好きな人を誇らしく思うので自慢させてください

 こんばんは。圧倒的な“良さ”を目の当たりにして自分は無力だと改めて思い知ったオタクです。
 このたびHey!Say!JUMPさんの8thアルバム「Fab!-Music speaks-」を謹んで受け取りました。楽天から発送完了通知を受け、いてもたってもいられず帰宅し、夢遊病患者のようにぼんやりとしたまま歌詞カードを手にアルバムを聴きました。私の好きになった人たちはなんてすごい人たちなんだろうと、胸がつまるほど誇らしくて幸せです。良い。良すぎる。このアルバム、明らかに供給が過剰。こんなにたくさん幸せとか驚きとか希望とかの光輝くもろもろをもらって、無力なオタクはどうしたらいいんだ……なにもお返しできない…こんな大いなるエネルギーの塊を受け取ってしまったが最後ちっぽけな私では一生かかっても恩返ししきれない……と頭を抱えているのですが、せめてもの自己満足として、私の好きな人たちこんなにすごいことやってるんだよっていうのをまだ知らない誰かに伝わってくれたらいいなという祈りのような気持ちでアルバムの感想を書くことにしました。一文が長い。
 そんなわけで今回はまだHey!Say!JUMPの新しいアルバムを手に取っていない人へ向けておすすめする体で陰キャオタクの小声早口感想を書いてみます。MVが公式に公開されているものについてはURLを貼っているのでそちらも合わせてお楽しみいただければ幸いです。


◎お時間があればまず公式HPをご覧ください!かわいいです!

Fab!-Music speaks-特設サイト
https://www.fab-hsj.com/
Hey!Say!JUMPオフィシャルサイト
https://www.j-storm.co.jp/heysayjump/discography/fab-music-speaks


 特設サイトの言葉をお借りした楽曲の概要説明、その曲をおすすめしたい人やシチュエーション、特にここを聴いてほしい!と思ったフレーズ、のゆるい3部構成でお話していきたいと思います。終始何を言っているかわからないと思われますがそういう仕様なので予めご了承ください。ちなみに代名詞のように出てくる「私の好きな人」は薮宏太さんのことです。


Fab-ism

https://youtu.be/YzKPBc6B8Zw


 特設サイトの解説によると、アルバム全体のコンセプト“童話の世界”の夢先案内人をイメージして作られた一曲だそうです。「夢先案内人」という言葉がまさにおっしゃる通りです。きらきらしたイントロがプレゼントを包むリボンみたいで、すごく楽しいことがこれから始まるんだ…!って一瞬でわかる。現世のもやっとすることやるせないことへこむことを全部真っ白い強い光で吹っ飛ばす!!天界へ急速ご招待!!!!って感じで最高のオープニングです。
 とにかく速攻で現世から解き放たれたいときにおすすめ。
◎「ありふれた世界なら君はいない」
 アルバムのキャッチコピーにもなっています。Hey!Say!JUMPさんにそっくりそのままお返ししたいアワード2020を受賞したフレーズです。じゃんぷちゃんのいる世界がありふれた世界なわけがないじゃない。あなたたちがいるからこの世界が尊いものだって思えるようになりました。ありがとうございます。

I am

https://youtu.be/dXx9KW5oJnk

 シングル「I am/Muah Muah」にも収録されています。自分探しがテーマになっている、基本的に前向きな曲なんですが、どことなくものさびしいような雰囲気もまとっていてそこのバランスが好きです。
 私は個人的に、前向きなメッセージは長調です!って感じの明るいものよりちょっと辛口なメロディに乗ってる方が入ってきやすいので、そういうのが好みの方におすすめかもしれません。最後の音の消え方かっこよくてめっちゃ好きです。
◎「近づけば離れていくんだ」
 ここ私の好きな人が歌ってるパートなんですけど……メロディラインがほんとにたまげるほどなめらかなんですよ…近づいて離れていく様子がありありとわかるようななめらかさなのでぜひ一度ご堪能ください……

狼青年
https://youtu.be/JniCNQ0jlGM
https://youtu.be/g8q3Pcyx1Zk
 童話「赤ずきん」の世界観を投影したダンスナンバー、エロチシズムすら感じる目眩く官能の世界だそうです。女王蜂のアヴちゃんプロデュースと申し上げればすでにヤバさは伝わるのではないでしょうか。もう私が何か言うまでもなく、とんでもなくとんでもない曲だしつべこべ言わずにYouTubeのMVを見てくれって感じなんですけども。
 おすすめしたい方は時間的余裕と体力のある方ですかね…ひとたび目にしてしまうとしばらくリピートが止まらなくなるので… 作業妨害用BGMにぴったりです。表現が古いですね。
◎最後のサビ終わりの山田さんのフェイク(遠吠え)
 選べん。これは選べん。歌詞一文節ごとにコメントしていきたいし3秒に1回くらい大事件が起こり続けているのでこれというフレーズ一つを選べませんでした。ネタバレになってしまったら申し訳ないんですがここのフェイクで山田さんは2オクターブ飛びます。たぶんネタバレを食らっても初めて聴いたら腰を抜かすと思います。座って聴いてください。

