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【らいむの回顧】ラップでレースを振り返る!【AJCC/東海S】

こんばんは!お昼に埃を虫と見間違えて発狂した碧馬らいむです🍀🐴


今回はAJCC東海Sの回顧です!🐎
一緒にレースを振り返っていきましょう!

※この回顧にはボク自身の主観も含まれています。ボクの考えが全て合っているとは思いませんし、見る人によっては違う見解になると思います。ラップとレース映像を照らし合わせてボク自身が感じたことを書き記していますので少しでも振り返りの参考になれば嬉しいです。

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🍀AJCC🍀

レースラップとコース図🐎

【中山芝2200mコース図】

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【AJCCレースラップ】
12.5-11.4-12.6-12.3-12.4-12.1-11.9-11.8-11.8-11.7-12.2
前半3F36.5-後半3F35.7(後傾0.8)
前半4F48.8-後半4F47.5(後傾1.3)
勝ちタイム2.12.7-ややスローペース

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※平均ラップは過去5年のもの

中山芝は最終週らしく馬場も荒れており時計のかかるコンディション。しかし同日中山5Rでは4角〜直線で最内を通ったモネータドーロが1着、直線は外に出したものの内から2頭目の進路にいたキントリヒが2着、道中最内を追走したロジマンボが3着とインを通った子も好走していたほか、前日はスローペースのレースも多かったもののインを通った子や逃げ馬も好走しており見た目ほどインは悪くない印象です。内外の差が少なくペース次第で前も残るし差しも届くフラットに近いコンディションだったとみています。

まず今回のレースのラップを見てみると、コース形態らしい前半スローペースから徐々に加速していく流れになっているものの、このコースにしては緩みが少なく道中のペースが速くなりました。さらにラスト5F目で11秒台に突入しており厳しい流れを刻んでいたことがわかります。この流れに加えタフなコースや馬場だったことを加味すると、前にいた子にとっては厳しい展開でした。

それを踏まえた上でレースの流れを詳しく振り返って見ていきましょう。



【レース展開】

キングオブコージがやや立ち上がり気味のスタートになったものの全体的に大きな出遅れはなく揃ったスタート。内からキャッスルトップが主張し逃げ、外からダンビュライト、ソッサスブレイが先行、その後ろのグループに人気のオーソクレースやポタジェがつけました。
前のグループは固まっていたものの、そこから離れてアンティシペイト、また離れてマイネルファンロン、キングオブコージ、アサマノイタズラと続き馬群は縦長の隊列になります。

動きがあったのは中盤残り1000m付近、逃げていたキャッスルトップの手応えが怪しくなりダンビュライトが先頭にたつとオーソクレースが早めに動き進出、その外から併せるようにスマイルも上がっていきます。オーソクレースはバテずに長く脚を使える反面サッと加速することができず、前走の菊花賞でもコーナーでは押し通しになっていました。そのため鞍上のルメール騎手もオーソクレースの強みを活かすために早めに動いたのではないでしょうか。
そしてこの地点で離れた後方グループにいたマイネルファンロン、キングオブコージ、アサマノイタズラが一気に先頭との差を詰めており馬群が凝縮しています。この動きのなかで不利を受けていたと感じたのがポタジェエヒトです。内容については各馬の短評で後述します。

ダンビュライト、オーソクレース、スマイルの3頭が先頭で並び、後続との差が詰まった状態で直線へ。オーソクレースが一旦抜け出すも外からマイネルファンロン、キングオブコージが伸び、さらに最内をついたボッケリーニ、後方からアサマノイタズラも伸びて後方待機勢が一気に先頭を飲み込むと、最後はキングオブコージが1馬身と半馬身差抜け出して先頭でゴール。見事重賞2勝目を飾りました。



