今年度がラストクロップ、今後の種牡馬の活躍にも繋がるのでは…!?
🍀碧馬らいむ🍀
○各路線の有力馬が集結した皐月賞組が再戦!舞台が替わって各馬がどんな走りを見せてくれるのか楽しみ!
○推し種牡馬でもあるドレフォン産駒がこの距離に対応できるのか…!?
🍀日本ダービーのポイント🍀
ら『では続いてレースの展望に入っていきたいのですが、今回のレースのポイントや押さえておきたい要素はどの辺になりそうですかね?』
リ『まず一つ目が血統で、二つ目がダービーで好走できる格と適性ですね。
ダービーというのはホースマンの夢で殆どの人が勝ちたいと思っているレースです。ここを勝つために生産育成を行なっているので、ダービーを勝つために配合されている馬を狙っていきたいです。先程レースの見所でお話しした通り、この世代からディープインパクト産駒は減っていくので父系よりも母系を重視して見ていかなければいけないなと。細かい部分は各馬の見解でお話しします。
二つ目の格と適性についてですが、過去10年のダービーで好走した馬の実績を調べると、東京芝1800mで好走してる子が強く共同通信杯や東スポ杯2歳S好走組は注目したいのと、東京にこだわって使われていた馬も強いです。』
○東京芝1800mの重賞で1着
【3-4-2-8/17】複勝率52.9%
→イクイノックス、ダノンベルーガ
○東京芝で2勝以上&複勝率100%
【2-4-3-9/18】複勝率50%
→ダノンベルーガ、コマンドライン(抽選対象)
○上記二つ両方に該当する場合
【1-3-2-0/6】複勝率100%
→ダノンベルーガ
(過去の該当馬)
2012年1着ディープブリランテ
2014年2着イスラボニータ
2015年3着サトノクラウン
2016年3着ディーマジェスティ
2019年2着ダノンキングリー
2021年2着エフフォーリア
リ『東京芝1800mの重賞を勝利し東京芝で2勝以上&複勝率100%の馬は過去10年で必ず馬券内に絡んでいます。なのでこういうタイプを狙っていきたいですね。』
ら『昨年は共同通信杯を制し東京で2勝を挙げていたエフフォーリアが2着でしたね。』
リ『また、皐月賞組が馬券が絡まなかったのはレイデオロが勝利した2017年だけなんですよね。
この時のダービーは1000m通過が63秒と遅く、青葉賞よりもタイムが遅かったんですよね。皐月賞で求められるスピードが求められなかった特殊なレースなので、基本は皐月賞組の馬券内好走馬を中心視するのがいいと思います。』
ら『なるほど、ありがとうございます。たまきさんはいかがですか?』
た『中山から東京に舞台が替わることで単純に最後直線は長くなりますし、ダービーは基本的に上がりが使える子に向いてくるなってのはありますね。あとは1枠1番に誰が入るのか注目したいですね。このレースはCコース替わりの週に開催されるので内枠が有利になりやすく、過去には1枠1番を引いたロジャーバローズが12人気1着と人気薄で勝利した例もあります。なので逃げ馬がどの枠に入るのかも気をつけなければいけないと思ってます。』
ら『コース替わりによる馬場の変化は要チェックですね。極端な傾向が出ることもありますし、土曜日のレース結果はしっかり見ておきたいですね。
