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春夏秋冬レイトショー

ライブ前から再三再四、季節ごとにセットリストを変えることが匂わされまくっている同ツアーの初日。ということで春編(ないしは春夏編)の模様になります。

ちなみに本ツアーあたしこの次の参加が9月までお預けなのでこのセトリは今日しか聴けないかな……思ってます。なのでこの後も足を運ばれる皆様は色々どんなだったか教えてくださいね。

っつーこって、

この先の文章ではおいしくるメロンパン ワンマンツアー〜春夏秋冬レイトショー〜のセットリスト含むネタバレを含んだ文章が続きます

具体的にはこのあとすぐに出てくる「目次」の項目にて全部一目で分かる

だからまだツアーを控えてるにも関わらずこの辺の文章を読んでる人はこのページを閉じて

じゃあ例によって駄文拙文長文祭り始めますね〜


※適宜記憶が復活したり、私が再度ツアーに参加したりで改訂を加えていく可能性大

※造語とか謎擬音語とか多い、注意されたし。間違っても気にしすぎて調べまくったり、ましてよそで使わないように

※本当にもんすごく記憶力と頭がよくないので、間違ってるところとか、どころか妄想による記憶の捏造とかあるかも。いや、あるかもというかある(断言)。悪しからず

あ、あとスペシャルサンクスとして同行やら終演後の飲み会やらでお話して記憶を補完して下さった家族たちにビッグラブを。







開演〜SE

開演は普通にゆっくり暗くなる。私的には映画館っぽく、ビーーってブザーとか鳴らないかなぁって思ってた。あと、この箱初めて来たのですけどDJさんたちがクラブとかでよく使う(実際この日の夜もオールナイトの催しがあったそう)と伺ってたので映像映し出さないかなぁとか。私的に最もアツいのはフィルム映画っぽい映像を流す、とかね。四季の彩りとか流して欲しい。イメージ的には文藝天国さんのFilm videoとかTOMOOさんライブの開演時や幕間で流れる映像みたいな(早速伝わるか怪しい他アーティストの話でごめんな)(終始こういうノリでいくだわよ)。結論から言うとそうではなかったものの予想以上に映画的だったわね。
映写機がことことと回る音だけが場内に響く。下手側からゆっくりと映写機を模したような光が灯る。ゆっくりとフィルムが切れるような音、一瞬静寂。間を置いてギターの音が鳴る(ジャッジャッっていう重い音)。一瞬音止まってギターと一緒にぽにぴにした音飾が鳴る。御三方入ってくる。いつもに比して間をあまりおかずにさこさこ入ってくる(順番はいつも通り)。この後のさ……最後のじゃっじゃ×2だけがめっっっっっちゃ弦移動した時に鳴るノイズ(キュッってやつ)が入ってた気がして良すぎた……。

1.epilogue

イントロアルペジオ少し掠れた3音目にライブに帰って来たんだね……あたし…………タダイマ…………ってなる。オレンジの照明、茜色、下手のお兄さん今日はあまり動かないのね、Aで。睨んでた一点を……良いぜ良いぜ……。サビコーラスで首傾げてくれてありがとう、それ好きなの。1サビ後のベの音色良かったわね……っていうか今日全体的に思ったのけど翔雪さんの鳴り大きくなかった???(特に4弦)(特に歪む時)私は「ベースの音はギターより大きいくらいの方がいい(過激)」な危険思想犯なので大感謝でした。あれ?というか2Aも全然跳ねないじゃないの!!!
2サビ直前「夏だ」の少し喉に絡むような発音聴いたみなさん息してます?喉が渇いてぽつり呟いたようなこの一言で私の中の夏が始まりました、さようなら梅雨(梅雨入りもまだ)。
2サビ後のセルフディレイと世界で私だけが呼称しているドラムプレイが今日も今日とて良かった。というか今日おれたちのオンドラムスが巧すぎてそっちの話多めになりそう。あの瞬間の前のめりな感じなのに逞しく見えるそのアウラなんなんですかね?
この後の間奏は情緒剥き出しでヘドバンコーナーのベース兄ぃ。ところでこれまたこの後100000回くらい言うんですけど今日一回もイヤモニ落ちてなかったことない?どしたん??変えました?????アンコールで外してた時は多分前と同じで赤かった気がするから耳のサイズに合うように色同じで作り直しました?????あたしは序盤曲であなたの耳から溢れるイヤモニに恋をしています。 かしこ
Cメロのギタボの左手は必見だと言う話はもうしたっけ?(した)(何度でもする)人差し指で1〜3弦あたりの7フレあたりをプチセーハ(註:縹語)するあの指からしか得られないえちさの話は。本日も美しかったですわね。ありがとう、示指。「水風船」のあと原曲通りで透き通りシャウトなかったね。
あとCメロの最後にベースだけが音なってる時の彼のPERFECT HUMANよろしくな角度で首を下手側に傾けていたの美しかったんですけど黄金比ってああいうののこというんですね(一息)。
アウトロでは一瞬だけど"ロックバンド"してたね(註:"ロックバンド"の意味は過去のおいしくるメロンパンのライブレポで多分してるから各位見といて)。割とすぐ解散してた。
「おいしくるメロンパンです」

