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【LAD】テオスカーのドジャースでの未来


みなさんこんにちは。ELiです。今回はドジャースの中軸打者テオスカー・ヘルナンデスについて話そうと思います。

テオスカーの活躍


試合を見ていればご存じの通りテオスカーの6月はすごいことになっています。

36打数 12安打  5HR 打率.333 出塁率.415 長打率.833 OPS1.248

週末の対ヤンキース3連戦シリーズでは第1戦に2打点、第2戦に2HR 6打点、第3戦に1HRと大活躍を見せました。
この活躍が認められてNL週間MVPに選ばれました。

シーズンを通してベッツ/大谷/フリーマン/スミスが取りこぼしたランナーを返す働きをしており、打点はマーセル・オズーナ、アレク・ボームに次いでNL2位となっています。
打球関連の指標も優秀で、実力通りの活躍と言って良いでしょう。

https://baseballsavant.mlb.com/savant-player/teoscar-hernandez-606192?stats=gamelogs-r-hitting-mlb&season=2024

チームメイトとの関係も良好です。シーズン序盤には大谷と山本にスペイン語を教えている映像が公開され話題になりました。

またホームランを打った際の「ヒマワリの種投げ」はテオスカーが始めた物だとされています。

https://www.latimes.com/sports/dodgers/story/2024-04-08/shohei-ohtani-hitting-throwing-program-update-dodgers

興味深い発言

そんなすっかりチームのコアとなったテオスカーですが、6月11日のBill LadsonとのQ&Aで興味深い発言を残しています。

MLB.com: You are a free agent after this season. How much do you want to stay with the Dodgers? What are your plans?
→オフにFAとなりますが、どれくらいドジャースに残りたいですか?どんな計画を描いていますか?(筆者訳)

Hernández: I want to stay. I don’t want to keep bouncing around the league. I feel good here, comfortable. I think this is a good chance for me to win. That is the most important thing for me. It’s a great group. I would love to stay.
残りたい。チーム間を行ったり来たりしたくない。ここが心地よい。勝てる可能性も高いしね。それが自分にとって一番大切なんだ。良いチームメイトもいるし。残れたら最高だ。(筆者訳)

このようにドジャースと長期契約を結び残留したい意思を明確にしています。

可能性は?

といっても"Baseball is Business"という言葉があるように個人の感情だけではなんともいかないのがMLBという世界です。それではテオスカーとの長期契約の可能性を本気で考えてみましょう。

ポジション


先ずはポジションです。現在の来年以降のドジャースに残留確定の外野手は以下の通りです。
・アンディ・パヘス
・ジェームス・アウトマン
・クリス・テイラー

更に球団内トップ30人のプロスペクトでメジャー到達予想が2025以内となっている外野手は以下の通りです。
・オースティン・ゴスイアー(Gauthier 読み方わからん)
・ホセ・ラモス
以上5人となっています。故にポジション面では明らかにスペースがあります。というより補強してもらわないと困ります。
打線全体と言う点でもフリーマンの衰退が目に見えてる中でインパクトがある打棒の出現or獲得は必須です。

ペイロール

問題はカネです。ドジャースは23年オフに総額10億ドル以上の契約を結んでしまいました。日本企業とのパートナー契約も増え、明らかに収入が上がっているドジャースですが、詳細が分からないので一般論とします。
ちなみにテオスカーはボラス案件ではありません(←これ大事)

先ずテオスカーはどのくらいの契約となるでしょうか?
似たようなタイプ(外野両翼+DH)の外野手を集めてみましょう。

マーセル・オズーナ 30歳 契約前WAR 7.02 (短縮を162試合換算)
→4年 $65M
ニック・カスティヤノス 30歳 契約前WAR 3.6
→5年 $100M
カイル・シュワーバー 29歳 契約前WAR 2.7
→4年 $79M

米国で急速なインフレが進んでいることも踏まえると5~6年1億ドル前後は覚悟した方が良いかもしれません。
Fangraphsによるとドジャースの2025年予想ペイロールは2億1613万ドルとなっています。
今季の3億1964万ドルまで引き上げると仮定すると余裕はあります。
テオスカーの5~6年1億ドル前後は年俸換算で2000万ドル程度となります。

一方でこれ以上長期契約を入れるのか、入れる余地があるのかという問題があります。今後4年以上契約がある選手は大谷、山本、ベッツ、スミスの4人です。
"一般的"にこれ以上長期契約を入れるのは危険です。ロースター/ペイロールの柔軟性が失われてしまいスター選手が怪我/不振となってしまった際に何もできなくなってしまうからです。
ドジャースは近年このリスクをとることを厭わない節があるため、可能性は無きにしも非ずです。

例外としてテオスカーが年俸引き下げ後払いに応じるケースがあります。
前述の通り彼はドジャースを気に入ってくれているみたいなので、マンシーみたいに低年俸+チームオプションの契約を受け入れてくれるかもしれません。

まとめ

今季のテオスカー
・テオスカーは今季リーグトップクラスの成績を残している
・テオスカーはドジャースを気に入っている
今後のテオスカー
・ポジション面ではドジャースはテオスカーを今後も必要としている
・ペイロールに余裕はあるが、長期契約を入れるのは厳しいかも?
・テオスカーが割引してくれるのがベスト!


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