自分の表現
大学に入って自己紹介をする機会があった。
自分の好きな物を堂々と発表できる人を素敵だなと思った。
好きなものを周りの人間に伝えることは、自分の核(またはそれに近いもの)を晒すことと同様に思える。私はそれをするのが苦手だと気づいた。
理由は2つ。
1つ目は、自分の感性を誰かに否定されることへの恐怖。感性は理性と違って、変えようとしても変えられないものだと思っている。そして自分の核により近いものだとも思う。それを否定されたり受け入れられなかったりする時、心の大事な部分が傷つく。それが怖い。
2つ目は、自分の好きなものでさえ自信が無いということ。同じものを好きだという人がいたとして、その人と同じ熱量で語れるかと言われるとたぶんできない。私の中では「好きなもの」なのに、私より熱量を持つ人を前にすると私はそれを「好き」と言っていいのか分からなくなる。ただでさえ少ない私の「好きなもの」を失うリスクを負うなら言わない方がいい。
自分のことを堂々と発表できる人たちはこの恐怖を乗り越えているのだろうか。それともこんなこと露ほども考えていないのだろうか。どちらにせよ私の目には魅力的に映る。
そういう人って手持ちの「好きなもの」が多い気がするから。「好きなもの」が多い人生はもっと楽しいんだろうな、とちょっと羨ましくなる。
大学4年間で「好きなもの」を増やしたい!
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