2.シンメトリー

間髪入れずイントロ。良いですか皆さん、間髪なんて一つもない方がいいのです(過激思想)。ギのみのイントロが終わった瞬間、レーザー出てきて「!?!!???」ってなった。白いやつ。後方から二つ、サイドから二つだったっけかしらね。私は前から10列目くらいでみよったので分からないですけど後ろから見てたらこれすごく美しかったのでは、なんて思ったり。あとこのレーザーの根っこがさ、スモークしっかり乗っけていて水面みたいに白んだ靄をちゃんと作りだしていたのたいへん良かったわよな(レーザーあるあるのあれのこと伝わるかしら)。私はあれ他のライブとかで初めて見たときからに「波打ち際」って思っているんですけど、人によって「もっと沖合の深い海の水面」だったり「水底から見上げた海面」だったり色々な意見があるので面白い。あなたにはどんな水に見えたんでしょうね、各位どうだったか今度教えてね。サビでは青メインの照明が「溢れるのは」から徐々に朱に染まり「夕焼け色の涙」でドンピシャに橙になる確定演出。たまにやってくれれば充分なのに……って思いつつ結局やられると喜ぶ。その後の間奏のキメばっちばちに左右から音がおれたちを殺しに来てグッド。
2Aでは手ぶら上手ギターの右手が後ろに回らせるいつものが見れて歓喜。この時ピンスポット真上から当たってたけど、今日の会場ピンが真上からのときも真横からの時もあって面白かったね。2A'のギタボの左手毎回思う、指板見なよって。なんでブラインドでいけるの??『garuda』の2Aとかもそうだけど弾きたい音を出すために運指気にしてないぜみたいなの好き。
2サビのときコーラスしない翔雪さんが口ずさんでいて尊死。しかもこのお方Cメロ入る前のところの歪みが入るときの足開いてやや前傾姿勢になりながら口で何か叫んでいたのロックスターすぎておれの中のロックキッズたちが乾杯していた。
落ちサビのギタボピン。ラスサビの「感情を"〜」の「を"」、オマエタチは聴いたか?
「ありがとう」

3.色水

良いですか、この曲はですね、サビの、青と一緒に入っている、淡くも深い緑色、この照明が、世界で一番いいのです。サンセットフィルムショーの『水葬』とかでもあった気がする。
1Aと2Aでギタボとドラムにピン当ててたの良すぎて世界中の子供達が一度に笑ったよね。
1Aの原さんの鬼気迫る表情良すぎて「カッカッカッ」を意識することを忘れていたの不覚すぎた。
2Aの原さんの悦に入ったようでいてそれでもドドンッってとこで一気に表情変わるのギャップで風邪引きそうだった、引いた。
2サビ直前のブレイクの息吸う音がかなりギリギリにきたので切れ味、鋭さ、ともに凄まじく全ての私が心停止していた。ベースの方、荒ぶる、されど、キックはなし。
Cメロではリズム隊の"ロックバンド"。ここで何か口ずさんでいるのを見るのが好きなのけど残念ながらお二人被ってしまい見れず。
ギソロは前ツアーとかより音源に近いエフェクト?
アウトロ5拍子でバラッバラにみんな手あげたり離脱したりよくわかんないけどひらひらしたりしてんの本当にいい空間すぎた、ロックバンドのライブ is this.(語順???)

4.黄昏のレシピ

初めセッションちょび。そしてファズファズしたベースのスラップ真上からピンスポットでとりあえず全員一度息絶えていた。その直後に華やかに開けた照明は黄色と緑とあと桃色(中空では桃色が舞台に届く頃には紫色になってたやつ、めっちゃ良かった)とかがくるくる回る。ダンスホールみたいでさぁ、みんなが踊っていた。ウケた。
この曲のA→Bの地獄の太鼓叩きを全人類見ろって。Aであんな静かったのにBでトリッキーになったりしっかりエッジきいたリズムで回してくださったりってなんなんですか?ギネス世界記録認定員あの場に置いてたら多分何かしらの記録をここで取れたと思う。今日は彼に恋をする日でしたね。
サビのギターはそっちなのね〜私としては変な音色のあっちでも良かったのにね〜のお気持ちではあったけど、ハッピーな空間と雰囲気に包まれていたのでベネ。
2Bの歌詞絶対大変よね、わかるわよ。ただそんなことより一息であれ本当に言えるんだってことに慄いた。ギソロ、ギターヒーローすぎる膝折りギソロで全人類がスタオベ。初見すぎてみんな恍惚としていたけどツアー終盤ではもっと声上がってほしい。ちなみに私は良すぎて声あげて爆笑してた。
その後のパーティー終わった瞬間の寂しい感じみたいなドラムがインサートされるの(ピンスポあり)良かった。飲み会終わりの店を出て余韻に浸りながら歩く楽しい瞬間にふと鼻先を夜風が掠めるみたいな。わかる?

