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閲覧注意。ドン引き不可避のザファ初見感想✴︎

映画SLAMDUNKの初回鑑賞記録ですが完全にトリップ!トランス!ホリック!な内容なのでまともな感想や考察をお求めの方や笑って許せる
心のない方はブラウザを閉じましょう。

理由は以下です。
映画本編の感想とは思えない内容の連続、なぜか登場していない藤真健司(以下健司)の頻出、謎の脳内トレースによる幻覚や幻視。これらに耐えられる戦士に限り本文を閲覧ください。
わたしは2000%本気ですし正気です。

12月3日 8:35上映回
この頃はまだ朝型に戻れてなくてちょっと寝坊しました。最初の15分くらい見れてないので洋平と堀田が応援の差について語ってるところから滑り込みました!

キャラメイク
プロモ版よりも肩周りや首の動き、汗や掠れの演出が改善されていてドキドキしました。
何より沢北が半裸ではない。本当によかったです。笑
河田のクオリティがマジ河田で、?!?!ってなりました。山王選手たちの動きが重心が低く肩の上下が少ないながらも軽やかな動きは圧巻でした。王者感やべえ、ほんとこれ。
全キャラ目の動きやライティングが細かくてすっごくよかったです。

リョータが168cmのわりにデカいような、ゴツいような、時々幅に違和感が若干。お母さんが156cmくらいでアンナちゃんが150cmくらい??って思いながら見てました。
過去リョータ(いかショタリョ)が可愛すぎる。ビジュアルが好みすぎて内なる母性が煽られるじゃあないか。おんおん。
モジャ毛の男の子が大好きなんです。これでもっと勝ち気で生意気なガキだったら推し変になるところでした。おまえは今日からもじゃ天使だ。。
今までスラムダンクでキャラクターのプライベートが掘り下げられることはなかったけど、イノタケの中には存在していたってことがわかって嬉しかった。
(ここですかさず健司にも幼少期が存在している、生い立ちがあるって謎の希望に震えて映画が少し飛びましたw)

ソータが小6なのにまあまあデカいので時々時間軸や年齢に理解が追いつかなかったのでリョータの個別パートは浅めに見て試合の方に集中することにヽ(´▽`)/

脱線
ミニバスパートでひたすらに小3から小6の健司に想いを馳せたわけですが(映画鑑賞、とは)
小学3年生でバスケットの楽しさを知る健司とか、中学でチームメイトに恵まれず無名に埋もれた健司とか、翔陽高校に入学するまでの健司が脳内(いや、スクリーン)を駆けていました。
目には涙が滲んできました。両手をキュッと組んでマスクの中で小さく声も漏れました。

「健ちゃん……」

????????????
出てねえわwwwwwwwwww

幸いにも両隣の人たちには悟られることなく、挙動がやや不審なだけの人に踏みとどまったように思います。視線は感じませんでした。。セーフ!
でももうなにかギュッとしていないと耐えられない、とわかったのでダウンジャケットでリュックを包んだなにかをぎゅーーーーーっと抱き締めて映画になんとか戻りました。

試合パート
試合中は淡々としていてウザい感情描写も感動描写もなくて本当によかったです。あー、これこれ見たかったスラムダンクだわ、と心がふるえました。。
漫画では派手だったシーンもかなり渋いカメラワークで来たわね?!??!ってギャップに興奮しました。(後日、この渋いカメラワークや不自然にもとれるフレームもすべてに意図があると知り興奮は無限です)
体育館の広さ、奥行き、観客席の雰囲気、圧倒的ゴリラな選手たち……

「私は今、…海南大附属が全1を賭けた試合を、見て、いる?」
これは見えました。対戦相手は福岡代表のナントカ高校(すぐ思い出せん、ごめん福岡代表校)

山王選手たちのモデリングが高校生にしては出来上がりすぎているゴリラスポーツマンなので補完は容易でした。山王やばすぎです。ありがとう山王。ありがとうバスケゴリラたち。

