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第9室|ダルマハウス(法則)


第9室


父親 (父親に関しては、第10室とあわせて見る必要があります)、精神性における傾向、献身、学習、巡礼、法曹界の人との関係、宗教界の人との関係などが、このハウスによって判断できる一般的なテーマです。

このハウスは幸運のハウスなので、このハウスがよければホロスコープ全体の運気も良くなります。


精神性

第5室に次いで、精神的な発達とかかわる重要なハウスが第9室です。とはいっても、過去世における精神性に関する功徳をみるのは第5室がいいのか、第9室がいいのかという点については、占星術家の間でも意見が分かれます。

過半数の占星術家は、第5室に過去世からの精神性に関する功徳が現われるとしていますが、サマディを表す第8室の直後にくる第9室に今の生における精神性の功徳が現われると考えるのも、理にかなっているといえます。

第9室は、ですから懺悔(ざんげ)や巡礼、神々への崇拝という観点から読み解くのがふさわしいでしょう。

また、第9室はグルあるいは精神的な導き手となるひとつ前の、精神的発達の最終段階を意味します。

第9室には子供にとってグルの役割を果たす父親という意味もあります。(注意:モクシャ〔Moksha〕トライアングルの最初のハウスである第4室は母親を表します。母親への献身が、アディグル〔adi-gurus:最初のグル〕への献身と等価である意味はここにあります)

ダルマ・トライアングルの最後のハウスである第9室は、宗教的な成熟を果たすためには、父親への献身が重要であることを理解させてくれます。

ですから、サンスクリットの重要な格言「母親を女神と見、父親を神と見なさい」は、子供が確固たる信仰生活を築く上において、永遠に従うべき真実なのです。この格言から、両親に対して残酷な者は、信仰や修行において成功することはできないと言えるでしょう。これは、精神世界における厳しい現実です。これは、現代の多くの若者にとってはあまり心地よいものではないかも知れません。しかし、占星術家はこれを見過ごすことはできません。



さらに詳しい象意

身体

栄養状態

性質

慈善、善行、ざんげ、師や年長者に対する尊敬をこめた奉仕、心の純真さ、神への崇拝、学習する努力、政治組織、武勇、シヴァ神を崇拝する、縁起が良いこと

物質

輝き、旅行、運搬、財産、父方の財産、財産の8つの形、即位式、お金の配布

人間関係

息子、娘

その他

巡礼、神への崇拝、良い話を聞いたり広めたりすること、善行に導かれること、信仰、安全、禁欲、ヴェーダの儀式



第10ハウス



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