ボクからもレースのポイントをお話しさせていただくと、ダービーはコース形態通り基本は中盤でペースが緩んで直線の末脚勝負となり速い上がりが求められるレースですが、皐月賞はスローになりにくくペースが流れやすいといった特徴があります。コース形態も全く違いますし、皐月賞とダービーは異なる適性が求められるレースです。また、ダービーが行われる今週から東京芝は仮柵が移動してCコース替わりでレースが行われます。そのため馬場が高速化しやすく、速い時計に対応できるスピードが必要となるためスタミナに寄りすぎたタイプの子はスピード負けしてしまいます。同じコースで行われるオークスはスタミナが求められるタフな条件ですが、こちらはスピードも大事になるという点に注目ですね。これは血統からも見えてくるポイントで、速い時計への対応力・中盤緩んでの末脚勝負という点でディープインパクト産駒が好成績なレースでもあります。特に母系にスピードタイプの軽い血を持っている産駒が強く、母系にタフなスタミナタイプの血を持っていて菊花賞でも好走できるような子はここではスピード負けしてしまいます。』
○2021年
1着シャフリヤール
父ディープインパクト×母父A.P.Indy系
→この系統の組み合わせはグランアレグリアと同じ。更に母系には牡馬クラシックで好相性なintentionally系の血を持ちスピードが強調されている母系でした。
○2020年
1着コントレイル
父ディープインパクト×母父Unbridled's Song
→Unbridled's Songはディープインパクトと相性のいい系統で、高速馬場への適性も高い血統。更に母系にはintentionally系、Storm Cat系の血を持ちスピード色の強い血を複数持っていました。
○2019年
1着ロジャーバローズ
父ディープインパクト×母父Danzig系
→Danzigは短距離向きのスピードや仕上がりの早さを強調する血、母父LibrettistもマイルGIを2勝するなど1600m以下で実績を残した子でした。祖母Cal Norma‘s Ladyは牝馬三冠を制したジェンティルドンナの祖母でもありクラシックで既に活躍馬を出していた牝系です。
2着ダノンキングリー
父ディープインパクト×母父Storm Cat×母母父intentionally系
→コントレイル同様母系にスピード色の強い血を複数持っていました。
反対にこの年17着に敗れたサトノルークスは父ディープインパクト×母父Sadler's Wells×母母父Never Bend系とタフなスタミナ色の強い血を持つディープインパクト産駒でした。ダービーでは大敗してしまいましたが、菊花賞では2着と好走しています。
また、ディープインパクト産駒ではありませんが、昨年6着に敗れたタイトルホルダーも父ドゥラメンテ×母父Sadler's Wells系×母母父Never Bend系と母系はサトノルークスと同じ系統の血を持つスタミナ色の強い子。更に距離が伸びた菊花賞では1着と巻き返しました。
ら『このように馬場が高速化することによって、好走馬の血統に傾向が現れているのが特徴ですね。
それとコース替わりという点ではたまきさんも仰っていたように内有利なのか外有利なのか、馬場の変化にも注目ですね。それから世代限定戦はメンバー同士の力差が出やすいのも特徴の一つですので、レベルの高いレースを経験している子は評価したいです。今回でいうと皐月賞組ですね。』
〜日本ダービーのポイント〜
○ダービーは適性と格が大事!東スポ杯2歳Sや共同通信杯で好走している子や東京コースに強い子、皐月賞組に注目!
○Cコース替わりで馬場状態が変化!1枠に入った子に注目!
○馬場が高速化しスピードも重要になるレース!父だけでなく母系にスピード的な血を持っているかも注目!
