【逆説の10か条】人を愛することの重要性
筆者の紹介
こんにちは。灰洲中夜景です。
カフェ勤務。
趣味はアニメ鑑賞、カフェ巡り、ラテアート。
人間関係に悩む
人は他人と関わらずに生きていくことはほぼ不可能ですよね。
どのような職についても、社会は人と人で成り立っていると思います。
そのような中で、私は人間関係について学ぶこと、コミュニケーション力の向上にとても興味があります。
私は今年(2024年)の目標に本を読む、というのを決めました。
その中で最近読んだ本について、個人的に印象に残った内容を書きたいと思います。
人間関係=愛
今回私が読んだのはこちら
ハンドブックぐらいの大きさで薄めで、アマゾンで600円程度とお手頃でもあったので、読みやすいと思い購入。
全世界に”愛”の活動をしたことで知られるマザー・テレサがこの本に触れ、修道院の子供たちにも、この言葉を残したいという思いから壁にも記したという「逆説の10か条」
私は職業柄、様々な人と接し、そのお客様のニーズに合わせた接客(ホスピタリティ)を心がけています。
この本は、お客様に対しても、一緒に働く仲間に対しても、家族に対しても恋人に対しても”愛”をもって接することができれば、人間関係は上手くいくのだと教えてくれました。
一見当たり前のように聞こえますが、それが実際うまくいってないという人も多いのではないでしょうか?
以下に私が感銘を受けた内容を章ごとに抜粋してご紹介したいと思います。
第1章 「人を愛しなさい。」
愛ほど素晴らしい贈り物はない。愛情こそすべての人が与える必要のある贈り物であり、受け取る必要のある贈り物である。
心理学者アブラハム・マズローによると「人間の成長にとって、”愛”はビタミンやミネラル、タンパク質と同じくらい不可欠である」
最高の愛は無条件の愛。欠点があっても短所があっても、愛し、愛される、それが無条件の愛。
成長してもっと良い人間になりたいという願望の源は、愛すること、愛されることである。
他の人が「扱いにくい」からと言って、愛することをやめてしまうのはもったいない。そんなことをするには、愛はあまりにも大切すぎる。あなたも、そういう人と同じくらい「扱いにくい」ことが多いのだから。
→私は性格上、合理的な考えでものごとを判断しがちで、相手の気持ちを優先せずに不快な気持ちを与えてしまうということがよくあります。その都度家に帰ってから、「ああ失言だったかな…」「否定的だったな」と反省することが多くなりました。
相手が間違っていたり、短所があることは人間ならば当たり前ですよね。自分も含め、完璧な人間はいません。他人にもっと寛容になろう、考えを否定するのは良くないことだと、改めて肝に銘じました。
第2章「良いことをしなさい。」
自分と他人は同じ考えであろうという人や、疲れ切って冷笑的になってしまった人によって馬鹿にされることがある。これはあなたの問題というよりは彼ら自身の問題である。
第3章「成功しなさい」
成功した時、攻撃されたり誰かがあなたを敵とみなしても、攻撃している人自身の問題であり、忍耐と同情の思いをもって受けとめるとよい。
敵と思っている人は、いつか仲間になり、友人になる可能性のある人と考えて接するとよい。
あなたの本当の友達から離れないこと。
→大学時代に犯罪学を専攻していたのですが、そこで犯罪心理学や様々な事件を調べる中で、どんな犯罪者であっても元から悪魔で生まれてきた人はいない、人は人であり、生まれ育った家庭環境や教育環境に起因することが多いのだという考えに至りました。
人間関係において敵だと思う人でも、その人は悪魔ではないし、生まれ育った環境が違うのだから考え方も違うのは当たり前ですよね。70億人いれば70億通りの考えがあるのだから、誰しも考えが全く同じ人はいない。そういう前提に立ってコミュニケーションを図ることを意識したいですね。
第4章「善いことをしなさい」
大切なのは、誰かが覚えているかどうかではなく、人間としてのあなたがどんな人かであり、人生をどう生きるか、だ。
誠実に、寛大に生きていれば、他人がそれを覚えているかというのは問題ではない。
それが善いことだという理由だけで善いことをしなさい。
第5章「正直で素直なあなたでいなさい」
家族や組織内の人間関係で1番大切なことの一つは信頼。考えていること、願っていること、恐れていること、を隠したままでは信頼は築けない。
気配りは大切。ある時には言ってよい時と悪い時がある。絶対に言ってはいけないときもある。
”無防備な状態”は、新しい人間関係へのドアであり、新しい機会へのドアである。
人間として、職業人としての成長にとって、心の壁は必要ないのかもしれない。
→特に人が密集している地域に住んでいると、人との物理的距離間が近くなる分、心理的距離間が遠くなると思っています。心の壁を無意識的に作ってしまうわけです。人が多いということはよく知らない人が多いということでもありますしね。
しかし、自分をさらけ出すことで心理的距離間を縮められます。そうすることで人間関係は上手くいくことが多いし、ここにもあるように、新しいチャンスが訪れるかもしれません。先に自分から心の壁を取り払うことは勇気のいることかもしれません。その勇気を少し頑張って出してみてもいいのかもしれません。
第6章「大きな考えを持ちなさい」
大きな考えとは、大きな夢、大きな展望のこと。それらが新しいドアを開き、望ましい新たな現実が創出される。そして、小さな考えを持つ人々へも恩恵が与えられる。
→私は大きな考えを持った人々をあざ笑うことや貶すことを避けることも重要だと感じました。
第7章「弱者のために戦いなさい」
時としてあなたの助けを必要としている人(弱者)と出会うことがある。そんなとき、あなたが正しいと信じていることの名において、力を貸すべきである。それが、人生で最も意味のあることかもしれない。
第8章「築き上げなさい」
何年もかけて築いたものが一瞬にして崩れようとも、あなたが達成したものが変わるわけではない。それは誇りと喜びをもって思い出すことのできる”何か”を達成したのだから。
築くことによって得られる喜びと意味は継続する。それが例え、いずれ崩れ去る運命でも。
第9章「人を助けなさい」
助けの手を差し伸べた時、助けが必要なのに、必要ないと逆に攻撃されるかもしれない。その攻撃はあなた自身に向けたものではなく、自分が助けを必要とされるという状況に怒りを感じていたり、プライドやセルフイメージに縛られていたり、事実を受け入れられないだけかもしれない。
第10章「世界のために最善を尽くしなさい」
あなたは遺伝子的にユニークな存在であり、才能と体験の組み合わせ的においてもユニークである。
この世界があなたのやることにどのように反応するかは重要ではない。1人の人間としての意味は、自分の最善を尽くすことから生まれる。
まとめ
この本のあとがきに、「自分自身の誠実さと基準を持っていて、それに基づいて立派な仕事をすることにより意味や満足感を得る」とありました。
特に日本人は何かと周りの目を気にする傾向があるように感じますが、自分は何を大切にして生きていきたいのか、何を基準に生きていくのかと、もう少し”自分”に焦点を当てて生きてみてもいいのではないでしょうか?
筆者もまだ模索中です。いくつか大切にしたい価値観はあるので、それを念頭に置いて生活しようを思います。
この本の内容が面白い、気になる!と思った方は、アマゾンにも取り扱いあるのでぜひ読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。感謝。
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