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コースを学ぼう!-part30-【函館芝2000m】

こんばんは!碧馬らいむです🍀🐴

ここでは競馬場のコース毎の特徴押さえておきたいポイントについて記載しています!普段何気なく見ているレースも、コース形態や特徴を把握して見ていると面白い部分があったり、レースの振り返りや馬券購入のヒントに繋げられる部分もあります✏️📖
「このコースはこんな特徴があるんだ!」と思っていただければ嬉しいです✨

さて、今回は今週行われる函館記念の舞台でもある函館芝2000mについてまとめました!📊
過去のデータについても記載していますので、競馬に詳しい方も競馬初心者の方も少しでも参考になれば嬉しいです🎶


🟢コースの概要🟢

コースの全体像

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函館芝2000mは観客席側の直線、4コーナー奥からのスタートとなり一周してゴールとなるコースです。
このコースはGIII函館記念が行われる舞台でもあります。


🔴押さえておきたいポイント🔴

スタート後は下り坂が続く!1コーナーまでの距離も長いため前半のペースが速くなりやすい!
函館芝2000mはスタート後が下り坂となっており、1コーナーまでの距離も長いため前半のペースが速くなりやすいコースです。
更に1コーナー手前から2コーナーにかけても下り坂となっており、序盤は下り坂が続くのがこのコースの特徴です。

下りきった2コーナー途中から4コーナーまでは上り坂が続きますが、直線の短い小回りコースなので後半は早めにペースが上がります。そのため
序盤は速いペース→向正面は上り坂なのに早めのペースアップ
と、タフな流れになります。
起伏のあるタフな小回りコースのため、パワー器用さ、早めのペースアップから最後までバテずに走り切る持続力が求められるコースです。



洋芝でタフな馬場になりやすく、洋芝巧者にも注目!
函館競馬場の芝コースは全て洋芝で、これは函館競馬場と札幌競馬場だけの特徴となります。
洋芝は他の競馬場で使用されている野芝と比べて寒冷な気候に強く耐久性に劣るといった特徴を持っています。そのため開催が進むにつれて馬場が傷んで時計がかかるようになり、パワーが必要とされる馬場になります。そのため開催前半と後半の芝状態の違いは意識しておきたいポイントです。
他の競馬場と芝が異なるため、函館・札幌コースを得意とする洋芝巧者と呼ばれる子もいます。
また、函館競馬場は札幌競馬場ほど水捌けが良くないため、雨が降ると一気に時計がかかり馬場が重くなったり外が有利になることがあります。馬場が重くなればよりスタミナパワーが必要となるため、長距離重馬場での実績がある子に注目したいコースです。




📊データ編📊

データは2017年1月〜2022年7月3日の期間に行われた函館芝2000mの結果を集計しました!✏️
(集計時に単勝50倍を超えるオッズのお馬さんは除外して集計させていただきました。理由は一頭馬券内に絡むだけで回収率の数字に大きな変化が現れ、正確さに欠けると思ったためです。)

🐴枠順別成績🐴

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14頭立て以上

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頭数に関わらず好走ゾーンは内枠〜中枠に集まっており、外枠(特に8枠)は好走率が下がっています。
小回りコースのため内目を器用に立ち回る子が有利になりやすく、外を回らされる可能性の高い外枠は不利なコースと言えそうです。
ただスタートから1コーナーまでは距離があるためスタート後のポジション争いの時間は長いコース。外枠の子もいいポジションを確保できる可能性があるため、逃げ先行タイプの子がどの枠に入ったのか?を確認して予想するのも大切です。
※ただし雨で馬場が重くなった時や、開催後半の馬場の傷みが目立つ時は外有利傾向が顕著になる時があります。天候の変化にも注目です…!




