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勉強は大人の趣味

先週から日商簿記の勉強を始めた。

初心者なので、3級。

もしそれが受かってまだ気が乗っていれば、次に行こう。

毎年手探りで、なんとなくの白色確定申告をクリアしてきたのが、テキストをひとつひとつ読み砕いていくと、明確な分類や意味が理解できたりしておもしろい。

今のところ没頭できている。

遅ればせながら来年から青色申告に切り替えるので、このあたりでしっかり勉強し直して、わけのわからないまま、なんとなく進むのをやめていこう。

そういえば私はたぶん全商の簿記3級は、高校生の時にぎりぎり合格しているらしい。

ぎりぎり合格したのか、ぎりぎりしてなかったのか思い出せなくて

母に聞いたら

「前に合格したってあんた言ってたよ。」とのこと。

自分以外の人間と過去の自分に問い合わせないと合否がわからないくらいだから、当然中の知識は見事にゼロだ。

おかげさまでテキストのページをめくるたびに脳に新鮮な刺激が運ばれてくる。

どれもこれも初耳で「へぇ~よくできてるねぇ」なんてのんきなことを言っている。

久々に勉強している今の私が楽しいのは良いけれど、

高校の時私は簿記の授業を1年取っていて、1年間熱心に教えてくれた先生がいたのだ。授業なのだから。

先生が今の私の新鮮さを見たら、脱力するだろうなぁと思い、申し訳なくなる。

先生のことはちゃんと覚えている。オールバックで見た目怖そうだけど、とても楽しい商業のk先生。

先生のおかげで、タイピングと電卓のブラインドタッチの力は今も手に残っています。

でも簿記だけはすべて抜け落ちたようです。

大人になり、自分の生活に差し迫った勉強はこんなに楽しく、頭にも入りやすいものだと実感しています。

いつかまた先生に再会する日があったら、簿記1級くらい受かって手土産にしないと恩返しにはならないぁとか思ってると、この勉強にも意味がちょっと増える。

最近は午後に、2時間ほど図書館の自習室で集中して勉強する時間をとっている。

家にいても暑いし、やっぱり集中しづらい。

2時間というのは図書館の駐車場の無料時間が2時間だからなのだけど、

じっと座ることにもう慣れていない大人はそれくらいやったら一度動きたいのでちょうどいい。

時間制限がある方が、キリのいいところまでやりたい、と気持ち引き締まる。

夏休みなので、周りは制服姿の高校生ばかり。

ていうか夏休みなのになんで制服なんだろう。
みんな受験を控えてる夏なのかな、とか
毎日図書館とか塾に行ってがんばってるのかなーとか

知らない若者の青春を勝手に想像して、勝手にその空気の中に入って勉強してるのが面白かったりする。

私は大学受験も経験してないし、高校も直前で目標を下げたりと、自分のギリギリに挑戦することを今までしてこなかったので、なんだか少し夢見がちな青春妄想になっているかもしれない。

この夏の間、ちょっと受験生たちの空気を借りて、

1日2時間だけ混ぜてもらってがんばろうかな。


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