徳島から考える地方創生

1.地元について

どうもこんにちは!ゆりです。卒論提出に追われているので、早めに内定者課題を終わらせようと思い、少し早めに書いています!(笑)

さぁ今回の課題は"地方創生をめぐる現状と課題について"。私は地方出身者であるのでこの概要をみた時にオォ!!となりました。私は生まれも育ちも徳島県です。大学進学に伴い、東京に来ました。東京にきて、徳島出身というと"初めて徳島県出身に出会った!" "徳島県ってなにが有名なの?"と言われることが非常に多いです。有名なものとしては、毎年お盆に行われる阿波踊り、鳴門の渦潮、徳島ラーメンなど。そしてlemonで有名な米津玄師さんも実は徳島出身なのです!私は地元が大好きなので、もっと沢山の人に徳島の魅力を知ってほしいと思っています。

2.徳島の現状

さぁ本題に入るのですが、こちらの図をご覧ください。

画像1

これは徳島県の地図です。オレンジ色で塗られている部分は法によって過疎と認定された地域、ピンク色は徳島県が独自に指定した準過疎地域になります。ご覧のように県の2/3以上が過疎地となっています....。大きな理由としては、若い人たちが進学や就職をきっかけに県外へ引っ越してしまうことなどが影響していると考えられています。2016度のデータによると、徳島県内の大学進学をする高校生のうち、62%が県外の大学へ進学しており、徳島県内の就職する大学生のうち、57%が県外の企業へ就職しています。若い人たちが県外へ流出することは、地元産業の後継者不足、地元産業の衰退に直結し、過疎化を招くのです。そんな過疎化が進んでいる徳島ですが、さまざまな取り組みを行っています。今回はその中から2つ紹介したいと思います。

3.サテライトオフィス 神山町

人口5,000人の山間部のまち、徳島の神山町。この町ではIT企業を中心としたサテライトオフィスの誘致や海外からアーティストを招聘するアーティスト・イン・レジデンスなどの取り組みが成功し、「創造的過疎」の町として注目を集めています。恵まれたネット環境があり、国際交流による外部からの人材受け入れをしたうえで、サテライトオフィスを設置し、消費パワーのある移住者を惹きつけているのです。徳島県の「全国屈指のブロードバンド環境」を最大限に活かして交流人口を増やす「人材誘致」という視点から、地域の活性化に取り組む、これまでにない全く新しい「集落再生モデル」づくりを行っているのです。

4.VS東京

もう1つの取り組み、その名も「vs東京」。これは2014年から使い始めた徳島県をPRするための共通コンセプトのことです。VS東京とは東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力をあげることを目標としています。公式サイトでは、様々な動画やデータを使って徳島県の魅力や優位性をPRしています。その随所で見られるのは敵視しているライバル、東京と比較です。人口10万人あたりの幼稚園数や、小児科医師の数、にも、女性が社長や管理職に就く割合や、学校の教室LAN整備率、生産額ベースの食料自給率などで徳島県は東京に勝っています。東京にはない「ゆとり」「癒し」が地方にはあり、そこに目を向けてほしい、気づいてほしいという願いを込めて、「vs」という強い言葉をつけたされています。

5.徳島の課題

徳島の課題としては、こうした取り組みが県内の多くの過疎地においても、今後、成果があらわれるかどうかだと考えています。上勝町の事例が「たまたまイノベーティブなリーダーに恵まれたから。」だけで終わることなく、他の地域においても同じような取り組みを行えるかどうか。また高速道路網などの整備促進により経済的に香川・愛媛両県、京阪神・中国地方に人口が吸引される可能性も大いにあります。徳島県でなにができるのか、住むことによるメリットなのか、なにがデメリットなのか、さまざまな角度から考える必要があります。またVS東京は徳島県内では有名なプロジェクトですがまだ全国的な知名度は低いです。もう少しプロモーション活動などを積極的に行い、"徳島"を全国の人に知ってもらう必要があると思います。

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