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勝利の女神:NIKKE 稗史:伏魔殿の道化師はヒト探し中(14)

もういやだ、戦争はもうたくさんだ。
戦争の栄光なんてたわごとだ。
血や復讐や破壊を声高に叫ぶのは、銃を撃ったこともなければ、けが人の悲鳴やうめき声を聞いたこともないやつらだけだ。
戦争は地獄だ。

ウィリアム・ティカムサ・シャーマン

「随分と楽な戦場になったのう。毎回こんなに楽じゃといいんじゃけど」
 戦闘は一ヶ月を超えて今なお継続中だ。しかし、ティアマトらチャルチウィトリクエはこのところ、ろくに戦闘をしていない。眼前のラプチャー達は、隣接する別勢力を叩くのに全戦力をつぎ込んでいた。

 ヘルメティカ達の勢力は、北上した先で別のヘレティックの勢力に遭遇した。互いの位置を認識しており素通り出来るはずであった。だが、自領域から遠征して尚且つ軍勢を手酷く叩かれた彼女に対してこのヘレティックは唯々諾々と従うのを拒否したようで縄張り争いが勃発していた。
 ヘルメティカはこれを膺懲すべく手勢を差し向けたため、ティアマトはこの境界線にデコイを適当に撃ち込み、同士討ちを誘発させていた。敵の敵は味方、という事である。
 一方、オーケアニデス側はここまで楽観視出来る状況ではなかった。

 頭部を失ったウコクを収容した一同は悲嘆に暮れていた。いつもはモザイクがかったボディは最早その兆候すら表すこともなく横たわっていた。
「なんでお前がこんなところで死ぬんだ!! 仇は討つからなぁ!!」
 中でも個人的な付き合いの長かったネイトの悲しみ方は尋常ではなく、それに比例してラプチャーに対し怒りを大いにぶつけていた。
「まだまだ教えること、教わることは沢山あったのですが残念です……」
 ディシプリンもまた、ハンカチで目元を押さえている。
 人当たりの良さから皆に愛された彼女は死んだ。
 彼女の部下は基本的に同期のニケ達で占められていたが、この内戦意を昂ぶらせている少数の者は各部隊に補充された。しかし、多くは憔悴しきって戦闘に耐え得る精神状態で無くなってしまっており、彼女の遺体と共にアークに帰還させるほかなかった。

「ここのところ、ネイト隊長戦いすぎじゃね?」
「私たちは陣地防衛だけしてればイイから楽だけどさ」
 先日の宣誓通り、ネイトは連日敵陣奥深く光学迷彩マントをつけて忍び込んではヘルメティカを探し回っていたが、一向に見つけられずそのウサを雑魚敵に向けて晴らし続けていた。本日も大型ラプチャーのコアを一撃で粉砕して打倒していた。
「妙だ……」
 倒した敵は塵となって風に乗り消えていく。最近はこういうことが増えてきていた。

 長く戦場にいるせいで時間感覚が狂い気味だが、十月中旬といったところだろうか。
「ふむ〜」
 マチルダの顔色は冴えない。補給物資の納品がこのところ滞りがちになっているためだ。物理的な輸送距離が伸びている上に、エリシオン側が生産を絞りつつあるのが数字にも表れている。恐らく中央政府軍が何か圧力をかけているのだろう。幸いまだ余裕はある。
 会戦後、義勇軍はティアマトのチャルチウィトリクエや謎の部隊と補給線を共有するために守りにくい地点に拠点を構えている。そこから漸進しつつヘルメティカの軍勢を叩いているのだが、明らかにおかしな量のラプチャーと戦い続けていた。
 さらに敵は山を直進ないし迂回して後方拠点まで襲うようになり、防御に使う兵力を割かなくてはならなくなる。元々食客の人数が少ないのに、先日の決戦で少なからず消耗してしまったため、今では予備部隊どころかベルタンのような戦いに向かないと判断されたメンバーも総動員する始末である。

「おはな〜、おはな〜」
 落雷による火事によって丸焼けになった山に、雑多な種を撒く者がいる。ポニーテールに髪を纏めた上で、小麦色の肌に映えるよう花を一輪差しているニケだ。たまに出てくるラプチャーは、担いでいたロケットランチャーの砲弾をお見舞いしまくっている。
 ティンサグは同じくニケだった姉の死のせいで、見事なまでに思考転換を起こし幼児退行してしまっている特化型ニケである。花にしか興味を示さず、基本的に屋敷の庭仕事を一手に引き受けていた彼女すらも戦線に投入せねばならない状況だ。
 なお、彼女の得意能力は庭いじりだけではない。その手からは肥料となる窒素化合物が生み出されるのである。つまり彼女は歩くハーバー・ボッシュ法であり、ひいては火薬の供給源にすらなるのだ。