Muah Muah
https://youtu.be/4NIfeJHgwUE
 こちらも「I am/Muah Muah」に収録されています。Hey!Say!JUMPの伝家の宝刀“胸キュンポップス”だそうです。解説が的確すぎて言うことない。曲名のムアムアはキスの擬音だそうで、MVではHey!Say!JUMPの皆さんがルージュに扮して出荷されたりしています(誤解を招く表現)。パステルカラーのよく似合う甘い曲なんですが、ところどころで入ってくるギターの音がスパイシーで好きです。あと冒頭の有岡さんが息を吸ってる音が聞こえた瞬間にあっムアムア来るってわかる体になっている自分が、気持ち悪くも誇らしくあったりします。
 メイクするときに聴くとテンションが上がります。
◎「煌めく気持ちをのせてパール 強気で誇らしげにマット」
 上述の通り、メイクしてる最中にここのフレーズを聴くと無敵な気分になります。私は化粧が得意なほうでは決してないですが、それでもこれを聴きながら唇に色を付けると「いける!」という根拠のない自信が湧いてくるので、朝からしんどいな動きたくないな外出たくないなって思うときはこの魔法に助けられてます。

千夜一夜
https://youtu.be/136vXdbZYBY
 童話「アラビアンナイト」をテーマにした唯一無二の世界観、アラビックなのに不思議な無国籍感漂うサウンドプロダクションだそうです。YOASOBIのAyaseさんに提供してもらった一曲です。ダンサブルでアップテンポなのに哀愁のパラダイス。なんだかわからんけどわかる。一曲を通してずっと変わらないビートが鳴っていて、聴けば聴くほどそれがクセになってきます。
 眠れない夜の布団の中でリピートしたくなる曲。
◎「言葉は世界を夜に映す」
 短いフレーズながら、薮宏太さんの薮宏太さんたるゆえんが存分に味わえてとっても好きです。薮宏太さんのお声って「夜」の概念にすごく親和性があると思うんですけど、ここはまさに夜の湖面を波一つ立てずにすべっていくようななめらかな歌い方で本当に……この人の歌が好きだ…って思います……

Your Song
https://youtu.be/vPikHHjRTOo
 最新シングル「Your Song」の表題曲。普遍的な愛を歌ったミディアムナンバーだそうです。フルスロットルで走ってきたこのアルバムで一旦ほっと息をつけるような温かさがありますね。友達の家で宅飲みした帰り道の、なんともいえない満足感と寂しさに似ている気がします。
 頑張った日の夜、洗面台で歌いたくなる曲です。蛇足ですがこのシングルはカップリングも最高な曲しかないのでぜひとも聴いていただきたいです。
◎「確かなものばかりならば人生楽になるような…」
 確かなことなんかなんにもなかった一年に、考えることをやめて楽に流れたくなる弱さも認めてくれるような歌詞が沁みる。弱さの存在を認めたうえで、でも楽じゃない方に楽しいことが待ってるかもよってやさしく導いてくれるあたたかさがHey!Say!JUMPにはあるって私は勝手に信じてます。

Jazzy Cut
 童話「ブレーメンの音楽隊」をモチーフにしたダンスナンバー、Jassyなフレーズがコラージュされまくったミステリアスで変幻自在なサウンドプロダクションだそうです。初めて聴いたとき、めちゃくちゃびっくりしました。アルバムの中でおそらく一番びっくりしました。なんせかっこいい。かっこいいし楽しいし、個性が跋扈しつつも全体ではちゃんと「音楽隊」って感じがしてマジでHey!Say!JUMPさんはどこまでいってしまうの…?と不安になるくらい衝撃を受けました。たぶんこれから聴きこんでいくとまたどんどん違う音が聞こえてくるんだろうなと楽しみで仕方ないです。
 雨の夜、一人で運転してるときに聴きたい。
◎2サビと最後のサビの間にある1サビ繰り返しのフレーズぜんぶ
 反則だってわかってるんですけど歌割りの順番とかエフェクトのかかり具合とか、流れそのものがぜんぶ好きでぜんぶセットで聴いていただきたい。1サビと歌詞は同じですが演出が違うんです。狼青年でも言いましたがここぞというところで一瞬音が消える演出死ぬほど好きで無条件で鳥肌立ってしまう。この人たちは声を武器にして人を殺めることができるな…って確信します。

