【映画】ハルフウェイ

映画「ハルフウェイ」を観た。以下、ネタバレを含むかもしれません。

卒業間近の高校生2人の恋愛物語であった。めまいで保健室に運ばれた女子高生と、バスケ中の怪我で保健室に運ばれた男子高生が出会った後、2人の恋が成就するところから始まる。しかし、男子高生は東京への進学を目指す一方で、女子高生は地元に残りたいと思っており、卒業と同時に離ればなれになることは確定している。そのことに対して、女子高生が「なんで別々になるのを分かっていて告白するんだ!」と終始怒り続ける、というのがストーリーである。彼氏の東京への進学を抑制させたり後押ししたり、面倒くさいと思いながら拝見していた。

が、一番の悪い意味での予想外ポイントは、「めまい」が伏線ではなかったというところであった。めまいで運ばれたんだから、どこかで再発するという可能性を頭に置きながら観ていたが、そんなことはなかった。川沿いを歩くシーンなど冷や冷やものだが、そのたびに裏切られ続け、最後まで回収されなかったところには驚いた。

北川悦吏子脚本と言えば病気のヒロインという印象だが、今作ではあまり病気であることは重視されなかったようである。それにしても、怒ったり応援したりするヒロインは勘弁してくれ…となった。

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