MC①

過去にもしつこいほど言ってるのですがMCあんまし重き置いてないのでそんな覚えてないです。なんか原さんが嘘ついてた?原「本当は嘘つきません」ナ「でも遅刻はするよね?」

5.look at the sea

ドラム始まりセッション。初めハイポジをてろれ〜ん、って鳴らす。色っぺぇ。そのあと7フレットあたりのハーモニクスもする。口頭で伝えるのが難しいこと言うのですけど普段のツアーってこの曲セッション始まり多いじゃない?ほんでさ、リズムだけ小さく刻まれる中でギターがあのフレーズだけ弾いて盛り上がっていってブレイクして3人で音源通りの前奏を奏でるってやるじゃない?今回そのブレイクがいつもの倍くらい(カウントにして2→4くらいの違い?)だった気がする。
この曲の1Aではさっきと逆向きに頭をもたげる下手のベーシスト。ハオです。
1サビ後に青白いほのかな光が後ろで散り散りにゆっくりと点滅しているのが雨の雫がぱたぱたと跳ねているみたいで良かったな。あるいは長靴履いた小さい子がスキップするみたいなそんなん。
2Aのコーラスインのところで照明が呼応するようにインアウト繰り返すのもたまらなかったざんす。
2サビ後のベースが旋律踊るところでジャッってギターがログインするところ、ありましたね。歓喜。
Cでも結構激しくステップ踏むのに峯さまのイヤモニが一向に外れない。どうした、なぜだ。C終盤の「恐れないで 変わらないで」にて左手でシンバルを掴むところのドラマーの真剣な眼差しに「世界に二人でいいよ」って私と彼のことか……と錯覚する。
アウトロでベース様の、あの拍と全く合っていないジャンプ(おいこら)(然してなぜ弾ける?といつも思っている)が今日はなかったのでシュン。最後ギターだけになるところでもベースが結構長い時間下の方のフレットで音揺らして残してそこから上に音階下げていってたのさぁ……なんというか…………その"クる"よね

6.紫陽花

え、あのですね、この曲のイントロの照明が大天才(or大奇跡的トラブル)(多分意図的だと思う)だったという話だけで私の終演後の飲み会は結構な時間使うはずだったのですけど同行者たちが「そうだった?」的な反応なのでお願いですこの後の公演行く方々答え合わせして私に教えてください。
あのですね、まぁ普通にこの曲のイントロがなるんです、ギターの。まぁこの時点でこちらといたしましては「世界ありがとう」以外の感情がなくなるのですよね。でね、ワンツーのカウントあるじゃないですか。そのあと一気に爆音が鳴り響くあそこね。で、そこでね、一瞬だけね、火花みたいな照明が光ったの。多分紫と黄色の2色みたいの?めっちゃ一瞬。火花というか、見た瞬間に思ったのは線香花火が落ちる一刹那の閃光。そんな光が確かに散った気がしたんです。舞台中央の少し高い位置で一箇所だけ。涙が出そうになったあれなに?毎度お馴染みノーベル照明賞ですが、今回はこの瞬間に決まりとさせてください。異論は報告書提出後、一定期間の審査を経て受理された場合のみ認めます。

そんなこんなな同曲ですが。この曲でもまた紫色のレーザーが映えていた。サビあたりで一箇所から出ている最大本数が7本だったことに気づいたので「あーこれもし今日『波打ち際のマーチ』とかやるなら虹色作れるじゃーん」とか1.0秒くらいで思ったあとに「いや、マーチでレーザー出ないやろ」ってつっこんだ。0.5秒くらいで(本当にこのくらいの時間感覚でライブ中もの考えてる)。

