【コンサート】~吉本興業110周年感謝祭~西川きよしのコツコツ全国ツアー

西川きよしのお笑いライブに行った。西川きよしの漫談、ミキ・霜降り明星・爆笑問題の漫才、コーナーを挟んで、ジャルジャル・テンダラーの漫才という非常に豪華な1日。

爆笑問題は時事漫才ということで、時事の内容についてについて触れた後にボケるという展開。時事の内容を説明するときは特にボケないので若干空気が重って一瞬不安になるのだが、太田がボケるときに確実に笑いが生まれるので流石だと思った。会場に泣く赤ちゃんがいたので、その赤ちゃんに少し触れるあたりも良かった。多分会場の多くの人が触れるのかな、触れないのかな、と思っていたので、ほど良い感じで触れていて良かった。

ジャルジャルの国名分けっこは見たことがあるが、見たことがあるネタを生で見るのも違った良さがあると思った。音楽ライブでは一度聞いて気に入った楽曲を聴くことがメインで、お笑いライブでは見たことがないネタを見ることに価値があると思っていたが、音楽ライブと同様に一度見たことがあるネタを見る良さもあるのだなと思った。但し、霜降り明星とジャルジャルはいわゆるワーキャーの女性観客がついているような気がして、ちょっと自分とのズレを感じた。

テンダラーとミキはさすが。ミキは兄の叫ぶような突っ込みが苦手だったがこの漫才では叫びすぎず、またテレビでは見られないようなブラックユーモアに満ちたネタで、この2人は劇場で本当の力を発揮するのだと思った。テンダラーも直前に登場したジャルジャルのネタをうまく取り入れつつ、かつ本ネタも面白くて最高だった。

そして何よりも西川きよし。ネタとしてボケているのか、そうではなく本人的には真面目なのにボケているのかが分からないという独特の緊張感、用意されたボケなのかアドリブのボケなのか分からないという緊張感、これらの緊張感と面白さが相まって相当面白かった。NGKのタイムテーブルなどで、西川きよしの漫談というのは一体何の時間なんだろうと思っていたけれど、相当に面白いトークであるということが分かった。さすがだ。面白かった。

来てよかった。金沢公演も実はちょっと行きたい所。

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