Snow White
 童話「白雪姫」をモチーフにした甘く切ないラブバラード、冬に儚く降り積もる粉雪のようなセンシティヴで美しい世界だそうです。待ってました!よっ!平成屋!って感じですね。アイドルとしての戦闘力とむきだしの歌唱力が存分に発揮されるバラードが嫌いなオタクはいません(個人の感想)。本当に王子様視点のまっすぐなバラードが似合う。フラゲした日が偶然雪の日だったんですけど、腹の立つ寒さすらこの曲を出迎えるための舞台装置だったんじゃないかと思わせてくれました。
 これはちゃんと日常生活に疲れていないとき、夢の世界に正面から向き合えるときに聴きたい曲。
◎「僕の全てを以て 君を愛してしまえば 君の涙は止まる」
 最後のサビ前の中島裕翔さんのパート。こんな…中島裕翔さんにこんなこと…言わせて……勝手に2020年の中島裕翔さんは超進化をしたものと思っているんですが、それだけ歌い方が変化しているのは私の思い込みではないと思います。透明感あふれる水色のあまい声は健在で、そこに深みとか芯の強さが加わってきているのが最近の彼ではないでしょうか。それってもう最強ではないでしょうか。

Liar
 童話「オオカミ少年」が現代に蘇り、EDMをベースにしたトラック上で暴れまくる!嘘をつきまくる!という岡崎体育プロデュース楽曲です。いやオオカミ少年の嘘ってこういうことなのか…?意識の高い現代人を皮肉っていくスタイル、間違いなく岡崎体育のにおいを感じます。夢を商うアイドル相手にも全く手を緩めない姿勢、面白くてたいへん好きですし、これにGOを出した関係各所の大人たちの英断すげえな。
 自他ともに認める陰キャの私が、有り余る自意識のためにスタバに入れないような陰キャの同志へ強くおすすめしたい一曲であります。
◎「愛してる 本当は羊のように弱い僕を」
 愛してるって言う言葉をこういうふうに使った曲がこれまでのHey!Say!JUMPにはあるんだろうか。この主人公は対外的にいろんな嘘をついて虚勢を張っているけど、その内側にいる「虚勢を張らざるを得ない弱い自分」をちゃんと認識できているんだなってちょっと安心しました。皮肉と揶揄たっぷりなこの曲で唯一主人公の核に触れている、そんな大事なパートを任せられた薮宏太さんに好きが止まらない。

Last Mermaid
https://youtu.be/ycUa1-IbQ0I
 童話「人魚姫」がモチーフですが、アルバムのコンセプトが固まる以前に制作されたシングルの表題曲です。激情的でありながら切ないラブストーリーがテーマになっているそうです。歌謡曲のいいところがたっぷり入っていて大好きです。前奏も間奏も後奏も間のSEもハモリもぜんぶ歌いたくなるし、キャッチ―だから実際口ずさめる。はやく歌えるようになりたい!何回も聴きたい!とシングルリリース前の当時貪るように音楽番組を繰り返し視聴していた記憶があります。ジャケットがLPレコードっぽいデザインで可愛い。イントロから最後までずっと歌っていたい方、歌謡曲好きの方におすすめです。
「たとえ未来が 満月にあっても 私はあなたに 惹かれていたはず…」
 どこがどうっていう専門的な話は全くできないんですが、和の雰囲気を纏っているこのフレーズが好きです。三味線っぽい音がバックで鳴ってるからですかね。月に照らされる顔の良いお兄さんたち絶対に美しい。そんな光景がありありと目に浮かぶ情景描写に惚れ惚れします。

MANTRA
 童話「西遊記」をモチーフにしたゴリゴリのEDMナンバー、癖になるドロップのリフレインが異世界へと誘うそうです。それはそうと公式の解説に「フロアのことしか考えていない三蔵法師」と書かれていて、文面だけ読んだときは疑問符でいっぱいだったんですが聴いた瞬間に納得しました。三蔵ブチ上げてました。アジアンな要素がちら見えする遊び心好きです。EDMは普段すすんで聴くジャンルじゃないんですが、聴いてみると自分が一瞬陽の人間になったんじゃないかと錯覚してしまう快感の怖さがありますね。
 フロアのことしか考えていない三蔵法師にお目通りしてみたいと思った方はぜひ聴いてみてください。
◎「End of the world What do you know Wake up, we go together now」
 とにかくリズムがいい。意味とか全然考えられないくらいリズムが気持ちよすぎる。英語の歌もEDMも全然歌ったことないけどできるようになりたい。ジャグリングのすごい技見てるみたいな感覚で、聴くたび嘆息してます。