7.ドクダミ

さて、懺悔を始めるとするかな……。
正直ですね、前曲の時からチラチラローディーさんが上手でアコエレ(しかもcapo1装着済)を持ってるのが見えてですね、もともと自分で弾いたりして九分九厘capo1と思っていたので、確定演出すぎてこの世の全てを察してしまいました。ちなみに余談ですがおいしくるの曲でcapo1はあと『憧景』のみ。そんなわけで前曲の間呼吸が続かなそうになっていて気付いたら終わっていたと言ってもいいくらいでした。懺悔。
ちなみにギターなんですが暗くて見えなかったけど恐らくFenderのACOUSTASONICと思われり。私の大好きなバンドのボーカルさんが以前FenderのYouTubeチャンネルで弾いてたやつ↓

https://youtu.be/OzbCo_W02FM?si=yj6F6IMYUqZUx17_

こないだFenderのイベントにでも出ていましたしね。そんな繋がりがあってもいいだわね。ワーイワーイ。

イントロから1Aまで本当に流麗なアルペジオ。このアルペジオおんなじフレーズ2回鳴らして根音だけ次の2回が変わるって合計4回のリフレインなんですけど、4回目が6弦の1フレット(capo1なので実際には2フレット)押さえるんですよね……。これ本当に手の形どうするんだろうって自分で弾いてた時にも思ってたんです。そんで見てたらやっぱりここで結構がらっと変わってましたね形、ほんでまた戻る、って感じ。伝わります?まぁいいや。で、この形に移行するときだけ毎回シマさんが運指をちゃんと目視で確認していたのが見れてとても嬉しかったです。やっぱあれむずいんだ。ちなみに親指もわんちゃん?と思ってましたが人差し指伸ばして押さえてました。あと1Aしかり2Aしかりこれやっぱり弾きながら歌うんですね……それもシンコペーションむずかしいのよ……。脱帽です。
サビコーラスってショセツさん?サビのギタボの透き通り方が良すぎて記憶曖昧。あ、あとここ!音源だと初めのとこ一息ですけどやっぱり息継ぎされていて安心した。無理ですって!SEKAI NO OWARIの『花鳥風月』のサビを思い出した。「そろそろ」の歌い方ばちどんぴしゃりでお前を愛して良かったと思ったぜ、おいしくるメロンパン。他の曲もこの後やるがやはり『eyes』で一番恋しています。
あ、あと!1サビ終わりから2Aまで翔雪さんが徐に(誤用じゃない方)ピックをスタンドからとってゴルゴリしていたの良かったな。
2サビ後のコーラスのところは御三方にて?まだ荒削りな感じでしたが逆に無垢とでも言いやしょうか……訥々としたCへの伏線みたいな味わいでしかなかった……。
アウトロ最後のプリングハンマリングが静かに冴えていたわね。このときギター(ないしは会場)の音の伸びがすごく良かった。手元でもう音切ってるのに(なんならもうギター方から外す準備さえしてた気がする)(流石に言いすぎか?)最後の1音がまる2秒くらい長く続いていた。私たちに何かがゆっくりと伝染っていくみたいに。終わってすぐにギ交換。
あ、そういえばけどこの曲ベースも交換してました(黒かった気がする)。

8.透明造花

ジャラーンやってからあんまりフィードバック待たずに入っていたわね。ベースがゴリンゴリンで頭殴られそうというか殴られていた。
透明を意識してか、すくない色の照明で彩っていたの良かったな……確かサビが赤と青で、それ以外が青と緑?(わかんない、少なくとも青と何かの色ではあったはず……)。でも曲調が激しいながらもあまり動かしていなかったの良かったな。動かない美学については浜松窓枠のライブ(註:2023/11/03)の話でめっちゃ喋ったのがどっかにあるんで気になれば探すよろし。
動かないと言えば、1サビ後の間奏と2Aが同じコード感で進むんですけどそこで照明動かさずにずっと続いていっていたのも解釈一致で空高く伸ばした手で照明と握手しました。
2B終わって間奏入る直前のチョーキングのところで原さんがめっちゃ口開けて前のめりにタイミング伺っていたのあまりにも良かったな……このとき完全に場を司っていたあやつが。あとタメが長かった気もした。にもかかわらずバチっと合わせてくる照明……。
最後のみんなで鳴らす1音(1発)、重かったヨネ……🏋️

MC②

リズム隊二人がおしゃべり。峯、この箱でやることに思い入れがあって〜的な論。あとはいつもの、僕らのライブ、作法などありません(本当にそう)談。原、起承転結の起承が終わった!ここからは転からの結!転からの結!ってこれ2〜3回連呼したんけどどっかのタイミングで翔雪さんがめっちゃ噎せて笑った。鱗粉でも吸い込んだんすかね。
ナ「まだまだ行きます」

