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見終わったあとに思った答えは…(TULIPラストツアーファイナル)

2024年7月19日
福岡サンパレス
TULIP 50周年記念ツアー “ the TULIP ” アンコール公演

実はこの1週間前から風邪をひいて、熱はないけど咳込むことが多くなって
結局17日に病院行って流行り病の検査は陰性
夏風邪ということで抗生剤と症状緩和する薬を出してもらい、なんとか19日に行ける状態になりました。
このまま行けなかったらどうしようと本当に不安でした…行けてよかった

久しぶりの飛行機、搭乗手続きが変わっていてあわあわしつつ実際やってみるとけっこう楽だなと思いつつ、窓の外に見えてきた福岡の街
着陸した時になんだかうるっと…
空港から地下鉄に乗ってホテルへ直行。あれ?どこだ??とウロウロしつつなんとか見つかったけど、こちらはこちらでセルフチェックイン
時代が変わってるんだなぁと思いつつ、とにかく部屋へ
時間的に食事に出る時間じゃないのと、とにかく暑いので近くのコンビニで調達して遅めのお昼食べて、シャワー浴びて会場へ
呉服町駅で降りてひたすら歩く…暑い~!!そして遠いよぉ~!
そしてようやく福岡サンパレスに到着

福岡サンパレス、すでに行列が…^^;

すでに長い行列が出来ていて、行列の途中からは日が差して暑い
これに並ぶのは無理ってことでサンパレス入口前にあるベンチが日陰で空いていたのでそこに座って待つことに。
偶然通りかかった顔見知りのフォロワーさんと話ながら待っていると黄色のリボンを配っている有志の方々
先日の名古屋の3階で配っていたあの黄色いリボン、今度は会場全体でということなようで声を掛けて賛同した方に渡してました
暑い中お疲れ様でした
やっと開場時間になって動き出す列
ようやく途切れた所から並んで中に入るといつもの🌷仲間さんに声を掛けられて、みんなで並んで記念写真(^^) 
会場内に入る前にみんなでいろいろおしゃべりしつつ、頃合いを見て中へ
わたしは19列目ということで真ん中付近列の財津さんと宮城さんの間あたりの席。これが最後の座席か…
今回、チケット予約の時は会員一人1枚だけ!ということでどうしてもと変わった人以外は基本隣は知らない人同士なのでおしゃべりも控えめ


そして、5分前のブザーが鳴り…客席の照明が消えかかる頃ステージの下手から聴こえてきたのは4人揃っての”ヤッホー!”
鳴りやまない盛大な拍手の中で全員定位置に
リズミカルなタンバリンが鳴りだしてオープニング曲が始まる
「一人がいいさ」
この日、4人のコーラスやハーモニーが殊更に耳に、そして心に流れ込んで来ました。この4人でなければ聴けないTULIPだけの見事な声の重なり
その後のMCで、財津さんはバンドはコーラスやハーモニーがあるのがいいと言っていて、その通りだったなと

1階は1曲目からほぼ総立ち状態のまま、しばらく曲が進んで行きました

1曲づつ丁寧に思いを込めて演奏されてゆく曲。
こうやって完全なバンドセットできっちり演奏して歌うことはこれが最後なんだなと…

全部言おうと思ったことは言っておきたいという財津さんの意向でMCは少し長めで、いろんな思い出とか語ってくれました
そういえば良く話に出て来る、ステージの照明用に組まれた鉄骨が緞帳に引っかかって姫野さんの上に倒れ込んできた話
財津さんの記憶だと、すっぽり組まれた鉄骨の隙間で無傷だったということだったんですが、当の姫野さんによると背中とかに当たって気絶したとか…

観客みんなで歌うこと。
昔は何で歌うんだ? 俺の歌を聴け!と思ってたけど、雨の鈴蘭高原のライブの時に土砂降りでステージの上も楽器演奏もおぼつかないのに、ずぶ濡れで足元まで水に浸かるような状況の中で歌い続けてくれた観客を見て深く感銘を受けたそうで、それからみんなで歌うことが大好きになったと。

生ギターコーナーもぐたぐたと楽しく続く
55周年は全編このアコースティックな生ギターコーナーでゆる~くおしゃべりしてたまに歌うでいいんじゃないかぁと。楽しく同窓会ってことで
って、思ったりしつつまったり見てました

