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シティリーグS1お疲れ様でした

こんにちは、リリーです。

今回もCL横浜の時と同じように備忘録を残します。

※今回はデッキレシピや各対面の立ち回りについて詳細に解説することはありません。

前回の記事はこちら↓↓↓

結果として、今回は優勝することが出来ました。

[2023]
シティリーグ S4 10位 オポ落ち
PJCS Top64

[2024]
CL横浜 Top16
シティリーグ S1 優勝

サーナイトexを使用した公式大会

【サーナイトex】を使用したおかげで、公式大会はまぁまぁ勝つことが出来ました。

サーナイト今まで本当にありがとう。


1.デッキ選択について

私が今環境で最も練習していたのは【ロストギラティナ】でした。
《カウンターキャッチャー》の登場によって以前よりも捲りやすくなり、大幅な強化を感じていました。
不利である【ミュウVMAX】が当時環境に多かったものの戦い方次第では捲ることができ、【サーナイトex】【ルギアVSTAR】は環境中期までは少なく、そのまま練度を上げてシティリーグに持ち込もうと考えていました。

しかし、環境中期から不利である【サーナイトex】が増加してしまい、【トドロクツキex】の構築が洗練されていけばされていくほど微不利であると感じるようになりました。
また環境全体を見たときに、余裕を持って《アビスシーク》から展開出来る対面が減っているようにも感じていました。
この辺りから私の中で【ロストギラティナ】を使用する選択肢が消えました。

そこでずっと使ってきた【サーナイトex】の立ち位置を再び考え直すことにました。
詰める前は【パオカイナ】【ミライカイナ】が厳しいのかなと思っていましたが、練習していく中で【パオカイナ】に対しては五分または微有利であるという結論に至りました。
【ミライカイナ】に対してはイメージ通り、不利であるという認識は間違っていませんでした。
しかし、【ミライカイナ】側が様々なケアを怠れば怠るほど【サーナイトex】側が捲りやすくなります。
実際にPTCGLのランクマッチ程度であれば【ミライカイナ】に対する勝率はそこそこ高かったです。
総合的な勝率は35%くらいに考えています。

他にも良いデッキはありましたが、練度等を考慮して3週間前ほどから【サーナイトex】を使用することに決めていました。


2.バトルVIPパスの有無について

当日使用 デッキコード  XypSXM-HPHAG3-yM2y2M

※シティリーグ直前環境の話であり、現在の環境の話とは少しズレているかもしれません。


今回私は《バトルVIPパス》を採用した構築を使用しました。

ですが、実はシティリーグの数日前までは《バトルVIPパス》を不採用とした構築で臨もうとしていました。
検討していた構築がこちらです。

候補 デッキコード  RMMXp2-fA6QzB-XMyy3S
  • 《セイボリー》の採用枚数が増えてきたことから《すごいつりざお》の3枚目を採用

  • 【ロストツキ】【ロストバレット】が自主大会やジムバトルに参加して増えてきたと感じていたことから《ジラーチ》を採用

  • 【VIPパス型】と比較するとボールが少ないため《ボウルタウン》の採用が優先される影響で《崩れたスタジアム》を採用できず、ミラーでも強い《フトゥー博士のシナリオ》を採用

どちらかと言うと【VIPパス無し型】が強いというわけではなく、上記のカード3枚を採用しながら《バトルVIPパス》を採用することがデッキの枠の都合で厳しいため、泣く泣く妥協して【VIPパス無し型】を使用していました。

❓そもそも、なぜ《バトルVIPパス》を採用した方が良いのか

①1枚から2枚のポケモンを出すことが出来る

当たり前のことを書いているようですが、

  • 【ロスト系統】に対してボールが手札に1枚しかなく、1枚から1枚のポケモンしか出せない場合、《ラルトス》でスタートしていないと《あなぬけのヒモ》+《おとぼけスピット》で《ラルトス》が場からいなくなってしまう

  • 【パオカイナ】に後攻をとってしまった際に、《ラルトス》だけでなく《マナフィ》も置かないといけないため、手札にボールが2枚ないと《ラルトス》が場からいなくなってしまう

上記のような事故を《バトルVIPパス》であれば回避することが出来ます。

②かがやくゲッコウガとミュウが強い

《バトルVIPパス》を採用しないのであれば、《かがやくゲッコウガ》と《ミュウ》を採用することはありません。
前者に関しては《ハイパーボール》でしか出すことが出来ず、《ネストボール》を採用する枠もないからです。
後者に関しては《ミラージュステップ》が前提の構築になっている以上、1ターン目に出すことがないからです。