🐴脚質別成績🐴

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14頭立て以上

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直線の短い小回りコースらしく前にいる馬が有利に見えるものの、多頭数では逃げ馬の成績が大きく下降しており、1コーナーの通過位置や4コーナーの通過位置で見ても逃げ先行馬が好成績と言えるほどの数字は残していません

比較として、函館芝1800mと札幌芝2000mの脚質別成績を比べてみましょう。

函館芝1800m・14頭立て以上

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札幌芝2000m・14頭立て以上

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比較すると、函館芝1800mや札幌芝2000mは逃げ先行馬の好走率・回収率が高いことがわかります。
これらのコースの特徴を簡単にまとめると
函館芝2000m…スタート後下り坂+1コーナーまで長く、前半のペースが速くなりやすい
函館芝1800m…スタートから1コーナーまでが短いため、前半のペースが落ち着きやすい
札幌芝2000m…平坦なコースで函館芝2000mよりタフさが求められない

と、函館芝2000mは直線の短い小回りコースであるものの、逃げ先行馬にとっては楽な条件ではありません。とはいえ差し追込がバンバン決まるようなコースではなく、直線に向いた時にはある程度前目のポジションを確保したいコース。
それ故に道中捲っていける子の期待値が高く、道中やコーナーで動いていける器用さを持っている子、過去に捲る競馬をしている子にも要注目のコースです…!




🐴種牡馬別成績🐴

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勝利数1位はハービンジャー、2位はディープインパクト、3位はハーツクライと芝中距離での活躍が目立つ種牡馬が並びました。

特徴的なのは7位にローエングリン、9位にノヴェリストがランクインしていること。
ローエングリンは現役時代に1600〜1800mの重賞を勝利。父Singspielは欧州で主流となっている血でもあるSadler's Wells系の種牡馬で、母系も欧州的要素の強い血を持っています。
ノヴェリストは現役時代にイギリスのGIキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを勝利したドイツの競走馬。ランキング1位のハービンジャーも同レースを勝利しており、欧州で活躍した競走馬です。
函館芝2000mはタフな流れになりやすく起伏の大きいコース、芝も重くなりやすい洋芝を使用しています。これらのことから欧州的血を持っていることがプラスに働くのではないでしょうか。

改めてランキング1位はハービンジャー
単勝回収率は100を超えており高い好走率となっています。
また、馬場が重くなると好走率が上がるのも特徴です。
良馬場
【5-6-5-38/54】
勝率9.3% 連対率20.4% 複勝率29.6%
単勝回収率78 複勝回収率67

稍重〜不良馬場
【4-0-4-7/15】
勝率26.7% 連対率26.7% 複勝回収率53.3%
単勝回収率254 複勝回収率110

先程述べた通り、ハービンジャーは欧州で活躍した競走馬です。それだけに馬場が渋ってパワーが求められる馬場になっても対応できる産駒が多いのではないでしょうか。
ハービンジャー産駒は湿った馬場で特に注目、と覚えておきましょう。


2位はディープインパクト
単勝回収率・複勝回収率は平均以下となっており期待値は高くありません。しかし、2021年函館記念ではアイスバブルが14人気2着、2020年函館記念ではドゥオーモが13人気2着と人気薄で好走しています。
ディープインパクト産駒と言えば、末脚勝負(上がり勝負)に強い、直線の長いコースで強い、といったイメージがあるかもしれませんが、狙い目は先程名前を挙げた2頭のような末脚勝負を苦手としているスタミナタイプの産駒。2000mよりも長い距離で実績を残している子や重い馬場で好走歴のある子、長く脚を使える子は人気薄でも要注意です。


他、回収率が高い種牡馬を見ていくとヴィクトワールピサジャスタウェイローエングリンノヴェリストスクリーンヒーローなど、欧州的な血を持っている子上がりのかかるレースが得意なタイプ、距離が伸びても活躍できるスタミナタイプの種牡馬が目立ちます。
特にローエングリンは産駒のトーセンスーリヤが2021年の函館記念を勝利しており、ジャスタウェイとノヴェリストは産駒の好走率がかなり高く、今後もこのコースでは要注目の種牡馬です。
阪神外回りコースなど、高速馬場且つ広いコースの末脚勝負で敗れた子パワーや持続力を求められる小回りコース替わりで巻き返す…というケースは覚えておきたいパターンです。


また、ランキング外でとりあげたいのがオルフェーヴル
【2-8-5-11/26】
勝率7.7% 連対率38.5 複勝率57.7%、
単勝回収率21 複勝回収率131
と、勝ちきれないものの好走率は非常に高く安定した成績を残しています。
オルフェーヴルの父ステイゴールドも好走率が高く、そのステイゴールド産駒のドリームジャーニーフェノーメノも出走回数こそ少ないものの高い複勝率を残しています。
ステイゴールド系の産駒は小回りコース向きの器用さ重たい馬場を苦にしないパワーを備えてる子が多く、このコースでは注目しておきたい系統です。




