11/18(土)創作ブートキャンプ提出企画&参加レポート

noteさん主催の創作ブートキャンプに参加してきました。
全体のレポートを書かれる方はほかにいらっしゃると思うので、まな板に乗った側の参加体験をレポートしますね。なのでわりと個人的なエントリになります。
今後、体験型の回に参加される方の参考になれば。

●参加経緯

今回のテーマは「企画の練り方・読み方」。実は本業で企画書を読み書きすることが多いため、企画書作成のスキルよりは、コンテンツのブラッシュアップアドバイスが欲しくて参加しました。

そのため、企画書の形式としては一発アウト! というのを承知であらすじ欄に未完成の長文プロットを記入し、中身について揉んでもらえたら……と思っていたのですが、これが裏目に……。

●いただいたアドバイス

①ターゲット年齢の再考

若い層より40代以上、と牧野圭祐さんよりご指摘。
見返したら年齢区分がざっくり「10代以上」となっていましたが(Wi-Fiが弱かったのかちょこちょこ更新されていないところがある模様)実は30代~50代をメインに据えていたのでその感覚は合っていたんだ! とちょっとうれしくなってしまいました。

②長い(人に優しくね)

これほんとにごめんなさい……!となりました。
アサウラさんに「長くて切れ目がないので改行を」「短くわかりやすく」と言われ欲望優先で参加してしまったことに申し訳なさが募ってきていたのですが、「読む人に優しくね」と言われてちょっと笑ってしまいました。人間性から反省。
あと「専門用語を使ってはいけない」とのことで目からウロコでした。本業だと業界内の人間とのやり取りがメインなので、その視点が抜け落ちていました。勉強になりました。

③世界観が出来上がっているので内容に触れられない

牧野さんが「世界観が出来上がっているので触れない」とおっしゃっていて、アドバイス欲しくていろいろ書いたのが裏目に!!! 
丸戸史明さんがありがたくもこういった形式の話は好きと言ってくださったのですが、「小さな人間関係とスケールの大きな世界観の対比で魅せるといい」「あまりに大きな話だと読む人にぽかんとされるので(中略)ウテナにするのかマリみてにするのか●●●にするのか、表を見せる要素をつけるといい」とのことだったのでそこを深掘りしたいです。

●感想

という感じで、「欲をかくとよくないですよ」というイソップ物語みたいなオチになってしまいました。
が、あとから司会の萩原さんにお話を伺ったところ、丸戸史明さんからいただいたアドバイスがより具体的に理解できたので、得るものは大きかったです。「しっかり人類を滅ぼしてください!」(by丸戸史明さん)と言われたので、この話を書くかどうかは別としてやる気が出ました。がんばって滅ぼすぞ。
あと、当たり前ですが参加目的とイベント自体の企画趣旨は合致しているに越したことはないです。でも、そうでなくても今回のようにフォローがいただけるので、かすっている部分があればありがたいお言葉をもらいに行ってもいいのかなと思います。noteさん太っ腹でした、ありがとうございました。

私の企画書は最後に記しておきますので、ご興味あるかたはご参考にどうぞ。

●お願い

人に優しくなく、欲深い人間性が露呈したところでするお願いではありませんが。
作品を読んであげてもいいよという方、創作している方、お友達募集中の方、一緒に何かやりませんかという方、大きな世界観のお話が好きな方、どんな方でも仲良くしてくださったらうれしいです。
独りでやっているとどうしても価値観が固定化してきてしまうので……。noteでフォローいただけたら100%お返しします。

当方、長編メインの小説書き(作品『秘色のステラマリス』『あまた咲くらん』どちらもBLですがそれ以外も書きます)です。よろしくお願いいたします。
X(旧ツイッター)@toyokawab