🍀人気馬の見解🍀
ら『続いて上位人気馬について見解を伺いたいのですが、想定1人気はイクイノックスですね。前走の皐月賞では2着でしたが今回はいかがでしょう?』
た『いやもうダービーだと思ってます(笑)
私が本命にするのはイクイノックスかダノンベルーガだと思ってて、イクイノックスが勝つならここだと思ってます。
新馬戦、東スポ杯2歳Sとデビューからの二戦も強い内容ですし、前走も5ヶ月空いて大外枠を引いたのでどうかなと思ったんですけどしっかり勝負根性を見せましたからね。舞台が替わって逆転もあると思ってます、それが反映されて想定1人気になってるとは思うんですけど。
血統も母父は今トレンドのキングヘイロー、母系にはトニービンも持ってて東京への適性も感じますね。』
ら『なるほど、ありがとうございます。リュウタロウさんはいかがですか?』
リ『イクイノックスは先程挙げたポイントの東京芝1800の重賞を勝ってるのと、皐月賞でも好走しているのでダービーでも好走できる格と適性があると思っています。
あとはルメール騎手ですが、今年は本来使うレースではないところに使われて代打での騎乗というケースが多く、これで不調と言われるのは可哀想だなと思ってます。イクイノックスはルメール騎手の騎乗が決まってて、順調に来れたって意味ではヴィクトリアマイルのファインルージュと同じですしここは有力だと思います。
ただ気になるのが血統で、母のシャトーブランシュは馬場が渋ったときに強かったんですよね。兄のヴァイスメテオールも馬場が渋った時に強かったので、高速馬場になりやすいダービーでどうなのか、頭もあるのかどうかってところで不安ですね。逆に不安なのはそこだけです。
あと、お兄さんがヴァイスメテオール、鞍上がルメール騎手ということでこれは個人的な因縁なのですが…初めて私がwin4を達成した時の最後のレースが京成杯でヴァイスメテオール一点勝負だったんですよ。ですがルメール騎手(グラティアス)に勝たれてしまってヴァイスメテオールは4着で。』
ら『めちゃめちゃ惜しいやつじゃないですか…!w』
リ『なので弟がこの組み合わせで走るのは因縁を感じますね、勝ってほしいです(笑)』
ら『不思議な巡り合わせですね(笑)
イクイノックスについてですが、ボクはここも高い評価をしなければいけないと思っていて、現時点での本命候補として考えています。これは皐月賞展望の時に述べたことでもあるのですが、東スポ杯2歳Sのパフォーマンスが凄かったなと思っていて、このレースのラップが
12.8-11.4-12.0-12.4-11.7-11.6-11.0-11.9-11.4
と加速ラップを踏んでいて、イクイノックス自身の上がり3Fは32.9と10秒台後半〜11秒台前半の末脚を3F続けて出していて破格のパフォーマンスだったと思っています。
そしてこのレースの後半4Fが45.9、後半5Fが57.6なのですが、このラップが非常に優秀な数字です。』
○2歳時に東京芝1600m以上で後半4Fが46.0以下のレースを勝利した子
→サリエラ、ナミュール、イクイノックス、モカフラワー、ジオグリフ、フェスティヴボス、エフフォーリア、コントレイル、リアアメリア、サリオス、ヘイワノツカイ、クロノジェネシス、グランアレグリア、カミノタサハラ
○2歳時に東京芝1600m以上で後半5Fが58.0以下のレースを勝利した子
→サリエラ、ナミュール、イクイノックス、ジオグリフ、コントレイル、ルーツドール、リアアメリア、サリオス、グランアレグリア
○上記二つ両方に該当する子
→サリエラ、ナミュール、イクイノックス、ジオグリフ、コントレイル、リアアメリア、サリオス、グランアレグリア
※太字はGI馬。
ら『と、GI級の活躍馬も多く、同じ条件に該当したジオグリフが皐月賞で1着、イクイノックスが2着と好走したようにラップ面からも評価できる内容でした。体質を考慮して今年は皐月賞からの始動となりましたが、それ故にここへの上積みもあるのではないかとみています。』
リ『…本命にしようかなあ。』
た『本命にするかあ(笑)』
