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24歳新卒OLがきゃりーぱみゅぱみゅPONPONPONに涙した理由

私がきゃりーぱみゅぱみゅという存在を知ったのは小学生5、6年生のときだったと思う。

原宿系ファッション雑誌zipperを何の気なしに
父にねだって買ってもらい家に帰って読んでみると衝撃だった。

頭に大きなリボンを乗せ派手なTシャツに派手なズボンに派手な鞄に派手な靴下に派手な靴・・・・
世の中にはこんな派手な人がいるのかと目を疑った。

当時の私がきゃりーぱみゅぱみゅをどうして好きになったかというとそれは派手であったからだと思う。
単純に視覚的情報が多く見ていて楽しかったから
彼女に夢中になったんだと思う。

そこから私はボーダーのオーバーオールや
ジーンズ生地に赤い大きなハートのパッチワークがついたスカートを履いたりして、田舎ではかなり浮いていたと思う。
今思い返せば変な服と同級生の男の子にバカにされていた。しかし全く気にしていなかった。
だってきゃりーぱみゅぱみゅも原宿では浮いてたから。


一浪を経て私は現在24歳新卒2ヶ月目の社会人。
ちょっとだけ興味のあった皆に憧れられない泥臭い業界に就職した。あの頃は毎日毎日カラフルなものに夢中になってzipperを切り取ってノートに貼りつけては何回も見返していたが、
今はくそババアどもに囲まれくそババアの機嫌をとり、やりがいのない業務を淡々とこなし
同期や上司と休日までのカウントダウンをして日々をやり過ごしている。

電卓の置き方はこうだとかホッチキスの向きはこうだとか少しでもズレていたら怒られる潔癖なババアの部下になったことで毎日胃がキリキリする。
毎日楽しくない。幸せな家庭を築くという未来が見えない。仕事で成功する未来もない。やりたいこともない。生きていて楽しくない。
アンミカの夜はアカン。明日の朝に考えよう。という名言も私には通用せずこんなことを昼夜問わず考えていた。

そんな時 PONPONPONがリールで流れてきた。
私は10年間忘れていた。きゃりーぱみゅぱみゅが好きだったということを。
早速Apple Musicで聞いた。



PONPON うえいうえいういえい PONPON うえい  PON うえい  PON PON
うえいうえい PONPON PON うえいうえい  PON うえい  PON うえい うえい
PONPON うえいうえいういえい PONPON うえい  PON うえい  PON PON
うえいうえい PONPON PON うえいうえい  PON うえい  PON うえい うえい




全く狂気じみている。
こんな曲に私は夢中になっていたのか。
くだらない。私はこんななものが好きだったのか。

そのとき思い出した。
そうだ私はきゃりーぱみゅぱみゅが好きで
きゃりーぱみゅぱみゅに憧れてそのことを当時はやっていたアメーバブログに書いていたな。

私はそういえば文章を書くことが好きだったなと私にも好きなことはあったんだなと思い出した。

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