9.砂と少女

同期音ありでびっくりした。同期ありはリフレインブルー以来かしらん……とか思ったらわたしリフレインブルー多忙につき見送ってるので2021年のおさかなパーリーvol.0以来だったわ生で聴くの。お久しぶり。
1Bと2B(落ちサビ前のBのメロの話ね)で下手の男性がスラップ組み合わせながら小指から人差し指までデコピンするみたいに手をパーにするみたいに弾いてたのすんごい良かったな。
3年ぶりの「ディアーパージアジュメーナーガ」に落涙。1サビが終わったときの語尾を少し上げて長めに伸ばしてたアレンジがよきよきのよきだった。
2Bの前の前のめりになりそうなデッデッデッってところで原さんが上体前のめりになりそうになりながらなんとか食い下がるみたいな感じでフロアを見渡していたの格好良すぎて、サンキューしか言葉が出ないいんだわ。

10.水びたしの国

これまた懺悔。
ローディーさんが上手にてcapo3ギターを持っていたので(次曲との)2択に絞られ、原さんがタンバリンのようなもんをつけた時点で察し、ブラシを持った時点で確信に変わった。ローディーさんもう少し奥でギをスタンバイしてくれ!!!!!ちなみに前曲が終わった後は原さんがブラシでリズムを軽快に刻んでいたがこのときに光を受けていない状態のミラーボールが回転し始めていてわずかな白円を場内に回していたのが大変良かった。後この時ベース兄貴がキュルキュルとした音をスクラッチみたいに奏でていたのがイルカの鳴き声みたいで素敵だった。ほら、あのエコーってあるじゃん。超音波でおしゃべりするやつ。あれ。イントロ始まってもしばらくその音が続いていたのも好きだったよ。言われてみればそうなのけど江ノ島おさかなパーチーにて開演待ちしている時、波の音に混じって聴こえていたものに似ていたね(と思ったらそのことも以前にちょろっと書いてた)。
初めはゆっくりと静かなアルペジオ奏でてその後ギターのみで前奏へ、ってパターンだった気がする。
1サビで原さんコーラス入るけどこの時想像以上にベーシストさんが口ずさんでいた絵が好き。
2Bでタンバリンが挟まれる時にハッとするように空気が締まるの好き。本当に彼が真ん中にいる構図が好きすぎる。真一文字に結んだ口元に恋をした、僕は恋をした。
ラスサビ後の1回目「ha〜……」のちょっとずつ音が下がっていくところあまりにもゆっくりで花露を撫でるような優しさでちゃんと涙落とし侍りぬ。

11.砂の王女

capo3繋がりということでまぁ来るならここだろうと察してはいたがそれにしても良かったな……。音源の追加イントロも良かった。ギターヒーローが結構ネック側(低音の方)をチョークしたりジャキジャキしたりあたしの情緒がミックスジュースされましたね、ええ。今までの公演のアンコールで聴いたときよりベースのスラップ音がよく跳ねて聞こえてニッコニコ(ギターより大きいくらいのバランス感覚で大変ごちそうさまでした)。
1Aと2Aでしたっけ?なんか歌詞が一緒くなっていたきがします?(どっちも2A?)
この曲のサビがかなり地声多めで苦しそうに歌ってたの良すぎなかったです?いや、我らのボーカルって基本は軽やかにするりと出してくるじゃん音を。そこを絞り出すってくらいに、だけど芯まで届くような音で届けてくれるのたまにやられるとグッときちゃうわよね、そりゃあ。
おまけに落ちサビ(花を〜神様に、あたり)ではしっかり冴えたファルセットなんですもの。どっちもできる中選んでるんです。そんなんされたらお客様!これ以上はッ…!ってなっちゃう(なってたよなぁ?)。
最後の叫び「呼ぶまで」はミックスボイスだそうです(有識者談)。
先日のインタビューがかなり『砂と少女』と『砂の王女』の関係性をヒントましましで言っていたのですが、そこでも触れられていた時間経過を『水びたしの国』で表すのとても美しく、またともすれば残酷なほどに時間の強さを思い知らしていて。本ツアーのハイライト的な箇所だったな。後述する15〜17曲目とかもまぁアツいのけど私個人としては連曲ってほどあからさまではない、これくらいの組み方の方が好きかな、セットリストの構成として。

12.獣

はじめ上手真横からのピンスポのみでギタボのみ映し出し、イントロが奏でられたそのとき、全オタクたちが待ち望んだ春が今来た。
喜べ少年、君の願いはようやく叶う。
全く動かない照明の美学がずっと、って感じなのけど、1Aでは天井の照明(?)の影をバックに映し出していたの。これが蔦というか毒々しさというかそういうものを反映させたような模様(しかもーめっちゃアシンメトリーで有機物っぽいのに幾何学的にも思えて)大変よくできました花丸状態。1Aで「血」ってワードが出てくるタイミングで照明が赤黒く変色していく様を世界中が刮目していただければ幸いです。
ラスサビ前の「夜が眩しい」からのベースのエフェクト祭り全部右足で踏んでいたの良かったね……特に1回目に踏む奴がボードのめっちゃ下手ギリギリのところにあって長い御脚を目いっぱい伸ばされていたのが大変良い、ボードをその組み方にしてくれて大感謝です。ちなみにギタボさまは左足でも確か踏む。

