私が語学を勉強する理由

「今は翻訳アプリも充実してるし、英語喋れる人なんかいっぱいいてるし、どんだけできる人でもネイティブにはなられへん」
って言われることがある。
確かにそれはそうだと思う。

なんや、じゃあこんなに英語の勉強頑張らんくてもよかったやん!!

一瞬ちょっと後悔した。

でも、いや、違うぞ。

絶対に無駄なんかではなかった。

確かに文章などを翻訳したりするときは、機械に任せるほうが速くて正確かもしれない。

でも、友達と会話するときに、機械で翻訳してもらってってするにも限界があると思う。確かに、ある程度のことなら問題なく伝わると思う。例えば全く英語ができない人が旅行に行っても、翻訳アプリさえあれば何の問題もなくできるだろう。

だけど、ちゃんと翻訳してもらうには、正確な日本語でないといけない。
方言、スラング、略語などは正確に翻訳してくれないし、細かい感情のニュアンスを伝えるのは難しいだろう。

実際、私も翻訳ツールにお世話になることもあるが、ちゃんと通じない時も多々あった。

日本で友達とおしゃべりするみたいに、海外の友達ともいろんな話ができたら、どんなに楽しいか。新しい考え方、文化など学ぶことがたくさんある。
冗談を言い合ったりして、心から笑い合えた時は本当に嬉しかった。

留学をして、少し喋れるようになった自分に
正直満足していた時もあった。
「仕事で使おうとも思ってないし、これくらい喋れるようになったから、もういいかな」

でも、留学や旅などで、大切な友達が増えるにつれて、私の英語力はだんだんと「まだまだだ。全然足りない。もっと思ってること伝えたい。」と思うようになった。

だから、私は勉強することをやめないし、
より身が入るようになった。

キューバに行った時には、私が出会った人たちは英語が話せない人がほとんどで、スペイン語で会話するしかなかった。その時私はスペイン語は挨拶程度しか知らなくて、みんな一生懸命喋ってくれるのだけど、ほとんど何をいってるか理解することができなかった。

聞きたいこと話したいこともいっぱいあるし、
こんな陽気なキューバ人と会話できたらめっちゃ楽しいだろうなぁ。

そう思って、私は帰国した日から、スペイン語の勉強を始めた。

きっかけなんてこんなもんだ。

英語も、もちろんまだ全然スラスラ言いたいことが伝えられたりはできないが、これくらいのレベルでも世界中にたくさんの大切な友達ができた。

英語を話す人は、15億人
スペイン語を話す人は、4億4千万人
日本語は、1億2千万人
英語とスペイン語を話せるようになれば
世界の77億人のうちの、25%(4人に1人)もの
世界中の人たちと話せることになる。

ということは、得られる情報量も確実に増えるし、チャンスも広がると思う。
そうすることで、少しでもより豊かな人生に
なると私は思っている。

毎回思うことは、
「次会う時までには、もっと喋れるようになって、もっといろんな話をしたい。」

これが、私が語学を勉強する中での
大きなモチベーションの1つであると言える。

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