issey miyakeについて

こんにちは。ただの服好きの高校生lilcatです。
今回はISSEY MIYAKEについてまとめてみたいと思います。

issey miyakeは1970年に「三宅デザイン事務所」を設立し翌年の71年にニューヨーク・コレクションにデビューしました。
デザイナー三宅一生は広島県広島市出身で高校を卒業後、東京へ上京し多摩美術大学図案科へ入学。
大学在学中、日本で初めて行われた世界デザイン会議で「衣服デザインが含まれないのはなぜか」と投書し、服をファッションではなく、デザインとして捉えたのはあまりにも有名です。
ファッションクリエイションの登竜門である装苑賞を2回受賞。
大学を卒業後は第1回コレクション「布と石の詩」を発表したのち、フランス、パリに渡り「ギ　ラロッシュ」や「ジバンシィ」などメゾンのアシスタントとしてデザインを学び、68年にはニューヨークへ移り、ジェフリービーンのもと経験を積みます。
73年にはパリでプレタポルテコレクションを発表。
1985年には三宅一生が代表幹事を務め、「山本耀司」「川久保玲」「越野順子」「山本寛斎」「松田光弘」「森英恵」の5人が幹事に就任した東京ファッションデザイナー協議会（CFD）を結成しました。
のちに山本耀司、川久保玲と並び日本のファッションデザイナーの革命児となります。

イッセイミヤケの洋服のコンセプトとしては、「一枚の布」という考えのもと、一本の糸からオリジナルで素材を開発しながら、身体と、それをおおう布、その間に生まれる「ゆとり」や「間(ま)」の関係を追求しています。
また、広島県広島市に生まれ、自信が7歳の頃に原爆に被爆していたり、フランス在留中に「五月革命」にも遭遇したこともあり、世界の伝統を受け継いだ職人の技術をリスペクトしていて「平和」「文化」「伝統」などを大切にし、「限られた富裕層のために衣服を作るオートクチュールではなく、より多くの人々のための服作りをする」ことを決意しました。



80年代には身体のフォルムと動きの研究を続ける中で、プラスチックや籘（ワイヤー）、紙など、布以外の素材を用いた服づくりに挑戦。（これをボディワークスと呼ぶ）
そのため、イッセイミヤケでは、紙やプラなど特殊な素材を使った洋服の製作がとても得意なブランドでもあります。
そしてイッセイミヤケの洋服でもう一つ特徴的であるのが着心地のよさと機能性です。
モードブランドというイメージが強いですが、実際はミリタリーアイテムを出した時期もあり、どんな年齢にもどんな体型の人にも着られるようデザインされています。
そのためほとんどの服が家庭で洗濯でき、特殊な素材のものでも手洗いであれば洗えてシワにもなりにくいです。
また、シャツの胸ポケットが縦からも横からも物が入るようになっていたり、ダウンなんかは死ぬほど軽く、動きやすくてあたたかいです。

20/21aw コレクション　look 38
紙のモヘアセットアップ

また、イッセイミヤケは服以外にも香水、アクセサリー、バッグなども展開していて、多くのラインが存在します。

イッセイミヤケ（本ライン）
イッセイミヤケ　メン（2012年〜改名）
プリーツプリーズ　イッセイミヤケ
オムプリッセ　イッセイミヤケ
バオ　バオ　イッセイミヤケ
ハート
132 5. イッセイミヤケ
ミー　イッセイミヤケ　など...

その中でも最も有名であるのが「プリーツ」をメインとしたウェアを展開する「プリーツ　プリーズ　イッセイミヤケ」と「オムプリッセ　イッセイミヤケ」です！

「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」は1988年よりスタートしたレディースラインで、裁断・縫製後にプリーツをかける「製品プリーツ」手法を用い、機能・汎用性・美しさをかね揃えた服を展開しています。
僕自信もパンツを一着持っていて履き心地はもちろん、合わせやすく、シルエットが何よりも美しいです！

PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE 20/21aw

つぎにメンズラインで「プリーツ」のデザインを行うラインについて紹介します。
それが「HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE」です！
「HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE」は比較的最近始まったラインで2013年のssから新デザイナーに高橋悠介が就任したのと同時期にスタートしています。
皆さんがイッセイミヤケと聞いてはじめにイメージするのはこのブランドなんじゃないかなと思います。
「オムプリッセ」は「プリーツプリーズ」と同じようにメンズのウェアとして「プリーツ」のデザインを中心としたブランドなのですが、パンツなどはほとんどがイージーパンツになっていて紐で絞れるので女性の方でも余裕で履けるところが素晴らしい。
なにより、値段帯が鬼ほど優しい。パンツ一着で2万円弱程。なんということだ。アウターでも高くて４万円弱である。好きすぎる。
そしてなにより「プリーツプリーズ」同様履き心地がいいということ。イッセイミヤケの服は機能性に長けているため、上記で記載したとうりほとんどの服がシワにならないしプリーツはかなりじょうぶで、がしがし洗濯してもほとんどプリーツが落ちません。正直パジャマにしたいくらいです。

こちらは僕が持っている「オムプリッセ」のパンツになります。ほんとはフルレングスの形が良かったのですが。。。
しかし、着心地やシルエットは間違いありません。機能性も夏は涼しく、ポケットはかなり大きくて、財布とスマホ、AirPodsくらいなら片方に入りきります。

最後にイッセイミヤケの歴代のおすすめアーカイブをざっくり紹介します。

1983年　Wind Coat / ウインドコート

まずこちら、ドロップショルダーで滑らかなシルエットを描くドルマンスリーブ、ロング丈のオーバーコート。
「Wind Coat / ウインドコート」です。
シルエットから連想されるに、通称「イカコート」とも呼ばれてます。
こちらのイッセイのアイテムの中でもかなり人気が高く、2017年には「イッセイミヤケ　メン」で復興されています。

17ss 復刻版Wind Coat / ウインドコート

イッセイミヤケのアーカイブは他の「ヨウジヤマモト」「コムデギャルソン」ほど爆発的に値段が上がることはないのですが、こちらの「イカコート」は中古相場で安くて３万円程で手に入ります。しかし、市場にほどんど上がらないため、次出品されてるのを確認したら僕は絶対買います笑笑。

71aw タトゥードレス

一見イッセイぽくないデザインのドレスですが、こちらは71年に発表された初期のアイテムで、バックプリントに「ジミ・ヘンドリックス」と「ジャニス・ジョプリン」の肖像のプリントがされています。
「マルジェラ」や「ゴルチエ」のようなデザインですが、シルエットは落ち感のある三宅一生らしい服になってます。
また、KCL デジタルアーカイブにて、
「爛熟期を迎えていたヒッピー・ムーブメントの中、若者に圧倒的な支持を得ていたロック・ミュージシャン、ジミ・ヘンドリックスとジャニス・ジョプリンは、同時期70年秋、共に20代で夭折した。本品は彼らへの、三宅の鎮魂歌であろうか。」と記載されています。
引用（https://www.kci.or.jp/archives/digital_archives/1970s/KCI_250）
イッセイミヤケが好きで音楽好きな人からはたまらないアイテムだと思います！

80's I.S. Chisato Tsumori Design ブルゾン

こちらのアイテム、実はあの「ツモリチサト」デザインのアイテムで当時イッセイミヤケインターナショナル在籍中だった津森が「イッセイスポーツ」を改名し、チーフデザイナーになったことから1983年に始まったブランドです。
去年に、ラフォーレ原宿にて期間限定ポップアップで復活していたこともあり知っている方もいるかと思います。
ツモリチサトと三宅一生のコラボアイテムのようなものなので気になる方は是非！

最後に！

今回はファッションブランド「ISSEY MIYAKE」についてまとめてみました。
イッセイミヤケの洋服は着心地が良く、機能性が高くて、シルエットが美しく、着た人を感動させます。
まだ着たことがないって方は是非店頭に足を運んで一着気に入った服を着てみてください。
少しだけ洋服への価値観が変わると思います。
今回も長文、お付き合いいただきありがとうございました‼️

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