🐴平均ラップ🐴

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参考として古馬1勝クラス古馬2勝クラス函館記念函館芝2000m全レースの平均ラップをグラフにしました。

スタート後は下り坂のため前半は速くなり、上り坂を迎える800〜1000m地点でペースが緩むレースが多いですが、その後は徐々に加速するラップとなっています。
上り坂が続くにも関わらず早めにペースが上がっていることがグラフからも読み取ることができ、タフな流れで最後までバテずに走る持続力が求められていることがわかります。
また、3,4コーナー部分でも徐々に加速しているため器用さも求められるコースであることもグラフから読み取ることができます。

下り坂が続くとはいえ中盤で緩むことが多いこのコースですが、2020年の函館記念を見てみると…

🐎2020年函館記念ラップ🐎
12.4-11.2-11.7-11.7-11.8-11.8-12.0-12.1-12.4-12.6

と、中盤も全く緩まず最後まで減速するラップとなっています。上り坂が続くなか緩まずに行ってしまったため逃げ先行馬は苦しくなり、このレースは差し決着となりました。更に1着は15番人気の差し馬アドマイヤジャスタ、2着は13番人気の追い込み馬ドゥオーモと二桁人気の人気薄が上位に来たため大荒れとなったレースでした。
基本は直線に向いた時点である程度前のポジションにつけていたいコースですが、中盤で緩まず逃げ先行馬に苦しい流れとなった時は追い込みも届くレースになることがあります。逃げ先行馬が多くハイペースなりそう…と感じた時は敢えて追い込み馬を狙うのもいいかもしれませんね…!




🐎人気薄の好走例🐎

これらを踏まえて実際に人気薄の子が穴をあけた例を見ていきましょう。

穴をあけた例①
2021年7月18日(日)
函館11R 函館記念
アイスバブル 14人気2着(単勝33.7倍,複勝6.9倍)
バイオスパーク 12人気3着(単勝28.0倍,複勝6.3倍)

このレースは前2頭が離して逃げたことで前半3Fが12.6-10.3-11.5と極端に速くなったレース。そのため3番手以下は平均的なペースからこのコースらしい持続力が求められる展開となりました。
2着のアイスバブルは近走ずっと東京コースで速い上がりを求められての敗戦、過去に馬券に絡んだのはペースが流れてタフな流れになった目黒記念で持続力勝負への適性は見せていました。
3着のバイオスパークは過去に福島記念を制しているように、小回りコース×時計のかかる馬場が好走パターン。近走は直線の長いコースや高速馬場でのレース、直線で速い上がりが求められるレースが続いており適性外のレースでの敗戦でした。
2頭とも今回は自身の得意パターンのレースとなり、巻き返して穴をあけました。



穴をあけた例②
2021年7月11日(日)
函館9R 3歳上1勝クラス
ペルソナデザイン 7人気3着(単勝22.0倍、複勝6.4倍)

こちらは1勝クラスで穴をあけた子で、広いコースや速い末脚が問われるレースでキレ負け→タフな小回りコース替わりで好走した典型的なパターン
近走は東京→ダート→東京→ダート→東京→中京→中京と直線の長いコースやダート戦を使われており、特に近走はスローペースから直線での末脚が求められる流れとなっていました。
しかし函館コースに替わりペースが流れると、中団から末脚を伸ばし3着と好走し穴をあけました。
父はハーツクライ、母系には欧州的タフな血を持っており、コース替わりがピッタリハマったパターンと言える好走でした。



穴をあけた例③
2021年7月4日(日)
函館4R 3歳未勝利
メモラーブル 11人気2着(単勝72.2倍,複勝10.5倍)
ゼンダンピューマ 13人気3着(単勝114.7倍,複勝16.4倍)

