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感覚のタイプ診断

今日は、感性のタイプのお話。

ものごとの「感じ方」について、ふだん皆さんはあまり意識せずに過ごしていると思います。
それもそのはずで、自分の感覚が「当たり前」だから。
けれど、実は感覚で何が優位かは、その人によってかなり違います。
そしてそれは、色々なセラピーを受ける上でも、知っておいたほうがいいこと。

ヒプノセラピーでいえば、セラピーの感じ方の差に繋がります。
どんな風に違うかというと。

例えば、A、B、C、Dの4人が映画を観にいったとします。
終わってから、インタビュアーが感想を聞きました。
「どんな映画でしたか?」

A「すばらしい視覚効果で、情景も綺麗だった!ダンスパーティーの衣装も舞台も素敵だった」
B「ダンスパーティーの時の曲、最高だった!それと、あの時の主人公の『○○』というセリフもしびれた~」
C「主人公が最初は○○だったのに、△△を通して**という考え方に変わっていって、すごく納得できたし、自分はどうだろうって勉強になったな~」
D「めちゃくちゃ面白かった!!感動した!!主人公の気持ち分かりすぎて泣いた!」

さて、同じ映画を観て感動した感想でも、ここまで色々違いがあります。もちろん「面白くなかった」という感想もあるでしょうが。

ここでは、それぞれが「何に心を動かされたか」を「感性のタイプ」とします。

A、B、C、D、それぞれにタイプを振り当てると、こうなります。

A:視覚優位タイプ
B:聴覚優位タイプ
C:思考優位タイプ
D:体感優位タイプ

細かく見ていけば他にもありますし、そして各タイプが混ざっていることのほうが多いです。
なので、自分はどれに近いか、だけでも理解しておくと、様々なときに役立ちます。

Aタイプの方は、テレビや映画などを観ると、その光景が記憶に残りやすいタイプです。
例えば、出て来た登場人物の服装や持ち物や、撮影された場所などを覚えている事が多いです。反面、文章を「絵」や「図」と捉える方も多く、長文を読む事が苦手な場合もあります。写真やカメラ、絵なども好きでしょう。自分でそういう作品を生み出す才能にも優れています。夢もカラーで見る事が多かったり、映画のようにリアルに見えたりします。

Bタイプの方は、音楽や人のセリフが記憶によく残るタイプです。子どもの頃、詩の暗唱が得意だったり、好きな歌の歌詞を覚えて歌ったりしませんでしたか?「昔、こんなこと言ってたよね?」と細かいことをよく覚えていたり、他の方の声真似をしたりなんていう才能も。夢で声が聞こえたり、音楽が聞こえたりします。

Cタイプの方は、頭で物事を考えたり、真偽を見つけたりするのが得意です。ただの物語より、ミステリーや探偵物、サスペンス系の話が好きでしょう。長文読解力にも優れていて、文章の差異から真実を導き出すのも得意。人と会話するときも、きちんと順をおって話します。反面、文章になっていないこと、理屈で説明のつかないことは理解するのに時間がかかります。夢はあまり見なかったり、見ても支離滅裂だと記憶に残らなかったりします。

Dタイプの方は、感受性が豊かで、物事を「感情」で記憶します。たとえば「怖かった」「美味しかった」「嬉しかった」「悲しかった」などの感情に体験を結び付けます。物語でも登場人物の気持ちになりきって味わうので、喜怒哀楽が豊かに見えます。反面、感情の伴わないことやつまらないことに感しての記憶は極端に薄く、何を聞いても覚えておらず、「記憶力の差が激しい」と思われることも。人の顔と名前も、感情が伴わなければ、あまり覚えられないタイプでしょう。夢では、食べ物の味が分かったり、感情のともなう夢を見たりするでしょう。

皆さんは、どれが一番自分に近かったですか?

次の記事ではこれを踏まえて、これらのタイプがセラピーにどういう効果をうむか、書いてみますね。

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