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わたしの相方のこと 19

わたしの愛するあなたへ…
あれから5年になろうとしています。早いものですね。あなたが亡くなった当初より、気持ちも落ち着いています。
あなたを身近に感じることさえなくなりました。
でも、それは逆にあなたが彼の地に無事に旅立ったことだと、確信しています。
だから、ここに書こうか迷いましたが、報告したほうがいいと思いかいておきます。
わたし…いま、好きな人がいます。以前に少し触れたので読まれてる方で、お分かりの方もいらっしゃることと思います。
その人は相方がなくなった一年後に知り合った人です。
わたしを陰で支えてくれています。あまり会う機会は減りました。なぜならその人は病院勤めの方なので、当時はコロナ禍てとても忙しくて忙しくて、会ってる時間さえなかったので、私は時間さえあればその人の勤務している病院の近くで食事したり、飲みに行ったりしてました。
山梨に旅行にも行きましたよ。富士急ハイランドにいって、フジヤマと高飛車に乗ったときは、足が震えてて笑われましたね。泊まりがけで何度かあちこちに一緒に行ってうちに泊まりにきたり。もう何度も来てますが、最近はあまり会う機会がない…というより会えないですね。連絡すら来ませんがお互いに分かっています。分かりあってると言った方が早いのかも。
その人とは前世からの繋がりがあると一目で分かります。
同じ空気を感じます。会話がなくてもその場が和んでて、自然体でいられます。数年前までは死にたいと思ってた私からしたら今が嘘のようです。
しかし、あの人を忘れたことはありません。1日も。
その人も相方の仏壇にお線香をあげてくれます。
あの人は、わたしをこの人と出会わすために…と言ったら言葉に語弊を与えてしまうかもしれませんが、入れ替わりで現れた人です。クールな人で少し高飛車ですが人情味ある人で、本気で怒ってくれます。わたしを。こんなプライド高いツンケンした私のことを。見誤ってないですよ。ちゃんとした目で人間を見てますから。
あの人も許してくれとは思いますが、その人が言うにはわたしと電話してると足を引っ張られるといいます。
その人も霊が見える人なので。まぁ、出会った頃の話しなので、今はありません。
今はたまに、直で電話してくるくらいですが、近況を聞いてきます。わたしもきちんと報告してます。
私は、その人が好きです。残された日はたぶんこの人と出会うためだったのかもと確信しています。
だから…許してね。わたしがそっちに言ったらきちんと謝るからね。「さきに逝かせてごめんなさい」とわたしの口からハッキリ伝えます。
今はその人を陰で支えて生きていきます。

わたしの愛するあなたへ…

〜Lime〜改、星野彩美

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