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新自由律川柳 9

エビフライ 十二単を 身に纏い
(えびふらい じゅうにひとえを みにまとい)


某外食チェーン店で期間限定の秋のなんとか定食というのを食べたら、カキフライとホタテフライはまずまずであったが、エビの可愛らしさにびっくりしてしまって詠んだ川柳

揚げ物のころも十二単じゅうにひとえと比喩しているところに、作者のインテリジェンスを感じずにはいられない。

食べログのクチコミから、こんなコメントが聞こえてきそうである。

この令和の時代にどんだけころもを羽織ってるんや!

おまえは、紫 式部か!

いや、清 少納言じゃないんだから!

21-25のエビかと思ったら31-40だった、いやもしかしたら41-50かも。

すべからく、いつものカツ丼にしておくべきだった。


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