13.空腹な動物のための

イントロ前追加ミニセッションあったようななかったような……ちょっと曖昧なり〜(><)
まぁくるじゃろうという予感はあったものの、いざ始まるとここまでボルテージがあがるのか感。フロアの温度が2.0℃くらいしっかり上がるのを肌で感じ取るような熱量のイントロ。
この曲でも桃色に近い照明がちょくちょく挿し込まれていたのとってもありがたかったな。くるくる回っていたのは面白かったけど。
1サビ後間奏でベースの時にピン当てたお方に、100000点あげちゃいます。

さて、ではそろそろお話ししますか……。
皆さんは私が強火でお話しした『紫陽花』イントロ火花問題をまだ覚えているだろうか(まだ言う)。実はこの曲でもあったと思うんです。そうなんですよ、これが私が先の一件を偶然とは思えないと宣う理由なんです。具体的には2サビ前の「笑えるわ」のとこ。ここでも赤い線香花火のような煌めきがあったような……。私としては完全に空腹な獣の牙に噛み千切られたんだなと思っているんですが、これまた確証が得られない……。まだ行く各位、先の一件含め本当に調査の程をお願いいたします。
あ、笑えるわ、は音源ほど悪どい感じじゃなかったですね(音源は「笑っらえるわ」と思ってる)。でも「わ"」ではあったけど。唇の両端がくっついてwよりvに近い溜めのある感じ。

閑話休題。
サビのところでナカシマさんが苦しそうに歌っているのあまりにも良かったな……前の『砂の王女』のときもそうだったけど。やっぱり彼が涼しげに歌っているイメージが普段は強いだけに時折あまりにも顔を顰めて歌っているのを目の当たりにしてしまうと僕たちは立ち尽くすほかない(早口)。

14.シュガーサーフ

普通にこのタームは13曲目で終わると思っていたからドラムソロが始まってびっくりした。しかもなんていうんですかね、シュガーの前のドラムって今までにもあったパターンとは思うんですけど、この日のやつ余白が多いというか……トリッキーというほどの崩し方はしないまでも一瞬ノリかけた体が心地よく騙されるというかそういうプレイじゃありませんでしたこと??魂は熱されたまま弄ばれているような。とっても良かったんです。このお方、ライブ行くたびに進化する化け物だなってずっと思ってるしこの日ここ(とEn.1)で特にそう思った。
ほんで、イントロ始まるんですが。ベースのお方なんでなんですかあなた!!!どうして音数少ない1音を弾き続けるだけで前に出てきてしかもそんなに格好がついちまうのですか。笑っらえるわ。
1サビ終わったところでギタボとドラムの珍しい"ロックバンド"が良かったな。しかも上手のお方何か口開けて言ってた!??!?珍しくない???そんな中気にせずばちばちなスラップきかせるベーシスト。しかもこれ弾き始める前に袖が邪魔!みたいな仕草して一回右手をバッて伸ばしたの良すぎた視覚と聴覚の螺旋、混沌。
2A直後にさ、ギターがハイフレット弾いた後にブラッシングしてドゥーンってやるやつあるじゃん?あれ普通に下から上に行くんじゃなくてさ、一回少し下(高い音)いってから上に戻るのめっちゃ良くない?(伝われ)(たぶんむり)
べソロはちょい長バージョン。もちろん前に出てくるわよ。あれいっつも思うのけどさ、弾いた後に戻りながら両手でベースを上から下にドゥルドゥルして定位置に戻ってステップを踏むわけですけど、この時ってべソロ直前に踏んだエフェクトを当然戻しているのよね。これ偉くない???いや、なんていうかさ、出したものをちゃんと片付ける子って感じしない?だめ?伝わんない???まぁそんなわけで今日もかけたエフェクトをしっかり戻してえらいわね〜ナデナデって思いながら見ていた。最後は"ロックバンド"もちろんしていたわよ。

