【まほやく】2周年イベスト8話までの感想(という名の独り言)

自分の中にある思考の端々を言語化する練習をしたい&言語化して整理したいと思ったので執筆します。唐突に始まります。
※この記事には2周年イベントストーリーを含む過去のイベントストーリー(今回は主にひまわりエチュード)の内容のネタバレを含みますのでご注意ください。

自分はまほやくに限らず魔法使いや職人の師弟関係が好きなんです。元々ハイファンタジー作品育ち(某バンパイア小説やドラゴンに乗ってる小説など)というのが大きいのかなと思うんですが…。
いろいろな作品を通して、個人的には、そういう世界での師弟関係の本質は『自分が持ちうる知識・技術とそれに伴う価値観を叩きこむこと/または直接的な教えでなくても受け継いでいること』だと思っていたんです。知識・技術は言わずもがなですが、それに加えて、どうしてその知識が大切なのかとか、その技術はどう使われるべきなのかとか、そういうのを受け継いで初めて『弟子』だと思うんですよね。知識や技術だけならそれこそ学校や書物である程度事足りてしまいますが、そこを弟子入りして師と敬うということは、言ってしまえばどうして師匠がその価値観で生きてきたのかまで刻もうとする行いなのではないかと。
もちろん、それを受けて弟子がどう生きるのかは弟子にゆだねられるわけですが。価値観の一致度が高ければ師の悲願を叶えようと奔走する弟子になるかもしれませんし、例え少し相違があっても、前時代的だった師の教えに込められた思いを現時代的に活かした技術に昇華させるとか…そういう風にして、受け継がれるものなんだろうなと。

…話が逸れました。そういう意味で、今回の2周年のイベストはまさに自分が思っていたことが随所で言語化されていて、8話時点で既に大歓喜しております。はやく続きが読みたい。

そんなわけで、8話時点で自分が考えた(あるいは想像した)ことについて、いろいろ語っていこうかなと思います。過去イベスト全部見切れてない新人賢者の独り言ですので、何か矛盾など生じていてもご容赦ください。なお、特にすごい発見があるとかそういう内容ではありません。あくまで自分が感じたことや再確認したことを書いているだけの文章です。

* ファウスト先生の責任感の強さと、師-弟関係 と 先生役-生徒関係

 まず、色々考え始めたのはこちらのシーン。

画像1

あれ、何か見たことある気がする。
確かひまわりエチュード(東エチュード)だったような。

画像2

似てるなぁと。

厳密には少し違うのかなと思っているのですが。というのも、フィガロ→ファウストは『師→弟子』で、ファウスト→東3人は『先生役→生徒』なので。
冒頭にも述べたように、師が弟子に教えるものは「人生で得たあらゆる価値観を含むもの」だと思っているのですが、先生役の生徒への接し方はその限りではないと感じています。特にそう感じるのは北や西で、クロエがシャイロックから教わることとラスティカから教わる(教わった)ものは質の違うものだと思うので。
(とはいえ、意図せずともかつての師と同じような表現をする弟子に色々感じてしまった次第なんですが。)

そう考えると、フィガロ→ファウストのそれはよくわかるのですが、ファウスト→東3人は、ファウストの責任感の強さのなせる業というか罪悪感の現れというか…泣
東メンツがよく意図しない怪我をしているのは事実なんですよね…先生役の中で圧倒的に若いファウストが若い2人を含む東メンツを器用に導いていかなければならないことを考えると、確かに他国メンツに比べてバランスが悪いのかもしれません。若い魔法使いの割合が多いのは中央>南あたりですが、中央にはオズがいますし、南にはフィガロがいる。中央も(特にカインが)怪我をするイメージですが、彼は元騎士団長に抜擢されるほどの人材と考えると、やはり東のバランスは悪く感じます。その状況で、自分は先生役に向いていないと考えながらも思っていることが上の画像ですよ。そしてそのために訓練も座学もテストもしっかりこなそうとする…ファウスト先生…

この時点で既に泣きそうだったの自分だけですか…?

*クロエ→ラスティカへの思いからみる、ファウスト→フィガロへの思い

本編です()
7話はちょっとまだ消化しきれてないので8話まで飛びます。

画像3

画像4

冒頭の通り、まさに師弟関係を言語化してくださったなと思った2枚。
切り出したのは2枚ですが、この前後もすごい素敵な語彙で表現されていて感無量でした。あまりに同意。そして、師が自分に染み込んでいくことをこうも素直に他人に表現できるのはラスティカとクロエだからな気がしますね…他師弟だと、もう少し複雑さを孕む気がします。他者が自分に染み込んでいくということはある種恐ろしいことだったり、諦観があったりする側面もあると思いますが、素直にそれをプラスのこととして受け入れて賢者(という他人に)言えるのはラスティカがそういう教え方をクロエにしたからに他ならないなど。ラスティカ…

余談ですが、ラスティカが議長の時の会議、言葉選びや方法とっっっても好きで…ラスティカって本当に素晴らしい人だなと。浅い話数にして既にラスティカがもっと好きになってます。いやもともと大好きなんですが。

話をもどして。
その流れで、クロエがラスティカに対する、前向きなものだけじゃない気持ちも話していました。

画像5

画像6

特に深く感じ取った部分を紫マーカーで引かせてもらったんですが。

これ、フィガロが去ってしまった後のファウストの心情では?と。

師である存在が、弟子である自分に対して不義理のようなことをする。その姿を見てしまえば、裏切られたような感情を抱いてしまう———フィガロが去ってしまったことで、ファウストの中の思い出やそこに内在するフィガロに対する信頼や信用、敬愛といったあらゆる感情が全て『嘘みたいに思えてしまった』『気のせいだったのではないか』『幻だったのではないか』と信じられなくなってしまったんだなぁと。今更書き出すまでもないことかもしれませんが、クロエと賢者が言語化してくれたように思えました。

そう思ってからひまわりのエチュードを読み返すと、

画像7

画像8

画像9

当時、困惑と驚きが大きかった台詞たちがまた一段としんどく感じてきてしまいました。

二人に、穏やかで良好な未来はないのか。

今回のイベストはおそらくそう言った『師弟』がテーマの1つなんだろうなと感じたので、今後のイベスト及びメインストーリーが待たれますね。

問題の7話はもう少し自分なりに考えてみたいと思います。また何か書きたいなと思ったら書くかもしれないので、よかったら見てやってください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?