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関係

旦那、夫、恋人、彼氏。
どれも当てはまらない。それは婚姻関係を結んでないからなんだろうか。
私には最愛の人がいて、私のことを最愛に思ってくれている。
恋人以上、ほぼ旦那。
そういう人のことをパートナーと片付けて仕舞えばそれで終わりなのかもしれないけど。
そんな言葉じゃ足りない。
綺麗な言葉で言えば最後の恋。
だから一般的に呼び方がわからなくて、同居人という無機質な言葉をあえて持ち寄ってみたりする。
これから永遠に共に生きる同志をなんと呼ぶに値するか。
最愛の人。
誰かに話す時には、そんなフレーズは長すぎるから「彼」飛ぶことにしてる。
彼氏の彼ではない。「HE」だ。

友人もそうだ。
親友、知り合い、友達。
どれも当てはまらない人としか付き合えない。
彼らは私を深く信頼し、私も同様に想い愛を添える。
わかり果てないところまで理解し合って、開示し、開示される。
その人たちのために私の余ったエネルギーを存分に使うことができる。
なんだかよくわからないけど、「大切な人」と当人たちには伝えている。
そして、彼らを名前で呼ぶ。

これらは多分、何かで結ばれた何かなんだけど。 

何かで結ばれている。
赤い糸みたいなもんじゃなくて。 
もっと物質的に太いくて可視化できるもの。
例えば、金属の鉄線のような頑丈なもの。
そして私はそれが見える。 

東南アジアによく見られる、電柱に絡みつくごった返した線のように。


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