それは、みんなと、みんなが、みんなを叶える物語

スクスタ17章の話をします。
メインストーリー17章を読んで、わたしが感じたこと、思ったことの羅列です。

Twitterをフォローしてくださっている皆様はご存知かもしれませんが、わたくし、しろやぎは三船栞子のことを今までずっと考えてきました。
最初に気になったのは、三船栞子の表情が豊かになったなぁと思ったからです。
じゃあ最初に笑ったのっていつなんだろう?
そう疑問に思って、メインストーリーを読み直して三船栞子のことを考えて、そして出来たのがしろやぎの初ブログです。

今回の17章を迎えるまで、ずっと引っかかっていた言葉がありました。
「スクールアイドルフェスティバルはわたしたちの……ニジガクのみんなの夢だから、絶対に叶えてみせる」
歩夢の言葉に、栞子が言ったセリフ。
「そのみんなの中にわたしは含まれていません。わたしはそんな夢なんか見ない……」
この言葉が引っかかっていました。


いつかの新生徒会長選挙で、せつ菜の公約を見たときに栞子はこう言いました。
「この公約で実現される恩恵は、この学園の生徒であるあなた自身にも与えられなくてはならない」
せつ菜に対してそう言うのに、みんなの中にわたしは含まれていない、なんて言う栞子。
自分の周りが笑顔であってほしい、とまるで自分自身は二の次にしているような感じ。
栞子にとっては生徒会の仕事が「大好き」ということなので、自分の想いに反することはなかったのですが、“みんな”の中に自分を入れなくていい、周りを幸せに出来たらそれでいい、といったようなセリフが気がかりでした。


だから、いつか栞子が、スクールアイドルフェスティバルの掲げるスローガン「集え!みんなの夢!」の“みんな”の中に入ってほしいと願っていました。
(※虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会への加入ということではなく、スクールアイドルフェスティバルに関わる者として、その夢が叶ってほしいという個人的な想いです。)

正直、わたしは三船栞子がスクールアイドルになるとは思っていませんでした。
「スクールアイドルがわたしに向いているとは思えません」
と“あなたちゃん”の誘いも断っていましたし、それ以上に、今のコンテンツの動きに三船栞子が入れるだろうかと思ったんです。
もう9人いて、ユニットも決まって1stライブもあって、2ndライブも行われる今。
三船栞子はこれからも“あなたちゃん”と同じように、時には生徒会長として、時には友人として、いろんな面でスクールアイドルと関わっていくのかなと思っていました。
17章を読み終わったときに、正直「じゃあ今までの虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は何なの?」って思いました。
このタイミングで追加って、じゃあアニメは? ライブは? ユニットは?って。
これからの展開が全く想像できなくて、1人だけライブ1回少なくなるし、曲数も違うし、ここにどうやって追加されるの?って、混乱しました。
受け入れられない人もいるだろう、と思いました。
そもそも栞子の登場より、新生徒会長選挙や学校説明会のときもメインストーリーで目立つ子は限られてしまって。
そういうことの批判もたくさんあった中の、この17章。
賛否両論別れるような展開に、不満を持つ人もいるでしょう。

でも、こうやっていろいろ考えたところで、そういう問題は「こっち側」の話なんです。
スクールアイドルフェスティバルで盛り上がっている「あっち側」にそんなこと関係ないんだ、とわたしは思いました。(※あくまで、わたしの気持ちの付け方の話です)
スクスタのシステムがどうのこうのとか、これまでとこれからの展開がどうのこうのとか、そんな問題「あっち側」にはありません。

ただ、スクールアイドルへの熱い想いを持った三船栞子という、1人の女の子がそこにいるだけです。
となれば、その勇気を持ったスタートに、誰が「待った」をかけられるでしょうか。
胸の中で燻る想いを、全力でときめかせてあげたい、と思いました。

そして、栞子が熱い気持ちを持ってること、みんなが認めてくれました。
スクールアイドルを愛した薫子さん。
新生徒会長選挙でぶつかり合ったせつ菜。
“あなたちゃん”や歩夢だけじゃない。
かすみが、愛が、エマが、果林が、彼方が。
しずくも、璃奈も。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が、栞子の夢を後押ししてくれました。

そして、
「一度やったらやめられないよ!」
高海千歌を始めとするAqoursのみんな。
「さあ、行くよ!」
高坂穂乃果を始めとするμ'sのみんな。

大切なのは、やりたいかどうか。
そう、いつだって始めていいんです。
始めるのに早いも遅いもないし、歌やダンスが上手くなきゃいけない、なんていう資格も適性もありません。
夢を叶えるのはみんなの勇気で。
見たことない夢の軌道を追いかけて。
ワクワク発ストーリーを始めて。
そんなこと、誰だってやったっていいんです。

スクールアイドルの色んな形。
だからラブライブ!は面白い。

そして、スクールアイドルが、スクールアイドルが好きな人が集まったらみんなの夢が叶うんです。
もう開催することはないと思っていたスクールアイドルフェスティバルの実行も。
あの日のダンス対決の再戦も。
感謝の気持ちを伝えたいという心も。
スクールアイドルへの愛を叫びたいという想いも。
胸がときめいたステージに駆け出すのも。
みんなの夢が叶った瞬間です。

「集え!みんなの夢!」

大きなスローガンが現実になる、スクールアイドルフェスティバルという空間。
三船栞子という新たなスクールアイドルが1歩踏み出せた場所。

その勇気あるスタートに、わたしはただ「おめでとう」と言いたいです。
そしてスクールアイドルフェスティバル。
みんなの夢を叶えてくれて、ありがとう。

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