慮るということ
慮る、という言葉がふと頭に浮かんでから
数ヶ月ほど、
ぼんやりと思いを巡らせていました。
数ヶ月、思いを巡らせて やはり私は
慮るという概念がとても好きだと感じました。
慮るというのは、
"相手の状況や立場、環境などに思いを巡らせて 深く考えること、思いやること" ですが
例えば、この人と付き合うのは損なのか得なのか、などと打算的に立ち振る舞う、忖度するなどの不自然さとは違い、
慮る というのは
コミュニケーションにおける些細なヒントから 相手の想いや状況を汲み取るなど、相手への好意が原動力になって立ち現れる想像力のようなものに感じるのです。
自分の中にゆとりや、余裕を持ち合わせなければ立ち現れてこない発想。
だからなのか、とても品のある言葉のように思うのです。
"慮る"は、相手への好意が原動力で、
そして 自分に相手をよく観察するだけの視野や知性がなければ出来ないことなのだと思うのです。
なんだか、ぐっと心を掴んでくる人や、一緒に過ごすことが、なんとも居心地よくストレスのない人は、
よくよく相手を見て 想像力を使ってくれているのだな、と嬉しくなると同時に じんわりと
温かく そして尊敬の念が湧いてきます。
そんな温かさに気がつき、受け取り
そしてまた 自分の想像力も磨いていたいと
そんな風におもいます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?