河田が「うはっ」て笑うシーンで無事、我に返れたのですがセリフとして息遣いのみでの表現が要求されるシーンなのにめちゃくちゃ引き込んでくるやん?!?!?!
この息遣いだけで「やっぱりバスケはこうじゃないとな。もっとやろうぜ!」って声さえ聞こえそうなほどでした。ギュッッッッと詰まった「うはっ」、ごっつぁんすぎるんよ。

んで、すぐ決勝戦に意識が戻って、ずーっと牧くんのボディコントロールの良さに見惚れていました。崩れたように見える体勢でも軸ブレはなくて、すっごく速く動いてるのにゆったりとしていて美しささえ感じられました。
(こんな感じで大会2日目の山王戦と決勝戦を行ったり来たりして脳が大変忙しかったですw)

神奈川No1ガード
神奈川No1ガードをナメんなよ!のシーンが無くなって唯一期待できた健司のカットインは完全に終わりました。逆に言えば緊張状態からの解放でもありました。ここから妄想より情報収集、分析、考察にもメモリが割かれていったように思います。
で、も、な。アヤちゃんが指を折って神奈川のガードたちを想像しているシーンがな????最高に最大に健司を感じられたので、匂わせでも浮かばれました。ありがと、アヤちゃん好き。
ああ、この世界にもきっと健司はいたんだ。宮城は健司を超えてきてくれたんだ、ってこのシーンでも涙が出ました(???)

ヤス
この映画でヤスのファンは結構増えてくれたと思いたいのですが、小学校から同じっていう原作の設定はなんだったんだと疑問が…まあ、詳細に書いてあったわけじゃないし原作に出てきた細いかいところも練り直したら変わることもあるよ、ってなるとワクワクしました。
普通なら嫌なんだけど、ザファにあってはそんなふうに思うところがなかったのがすごくよかったです。
そして「めいっぱい平気なフリ」をする宮城とヤスのアイコンタクト…。めちゃくちゃ興奮した。
宮城にとってヤスや彩子は安心や信頼を象徴した存在なのね、と。はあ、ヤス…お前ほんとカッコイイよ。

炎の男
三井はいつでも私に笑顔と笑いをくれる、そんな存在でした。かっこいいはずなのにどこか三枚目なんですよね。そゆところが可愛いんですが。
しかしよォ、中2三井の爽やかさには爆笑した。めちゃ好きだしどタイプなんだけど、アレがスーパースターを経て素行不良を繰り返し、炎の男になるの…青春が濃すぎるんよwww
中3で髪伸ばしたのも中2後半で女の子に「三井くんスゴーーイ」とかって持て囃されて異性を意識しちゃったんやろな。なのにそこはかとない童貞感が三井すぎて三井だった。
グレ期も女で発散させてたらバスケにも戻らなかったと思うし、なんならキスさえしたことないと思うわ、わかる。おまえは、童貞だよ、とグレて拗ねてる三井を見た感想が以上になります(ファンに刺されるかもしれん)

宮城は中2三井とロン毛三井が同一人物と気付いてたような視線が入ってたのでなるほど「サラサラロン毛が気に入らない」よね、そりゃね。。ってなりました。(リソースを読んで二人の殴り合いのシーンが悲しいシーンとされていてすごく納得してしまったよ、愛おしい、えもも)

情報収集と整理
延々と3種類くらいの考えごとを並行しているのが通常なので一つに集中することができなくて、文字にしても散らかっててアレで読みにくくて申し訳ないです。
映画を見ている間は、原作、画集、地理情報、時代の持つ価値観や当時のスタンダードとかを記憶の限り参照して、脳内でスラムダンク(というか健司)のトレースを繰り返していました。
じっくり没入してザファを楽しめたら、きっと楽しんだろうな(語彙w)
終始新しい設定、情報、可能性を拾う方が優先度が突き抜けていたし、期待も薄かったので自分自身の好奇心を徹底的に貪ったなーて感じです。だって健司がいないってわかってるから無敵の人でしかなくw