こちらは欧州種牡馬の産駒が2頭揃って穴をあけたレース。
2着のメモラーブルはこのコースでの勝利数がトップだったハービンジャー産駒。近走は東京→中山(超スロー)→ダートと、芝では速い上がりを問われるレースが続いて凡走が続いていましたが過去には函館で4着、稍重の札幌で3着と時計のかかる馬場では実績を残していました。今回はコース替わりに加えペースが流れて差しが届く展開となり穴をあけました。こちらも広いコースや速い末脚が問われるレースでキレ負け→タフな小回りコース替わりで巻き返したパターンです。
3着のゼンダンピューマはこのコースで好成績なノヴェリスト産駒。近走はスローペースで差し届かないレースが続いていましたが、過去にペースが流れた小倉1800mで僅差の5着に好走した経験がありました。今回はその時と同じくペースが流れた上にタフな函館2000m。低評価を覆して穴をあけました。




〜まとめ〜

○スタート後は下り坂が続く!起伏もありタフな流れになりやすいコース!

洋芝巧者に注目!開催後半や雨の時は重い馬場での実績がある子に注目!

内枠〜中枠が好成績も馬場が荒れてる時は外有利になる時も!

○基本は人気馬がしっかり走ってくるコース、ハンデ戦の函館記念は荒れることが多い

○直線の短い小回りコースも、前半から速いペースになりやすいため函館芝1800mや札幌芝2000mと比べると差しが決まりやすいコース!また、道中捲っていける器用さを持つ子にも注目!

○注目種牡馬はハービンジャーヴィクトワールピサジャスタウェイローエングリンノヴェリストスクリーンヒーローなどの欧州的な血を持つ子や、時計(上がり)のかかる展開で好走が目立つ種牡馬!他ではステイゴールド系の好走率が高い!

序盤速い→向正面上り坂も早めにペースアップ、のタフな流れになるのが基本!パワー器用さに加え、最後までバテずに走り切る持続力を兼ね備えてる子に注目!
また、前半が速くなりすぎると追込馬が届く流れに!ハイペースが予想される時は人気薄の追込馬に注意!




〜函館記念のポイント〜

このレースで問われる能力・要素・傾向
最後までバテずに走り切る持続力
タフなコースに対応するパワーとスタミナ
コーナーで加速する器用さ
人気薄の好走が目立つ(前走敗戦馬が走る)
内枠有利
やや差し追込有利
前走同距離・距離短縮組有利

函館芝2000はスタート後が下り坂で1コーナーまでの距離も長いため前半のペースが速くなりやすいコースです。向正面には上り坂があり短い直線を意識して早めにペースが上がりやすいため、大きな起伏や洋芝に対応できるパワースタミナ、コーナーで加速できる器用さ、最後までバテずに走る持続力が問われるコースです。

このレースは洋芝コース×開催最終週に行われるため馬場が荒れ時計のかかるコンディションになりやすく、起伏の大きさも相まってタフなレースになるのが特徴です。

-函館記念過去5年勝ちタイム-
○2022年…2.03.6(重)
○2021年…1.58.7(良)
○2020年…1.59.7(良)
○2019年…1.59.6(良)
○2018年…1.59.8(良)
※2021年は変則開催により最終週に行われず

変則開催だった2021年を除くと良馬場でも1分59秒台後半の決着となり、そこに雨が重なるとよりタフなレースとなります。
2022年は元々ダートで勝ち上がってきたパワータイプのハヤヤッコが7人気1着。小回りコースと不良馬場での勝利実績があったマイネルウィルトスが1人気2着、年明けのタフな中山芝で好走歴のあったスカーフェイスが4人気3着。
時計が速かった2021年でもスタミナタイプの子が好走。14人気2着と穴をあけたアイスバブルは2000mを超える距離のレースで2勝クラス,3勝クラスを連勝し、2500mの目黒記念で2年連続2着の実績があった子。12人気3着のバイオスパークは前年も3着に好走しており、タフな小回りコースに強い子でした。
このようにタフなコースをこなせる裏付けのある子や、小回りコースでの実績を持つ子に注目したいレースです。


次のポイントは、人気薄の好走が目立つ点です。
このレースは小回りコース+タフなコース(開催最終週の洋芝)+ハンデ戦という特殊な条件であり人気薄が馬券に絡むことも多いのが特徴です。