ら『いやいや結論が早いです(笑)』
リ『正直まだ本命は決まってないんですよね。』
た『私は皐月賞組から本命は選ぼうと思ってますが、現状はイクイノックス優勢ですね。』
ら『3人ともイクイノックスは高い評価でしたね。続いて想定2人気は皐月賞で4着だったダノンベルーガですね。この子はいかがでしょう?』
リ『一応本命にするかもしれませんが、本命か相手候補筆頭に入れるのは確定です。
理由は先程ポイントに挙げた東京芝で重賞を勝利し、東京で2勝以上且つ複勝率100%の2点に該当することで馬券内は外さないんじゃないかと。間違いなくダービーを走れる素質は持ってるなと思うところはありますし、共同通信杯では皐月賞を勝利したジオグリフに勝利しているのでそういった点でも推せる一頭かなと。
血統的なところでこのレースと相性の良い母系を見ていくと、五代血統表内にSeattle Slew持ちとintentionally系持ちが強く、両方持っているディープインパクト産駒が2連覇中です。ダノンベルーガはハーツクライ産駒ですが、母系にSeattle Slew系とintentionally系の両方を持っています。ただ先程言った通りディープインパクト産駒の種付け数がこの世代から減っているので父はそこまで気にせず母系から推せる一頭だなと。私が考えてるダービーのポイントには合致するので本命か相手候補筆頭で考えてます。』
○5代血統表にSeattle Slew系持ち
【4-2-1-9】複勝率43.7%/複勝回収率122.5
2021年1着シャフリヤール(4番人気)
2021年2着エフフォーリア(1番人気)
2020年1着コントレイル(1番人気)
2019年1着ロジャーバローズ(12番人気)
2017年1着レイデオロ(2番人気)
2017年2着スワーヴリチャード(3番人気)
2017年3着アドミラブル(1番人気)
○母系にIntentionally系持ち
【3-1-0-6】複勝率40.0%/複勝回収率100.0
2021年1着シャフリヤール(4番人気)
2020年1着コントレイル(1番人気)
2019年2着ダノンキングリー(3番人気)
2018年1着ワグネリアン(5番人気)
※過去5年の日本ダービーでの成績
ら『なるほど、ダノンベルーガは東京替わりでいかにもパフォーマンスを上げてきそうですよね。』
リ『ただこの傾向で勝利したのは過去には1頭しかおらず、本命にするかどうかは他に魅力的な子が出てくるかどうかを考えて、魅力的な子が出てこなければ本命にしようと思ってます。noteが投稿される頃には注目馬紹介動画が上がっていると思うので結論は出てると思いますが、現状は本命が相手候補筆頭にしようと思ってます。』
ら『ありがとうございます。たまきさんはいかがですか?』
た『リュウタロウさんの後めちゃめちゃ喋りづらいですね(笑)』
リ『あれ、私またなんかやっちゃいました?(笑)』
ら『(あっ可愛い助かる)』
た『まあダノンベルーガは共同通信杯組ってところで素直に評価していいのかなと。上がりもメンバー最速の33.7を使えてて、皐月賞は走りにくい内を走りながら初の右回りで4着だったことを考えてもかなり高い能力を持っていると思いますし、東京芝2400mで最も変わり身があるのはダノンベルーガなんじゃないですかね。血統面を考えると母のコーステッドがDanzigやSeattle Slewの血を持っていてスピードの持続性を感じますし、ハーツクライも距離融通の効く種牡馬ですから、距離が伸びてもこなしてくれるだろうというのもありますね。』
ら『皐月賞は強い内容でしたね。たまきさんの仰る通りこの日の中山は外有利な馬場で、内を通った子の好走が殆どない極端な馬場状態でした。更に初の右回りがどうかな?と不安な点もありましたが、そのなかで内を通って4着と着順以上に強い内容だったと思っています。東京コースは共同通信杯で速い末脚を見せて勝ち切ってますし巻き返してくる可能性は高いかなと。あとは人気ですかね、過剰に売れる気もするので。』
た『1人気まであるんじゃないかと思いますね。』