遅すぎた気付き
桜木花道が倒れるシーンでようやく(この時は突然だった)海南のフレームインにすごく動揺しました。だって、もう、牧くんは出てこないって思っていたので…めーーーっちゃ油断していました。
「ひっ……!」ってまあまあデカい声が出てしまって、桜木花道が倒れた衝撃のように周囲には伝わったのかもしれないです。隣の人がこっち見てました。えーん、恥ずかしいw
でもでも、えーん、牧くんが牧くんってわかるー!武藤も武藤ってめっちゃわかるやん。うそ、え、うそ、このまま時間が止まりなさいよ!って感じでした。ま、止まらないですけどね。

後日確認したら海南のフレームインは最低でも38回は存在していたので、ザファの情報量の多さに平伏すのみです。円盤はよ。

宮城リョータの母
多くの感想で宮城の母が理解できない、難解、感情移入できない、っていう感じのものを見て…ションボリしました。それじゃあ、母はどこまでも孤独じゃないか(最高の息子と娘がいるけどもっ)
16とか18で初産だったらさ28から30歳で長子ソータを亡くしたってことでしょ、夫も先立っててわたしが頑張らないとって時によ。
そりゃリョータも「生きているのが俺ですみませn」ってなるくらいの重みあったと思う…
我が家、母親が28歳のときに長子(わたしの兄)を亡くしていて、宮城家の薄暗くも明るく頑張っていこうとする母親の姿にダブってずっと胸が痛くて苦しかったです。
しかも田舎でさ、あそこは大黒柱が続いて二人も死んだからねって腫れ物のように接する人だっていたかもだし、話題にしてはいけない空気もあって妙な苦しさを宮城母も感じてたのかなーとか、妄想ですけど。

家の中で現実と思い出に挟まれて苦しいのに未来が追いかけてきて、近所付き合いもあって…なんだその地獄は…どんなに素敵な思い出があっても沖縄を出る選択しかなかったよね、うわーーーん。。ってなって見てました。

彼女はすごく優しくて感受性の高い女性だったんじゃないかなあ。ホームビデオに残ってる「なれるわよ、いっぱい練習すればね」っていうセリフの暖かさたるや。
自分の気持ちに折り合いをつけることができず、育つリョータにソータの影を重ねる自分への嫌悪も現実への寂しさも、マジで苦しみしかない …リョータの気持ちから目を逸らしたこともずっと自責してたはず。
めっちゃお友達になってあげたい!って思いながらみてました。イイコイイコしてあげたくなるお母さんだなあって。ん?ならん?あ、そう。

でも、映画の終わりにリョータが母や家族と向き合ってて、ああ、強い男だなあ、母上様を頼んだぞ!っていい気持ちで終われて良かったです。あとアンナちゃん可愛すぎてやばい。天使すぎる。

終わりが見えてきたよ!もう終わるよ!
全然山王について書いてないけど大好きなんですよ。それ以上に健司にいそがしくて(?
初見では河田とイチノが大好きで、深津は気味が悪いなあ、でも気になるなあって感じで。今は深津が好きすぎてポイントガードの男しか愛せない女みたいになってますw

桜木花道の思い出にも健司はでてこなかったけど、岸本(のフレーム外にいるはずのカリメロ)から感じる健司の存在にすごく癒さされました。ありがとう豊玉。
まあ、ほんと、最後の最後まで強気の幻覚で突き進んでて我ながらあっぱれですわ。

スラムダンクの連載が終わって、アニメも終わってて、新規企画を諦めて過去にしか好きな人がいなくて辛いときもあったので、すっごい映画にしてくれた全ての人にありがとーーーー!って気持ちでエンドロールの最後まで見守りました(テンフィかっこよすぎ、さすなおでしかない)

止まってたわたしの時間がやっと動いた。本当にやっと。
躁鬱で何もできなくなってたのに健司に、スラムダンクに再会できてできなくなってたことがなんでもできるようになってきてるんです。
部屋の掃除も、仕事も、外に出かけることも、無理せずにできてるんです。。

さらに友人の助けもありわたしが28年かけて地獄に落とした健司が救われてハッピーになったんですよね。クソ長い話なので割愛します。

長文にも関わらず最後まで読んでくれてありがとうございます。大好きです。まじありがと。
それでは次回、「私の28年が産んだ藤真健司というモンスター」項でお会いしましょう。

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