Puppet
https://youtu.be/1LmwEAq9Vcg
 童話「ピノキオ」をモチーフに日英クリエーターチームが書き下ろしたダンスナンバー、操り人形の悲哀と自立をテーマにした「自分探しソング」の新機軸だそうです。なんせ洒落てる。日英クリエーターチームだもんね。こういう音楽が似合う人間になりたい。音の跳ね方がお洒落で、そのベースに乗ってやって来るHey!Say!JUMPさんたちのメロディラインもぴったり溶け合うお洒落さ。勝てない…いや勝負なんかそもそもできるはずないんだけど…… 
 頭の中を洗濯したいときに聴きたい一曲。
◎「心にグルグル巻き付けられた糸を解して 愛なる魔法でアブラカタブラ メラメラ燃え滾る勇気や希望 その他諸々の感情 illogical」
 声がかわいい。すごいかわいい。細かく動いて刻んでと忙しいパートなのにその大変さをおくびにも出さずマシュマロボイスで駆け抜ける有岡さん。かっこよくてでも声がかわいい。「ぐるぐる」「めらめら」「もろもろ」みたいな重ね言葉が多いのも楽しくて好きです。有岡さんの音源を聴いてると忘れそうになるけど絶対に舌噛むパートだから0.5倍速から練習したい。

Kiss Your Lips
 童話「眠り姫」をモチーフにした歌謡ダンス曲、美しい眠り姫に恋に落ちる王子様が主役のアダルトで刹那的な世界観だそうです。初めて聴いて開始0秒で心肺停止に陥った曲です。なんでって?薮宏太さんが最初から歌ってるからだよ!!!?!?!!!いやほんと、あの、私まだ夢を見てるのかなってくらい理想の歌割りで、いっそ不安になってくるくらいなんですけどこの曲の薮宏太さんについて話しはじめるとおかしくなりそうなのでまた今度の機会にさせてください。初めて聴いたときこわくて、すごすぎて聴き終わって少し間を空けてからものすごい鳥肌が追いかけてきたんですよね。とにかくお伝えしたいのはやぶやまがリードやってる曲に間違いはないということです。
 薮宏太さんを好きだと少しでも思った人は必ず聴いてください。必ずです。
◎「永遠の眠りから君を連れ出すためのPhrase」
 個人的な解釈ですが、「君を連れ出す」という言葉がリアルに一番似合うのは八乙女さんじゃないかと思っています。妖艶にうねるメロディに乗せて、人によったら照れて聞けないようなロマンチックな台詞を紡ぐ八乙女さん、天然物のキザさを感じさせてくれてたまらなく好きです。かろうじて理性的にコメントできるのはここのパートでしたが言いたいことはあと1000倍くらいあります言葉になってくれないだけで

御伽と知る世界
 童話「ヘンゼルとグレーテル」をモチーフに、お菓子の家のような可愛らしさ溢れる毒っ気たっぷりのロックナンバーだそうです。今のところの個人的な感想では糖度120%のキラキラ砂糖漬けソングって印象ですが、毒っ気というか「おいしいものなんて一切が僕らに無縁なものだった」みたいな背景にある仄暗さが見え隠れしていて、そのへんをしっかり考え始めたら底なし沼にはまりそうな予感しかありません。ちゃんとグリム童話読みたい。書き下ろしてくださったまふまふさんがHey!Say!JUMPっていうアイドルを一切の疑いなく夢の中の住人だと思ってくれてるんだなというのをひしひし感じました。
 プリキュアで泣ける心をもつ大きいお友達へぜひにとおすすめしたい曲です。
◎「煤けたお菓子も 頬が落ちるほど 甘く感じるのはどうして?」
 なぜかわからないけど胸が締めつけられてしょうがない。おなかをすかせた兄弟が小さな煤けたお菓子を分け合っているのか、寒さに身を寄せ合う恋人同士が二人でいるならなんだって幸せだって噛みしめているのか、なんにせよ不遇を不遇と思わずにどうにか幸せを拾い集めたい「僕」が「どうして?」と問いかけてくる構図が性癖に刺さって困ります。まふまふワールドすごい。