提出企画

●タイトル案
幻想庭園リリトピア伝記『百合種、少女は』

●想定媒体と想定尺(長編小説、短編小説、1クールアニメ、週刊連載コミック、2時間ドラマなど)
長編小説

●ターゲット読者/視聴者層
10代以上の女性(ダークファンタジー、耽美な百合、シスターフッド、女×女、ライトなBLなどが好きな人向け)
(※30~50代女性としていたが更新されておらず)

●あなたがこの作品で描きたいテーマ(複数ある場合は箇条書き)
・女×女の巨大感情(そのために創世記モチーフの大きな舞台を用意)
・自立(※母からの自立、としていたが更新されておらず)

●主要登場人物(3~4名程度)
●主人公:ミア(本名 マリア)
天空庭園リリトピアで暮らす百合種の少女。赤毛にブルーの瞳。明るく、素直な性格。
周囲の少女たちがリリトピアの教育に染まり人間性を亡失していくなか、人間らしさを損なうことができず、リリトピアに馴染めなくなる。
特に卒業式に当たる「落下」の儀式に耐えられず、管理人であるエヴァンジェリンへの不信を募らせていく。また、母なる存在を常に求めている。

●エヴァンジェリン(創世記における第二の女 愛称イヴ)
黒髪ロングストレート、藍色の瞳。クールでミステリアス、時に厳しい態度を見せる。
黒百合モチーフの女性。イブと呼ぶのは基本的にはリリスのみ。
創世記においては蛇の誘惑を受けて善悪(知識)の実を食べ、アダムとともにエデンを追われた。原罪として産む苦しみを負い、アダムに支配される立場であった。
死後、自らが祖となった人類の悪行に失望、第三次世界大戦が予知されるや、人間を緩やかに絶やすべしとの思いに駆られる。同じ悩みを抱えていた天界(神)に直訴してプロジェクトリリウム(百合種計画)を遂行すべく、天空庭園リリトピアの管理人となった。そのため、百合種と呼ばれる少女たちを育成し、日々地上へと送っている。百合種の少女たちは生殖機能を持たないため、人類を緩やかに衰退させていくこととなる。
なお、プロジェクトリリウム(百合種計画)は神の承認のもとに決定した計画ではあるが、基本的に罪深い行いであるため、責任を取り、最終的にはその魂を神に捧げて消滅することが決まっている。(贖い)

●リリス(創世記における第一の女)
カール気味のロング、銀髪。ごく薄い琥珀色の瞳。柔和で優しい態度、口調。
百合種少女たちのよきお姉さん、お母さん代わりとして人気がある。
創世記においてはアダムと同時に作られた第一の女であったが、アダムと同権を与えられないことに憤慨してエデンを脱出。その後も戻らなかったことにより、毎日大勢の子を産み、そのうち100人を失うという神罰を受けたことに絶望して海に身投げする。その後、3人の天使に助けられたのち、エデンのイヴを誘惑する蛇と化した。
イヴをアダムのもとから解放し、自分と共に生きてほしいと願っていたことから、死後にエヴァンジェリンに近づきリリトピア管理人の補佐を務める。
エヴァンジェリンのことを深く愛しているがゆえ、プロジェクトリリウム(百合種計画)を行うことで最終的にイヴが消滅することを絶対に許せない。それゆえ、二人はすれ違っていき、水面下ではエヴァンジェリンの推し進めるプロジェクトリリウム(百合種計画)を邪魔していた。

●舞台設定/世界設定/ギミック
・世界設定
人類の愚行のやまぬ未来、神は第三次世界大戦を予知し、人類に失望していた。虹の約束によりノアの箱舟の悲劇を繰り返すことはできないが、かといって堕落したまま増えていく人類を放置するわけにはいかない。神の全能に陰りが見え困惑する天界に、かつてイヴであった魂・エヴァンジェリンが「生殖不能の百合種を人間界に送り込み、緩やかに人類を衰退させる」ことを目的としたプロジェクトリリウム(百合種計画)を提案。これが可決されて、リリトピアが生まれた。

