見出し画像

朗読劇 エダニク、超楽しかった〜〜〜!!(特大時差)

こんばんは。タヌキです。

珍妙な垢名や「妖怪」という自称で困惑させてしまったので、ちゃんと名乗ります。

改めまして、わたくしタヌキと申します。

でもあり、田貫でもあり、たぬきでもあります。
イントネーションは「戸棚」でも「田端」でも、どちらでも正解です。
お好きなように呼んでください。

今回は昨年観た「朗読劇 エダニク」の今更過ぎる感想だとかを連ねていきます。

時間が空き過ぎてしまったので、流石にキレのある感想は繰り出せずいつもより緩めですが、どうぞよしなに。


【以下回想】

内容はおおよそ覚えてるんだけど、いかんせんキャラクターの設定が曖昧でして…
全部曖昧だった。断片的な記憶しかなかった。
脳内整理を兼ねて軽くまとめます。

33歳妻子持ち沢村、家族揃って大阪から上京してきた玄田
その2人が勤める食肉加工センターの取引先「伊舞ファーム」の御曹司で三十路ニートの伊舞 3人の会話劇(のはず)

キービジュだったり、エダニクというタイトルだったり、舞台が食肉加工センターという要素から
「多少スプラッタがあるのか…?」とか「もしや不穏な話…?」とか考えてしまうけど、全然そんなことはなかった。

テーマというか、重きを置いてるであろう各々の人間性や生業は、若干しんどくなるんだけど軽妙な会話のお陰で、ラクに飲み込めた印象。


記憶を頼りにまとめた所感はこんな感じ。

そう。こんなにも記憶がぼんやりとしている理由ですが、4ヶ月も時が経っているだけではないんですね。

何を隠そう、このとき生の新木さんの芝居を浴びるのが2回目でして。

しかも、初めてその姿を見たのが明治座。座席数1,000超の劇場。
2回目にして、何もかもが伝わってしまうような距離感の座・高円寺2という約300席程の小屋で御本人の芝居を浴びてしまったもんだから、
もう興奮やら何やらで脳みそが…使い物にならなくて……

2回目の新木さんを浴びた時の新鮮な悲鳴は
隠居垢に残してあるので、そちらのログを掘り返しながら後々連ねますね。


新木さんは日替わりで沢村、伊舞、玄田の3役全てを演じていたのですが、私は初日と楽日マチネの観劇だったので、
御本人の沢村という人間に対する解釈と表現の深め方が拝めて、それはもう大変美味しかったです。

ただ、それは新木さんに限った話ではない。
同じ役を演じ続けたなだぎさんも、伊舞を演じた上田さんと猪野さんも、全員に共通してる。
それぞれの役を通して「垣間見えるスタイルやアプローチの違い」を感じることができて、凄く凄く満たされた…

腹が立つことは確かだけど、「我々は知らず知らずのうちに処世術のひとつとして身につけてしまっているよな…」と思う勢いの良い沢村→伊舞への手のひら返し。
観客のリアクションを窺うような初日と、空気感が出来上がってきた楽日マチネの振り切りの違いが本当に面白くて、
初めてこういった観劇の場で「コメディ的に面白くて笑ってしまう」という体験をした。

自身が基本的に物語そのものや、人間模様が重めでパンチの効いた作品を好むタイプなので、
こういう場で笑顔になるのって、役者の演技力にうちのめされてだったり、展開の面白さであることがほとんどなんですね。

なので、こういう風に声を出して笑ってしまうというのが本当に貴重で、2回目の新木さんを拝みながらも
「この人の芝居を観ていたら、もっと面白い体験ができるかもしれない……」と沼の気配を察知するなどしていました。

話があっちこっちに行ってしまうのですが、ここからは観劇当時の新鮮な悲鳴に少し肉付けしたものを連ねますね。

このエダニクという作品。
私が心臓を押さえて救急搬送される某画像のようになってしまうシーンがありまして…

物語終盤。
行方知らずとなってた脊柱(であってたっけ…間違ってたらごめん)を発見したは良いものの、それを隠蔽したのが自分らになってしまう可能性があること。
伊舞の機嫌を損ね、取引を見送られてしまうことがほぼ確定してしまっている2つが同時進行で発生するなか、

「もうどうにもならない、このままじゃ玄田も自分もクビ。クビにならずとも、一社依存となりかけてる現状で伊舞ファームに撤退されたらお先も真っ暗。」

みたいな限界思考が弾けてしまった沢村(新木さん)が、ナイフを取って場を制しようとするんですね。

SAN値チェックに大失敗して発狂ロールに入るその様が本当〜〜〜〜〜に好きで……めちゃくちゃ良くて……

あの規模感だから、肉声の圧をとても濃く感じたというのもある。

(むしろ2回目でこの距離かつ初の肉声だったから、物凄く興奮したし、小さくガッツポーズした)

それ以上に物語に没入してしまってて、演じてる者の衣擦れや体の震え、呼吸の荒さなんかもまざまざと受け取れてしまってたものだから、こう…なんだろう…

それまで言語から情景を組み立てて、言葉の裏にある意図を汲み取ろうと回転していた脳みそが、突然完全停止して、目の前にある情報を受け取るだけになってしまったんだよね…
後頭部を殴られたような、目の前がぐわんぐわんと歪むような衝撃が凄まじかった…

で、そのあと玄田に宥められて何とか落ち着きを取り戻すんだけど、その後ももうなんか…刺さり過ぎてよく覚えてなくて…

この前後に脊柱とナイフを持った伊舞の様子を撮って「っしゃ!!!!これで伊舞に脅迫されたって証拠ができたぜ!!!!」みたいな無邪気で狡猾さ剥き出し。
己の保身に全力疾走!というのも良かったんだけど、
このSAN値チェック大失敗発狂ロールの下りが良過ぎて、他を余り詳細に覚えていないのが、本当に本当に悔やまれる……
円盤ほしかった……(諸事情により入手できていない)

もし円盤を見ることがあったら、心の隅に狐狸妖怪の魂を浮かべてくれると助かります…

これは当時ザッと描いたレポもどき。

ここからは11/30マチネ アフタートークの記憶になるのですが、私の脳みそが驚くほどポンコツで、
覚えていることが

・終始ぽやぽやしている新木さん
・10分前(?)コールに完璧な返しをするなだぎさん
・終始客席に視線を下さる上田さん 


の3つしかなくて、何を仰っていたかとか、どんな話が出たかとか全く記憶にないんですよね…

ただ新木さんが「(自分が伊舞を演じる回は)円盤に残らないから、その場にいた人たちだけの秘密で笑」的なことをニコニコしながら仰ってたことしか記憶にない……

しかもそのあと村正双騎に直行してしまったものだから、本当に夢現の類だったのではないかと己を疑ってしまう…

あのアフタートークのことで何か情報をお持ちの方がいたら、マシュマロとか何とかで送っていただけると助かります…私の命が…

また何か思い出したことがあれば、ちまちま付け足そうと思います。
UFOでも食べながら。
いやでも豚骨ラーメンでも良いな…どっちにしようかね…

以上!解散!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?