《かがやくゲッコウガ》に関しては、手札に次のターン必要なボールやサポートがないときに、《バトルVIPパス》から出して《かくしふだ》を使うと復帰する確率も上がります。
先攻の場合は2回使えるので、4枚もドローすることが出来ます。

《ミュウ》に関しては、《ミラージュステップ》の《キルリア》がサイド落ちしていた場合の盤面形成に役立ちます。
また、上で述べたようなどうしようもない手札のときに《ふしぎなしっぽ》から《バトルVIPパス》を引くことが出来れば、《ラルトス》を置きながら《かがやくゲッコウガ》を置き、《かくしふだ》から復帰を期待できます。
中盤以降にベンチに置いておくことで、相手の《ナンジャモ》の返しに要求パーツを揃える際に役立ちます。

③ミラージュステップから展開する以外のプランも取りやすい

先述したことと被る内容でもありますが、《ミラージュステップ》の《キルリア》がサイド落ちしていた場合や、2ターン目に《サーナイトex》に進化させて攻撃し始めたい場合に、思い描いたプランを通しやすいです。
《かがやくゲッコウガ》《ミュウ》を採用することで、【VIPパス無し型】で起こると非常に困るようなイレギュラーにも対応しやすくなっています。

❓VIPパス型に変更した理由

【VIPパス無し型】に不信感がありながらもジムバトルやPTCGLや自主大会での勝率が非常に高かったことが、何かモヤモヤしてずっと違和感を感じていました。
【VIPパス型】で納得のいく構築を完成させることが出来ればすぐにでも使いたいとずっと考えていました。

直前に構築を変えるのはあまり良くないですが、どうしてもモヤモヤと違和感に耐えきれず、数日前の深夜にゆっかーと【VIPパス型】の構築について激論を交わしました。

そこで出された結論は、

  • 【VIPパス無し型】で勝率が高かったのは、運が良かったのと相手の大きなミスに救われることが多かっただけ

  • 《バトルVIPパス》を採用しない方が事故りやすい

  • 《セイボリー》の採用枚数が1枚であることが多く、《すごいつりざお》は2枚でギリギリ足りる

  • 自分の体験では急増していると感じていたが、分布を見ると【ロストツキ】【ロストバレット】が急増しているわけではなく、尚且つ《ジラーチ》を採用しないと絶対に勝てないわけではないため不採用でもギリギリセーフ

これにより【VIPパス型】で臨むことに決めました。
背中を押してくれたゆっかーには大感謝。

★個人的VIPパス型の絶対採用カード

  • クレセリア

  • サケブシッポ

  • ミュウ

  • かがやくゲッコウガ

  • バトルVIPパス 4枚目

  • カウンターキャッチャー 2枚目

  • ゴージャスマント

  • 博士の研究

  • 崩れたスタジアム


3.当日のマッチについて

※曖昧な箇所もあるので間違っていたらすみません

①サーナイトex(VIPパス無し)⭕️後攻
先攻2ターン目の《ミラージュステップ》に対し、こちらは《ミラージュステップ》がサイド落ちしていたため後攻2ターン目から攻撃する展開に。
相手のハンドが細かったので《キルリア》を倒して盤面を弱くすることに成功したため、捲られずに勝つことが出来ました。

②ターボトドロクツキ ⭕️先攻
一番有利な対面なので基本的に負けることはありませんが、《げっこうしゅりけん》が飛んでくることがあるので念のため《マナフィ》を置いて、そのまま順当に勝つことが出来ました。

③インテレオンウーラオス 後攻
2戦目に隣の卓で対戦していたのを見ていたので、何となくデッキの中身は把握していました。
《ジラーチ》不採用《月明かりの丘》2枚目の不採用により、かなり厳しい戦いになるだろうなと覚悟していました。
こちらはベストを尽くしましたが、お相手の動きがそれを上回るほど強かったので(ただの運負け主張ではなく、お相手のプレイにミスもなく的確に嫌なことをされました)完敗でした。

リザードンex(エヴォリューション)⭕️先攻
ジャンケンに負けた~と思っていたら後攻を選ばれたので驚きました。
余談ですが、自分は《エヴォリューション》の構築でも先攻を取るべきだと思います。
有利対面なので、お互いに事故はありませんでしたが順当に戦って勝ちました。

⑤ロストギラティナ ⭕️先攻
有利対面なので、オポ的にもトナメ確定で嬉しい~!と内心思っていました。
しかし、デッキを確認したら《頂への雪道》を剥がすカードがデッキに1枚しかありませんでした。
大体サイドを3枚取るまでは《頂への雪道》を1回しか剥がすことが出来ないことを意識してプレイしました。
サイドを取られたところで《ナンジャモ》をしながら《頂への雪道》を剥がし、サイドを取り始めました。
もちろん、再び貼られたときのために《サーナイト》に手貼りを欠かさずにしていました。
《ナンジャモ》を使ったこともあって運良く2枚目貼られないとかないかな~と思っていたらしっかり貼られながらサイドを取られました。
《サーナイト》に手貼りしていたので、前のターンに《サイコエンブレイス》をしておいた分と《リバーサルエネルギー》を手貼りすることが出来たのもあって、《カウンターキャッチャー》で《ギラティナV》を倒すことが出来ました。
そこで《ボウルタウン》をサイドから獲得したので、その後は順当に勝つことが出来ました。