・メイン舞台「リリトピア」
天空に浮かぶ、エデンの園を模して作られた風光明媚な世界だが、外周の土地は白く無機的なタイルに覆われている。敷地内には寄宿舎があり、百合種と呼ばれる少女たちが暮らしている。少女たちはここで人間性を削ぎ落としていくための教育を受け、最後には手を繋いだまま地上に飛び降りる儀式をもってこの花園を「卒業」していく。

・サブ舞台「天界」
(人間くさい)天使たちが取り仕切る世界。この世界の神は、人格と権能が引き離されている。天使たちの管理のもと、神の権能は「システム」として存在しているに過ぎない。権能から切り離された「人格」としてひどく幼い子ども姿の神が、天界内のエデンの園に存在している。なお、その真の姿は「生命の樹」である。

●あらすじ(物語の始まりから終わり(区切り)まで書いてください)

『美しい天空庭園リリトピアで育つ「百合種」の少女・ミアは、呪われた女・リリスの願いを受け、人類の母にして百合園の管理人・イヴと人間たちを救うため神に反旗を翻す』
ミアは天空庭園リリトピアで暮らす「百合種」の少女。髪を梳かし合い、庭で寝転び、水遊びをしてははしゃぎ声を上げる寄宿舎生活は幸せそのものだが、年次の高い少女たちがだんだんと人間性を失い、美しい彫刻のようになっていくことに違和感を覚えていた。ある日、最年長の少女たちが手をつなぎ、目隠しをした状態で一斉に地上に身投げする「卒業式」を見たことから、管理人エヴァンジェリン(以降イヴで統一)への不信感を募らせていく。その頃、リリトピアの管理補佐を務めるリリスは、イヴを助ける立場でありながら、卒業して落下していく百合種をこっそりとロスト(墜落)させていた。
ほかの少女たちと違って、人間性を損うことのないミアは劣等生の扱いを受けていたが、補佐のリリスがこれに目をつけて懐柔。リリスは、イヴが天界と組んで、人類を緩やかに衰退させる「プロジェクトリリウム(百合種計画)」のために百合種を育成していること、その代償に最終的にはイヴはその命を神に捧げて消滅せねばならないことをミアに暴露する。そして、人類に失望して自らの末裔を葬り続ける彼女をその罪から救い、人間の聖絶を阻止してほしいと告げる。
まずは人間の寿命を創世記の時代の一千年程度にまで伸ばし、繁殖可能性を高めることを喫緊の目的とし、天界の「生命の樹」の果実をミアに手に入れるよう要請する。自由に天界に行けるのはかつて地上にいた頃、被昇天した魂・マグダラのマリアであったミアのみであるため、ミアはこれを承諾。
リリス派の天使の手引で天界に向かったミアが目にしたのは、自らを「生命の樹であり神」と名乗る幼い少年だった。また、天界では神の代替わりを目論む天使による権力闘争が発生していた。
(~未完成なので中略~ごめんなさい。でもミアは天界で「感情」のビビッドさ、愛したいという気持ちなどを学びます)

リリスはミアを通じて生命の果実を手に入れたが、これにより天界とリリトピアの関係は一触即発に。また、リリスはミアを用済みになったとして使い捨て、生命の果実を人間ではなくイヴに与えようとする。人類の行方に興味はなく、イヴの魂が永遠であることだけを願っていたリリスだったが、イヴは神と密約を結び、彼女なりの計画を水面下で進行させていた。
イヴは消滅を拒否し、生命の果実を通して天界の神のシステムをハック、新たな神としてこの世に君臨する。人間界はすでに大きな戦争が起こり得ないほどに著しい人口減を迎えていたため、百合種計画は終了。以降、イヴが統治する世界が始まり、人間という種も進化することになる。
ラスト、天界の玉座についたイヴとリリスによって、ミアは「百合種、少女に問う」と今後人間として地上に転生するか、百合種として天界で過ごすかを問われる。百合種、少女は——(転生を匂わせて終わり)


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