リ『むしろこの馬のおかげでイクイノックスが単勝3倍で買える、という可能性もありますよね。』
ら『ダノンベルーガも高評価となりましたが、オッズがどうなるかにも注目したいですね。続いて想定3人気は皐月賞で3着だったドウデュースですね。想定4人気のジオグリフとは人気が入れ替わる可能性もあるかなと思ってますが、この子はいかがでしょう?』
た『上がりの速さってところで評価されそうな感じはしますね、ただジオグリフと人気は入れ替わってもおかしくないと思ってます。
新馬戦からずっと上がり2位以内の脚を使えていますし、弥生賞も不利があったことを考えると強い内容でした。友道厩舎で母系にSeattle Slew持ちと考えるとこの舞台も合うと思いますね、Lyphardの4×4でスピードもありますし。
ただ不安なのが近2走の道中が不安定なんですよね。弥生賞、皐月賞では本命でしたがダービーはどうしようか悩んでます。』
リ『当日はさすがにジオグリフのほうが人気する気がしますね。
今回3連単を買うって前提でお話しするんですけど、消す理由はないなって感じですが1着で買える要素も少ないなって印象です。
皐月賞は後方から一気に追い込んできて3着に来たので能力が高いのは間違いないですし、朝日杯FSもレベルの高いレースだと思ってて強いのは間違い無いのですが、皐月賞で3着に来れたのは外伸び馬場の影響もあったかと。ただ母系はSeattle Slew持ちで血統的にも切る理由はなく、他にも推し理由はあってそれが新馬戦の勝ち方ですね。小倉芝1800mの新馬戦で前半3F39秒未満で上がり34.5以下で勝利した馬は2010年以降で7頭いるのですが…』
○小倉芝1800mの新馬戦で前半3F39秒未満且つ上がり3F34.5以下で勝利した馬
→ウインバリアシオン、ヴェロックス、クロノジェネシス、フィデル、ピースオブエイト、ラスマドレス、ドウデュース
リ『この条件で勝利した馬はクロノジェネシスなど、クラシックレースで好走しているような馬が多くいるので3連系を買うなら消せない一頭という評価ですね。ただ頭でどうか?と考えると推し要素が弱く、皐月賞の上位4頭のなかだったら一番優先度は下がるかなって印象です。』
た『右に同じです、強い馬なのは間違いないですけど三列目にジオグリフをとるかドウデュースを取るかって感じがしますね。らいむさんはどうですか?』
ら『先に結論を述べるとボクも似たような評価です。朝日杯FSを制しているようにこの舞台に対応するスピードは持っていると思いますが、折り合い面に不安があること、ダービーが3戦目であることが気になりますね。他の有力馬は間隔をあけて皐月賞→ダービーのローテを組んでいるのに対し、ドウデュースは弥生賞からの始動で上積みという点でどうかなと。皐月賞は結果的にペースが上がらず後ろすぎて届かないレースでしたが、折り合い面を考慮すると無理に出していく競馬はしづらい印象があるので差し損ねる可能性もあるのかなと』
た『ある程度ペースが流れてくれた方がありがたいって感じますね。』
ら『そうですね。ただこの舞台ではスローになる可能性が高いとみているので不安が大きいというのがボクの評価です。最後に想定4人気は皐月賞を制したジオグリフですね。皐月賞を勝利したにも関わらず意外と人気してないようですが、この子はいかがでしょう?』
リ『一応ダノンベルーガじゃない馬を本命にするならこの馬かなというのが現時点での見解ですね。理由は単純にこの馬がめちゃくちゃ強いと思ってます。』
た『私もです。』
リ『能力だけで勝てるんじゃないかってくらい強さを感じてて、発信する側として数字だったり根拠を出すことを大事にしてますが、ジオグリフは数字だけでは表せない怪物のような強さを感じるんですよね。
皐月賞は強かったですし、共同通信杯も折り合いに苦労してる面を見せながらダノンベルーガの2着ですし。
それと血統についてですが、父ドレフォンとはいえジオグリフはこの距離も問題ないと思うんですよね。