【各馬の短評&次走以降注目馬】

1着:キングオブコージ

近2走は敗れていたものの、前走は大外枠で1角のロスが大きい競馬、2走前は長期休養明けでイン前有利な展開を後方外回しと展開にも恵まれずの敗戦でした。今回は展開的にハマった感こそあるものの、元々このコースでの勝利実績もあるようにバテずに長く脚を使う持続力勝負に適性は示していた子で、タフな馬場やスタミナが求められるレースでは安定した走りを見せていました。今後もそのような適性が求められるレースでは安定して走ってきそうです。


2着:マイネルファンロン

4走前の新潟記念では外差し馬場と控えて溜める競馬が噛み合い大穴をあけた子。今回も11人気と大穴での好走で勝ち馬同様噛み合った感こそあるものの、自分の力を発揮できれば今回のメンバー相手でも勝ち負けになることを示しました。前半から急かす流れよりもじっくりと末脚を溜める競馬で結果を残しており、時計がかかり外差しも決まりやすい開催後半のレースでは再び穴を開ける可能性がありそうで今後も注目しておきたいです。


3着:ボッケリーニ

前目にいた子のなかでは最先着も、横山武史騎手の判断が光ったレースに感じた内容でした。他馬が早めに動くなか追い出しをワンテンポ遅らせ、4角〜直線ではロスなく最内を立ち回り3着。タフな流れとなり先行馬に苦しい展開のなか消耗を最小限に抑えた鞍上の好騎乗ではないでしょうか。戦績からも大崩れがないように弱点が少なくまとまったタイプであるため今後も条件を問わず走ってきそうです。


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5着:ポタジェ

道中はボッケリーニの後ろを追走、そのボッケリーニが仕掛けをワンテンポ遅らせたためポタジェも動くことができず、その間に外からマイネルファンロンに被され包まれてしまい動けなくなってしまい、さらにその後ろからキングオブコージも上がってきたため直線手前まで追い出しを待たされる形になってしまいました。そのため外から加速して上がってきた子には伸び負けたものの、直線に向いてからはしっかり脚を使っており決して悲観する負けではなかったとみています。安定した戦績が示す通りこの子もボッケリーニ同様弱点が少ないタイプであるため、今後も条件を問わず堅実な走りを見せてくれるのではないでしょうか。


6着:オーソクレース

スタートで内にヨレたものの、ルメール騎手が軽く促して前目のポジションへ。レース展開でも触れた通りこの子の特徴を活かすため早めに動いたものの、結果前に厳しい展開になり敗れてしまいました。今回は展開面の不利による敗戦と受け止めつつも、もっとスタミナが求められる条件の方がいいのかも?とも感じました。


9着:エヒト

道中は後方内で待機し、内からポジションを押し上げていったものの下がってきたキャッスルトップを捌けず後退、直線もオーソクレースとスマイルに挟まれてブレーキをかける不利とチグハグな競馬になってしまいました。スムーズならもっと走れていたはずで着順以上の評価をしておきたいです。





🍀東海S🍀

レースラップとコース図🐎

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【東海Sレースラップ】
12.7-11.3-12.2-12.2-12.6-12.8-12.5-12.5-12.9
前半3F36.2-後半3F37.9(前傾1.7)
前半4F48.4-後半4F50.7(前傾2.3)
勝ちタイム1.51.7-ハイペース

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※平均ラップは過去5年

中京ダートは含水率が低く、パワーが必要なタフなコンディション。8Rから小雨が降ったものの、前日に行われた3勝クラスとは0.5秒差しかなく大きな影響はなかったとみています。

今回のレースのラップを見てみると、中京ダート1800mはスタート後すぐコーナーを迎えるためペースが落ち着きやすいものの、今回は全く緩まずハイペースのレースとなり前にいた子にとっては厳しい展開でした。

それを踏まえた上でレースの流れを詳しく振り返って見ていきましょう。


【レース展開】

スタートで遅れたのはハヤヤッコとカデナ、他は全体的に揃ったスタート。ハナを切ったのは内のアイオライト、外からサンライズホープが2番手につけその後ろにデュードヴァン、オーヴェルニュと続きます。しかし1コーナーを迎えたところでイッツクールが外から押し上げ逃げているアイオライトに並びかけます。ここがハイペースになった要因で、アイオライトもハナを譲らず対抗したためコーナーでペースが落ちずハイペースとなり、アイオライトとイッツクールの2頭が後続を離し縦長の展開となりました。

