独り言

困ったときはいつでも話を聞いていたい。
何もできなくても寄り添っていたい。

誰にも頼れない現代の人々は、
頼れない辛さをどこで消化しているのだろうか。いつも一緒にいる人が話を聞いてくれるとは限らない。

音楽や文学、芸術は心の救いになるけど、実態を持って安心できるものを持たない人はどうしたらいいんだろう。

最近夜はそんなことばかり考えが捗ります。

私は大学生の時に児童養護施設に惹かれて就職し、2年間そこで働きました。
子どもたちとの生活の中で漠然と常に感じていたのは、この子たちに本当に寄り添える存在になれるだろうか。ということ。
否、もちろんなれるはずがありません。

大人になんでも話す子もいますが、それはもう殆ど義務のような習慣になっているからです。
子どもが話す言葉に対して大人は何かしら対策を取ろうとします。それは大人として当然正しいことですが、子どもは本当にそうだったのか。

じっくり話を聞いて、夜が明けるまで寄り添っていてほしかっただけなのではないか。
自分で答えは出ていて、自分の決意が固まるのを一緒に迎えてほしかっただけなのではないか。或いはほっといて。

そんなことを子どもたちの話を聞きながら考えていたら、子どもの話を疎かにしてしまっている時もありました。(本当に良くない)

働いて2年しか経っていない私はそもそもそんなに深いところまで慮る器量は持ち合わせていませんでした。

保育士を辞め、シンガーソングライターになりました。

自分の中の言葉と見つめ合う作業。
本当に自分が嫌いでしたが、シンガーソングライターとしてステージに立つ自分は、結構好きでした。

ステージで醜態を晒しても、改善できる。
生まれ持った自分はそう簡単には変えられませんから、努力で変えられる自分を持っている私は少し幸せ者かもしれません。

話は少しそれましたが、ステージに立つようになった今でも、施設で過ごした時間は忘れた時がありません。

言いたいことはたくさんありましたが、とてもいい施設で働くことができたと思っています。
もっと子どもたちと長い時間を過ごしたかった、これも本音です。

元気ですか。私はこれから歌います。
そんなことを祈るように心の中で呟いて、今日もステージに立ちます。

私は必ず有名になりたい。
有名になったら、社会的に理解が少ない児童福祉の分野に関してたくさんPRする力を持つことができるのではないかと思ったからです。

少しでも子どもが育つ環境を良くするためには、社会のすべてが子どもを見る(いろんな意味で)ことができる環境を作る必要があると思っています。

もし私が将来子どもを産んだら、たくさん子どもの話をしたいし、たくさん歌を作りたい。

子どもがしあわせなら、社会も幸せです。
平等なんてありませんが、それでも、虐待や、悪縁とは子ども自身が断ち切れる、自立できる社会が来て欲しいと思っています。

なんだか大きいことを言っていますが、みんながちょっとずつ、幸せを少しでも長く、感じる世界になったらいいな。

そう思いながら今日も歌っています。



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