先程intentionally系が好相性という話をしましたが、ドレフォン自体がその血を持っていますしこの舞台でも好走出来る下地はあると思います。
あとは福永騎手ですね。過去5年で3勝してますが、福永騎手は馬場の伸びるところをしっかり選んで通ってるなと。ほんとに馬場を読むのが上手なので、ハイレベルで混戦ってことを考えると福永騎手の馬場を読む力がかなりアドバンテージになると思っています。怪物級に強いジオグリフに馬場読みが上手い福永騎手が乗るとなると本命にしてもいいんじゃないかと。
距離もレースぶりを見る限り伸びた方がいいんじゃないかってくらいですし、まだじっくり悩みますが本命候補の一頭ですね。』
ら『なるほど、ありがとうございます。たまきさんもジオグリフは高く評価しているようですね?』
た『これ以上喋らないでくれって念じながら聞いてましたね(笑)
私も高く評価していて重い印は打つと思います。
どのレースも評価できる内容だったなと思っていますが、共同通信杯は雨で稍重で行われ外伸び馬場のなか勝ち馬より内を通って2着、更に斤量も背負っていてかなり評価できる内容でした。あとは札幌2歳Sの内容を考えると末脚の持続力って部分は一番高いと思うので、東京の直線でその持続力が活きるんじゃないかなと。朝日杯FSは5着に敗れましたが、ここで速い流れを経験したことで皐月賞にもこの経験が活きたのかなと。
自在性且つ脚の持続性を評価して東京でも好走できると思いますね。1600mで距離は伸ばした方がいいって言われてたのに世代限定戦のここなら評価を下げる必要はないと思いますね。サリオスみたいな感じだと思ってます。』
ら『ありがとうございます。お二人から距離の話が出ましたが、恐らく多くの方が気にしてる不安点ですよね。ドレフォンはStorm Cat系の種牡馬ですが、この系統は日本ではダートや短距離戦での活躍が目立つ種牡馬です。しかしこのレースは速い時計に対応するスピードが求められることもあり、ディープ×Storm Cat系が好走していることからも母系にスタミナ系の血を持っていればこれまでとは逆のパターンとなり、世代限定戦且つ高速馬場でスピードが求められやすいこのレースなら2400mもこなせていいのでは?と考えています。母アロマティコは中距離で実績があり、母父キングカメハメハ、母母父サンデーサイレンスと今の日本で主流となる血統を持っている母系ですし、ボクはこなせても全く不思議ではないと思っています。距離が不安視されて人気しないようなら逆に狙いたいです、先程お話ししたラップの項目にも該当するように高い能力はもっていますからね。コーナーで動いていける器用さを持っているので東京がベストとは思いませんが、他馬より1kg重い斤量を背負っていた共同通信杯でダノンベルーガと0.2秒差の走りができるならそこまで不安視するまでの要素ではないかなと思っています。長く脚を使えるタイプなだけにこの時より早めにペースが上がる展開になれば面白いと思いますね。』
リ『最近のGIも能力重視か適性重視か〜ってありますが、能力重視で考えるとジオグリフ、適性重視で考えるとダノンベルーガって感じですね。
あとは見た目が本当にお母さんのアロマティコなんです、なので距離は問題ないと思います。』
た『この馬体の見た目からは距離不安は感じないですよね。』
ら『不安があるとしたらドスローになった時ですね。それこそ共同通信杯のような直線だけの勝負になってしまうと分が悪いですし。』
リ『極端なイン有利にならなければ福永騎手がいいところを通して伸びてくる気がしてます。』
た『逃げたい馬も多いですからね、それなりにペースは流れてスタミナも要する流れになる気がしますね。』
🍀人気馬以外の注目馬🍀
ら『ここまで想定上位人気馬4頭についてお話を伺ってきましたが、他に現時点で注目している子はいますか?』
た『馬を絞らなくていいのであれば1枠1番に入った逃げ先行馬は押さえておきたいです。』
ら『レースのポイントでお話にあったやつですね。』
た『個別で行くならプラダリアですね。この馬は青葉賞組ですが別路線ならここかなと。