MC③

ナ「今春感じていますか?春感じている人」挙手求も多分そんなに上がってない?「……まぁいいや」
(ちなみに僕は梅雨を感じていました)(梅雨は五つ目の季節という思想を長くもっているので)
この後最近割としっかりお客さんにする「変わっていくものと、それでも変わっていないもの」ってお話しをされていたのけど、この中で心に残った言葉があって。そういう変化するものとしないものをおいしくるメロンパンで「提示したい」って仰ったのよ。「表現」って言葉じゃなくて。少し硬いイメージのある言葉だけど、アーティスト然とするより向こうがどう受け取るかっていうのを大切にされているって感じがした、今の彼ららしい言葉で、それはどちらかというと「変わっていった」からこそ発露した言葉なのかな、って思った。
そんな変化を私がどう思っているのかとかはさておき。
「もう少しやります、最後までよろしくお願いします」

15.ベルベット

めっちゃ照明真っ白!!!しか記憶がない……。

16.フランネル

これー!!!!!『phenomenon』初聴時の印象の低さから(ごめんね)打って変わった。
めっちゃロックじゃん!!!!!
私が7年ほど前にMVで聴きまくった澄み渡った『look at the sea』をいざ初めてライブハウスで浴びた時と同じ印象。え、え、あ、あの、あの茹だるほどではない夏の夕景に透かすほどではないのに敢えて手を翳して空を睨むようなするりとした茜色の夜紛いの景色みたいな音源ばどこいったと?
ライブで聴いたらあっという間に終わってしまった……寂しかった……思ったよりBPM早いしリズム帯のエッジは殺傷性に富んでいるし歌い方は表情さらさらしてるのに声ズドスド圧してくるしコーラス(お峯)は口おっきく開けて届けてくるし……「ライブで化ける」と「スルメ曲」の2大表現があまり好きくないことで知られる私ですが(どっちもそりゃそうだろうと思ってるから。ライブと音源が別物とか、聴けば聴くほど良さに気付くとか)(どちらも「別物であると思おうとしている」、良さに「気付きたいと思っている」という前提があると思ってるので)これはライブでほんの少し印象が変わって、あとは私の中でどこまでも想像力が育って飛んでいくんだなと思った。
そして本ツアーのハイライト的シーンといえばもちろんここでしょうよ皆さんお待たせしました。お待たせしすぎたやもしれません。1サビ直後に翔雪さんが徐に(誤用の方を敢えて使ってみる。慌ただしく)ピックをスタンドからとってガシガシに弾き倒していたこのシーン。2Aまで、しかもずっとダウンピッキングで忙しそうに刻む刻む。RADWIMPSの『光』のときのリードギターの桑原さんの一曲通してのダウンピッキングを彷彿とするような。あれ本当疲れるって。それでいてあまりに音の粒がファーストタッチでは荒くれてるのに耳に届くと意外とまろやかで格好良すぎたので手を叩いて爆笑しながら「こいつバカじゃねーの」みたいな笑顔をしてしまった。そしたら(多分)バレた。めっちゃうるせー!笑みたいな苦笑いされた(オタクの都合のいい解釈とか百も万も承知なので言わなくていいですよ、そこ)。本当すみません、一番今日格好いい演奏シーンでしたって。
ラスサビで「快刀乱麻」だけコーラスじゃないのに楽しそうに口ずさんでいた原さんの笑顔を本誌は見逃さなかった。

17.斜陽

ハイフレットポジショニングで即バレ曲としてお馴染みなこちら。いつかこの曲が意外なタイミングで来て欲しいので是非前奏セッション追加してください(6300000回くらい言ってる)。『フランネル』が『ベルベット』と『斜陽』の間の子みたいというお話もツイッタなどでギタボが発信されてたし親切な配置ではあったわよね。
1Aでやっと下手側を練り歩くベーシストを観測。本日本当お行儀が良かったわよね。お行儀が悪いあなたも私はお慕い申し上げます。 敬具

18.五つ目の季節

ミニセッションからの導入?
バッチリ曲キメて帰る。
「ありがとうございました、おいしくるメロンパンでした」

MC④

グッズ紹介。ギタボが2人に感想を振る、手応え今ひとつ、ナ「今日が2人の脱退前ラストライブということで」翔「いさせてよ〜お願い〜」
その後お知らせ。
FCライブをプラネタリウムにて。8月に。嬉しいは嬉しいがまた関東か……私は関東住んでるけどやはり地方でもやったげて欲しいわね……のお気持ちある。水族館の時はカバーなかったのでまぁそういうのはないとして、意外においしくる空や天体、星を歌った曲って少ないのでは。あえていうなら『garuda』とか『砂と少女』とか?気になりますわ。
ちなみにカバーやるならBUMP OF CHICKENの『プラネタリウム』とかも良いですけど、私としては絶対に
BUMP OF CHICKENの『宇宙飛行士への手紙』
を推させて下さい。
「『phenomenon』から1曲」