決勝① サーフゴーex+ヒスイイダイトウ ⭕️後攻
基本水エネルギーが見えたので、しっかりと序盤に《マナフィ》を置きました。
有利対面でしたが、ワンテンポ遅れてしまったので捲る展開に。
結構ギリギリでしたが、最後にお相手の《ツツジ》から《リファイン》と《アルカナシャイン》と《セイボリー》のドローで《ゴージャスマント》を引くことが出来たので勝つことが出来ました。

決勝② サーナイトex(VIPパス無し)⭕️先攻
《バトルVIPパス》不採用とわかっていたので、先攻2ターン目から全力で攻撃しにいきました。
案の定、後攻2ターン目は《ミラージュステップ》だったので、サイド2枚差を守りながらそのまま勝つことが出来ました。

決勝③ インテレオンウーラオス 再戦 ⭕️先攻
今年一番頭を使って頑張った試合でした。デッキを確認したら

《リファイン》の《キルリア》が3枚サイド落ちしていました。

卓付きのジャッジもお相手も、先攻2ターン目に《ミラージュステップ》の《キルリア》に進化させたのに、逃げて《ミュウ》前にして番を返したことにはビックリしていたと思います。
お相手が《れんげきウーラオスV》でスタートしたので、まだギリギリ勝機はありそうでした。

この試合で意識していたことは、

●《ボスの指令》は不採用
●入れ替えカードは《あなぬけのヒモ》のみ
●《ふしぎなアメ》を大事にする
●メインアタッカーは《サーナイトex》
●サイドプランは1-3-2、手札干渉をしながら《オクタン》を倒すターンを作る

《キョダイウズマキ》で《ミュウ》を倒されたことから始まりました。
《ふしぎなアメ》から《サーナイトex》に進化させ、《インテレオンVMAX》に《ミラクルフォース》で攻撃しました。
この辺は少し曖昧ですが、多分次のターンは《サーナイトex》が《キョダイウズマキ》を受けたはずです。
返しにこちらは《クレセリア》を出し《カウンターキャッチャー》で《オクタン》を呼び出しました。
《ルナブラスト》で倒すことに成功しました。
色々と端折りますが、返しに《デヴォリューション》で自分の場の《ラルトス》は1枚になってしまいました。
この時点での相手のサイドは残り2枚、こちらのサイドは5枚です。

残った《ラルトス》は《メモリースキップ》でした。
相手のバトル場はHP330の《インテレオンVMAX》、ベンチにHP140の《インテレオンVMAX》と《れんげきウーラオスV》です。
《キョダイウズマキ》でエネルギーを戻していたので、《ナンジャモ》をしながら《メモリースキップ》を使いました。
バトル場の《ラルトス》が倒されたら負けでしたが、相手は手札3枚の状態から《みずの塔》と《れんげきエネルギー》を揃えなければなりません。
《あなぬけのヒモ》の場合は、ベンチのポケモンは倒されてしまいますが《ラルトス》は生き残ります。
お相手の手札が《れんげきエネルギー》+《ペパー》だったので、《あなぬけのヒモ》からベンチの《クレセリア》が倒されました。
ベンチの《インテレオンVMAX》がバトル場に出てきたということは、残りHPは140。
《ナンジャモ》をしながら《ラルトス》を《ふしぎなアメ》で《サーナイトex》に進化させ、《インテレオンVMAX》を倒しました。
《ボスの指令》が採用されていることは極めて少なく、《あなぬけのヒモ》も1枚採用であることが多いため、返しに負けることはほとんどないかなと思っていました。
お相手も手札2枚からすることがなく《インテレオンVMAX》をバトル場にして番を返してきたため、返しに《ボスの指令》で《れんげきウーラオスV》を倒して勝つことが出来ました。

MVPは《メモリースキップ》の《ラルトス》です。


4.終わりに

CL京都の優先権もありJCSの権利もあるので、今シーズンも大型大会をメインに頑張ろう!と思っていたら、CSPでの世界権利も見えてきたので、今シーズンは歴代でも一番チャンスがありそうです。
4月のEUICにも挑戦しようと考えています。
今後も全てを出し尽くす勢いで日々努力していきます。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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