今年の青葉賞はペースが流れて例年よりもよく見えたのと、過去10年でみても1000m通過が一番速かったので、そのなかでしっかり速い上がりを見せて勝利したのはいいんじゃないかと思いますね。ディープインパクト×クロフネはレイパパレなど活躍馬が出てる配合ですし、皐月賞組以外ではここを評価したいですね。ただ基本は皐月賞上位組と1枠を評価していきたいと思ってます。』
ら『ありがとうございます。リュウタロウさんはどうですか?』
リ『日本ダービーは3連単を買おうと思っていて、馬券内がありそうだなって観点で気になるのが3頭います。その3頭がキラーアビリティ、ジャスティンパレス、ピースオブエイトですね。
最初に挙げたポイントの上二つ(東京芝1800mの重賞で1着、東京芝で2勝以上&複勝率100%)に該当しないパターンだと、年末の中距離重賞(ラジオNIKKEI杯2歳S、ホープフルS)で連対していた馬が好成績です。この条件に当てはまるのはエピファネイアやワンアンドオンリー、レイデオロなどがいて、コメートが人気薄で5着に来るなどの活躍も見せています。ここは単純に濃いメンバーが揃いますし、皐月賞で馬券内に来れなかった場合はそこで善戦してるというのが評価できるポイントかと。
あとは毎日杯組ですね。面白いのがマイネルフロストは毎日杯勝利後に青葉賞で凡走してダービーで好走しており、毎日杯はダービーに繋がるレースなんだなと。なのでこの組は注目したいですね。』
ら『なるほど。キラーアビリティとジャスティンパレスはホープフルS組、ピースオブエイトは毎日杯組ですもんね。』
リ『それとジャスティンパレスとキラーアビリティはこの舞台への適性が高い血統です。』
○ジャスティンパレス
父:ディープインパクト
母母母父父:Relaunch
→Intentionally系
○キラーアビリティ
父:ディープインパクト
母母父父父:Seattle Slew
母母母父父:Relaunch
→Intentionally系
リ『ジャスティンパレスに関しては皐月賞で出遅れに加え、直線ではオニャンコポンが外に寄れた影響でデムーロ騎手が引っ張って減速しているので着順ほど悪い内容ではないと思ってます。
キラーアビリティはここで本命にしたいくらい悩んでますね、皐月賞は内を通る競馬でここの敗戦は気にしなくていいと思いますし、一週前追い切りがよければ本命にするかもしれません。キラーアビリティはホープフルSのときに現地で見たんですけど、トモのボリュームが凄くて相当のエンジンを積んでるなと思ったのでここで巻き替えしてほしいですね。
あとこれはロマン的な話ですが、皐月賞で人気を背負って大敗したのが2009年のロジユニヴァースと重なる部分がありますね、この時の鞍上は横山典弘騎手でした。
横山武史騎手は昨年ハナ差でダービーを逃しているのでキラーアビリティが1着になったらめちゃめちゃアツいなと。
ピースオブエイトはドウデュースと同様GIで好走する下地がありますし、阪神芝少頭数のレースで速いタイムで勝った馬はシャフリヤールやアルアインなどその後の活躍も目立ってます。レースでは楽逃げなわけではなく直線ではベジャールに並びかけられて差し返すところも見せました。前走逃げちゃったところが唯一気掛かりですが、能力的には来てもおかしくないなと思ってます。』
ら『なるほど、ありがとうございます。ボクは上位人気馬以外で一頭高く評価している子がいて、それがキラーアビリティです。皐月賞ではダノンベルーガ同様荒れた内をついて敗れてしまいましたが、キラーアビリティはスタートから終始荒れた内を追走していました。これはダノンベルーガとは異なる点です。また、この子は小回りコースである中山のホープフルSから直線の長い阪神外回りコースの萩Sを制しているように、直線での末脚が求められる東京替わり自体はマイナスではないと思います。それよりもこの子の場合は高速馬場で高いパフォーマンスを発揮できるのが大きな強みだと感じています。未勝利戦をレコードタイムで勝利しているように速い時計が求められる決着になれば前走より条件は好転すると言えるでしょう。リュウタロウさんのお話にもありましたが、母系にはA.P.Indy系、intentionally系とスピードタイプの血を持っており血統面からの後押しもあります。オッズと馬場次第では重い印を打ちたいです。』