En1.式日

勝手に今回のアンコールを『波打ち際のマーチ』→『5月の呪い』と予想していたのでいい意味ではっきり裏切られた。
それはそうとして私ね、この曲すごく好きなの。『phenomenon』の中で一番。特に音源がとっても愛愛の愛。愛好き。小鳥の囀りみたいな残響とか時報を模したようなスチールパンに似た音色や何より愛らしい鉄琴や。だから、別にライブで無理してやられなくても良いのに!くらいに思っていたの。なのでアンコールでさらっと演られてしまったことに「???????」と感情の処理が追いつかなかった……しっかり覚えていない……1Aめっちゃ囁くようで良かったし可愛かったことくらいしか。
あとサビのコーラスですがシマ氏が一番上の主メロ(と思っていた旋律)歌うと思ったらそこ原さんだった……オク下が翔雪さん?ほんでその間の全く耳覚えのない音階で!?!?!??ってなってました。原さんの声綺麗すぎるのでもう少しボリュームあげてください。
あと何より衝撃シーンといえばなんと言っても1サビ後のグロッケンパートを原さんが左手で弾いていたこと!!!初め電子ドラムで入れてある音をタイミングだけ当ててるのかなと思ったら叩いてるのパッドっぽくなかったし、何より腰くらいの低い位置で行ったり来たりしていたし……いや、陰で楽器そのものは見えなかったんですよぐぬぬ……。終演後も前まで乗り出したけど見えず。シュンシュン シュルルン しょんぼりん(´๐_๐)(←伝わる?)。しかも折り返すところで右手普通にブラインドでドラムの方刻んでいたからもう世界仰天ニュースですよ。早く、ギネスの方。
(ちなみにこちら、同日公式があげたアンコール2曲目の演奏シーンをバックから撮影した写真にて左隅にグロッケンが写っておりました!!!!!歓喜!!!!!)
あ、あとあと(めっちゃ覚えてんじゃん)スチールパンみたいなポーンはベースの1弦から発せられていました。アウトロでその音だけが響く中、「最後の曲です」と呟くボーカル。

En2.マテリアル

サビで青と緑のレーザーかな。
Cメロ後のグチャグチャ歪んだ間奏入る前にソロ回し。初めてパターンで好き。
ソロ回しが長い、べ→ド(峯「ドラムス、原俊太郎」)→ギ→セッションべメイン→セッションドメイン→ワンツー(煽ってた)→間奏に戻る
間奏のどっかでナカシマさん虚空を蹴っていてノリノリだったの良かったな……ずっと楽しそうにギター弾いて下さい、私たちのフロントマン。あと膝折りのギをここでも見れたので感謝感謝。
最後アウトロはジャッのあとにドラムが少し刻んでジャカジャカジャカジャーンのお時間。その後にもう一小節だけお馴染みのあのリフをギターが奏でてジャッって本当に終わり。良い終わり方すぎる。ロック最高!
「ありがとうございました、おいしくるメロンパンでした」


終わりに


いくつか思い出せないところがあるんですが……

・一回だけギタボがピック落としてたのどこでしたっけ?(あとで家族にピックで6弦を下からヘッドへとキュルルルーンってやるときに落としてたそうとだけ訊いたけど)(マテリアル?)

・照明のピンスポが上と左右から照らされて井戸の「井」の字みたいになってた曲どこでしたっけ?

思い出した人教えて下さい、まし。


あと今回の演奏された楽曲をアルバム別にまとめるとこんな感じ

thirsty……4曲
indoor……1曲
hameln……0曲
flask……1曲
theory……3曲
cubism……1曲
answer……2曲
eyes……5曲
phenomenon……3曲

ハメルン……私が婚約している『命日』が秋冬あたりで来るのを待っています。
thirstyから4曲はかなり嬉しいですね☺︎
しかもよくやる『5月の呪い』を封じて(正直最近アンコールで多かったのでそれ以外をみたい!!!のお気持ち強く結構嬉しかった)なので久々にあの頃の世界観が主張しすぎない程度に今の彼らのセトリに静かに馴染んでいたなって印象。
そうやって考えると直近のアルバム2枚が思ったより少ないの面白い。翔雪さんの全編ピック弾きが拝める『garuda』『夜顔』あたりって当分演ってくれないのかなぁとなんとなく思った。
phenomenonなんだかんだで3曲もやっちまったのか……あとの未聴楽しみは2曲だけか…………シキジツ………………。まぁ!本編こそが世界なので!!!(また誇大発言)そこにどう組み込まれるのかをルンダルンダしながら待ちます。
あと『夕立と魚』も忘れちゃいませんぜ!とだけ付け加えておきます𓆝𓆟𓆜𓆞𓆡


それじゃあ皆さん、良い梅雨を。
運が良ければ夏の天体観測で、
そうでなければ秋めく音の小屋にて。
Bonne nuit.

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