2部がスタートして、「あの娘は魔法使い」からぎゅっと濃い曲が並びます
手拍子難しい「ブルー・スカイ」最後まであってるのか?と思いつつひっそりと手拍子してたりして
「悲しきレイン・トレイン」この曲の分厚いコーラスワークはいつも圧倒されてました。本当に素晴らしいなと
「ぼくがつくった愛のうた」とっても幸せな曲だけど、この曲きたらもう少しで終わるんだ…とギュっときたりして
「青春の影」静かに曲が始まる…。この日はずっとファンだった人が多く、歌い始めの拍手もなくじっくりと聴く
財津さんの声は泣くことに耐えながら懸命にしっかりと歌いきるという感じに聴こえました。
そして、尾上さんのギターソロに涙があふれてきました
ここまで安部さんのギターに徹してくれて本当に感謝しました
安部さんを失ってからもこうやってライブが続けられたのはあなたのおかげです…そしてきっと、安部さんも一緒に弾いてるんだなと
ただ、曲が終わった直後に男性が大きな声を出されてちょっと気分が壊れたな…心の中で思って欲しかったと

そして、本編ラスト。ピコピコイントロが始まる
いつも福岡のライブ行くと思うけどみなさん立つのが早いなと
まあ、人それぞれなので周囲ほぼ立っていた中でわたしはわたしの立ちたいドラムの音を待ってました
毎回、宮城さんのベースの音かっこいいな…と思いつつ
わたしの中でTULIPのライブを象徴する、一番大好きなそしてライブでこそ生きる曲「Shooting Star」
ドラムの音が鳴り立ち上がる、そして
 Shooting Star,  
 Like a Shooting Star 
ぶわっと4人のコーラスが重なり、星の流れる夜空へ連れ出される
もう、涙が止まらない…
 いつだって いつだって 肩を寄せ合って
 解かない 解かない 結んだ心は
そう、きっとこれからもずっと心は結ばれているはず…
そしてそのまま空へ上がるようなコーラスで終った
これが最後の”流れ星” これからもずっと一番大好きな曲


アンコール!!
「2222年ピクニック」そう、2222年にまた会えるんだよね!
本編を「Shooting Star」で締めて、アンコールが「2222年ピクニック」
こんなセトリ組んでくれてありがとうございます
2期からファンのわたしにとって思い入れの深い2曲が続いてくるなんてもうほんとう嬉しい💖と、ずっと思ってました♪
「銀の指環」このイントロと共に手拍子と身体が動き出す!
そしてやっぱりタッチ―💕 元気にステージ左右に行って手を振ってました
「私のアイドル」この時はエレキギターに持ち変える財津さん
後追いコーラス、もう歌うしかない!!
最後の方でくるっとギターを背に回して煽る財津さんカッコいい~💕

Wアンコール
待ってた、待ってたのよ~!やっぱりアンコールにはこの曲なのよ~!!
財津さんに指を差された尾上さんがイントロを弾き始める
「夢中さ君に」”財津さん!!”コールは思いを込めて思いっきり!
博多弁でいろいろ話す姫野さん”みんな愛しとーよ!
最後は安部さんの名言”TULIPがおるけん博多たい!”
「心の旅」声を詰まらせることなく最後までしっかり歌いきってました
そして、財津さん。
姫野さんのモニタ―に貼ってあったカンペをぺりぺり剥がして1枚つづ最前列の人に配ってました^^;

最後のメンバー紹介。完璧なサポートで頑張ってくれた3人をねぎらいつつ紹介していきます。
キーボード小泉さん(財津さんが「もしも僕が」の間奏で笑わせるのを必死に耐えて(時々吹き出しつつ)頑張って弾いてたなぁ…^^;)
ドラム田中さん(上田さんのドラムとのシンクロが見事でした!)
そして…
尾上さんの時には元々とても上手いギタリストなのに本来の弾き方ではなく安部さんの弾き方を手癖まで同じように弾いていたことを称賛していました
そこまではよかったのになぜか「尾上達也!」っておーい!!
うるうるしてたのに笑ってしまいました^^; 改めて「尾上サトシ!」
でも、ほんとに45周年以降ライブを続けられたのは尾上さんが安部さんのギターの音を大変な努力で出し続けていたからこそだと思ってます。