その後3コーナー付近から後続馬も徐々に進出を開始、ここで不利を受けたと感じたのがグレートタイムスマッシャー。内容については後述します。
コーナーでサンライズホープが外から先頭集団に並びかけると、内を突いたオーヴェルニュとの叩き合いになります。この2頭で決まるかと思われましたが、後方で待機していたスワーヴアラミスがゴール寸前で勢いよく伸び前を捉えてゴール、重賞3勝目を飾りました。



【各馬の短評&次走以降注目馬】

1着:スワーヴアラミス

スタート後押して出ムチを入れるも先行できず控える形となりましたが、直線では鋭く末脚を伸ばしました。
ズブい面があるためテンの速い先行馬が揃うとポジション取りに苦労してしまうものの、その分バテずに長く脚を使えるのが長所で今回はペースが流れて展開もハマった印象です。とはいえ重賞を2勝しているように力はある子で、前走は出遅れ、2走前は上がりが速くスピードが求められて敗れたレースでした。今後もタフなダートでは注目したいです。


2着:オーヴェルニュ

綺麗に立ち回ったな、という印象です。サンライズホープの後ろのポジションから運び、4角も最内でロスなく立ち回りました。湿った馬場の方がいいのは間違いないと思いますが、良馬場でもそれなりのパフォーマンスを発揮できる子ですし他馬より重い斤量を背負っていたことを考えると敗れたとはいえ悪い内容ではなかったと思います。ただ今回は鞍上が上手に乗ったのと、揉まれ弱い面もあるので次走以降の取捨はよく考えたいです。


3着:ブルベアイリーデ

後方から追い込むも3着まででしたが、勝ち馬のスワーヴアラミスが最初のコーナーを内でロスなく運び、3〜4角も内寄りのポジションで運んだのに対しブルベアイリーデは終始外を追走していました。勝ち馬との力差は感じない内容でした。


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4着:サンライズホープ

前2頭とは離れた3番手を追走し4コーナーでは外から進出し前に並びかける競馬で最後に差されて4着。上位馬と比べると速いペースを前で運び、さらに外を回して…と不利の多い競馬でした。
揉まれ弱い面もあるため外を回すのは仕方がなく、これまでも外から進出して押し切る競馬をしているため悲観する内容ではないと思います。今後もスムーズに運べるポジションを確保できるかが鍵になりますが、スタートも速い子ですし外枠先行で巻き返しがあるとみています。


7着:ゲンパチルシファー

終始外を追走する苦しい競馬になってしまいました。中京で外を回して敗戦→巻き返しのパターンに注目しておきたいです。


9着:デュードヴァン

今回は先行策をとりましたが、これまで差す競馬をしてきた子がいきなりハイペースを先行するのは負荷が大きかったように感じます。次に繋がる敗戦とみて注目しておきたいです。


10着:グレートタイム

3角でミヤジコクオウが内に切れ込み気味に入ってきたため内にヨレてスマッシャーと接触する不利がありました。スタートから押しても先行することができず、この距離とメンバーではスピードで見劣ってしまうように感じました。距離延長で見直したいです。


12着:スマッシャー

3角でグレートタイムと接触し後退する不利がありました。また、1角手前では頭を上げる仕草が見られ揉まれない競馬がベストに感じます。内枠を引いてもユニコーンSを制した時のように揉まれずスムーズに運べれば大丈夫かもしれませんが、外枠や東京替わりで狙いたいです。


13着:アイオライト

今回はイッツクールに絡まれ厳しい展開を強いられてしまいました。度外視して次走以降見直したいです。




以上、AJCCと東海Sの回顧でした!
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最後まで読んでくださりありがとうございました✨











(プリン食べたい)


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