 長期にわたる戦闘によって、旺盛だった士気も日に日に下がっている。加えて、黙って戦い続ける不死の軍勢が生者にプレッシャーを与え続けていた。
 どんなに危険な最前線でも文句ひとつ言わず味方の盾となって砕け散り、武器が壊れても拾い上げ、武運拙く散った生者はパーツ取りされながら本人もそのまま戦列を埋めて行くのだ。
「死んだら軍勢に加えて。絶対復讐してやる」
 こういう面子もいないではなかった。
「死んでも彼女達のように朽ち果てるまで戦わされるなんて絶対イヤ!」
 他方、このような意見も予備部隊を加えた辺りから段々と増えていっている。
 その影響から、アタナトイが指揮する地下壕ではある渾名が生まれていた。カタコンベ(地下墓所)はまだマシな部類で、悪し様に言うものはニンビー(私の家の裏には御免)と呼んでいた。

「今週のトイレ当番はどなたでしたかね?」
「あっ、私だ! すぐに処理してきますね」
 スタルカーは地下壕の指揮所から出て、汲み取り式の簡易トイレに薬剤を投入した。ニケとは言え、排泄はするのだ。薬で排泄物が固まるまでに焼却準備に取り掛かる。交換用のドラム缶を用意して、燃料も備えた。敵の姿は見えない。音波センサーも問題なし!
「これもしなきゃね……」
 彼女は前線から送られてきた収納バックを開く。この中にはニケ達の遺体が納められている。これも不死の軍勢になる手筈だ。頭部を外し、大きめに掘っておいた穴にそっと置いていく。無念だったろうと勝手に思うのは失礼だろうか?
 幾つか入れると、土をかけて埋葬していく。誰も弔わなくなったら私たちは多分何かが終わってしまうだろうな、とスタルカーは思わざるを得なかった。
 ちょうど薬剤が固まる時間だ。彼女は腕力で簡易トイレの覆いをずらして、中のドラム缶を交換し元に戻すと外し終えたドラム缶に燃料を注いで中身を焼いた。嗅覚センサーをカットしていなければとてもやっていられない。この匂いと煙も、周りの嫌気を増大させていた。

 長引く戦闘、仲間の死。これらに加えて急速にあらわれたのはラプチャーによる侵食である。
「アババババ」
 この日もお目目を真っ赤にして大暴れしているニケが数体野戦病院に運び込まれた。彼女達はまだ運が良い。この場にはこれをなんとか出来る荒療治が存在しているからだ。
「正気に戻りなさい」
 ネメシスは調子のよくない家電製品を叩いて直す要領でシスターパンチをお見舞いする!
 パンチを頭部に喰らったニケはクラクラと目を回すが、ハッと目を覚ますと瞳は元に戻っていた。ただし……
「お姉様ありがとうございます! 私はしあわせです!」
 「私はネメシスの妹である」という存在しない記憶が捩じ込まれるのであるが……
「今日も妹が増えましたわね、お姉様」
 最古参にあたる看護師の格好をした量産型ニケが話しかける。
「この子達はまだマシです。思考転換で発狂したわけではありませんから。彼女達こそ救われねばなりませんが、その余裕がなくなっているのも事実です」
 ネメシスは先ほど叩いたニケの頭部をさする。姉に撫でられてニコニコしているが、これが本当に幸福なのかどうかたまにわからなくなるのである。侵食から救われた者たちがどれだけ慕ってくれるとしてもその関係性は欺瞞なのだ。

「アークでハメをハズしてぇ〜」
「やめとけよ、スカーに殺されるぜ?」
「そういうお前だってハメを外したいくせに」
「外してぇ〜!!」
 そんなことを部隊員が駄弁っているのを聴きつけたスカーはやおら懐の介錯用大型拳銃を取り出す。
「あの世で存分に外してくるか?」
「「「「い、いえ……」」」」
 飛んで逃げる者たちを見送り、拳銃を納めたスカーはもう一度懐から葉巻の入ったケースを取り出した。

 補給物資は弾丸や砲弾がほとんどだが、食料や嗜好品も幾つか存在している。だが、食料といってもパーフェクトバーばかりでレトルト食品などは滅多に見ない。
「こ、これは……!?」
 とある部隊員は缶詰を発見した。乾パンではない、魚の蒲焼パーフェクトだ!
 さらにこれはフルーツゼリーパーフェクト缶詰じゃないか!?
 部隊員は喉を鳴らした。こんななにもない戦場で、アークでも中々ありつけない食べ物だ。独り占めしたくなる。
「わぁ! 今回はすごい御馳走が来たね」
 ケイトが来た。
「ケイト隊長!? 何も奪ってませんよ!」
「えぇー!? まぁみんなで分けなよ?」
 補給物資からパーフェクトバーを一本受け取ってからケイトはまた巡回に戻る。
 彼女は基本三日に一回程度しか食事を摂らない。眠る前の読書時間にチビチビとバーを齧りながら本を読み進めるのが彼女のストレス兼食欲対処法であった。
「ああでも、フルーツゼリー缶詰の甘いシロップだけは啜りたかったかな……」
 あの独特の甘さだけは惜しいことをしたかなと思い、ケイトは独りごちた。