この後、多くのスタッフの方々への感謝の言葉が続きます
そして、メンバー交代でそれぞれ紹介が終わって…
ラストの曲「魔法の黄色い靴」デビュー曲のこの曲で始まって終わる…
TULIPはメンバーもファンもみんなみんなこの黄色い靴を履いてたんだよね
曲が始まるのでもらっていた黄色いリボンを手にして、歌いだします
 Ohそーだよ! 誰にもあげない魔法の靴さ
黄色のリボンが無数に振られる場内、ステージからはどう見えたんだろう?
最後に財津さんの指がリフレイン最後の1回を知らせ、姫野さんが上田さんに伝えるいつも見ていたこの光景…これが最後なんだな
曲が終わり、ポーンと高く舞い上がる上田さんのスティック
深々とお辞儀をする財津さん
ステージ中央に集まるサポート3人を出迎えて強くハグする財津さんやメンバー達の姿、そして一列に並んで深く一礼
会場内からたくさんの「ありがとう!!」わたしも「ありがとう!」と

これで終ったんだな…と感慨深く感じてたんですが
続くアンコールのコールと手拍子に最後にもう一度姿だけでも見せてくれるかも?と手拍子を続けます
場内アナウンスも入って去年は出て来なかったんだよな…とか思ったら
舞台袖に誰かいる! 
先頭で出て来た宮城さんは安部さんのギターを抱えていました
いつもライブの時は舞台袖に置いてあってメンバーを見守っている安部さんのギターがステージに戻ってきた…
このあと財津さん、姫野さん、上田さんと続いて出て来て、安部さんのギターはステージ中央に置かれました
再結成メンバー5人が揃って出て来てくれたんだ…もう、涙が止まらない…

この時のステージはすでにスタンドマイク等は片付けられていて、財津さんの持ってるハンドマイク1本だけ
最後に会場のみなさんが歌って欲しいということで最後に「心の旅」
所々で財津さんがリードするように歌ったりギター弾いてる姫野さんにマイクを向けて歌わせてたりしながら、会場全体での大合唱!
幸せで胸がいっぱいになって思いっきり笑顔で泣きながら歌ってました
終わったあと、場内からは”アンコール!”風な”ありがとう!”コールが巻き起こってました
そして最後に舞台袖に戻る途中で安部さんのギターを置き忘れてたのであわわてて宮城さんが取りに来て大事そうに抱えて行きました
きっと安部さんが「俺をおいてくな~!」って言ってたんでしょうね^^
ライブが終わったのは10時過ぎでした


このツアーが始まる時、ファイナルが終わった時にわたしは何を思うんだろう?とずっと思ってました。
ファイナルが色々伸びて、この日が本当のファイナル。
終わった時に思ったことは…わたしはTULIPのファンで幸せだったな…でした
悲しいとか寂しいとかじゃなくて、とても幸せな充足感。
わたしがファンになって44年間、いろんなことあったけれど、でもTULIPのファンであり続けたことはわたしの人生にとってとても幸せなことだったな
ということを、この最後の日に実感しました
ありがとうTULIP、そして、これからもずっとわたしの中で流れ続けていく沢山の曲達と思い出をありがとうございました


終わった後、いつもの🌷仲間さんと待ち合わせてとにかく大急ぎで歩く
途中なんとかタクシー拾って予約してた居酒屋さんへ
みんなで乾杯しながら、この人達と出会えたのもTULIPのおかげなんだな…
と、思ったりして。
これからもよろしくお願いします

見出しの写真は50周年ツアー初日の2022年4月23日府中でのライブからずっと欠かさず着けていたチューリップのイヤリング
この初日に片方落として慌てて最後の一組を買って以降、ずっとわたしとツアーを共にしてくれました^^
またいつかこのイヤリングを着けて行ける日が来ますように(^^)

—セットリスト―
 1.一人がいいさ
 2.セプテンバー
 3.風のメロディ
 4.見すごしていた愛
 5.博多っ子純情
 6.ここはどこ
 7.もしも僕が
 8.エジプトの風
 9.走れ!ムーン号

10.しっぽの丸い子犬
11.逆回転
12.街は黄昏がれに抱かれ

~2部~
13.あの娘は魔法使い
14.ブルー・スカイ
15.夏色のおもいで
16.神様に感謝をしなければ
17.虹とスニーカーの頃
18.悲しきレイン・トレイン
19.ぼくがつくった愛のうた
20.青春の影
21.Shooting Star

en.
22.2222年ピクニック
23.銀の指環
24.私のアイドル

2nd en.
25.夢中さ君に
26.心の旅
27.魔法の黄色い靴

3nd en.
28.心の旅



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