1〜5人気
【3-1-3-18/25】
勝率12.0% 連対率16.0% 複勝率28.0%
単勝回収率76 複勝回収率64

6人気〜
【2-4-2-46/54】
勝率3.7% 連対率11.1% 複勝率14.8%
単勝回収率177 複勝回収率129


回収率は大穴の好走で上振れている部分もありますが、過去5年で馬券内に絡んだ子のうち半分が6人気以下の人気薄となっています。
先程述べたことの繰り返しとなりますが、小回りコース+タフなコース(開催最終週の洋芝)+ハンデ戦という特殊な条件であるため、前走敗れて人気薄になっている子が巻き返すケースも多いのが特徴です。

前走1〜5着
【2-2-2-25/31】
勝率6.5% 連対率12.9% 複勝率19.4%
単勝回収率45 複勝回収率51

前走6着以下
【3-3-3-39/48】
勝率6.3% 連対率12.5% 複勝率18.8%
単勝回収率210 複勝回収率145


過去5年のうち3年で前走6着以下に敗れている子が勝利しており、好走率は前走好走馬と比較してもほとんど変わらないことがわかります。
前走函館を使って敗れていても巻き返してくるケースが多く、開催前半と後半では馬場コンディションも異なるため、特殊な条件ゆえに前走の着順だけで判断しないことが大切なレースです。


次のポイントは内枠有利な点です。

1〜4枠
【4-5-2-28/39】
勝率10.3% 連対率23.1% 複勝率28.2%
単勝回収率97 複勝回収率120

5〜8枠
【1-0-3-36/40】
勝率2.5% 連対率2.5% 複勝率10.0%
単勝回収率193 複勝回収率97


開催最終週のため外枠有利なイメージを持つかもしれませんが、実際は内枠が有利になりやすいレースで内外で好走率に大きな差が生まれています。
函館は洋芝のため馬場が傷みやすい特徴を持っているため、函館記念が開催される前に馬場が傷みやすく(Aコース最終週など)、そこで外有利馬場になってしまうことで函館記念が開催される頃には全体的に荒れた馬場となってしまいます。それ故に内外での差が生まれにくく、基本は内をロスなく立ち回った子が有利になりやすいのがこのレースの特徴です。
(ただし函館記念が開催される前週にBコース替わり+雨も多い時期のため、その年の天候次第では外枠有利に傾くケースも考えられます。レース当日のバイアスにも注目です。)


次のポイントはやや差し追込有利な点です。

初角5番手以内
【3-1-4-19/27】
勝率11.1% 連対率14.8% 複勝率29.6%
単勝回収率70 複勝回収率141

初角6番手以下
【2-4-1-45/52】
勝率3.6% 連対率11.5% 複勝率13.5%
単勝回収率184 複勝回収率91


函館記念はコース形態の特徴からも前半のペースが速くなりやすいため、差しが決まるレースです。特に差し馬は人気薄での好走馬が多く、2022年はハヤヤッコが7人気1着、2021年はアイスバブルが14人気2着、2020年はアドマイヤジャスタが15人気1着、ドゥオーモが13人気2着、2018年はサクラアンプルールが7人気2着と好走しています。
特に内枠を引いた人気薄の差し馬は、前述の枠順傾向も含め恵まれやすい条件になるため要注目です。


最後のポイントは前走同距離・距離短縮組有利な点です。

距離延長
【2-2-1-37/42】
勝率4.8% 連対率9.5% 複勝率11.9%
単勝回収率34 複勝回収率59

同距離
【2-0-4-19/25】
勝率8.0% 連対率8.0% 複勝率24.0%
単勝回収率327 複勝回収率172

距離短縮
【1-3-0-8/12】
勝率8.3% 連対率33.3% 複勝率33.3%
単勝回収率156 複勝回収率147


出走数は距離延長組が圧倒的に多いのに対し、好走率・回収率では同距離組と距離短縮組が大きく上回る結果となっています。
前述したことの繰り返しとなりますが、このレースは洋芝コース×開催最終週に行われるため馬場が荒れ時計のかかるコンディションになりやすく、起伏の大きさも相まってタフなレースになるのが特徴です。そのため長い距離を使われていた子(長距離レースでの実績がある子)に有利に働きやすく、特に距離短縮組には要注目です。




以上、函館芝2000mの特徴と函館記念についてでした!
今後も気がついた事があれば随時更新していきます!

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(今年の函館記念は荒れるかな…!?)


いつもボクの記事を読んでくださりありがとうございます! これからも根拠のある記事、面白い記事を作成していけるよう努力します!