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「No Place.」の解説というか補足的なもの

brilliantdays33で公開した「No Place.」の解説というか補足的なや〜つです。
普通に説明もしているので自分の読み取ったままがいい人は読まない方がいいと思います。













この本のコンセプトは「現在の十条要の幸せは現実にはない」、でした。
あともう1つ、「お兄ちゃんにできること、ない。」


まず全体を通してのものですが、
複数の十条要が出てきます。彼らは時に十条要であり、時に十条要ではないものです。
人の表に出している人格とは心の内にある複数のものの中から取捨選択した結果、一つの人格として選ばれていると仮定しました。
(例えばランチのAセットとBセット、どちらにしようかな。と思う時、Aセットを頼みたい自分もいるし、Bセットを頼みたい自分もいる、ランチセットは置いといて普通のメニューの中から頼みたい自分もいる。
最終的にAセットを頼んだとして、他人から見られている部分っていうのはAセットを頼むところだけ。みたいな事です!)
では今昏睡状態下にある十条要はどうなのか…複数ある考えや人格がそのまま表に出ることなく、内側で生き続けているのではないかと思い十条要達を書きました。
ちなみに出てくるそれぞれの十条要達は同じ空間で同じことを永遠と繰り返しています。(更新できる世界が来ないので。)
それと、兄の口調について…元の兄の口調とHiMERUの口調どっちにするか結構悩みましたが、HiMERU口調寄りにしました。これは現在、兄がHiMERUになりきってHiMERU脳になっているからです。お兄ちゃん、今ではモノローグもHiMERU口調寄りなんですよね、心を乱しているときだけ本来の口調に戻るけど…



⬛︎まず巽が女体化しているシーンですがテーマは「母」女体化はテーマにそってのものになります。(多少私の欲望も入っています。)
十条要は劣悪な環境に居たのにも関わらず何故純粋さを持ったまま存在し続けられていたのか、それは「母」への信仰があったからだと思っています。
この場合、「母」が意図的に信仰を持つように教育したのではなく、十条要が信仰を持たざるを得なかった状況にあったと思っています。
風早巽が出てきているのは十条要の時が止まる前に1番深くまで入り込んでいた人物だからです。あと生きてるだけで褒めてくれるま、ママ…ママ…
(巽先輩のおっぱいが大きいのは風早家の遺伝子によるもよなので私の欲望とかではありません。
また、右乳下にホクロがあるのも風早巽の遺伝子によるものなので私の欲望でもはありません。(ちなみに絶対お尻の穴の縁にもあります。))
母性を求めている空間に本物の母が選ばれなかったのは漫画でかいたように十条要が母に対して後ろめたさを持っているからです。(勝手に持たせました…懺悔)劣悪な環境(幼少期の施設やれいめいでの非特待生降下、いじめ、誰も友達がいない、等)では宗教的な何かに頼ったり縋ったりすることで逃避ができるけど、今十条要の状態はあれなので…。絶対苦しんではいるんだけど、現実から開放されたことでどこかで客観的に見られるようになっている十条要もいて良い…いる!と思い…。
ただこの空間も逃避でしかないです。



⬛︎次のテーマは「食」
十条要…学園の夕食をご馳走って言ったりしてるし(可愛い)、十条要が幼少期に居た最悪環境施設の最悪さに夢を馳せているので十条要と「食」をかきたかった。
十条要が食べている肉要の正体は十条要にとって嫌な記憶やトラウマとなります。
ただ十条要は自分が食べているのは嫌な記憶だとわかってない気がする。嫌な記憶をただ食べて消化するのがあの空間にいる十条要に与えられた役割…というか役職で要はただたんたんと食べています。十条要、与えられた役職をこなすのが得意だと思っているので。(できることはね。)
肉要が食べられたがっているのも、それが肉要に与えられた役職だからです。
無意識的な逃避にもより嫌な記憶が可愛い生物になっています。要マジックです。
食べているものが嫌な記憶なので一定数、体内に入れると限界が来てその十条要は役目を終えます。そしてそこからまた肉要(嫌な記憶)が再生産されます。
トラウマとか嫌な記憶が解決することはほとんどない…たまに時間が解決してくれるものはある)…あの空間にいる十条要は永遠とあの食べては死んで産み出す⇒それをまた食べては死んで…を繰り返しています。
(あれもっと上手く説明出来ればよかったけど十条要が例え話苦手っていう頭よわよわハンデで喋らずの難しすぎじゃないですか!?!?!?!?)
食べる役職を与えられた十条要にとって食べることは「愛」であり、あの空間に自分しかいないので自分で自分を食べることで愛するしかないんですよね〜。嫌な記憶やトラウマなんて誰も愛してくれないけど、やっぱり十条要の願いというのは「ぼくが愛されたい」なので。
お兄ちゃんを食べたのは愛したいからです。お兄ちゃんを全て食べることでお兄ちゃんを愛することができると思ったからです。
そして、要の1部でもある肉要をお兄ちゃんが食べ、お兄ちゃんが十条要に食べられたことで二人の精神世界が少なからず繋がりました。



⬛︎最後、テーマは「同化」です。
食べる食べられで世界が繋がったことにより、もう最後の話はお兄ちゃんの願望も入ってしまっている世界です。2人の思考が混じりあってます。「お兄ちゃん」って呼ばれるシーンとか完全に兄が見たいと思うシーンとしてかきました。
兄の奥底の願望通りに同化していく十条要ですが、兄の中に挿ったことで少しだけ現在の兄の状況が見えてしまいます。
それでああなります。
最後、お兄ちゃんが要を助けたのはお兄ちゃんの見たい世界です。



言いたいこと言った!
本手に取ってくれてありがとう♡♡♡
読んでくれてありがとう♡♡‼️‼️‼️

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