ナイモノネダリ
https://youtu.be/ewc2tQU1Ul0
https://youtu.be/-RGJwOJ0tao
 童話「ピーターパン」のウエンディの結婚前夜をテーマにした珠玉の大恋愛バラードだそうです。YouTubeでアコースティックバージョンも公開されているのでそちらもぜひご覧ください。発売前に公開されていたショートバージョンのMVと、発売後にDVDで見たMVでは歌詞のとらえ方がかなり変わりました。MVの最後に見せる女性の表情がとても良いです…語り手は結婚前夜の女性なんですが、彼女を巡る二人の男性の人物像も大切になっている曲なので、誰の視点で見るか、どの時間軸から見るか、どこの歌詞を重く見るかなどちょっと見方を変えるだけで妄想が膨らみ続ける奥深い歌です。
 一人でいるのがなんとなくちょっとだけさみしいな、と思ったときに聴いてみてほしい。
◎「この恋は二人をだめにする わかっていて楽しさで蓋をして」
 遠くない未来に終わりが来るとわかりながら、恋の楽しさに身を任せて今だけを見ていた頃を回想するフレーズ。こんな刹那主義な詞を年長頭脳派コンビやぶいのに歌わせる妙にもう無力なオタクはどうすることもできませんでした。どうあがいても好きでした。だめの「め」の発音が好き。

Last forever
 テーマパークの閉園前のパレードが始まる瞬間のような、夢から覚める瞬間の喪失感を予感しつつこれから起こるクライマックスに胸が躍る感じ、アルバムを締めくくる大正解すぎる。大好きな物語の裏表紙を閉じる瞬間の、幸福感でいっぱいだけど物語が終わってしまった悲しみに泣きたくなる気持ちを思い出さずにはいられない。
 楽しかった旅行から帰る道すがら、家にそろそろ着いちゃうな…って頃に聞いてほしい曲です。いや本当のことを言えばFabのアルバムを一枚通して聴き最後にここへたどり着いてほしいです。アルバムは旅だからね。
◎「やっと見つけ出したんだ 言えるよ 君だけがTruth」
 「それから二人はいつまでも幸せに暮らしました」が聞こえたのは私だけでしょうか。いろんな王子様が登場したこの物語、エンディングにそれぞれのお姫様を見つけ出し、うやうやしくその手を取って微笑むHey!Say!JUMPさんすなわち王子様たちが鮮明に想像できます。すごいな……王子様って存在してたんだよ…まさか私も成人してからこんなことを言うことになると思わなかったけどしょうがないじゃん王子様が存在してるんだから… 「めでたしめでたし」が誰より似合う王子様の彼らが大好きです。

闇の先へ僕らは歩き出す ※通常盤にのみ収録
 童話「オズの魔法使い」をモチーフにしたバラードナンバー、エンドロールのような読後感を称えるファンタジックで優しくてあたたかな世界だそうです。「読後感」って言葉がずっしりきますね。Last foreverが旅の帰り道だとしたら、この曲は家に帰ってきてお土産とか写真の整理をしているときのイメージでしょうか。ゆったりとしたテンポですがボーナストラックの名にふさわしい盛りだくさんな一曲です。Hey!Say!JUMPさんが天界へ帰ってしまうな…と半べそかいているところへ最後の最後に「Believe me」をリフレインされると、大丈夫だこれからも彼らを信じていれば何があっても大丈夫なんだって心と体全体に染みわたっていくのがわかります。信じます。
 歩いているときに聴きたい。なるべく長い距離を歩くときにずっと頭の中で歌っていたい感じがします。
◎「花火になって落ちる秋雨 雪へと変わった」
 こんな知念さん聴いたことない。ぞくっとしました。だってこんな…低い温度の濡れた声でひらひら変わっていく四季を教えられて…すごいよ……(諦め) ポラロイドカメラで撮った写真みたいに、他にはないやわらかくて切ない色をもったフレーズだなと思いました。知念侑李さんの将来が楽しみで楽しみで十年後が待ちきれないんですよ。


 以上16曲(通常盤はボーナストラック含め17曲)が収録されたHey!Say!JUMPさんのアルバム「Fab!-Music speaks-」をどうかよろしくお願いいたします。もっと詳しく知りたい方はYouTubeのMVや特設サイトの試聴もチェックしてみてください。CDも通販で買える便利な時代なので買ってみてください。ダイレクトマーケティングです。Hey!Say!JUMPがすごいから見てくれ…ッ!
 長いわりに拙い言葉しか出てきませんでしたが、彼らが届けようとしてくれているものが良いということに間違いはないと思います。最後までお付き合いいただきありがとうございました!おやすみなさい!

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