リ『キラーアビリティは前走調教も悪かったので本命も考えてますね、3連単1着固定の馬券も買うかもです。
私が動画でキラーアビリティ本命と言っていたら動きが良かったと思ってください。』
た『私は枠順出てからじっくり考えます。』
リ『枠順でいうと内枠に入ったらロードレゼルも考えたいですね。
最初のポイントに該当せず好走したのはレース本番で先行した馬か内枠に入った前走G2連対馬なんですよ。
ただ青葉賞はペースが流れたわりに時計が速くなくて、この組から馬券に絡んだアドミラブルの時が2.23.6で今年のプラダリアは2.24.2。それにアドミラブルが好走した年はダービーのペースが遅かったというのもあるので能力的に足りるか疑問はありますが、青葉賞組なら内枠を引いた時のロードレゼルかなって思います』
た『青葉賞は賞金を積めなかった子が集まるレースでもありますからね、ただここの速いペースに付き合っていったのは評価したいですし内枠に入ったら侮れないなと思います。』
リ『あと内枠に入った時のオニャンコポンもちょっと怖いですね。
父キングマンボ系×母父サンデーサイレンス系×母母父ミスプロ系は過去にコズミックフォースが16人気3着と好走していますし、菅原騎手もGIで穴馬を持って来てますからね。私の中で枠順次第で評価が上がる可能性があるのはオニャンコポンとロードレゼルって感じです。』
た『枠の並びって大事ですからね。特に東京芝2400mは重要だなって思います。』
ら『皆さんの最終結論がどうなるか、楽しみにしてますね…!』
🐎枠順確定前注目馬🐎
⚾️兎鉄たまき⚾️
イクイノックス、ダノンベルーガ、ジオグリフ、プラダリア、内枠に入った逃げ先行馬
🏇リュウタロウ🏇
イクイノックス、ダノンベルーガ、ジオグリフ、ジャスティンパレス、キラーアビリティ、ピースオブエイト、内枠を引いたらロードレゼル、オニャンコポンの評価UP
🍀碧馬らいむ🍀
イクイノックス、ダノンベルーガ、ジオグリフ、キラーアビリティ
2人の最終予想はTwitter&YouTubeにて! よければフォローとチャンネル登録もよろしくお願いします!
一緒に競馬を楽しみましょう〜!🐴✨
〈Twitter〉
⚾️兎鉄たまき⚾️
🏇リュウタロウ🏇
〈YouTube〉
⚾️兎鉄たまき⚾️
🏇リュウタロウ🏇
🍀告知🍀
ら『最後にお二人から告知です!まずはたまきさんから!』
た『毎週日曜日14時30分から私のYouTubeチャンネルにて中央競馬同時視聴配信を行っています!
また、週の初めには重賞の過去傾向&注目馬紹介動画を投稿しているのでこちらも見ていただけると嬉しいです!』
ら『同時視聴配信にはボクの重賞予想も掲載させていただいてます!リアルタイムで楽しめる方は是非一緒にレースを見て楽しみましょう〜!』
〈日本ダービー〉
〈目黒記念〉
ら『続いてリュウタロウさんからの告知です!』
リ『日本ダービーの注目馬紹介動画と今週行われる重賞の血統チェック動画をYouTubeにて投稿しています!是非ご覧ください!』
ら『まだ見ていない方は是非見てみてくださいー!』
〈日本ダービー〉
〈目黒記念〉
〈葵S〉
(高評価もよろしくです!)
〜収録後〜
ら『たまきさん、リュウタロウさん!ありがとうございました!』
た『今回は雑談がなく真面目に話したので早く終わりましたね。』
リ『すいません、リュウタロウが真面目な話をしすぎました。』
た『これじゃただのインタビューですよ?』
リ『いやこれインタビューですから(笑)』
(お二人の主従関係(?)がよくわかる収録でした。リュウタロウさんはたまきさんの無茶振りにも落ち着いた振る舞いで対応していたのでやはりセン馬かもしれません。)
いつもボクの記事を読んでくださりありがとうございます! これからも根拠のある記事、面白い記事を作成していけるよう努力します!