 みなが心に澱を溜めつつある中で、ひとりの起こした重大事件が全てを動かしていく。その中心人物は、ネイト。

 その少し前、十一月になった頃である。冬将軍が到来していたのでとても寒い!
「このところ、士気が落ち込んでいるのが目に見えてきた。演説をしても良いのだが他に誰か良いアイデアはないか?」
 最高司令官がこう言い始めるほど、状況は芳しくない。新しいABCマントで体を覆い、仮面を付け直したアタナトイも連日の能力使用でどこか生気が失せている。
「一時撤退も視野に入れますか?」
 ディシプリンは進言するも、アタナトイは首を横に振る。
「……それは考えていない。あれほどのヘレティックは放置しておけば後難の元だ。この戦いで討ち取る」
「うーん」
 スタルカーは無い脳みそをフル回転させる。考えても見たらこの数ヶ月戦ってばかりだ。以前はアークでお芝居を観に行ったりしていたのに……
「!」
 彼女は閃いて手を打った。なんだなんだと幕僚の視線が集まる。
「お祭りをやりましょう!」
「慰問会か……  アークから誰か招くのか?」
「いやいや、自分たちでやるんですよ!」
「兵力が逼迫している中で人手を割くのは……」
「ベルタンみたいな子達は寧ろ喜んで手伝ってくれるのでは?」
「確かに不適な部隊員が足手纏いになってストレス要因になっていると各部隊からも報告が上がっています。一考の余地ありです」
 ディシプリンやマチルダも支援口撃してくれている。スタルカーはダメ押しの一手を放つ!
「アークからマーガレット会長にも演説して頂きましょう! 皆、会長の言葉を聴けばもう少し頑張ろうと踏ん張る筈です!!」
「……」
 アタナトイは自分とマーガレット会長、どちらの言葉が戦意を高揚させるか天秤にかけたが、彼女自身が想像するより先に結果は明白であった。
「皆の心を掴めるだろう。スタルカー、速やかに企画案を作成・提出せよ」
「ヤッタァ! 頑張って作ります!!」
「良かったねルカちゃん」
「備品が大量に必要だと思うから、機材から早めに申請してね」
 暗い話題が多い中で、指揮所の雰囲気は一気に華やいだ。これを戦場の皆にも共有せねば!

「でんれ〜」
「ふぁい……」
 戦場から最も離れたエレベーター前拠点の守備を任されたベルタンや各地の丙種部隊員達は、とあるニケから定期連絡を受け取っていた。今回の伝令役はラドローナと呼ばれている特化型ニケだ。ラテン系の情熱的な姿は、軽装の冒険者の格好であっても美人に見える。
「こわいよぉ……」
 無垢な子供で尚且つNIMPHによる戦闘意欲の統御も薄い彼女には戦場とは言えない環境であってもストレスがハンパではなかった。他の部隊員もほぼ同様で不平不満を隠さずにいたのでトラブルの種になったり、アッサリと戦死していた。しかしこの命令書は今までと違った。
「指揮所まで行かなきゃいけないの? そんな危険なところいけないよぉ」
 ラドローナは指示書を覗き見ると、涙目の彼女の肩を叩いてやった。滑らかに腕が動く。
「違うよ嬢ちゃん。そこは中間地点だし、護衛の部隊が迎えに来てくれるってさ」
「ふぇ?」
「そんじゃまぁそういうことで」
 ラドローナは踵を返して次の部隊への伝令に向かう。
「私のおサイフどこぉ!!?」
「しまった、ついつい癖が出てしまった」
 流石に幼女のニケから掏摸を行うのは気が咎めたのか、ラドローナは財布を返しに行った。その名の通り彼女は窃盗の常習犯である。

 翌日、天気は晴れ時々吹雪である。
「みなさん! 元気ですか!?」
「へーい……」
 スタルカーは召集したベルタンたちに向かって挨拶するが反応は芳しくない。
「元気がなくちゃ仕事が出来ないですよ! あなた達に是非ともやって頂きたい秘密任務を持ってきました!」
 地下壕のひと部屋の中央に置いたプロジェクターの電源を入れ、プレゼンテーションソフトを起動する。
 スクリーンに映し出されたのはデカデカと「お祭りを開こう!」と書かれた、楽しげに見えるよう図形やイラストを散りばめた表紙タイトルである。
 そのあんまりなデザインを事前に見ていたマチルダは噴き出しディシプリンは絶句したが、アタナトイは特段なにも言わず中身だけ見て決済した。
「ここのところ戦いが続いてみんなグロッキーですよね? そこであなた達にはこれを鼓舞するためのお祭りの準備・運営に力を注いで頂きます」
「「「えーヤダー!」」」
「拒否した場合は最前線にて、企画者である私と一緒に戦ってもらいます。アタナトイ司令官直々の命令です……」
 退路はこの企画にのっかること以外無いことを示すと、大体の面子は渋々ながら納得した。逆にベルタンなど戦わなくていいお墨付きを得られたと解釈した者達は目を輝かせていた。
「スタルカー。なにをしたらいいですか?」
「ベルタンちゃんよく聴いてくれました。とりあえず会長の演説生放送は決定事項なんですが、残りのプログラムがほとんど白紙でして……とりあえず演劇や屋台とか学園祭あるあるみたいなのを提出したんだけど、他になんかしたい事あるかな?」
 多くの者はアタナトイは一体何を読んでこれを認めたのかサッパリわからなくなっていた。彼女にしてみれば部下のガス抜きが出来ればなんでも良かったのかもしれない。
 少なくともこれを決めるところからやっていれば地獄を見ることはないと皆は腹を決めて、ひとつひとつ相談しながら取り掛かることにした。

 今後の戦い方を決める久しぶりの作戦会議なのだが、スタルカーはドヤ顔で司令部の面々に自己の功績をアピールしていた。
「作戦第一段階成功ですよ! まず演劇はゴッデス部隊の戦いぶりを再現するそうです」
 それに対してパチパチパチとささやかながら拍手が贈られる。マチルダやディシプリンは若干生温い感じで賞賛した。
「計画書が酷かったのにやる気だけでも出してくれてよかったわね」
「何が悪いんです?」
「まぁまぁ。でもこれからが大変ですよ? 衣装や屋台に必要な物品が山のように催促されてますからコレらを精査しないと」
「金額がいくらになるやら。各地の地下壕に置くモニターと音響資材だけでアークの隅っこに家が建ちそうな勢いよ?」
 三人が姦しくしている中、上座にて両方の腕を鋭角に曲げ顔前に持ってきた指を交互に組み顎を置くアタナトイ。彼女は今も能力をフル活動させていたが、ここに至ってふふっと笑みをこぼした。
「歓心を買うのだ、ケチケチしては人心は掌握出来んぞ?」
 そこに伝令役で各地を飛び回っているラドローナがやってきた。追加で着ている防寒着のボディスーツが艶かしく光るがニケしかいないこの場では全く気にも留められない。
「でんれー! 劇の配役案お持ちしました」
 早速中身を見たスカーやケイト達だったが、怪訝な顔に変わる。
「どれどれ……  これは却下だ。指揮する人員がメインで出ていたら戦闘にならん」
「やったリリス役! 私は出たげても良いな。スカーは指揮官役じゃん」
「役云々じゃなくてだな……」
「分かってるって。確かにメインで私とスカーと、ラプンツェル役がネメシスでスノーホワイトがヘッジホッグ、レッドフードがネイトで紅蓮がシャロンじゃあ多すぎるかな」
「ドロシーに至っては声だけで済ませる気ですね。まぁ最期の立ち往生自爆通信シーンは涙を禁じ得ませんから」
「……至急配役を変えさせろ」
 配役案を不許可差し戻させたアタナトイはディシプリンのドロシー評に眉根を寄せるが、仮面着用で一同には悟られなかった。
「私は出られたら出るんで脚本頂戴ね?」
「ケイト……!」
「状況次第だから、ネ?」

 作戦会議はかくも和やかなものであったが、最前線では今もラプチャーによる絶え間ない攻撃に晒され続けていた。もはや義勇軍は攻勢限界点に達していた。
 弾薬、防御壁、ニケ、士気などがジワジワと削り取られていく……
 戦場より更に北の地に屯するラプチャーの最精鋭集団があった。
 三正面作戦ーーとはいえチャルチウィトリクエは上手く立ち回り接してはいないのだがーーを仕掛ける異形のヘレティック・ヘルメティカは自身の完成させた盤面を見ながらせせら笑った。
「永劫回帰(エターナルリターン)、そろそろ頃合いでしょう」
 女帝のような彼女の側で構築された、二輪の蛇型攻撃兵器が敵陣に向けて出撃したのは十一月下旬であった。

 倒しても倒しても、雲散霧消しては湧いて出るラプチャー……
 吹雪のなかで蜃気楼のごとくチラついてはまた見えなくなる何者かの影……
 嗚呼、あたしはなにをどうしたかったのだろう……?

「ネイト隊長、今日の配食デッス!」
 部隊員が呼んでも返事がない。
「あれ? もう出撃したんすか?」
 元旦まであと一ヶ月、その日を境にネイトは行方不明になった。
 

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