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遺い時代からの

明けましてなんちゃらです。

4度の自己紹介を終えて完全に書くネタがなくなったと思ったのですが、昨年末実家に帰る機会があったのです。

普段の発言からわかるかもしれませんが(わかるかしら?)私、物欲が極端にないのです。だから、ものが全く増えません。

2023年の4月から一人暮らしを始めたのですが、その引越し時もかなりスムーズに荷造りをしたため、実家の荷物をほぼ片付けずに去った。

そんな中迎えた年末。
家の事情でバタバタしていたために、大掃除は12/31という我が家史上最遅のタイミング。
しかしまぁ自分の周りは綺麗ですし、お家のお手伝いも終わって暇になっちゃったので、暇つぶしに片付けしてたの。
そいたらなかなか懐かしくも面白いものが出てきました。そんなわけで今回はそれらをざっくり紹介しながら適当に1000文字くらい書けたらなぁと思っています。


エントリーナンバー1.
きらりんレボリューション


……知ってます?
ちゃおで一世を風靡したあの伝説の漫画を。
ドジっ子で元気が取り柄な少女が二人組アイドルと奇跡的な出会いを果たし自身もまたアイドル街道を突っ走るという王道コテコテの漫画。
大好きだったな。

小学生の頃、このイラストを描くのが大流行して、私は描けないけど絵を描くのが好きな友だちが何人もいて描いてもらったイラストを大事にファイリングしてとっていた。
思えばこの頃から絵を観るの好きだったんですね。人によって描き方違うなーとか思っていた覚えがありますね。
あと女の子の友だちとどうしたら仲良くなるのかを何となく学んだ気がします。距離感とか。
おかげでJKをやって10年くらい経ちますが(???)いまだに女の子とのトラブルが滅多にないです✌︎

ちなみに音楽、全部いいのです。
個人的に『ハッピー☆彡』『ふたりはNS』が特に当時好きでしたけど『チャンス!』や『恋 カナ』も、そして勿論『バラライカ』も全部ノリノリで聴いてたし、今聴いてもメロがはっきりしていたりA→Bが滑らかだったりと良いサウンドだなって思う。


エントリーナンバー2.
2009年WBCの号外

小学校のとき野球女児だったのよ私。
そんな中行われた第2回WBC。
2023年の盛り上がりには負けるけど、それでも本当に日本中が沸いていたわね。

この日ことは今でも覚えている。
私たちは午前中授業を受けていた。
今みたいにスマホも普及しておらず誰かがこっそり情報を……とかも出来なかった(出来たとて小学生だし先生に怒られる、とかが怖い年頃だったかもね)

先生の計らいでずっと教室のテレビが点いていた。あまりにも集中しないものだから途中から音を消されて、それでも私たちはお構いなしにテレビに齧り付いていた。
そして学校が終わると一目散に教室を飛び出してみんなで直接私の家に集合した。
私の家は学校の隣にあって庭やデッキからリビングのテレビが見れる構造になっていた。
だから、みんなでデッキや庭から家の中のテレビを見つめた。寄り道も寄り道だ。
母が出してくれた木製のお皿の上のチョコレートとポテトチップスになんで誰も手をつけず、ただただ選手たちの一挙手一投足に心奪われた。
イチローが打った瞬間、
ダルビッシュが空振り三振を奪った瞬間、
監督が優勝トロフィーを掲げる瞬間、
全部忘れられないわね。
ところでこの号外どうしたのだろう?
父が仕事帰りに持って帰ってきた……とかなのかしら。そこは覚えてない。


エントリーナンバー3.
赤シート

これ今の受験生さんたちも使ってる……?
勉強のときに赤ボールペンで描いたら色が隠れるやつ。
学校の前で予備校の人が配っていたり、
進研ゼミのチラシ郵便と一緒に入ってたり、
亜種の赤蛍光ペンが消せる青シートがあったり、
そんなこんなで何故か溜めていた。
本当に何故かわからなかったし、普通に気味悪かったので、今回エントリーした参加者たちの中で唯一一つ残らず捨てました。南無。



エントリーナンバー4.
合唱曲の楽譜

自己紹介でも話しましたが(あまりにこれをことあるごとに言うとあの怠すぎる100問を見ていることが前提みたいでうざったいかしらね)、中学の時合唱部だったんですが、そんなこと関係なくこれまたすごい学校でしてね。

一言で言うとものすごく合唱が盛んな学校だったのです。
CT(コーラスタイム)と称して、毎日朝と帰りのホームルーム替わりに合唱するような学校でして。
卒業式なんて『君が代』の練習に3時間とかかけるんですよ、ガチで。

そしてそんな学校で使っていた合唱用の教科書が出てきたんですよ。
いや〜すごい。なんか採点付きカラオケの加点みたく色々書き込まれてます。
矢印の向きでニュアンスふんわりと分かりますが、正直本当に何がしたいのかは今一つ掴めんとです。
ちなみにパラパラとめくってみたところ、全250ページほぼほぼ全てに何らかの書き込みがあったし、ところどころボロボロで読めなくなっているところさえあった。
青春だよな。
思えば私は小中高大、そして今も、ずっと青春ばっかりしてるな。そんなに青春が好きってわけじゃあないんですけど、多分いくつになってもできるって言う点に惹かれるんでしょうね。

青春、ときめき、わくわく

ちなみに写真の楽曲は『信じる』です。谷川俊太郎さんと松下耕さんでしたっけ?本当に素晴らしいタッグ。一番好きな合唱曲です。

「葉末の露がきらめく朝に 何を見つめる子鹿の瞳」

こんな美しい歌詞が一生に一度でも書けたら、
その後の人生もう何も書けなくてもいいよな。
上がりだよ、上がり。

松下耕さんは『言葉にすれば』の編曲も本当に素敵です(そういえばどちらもNコン課題曲ですね)

あとは好きな合唱曲だと……マニアックなところですが『歌は君』『煌めきの未来へ』とかも好き。どっかで探して聴いてみてね。

BUMP OF CHICKENの藤原基央さんが「いつか童謡を書きたい」という旨の発言をしたことは有名ですが、本当にわかります。

私も童謡だったり合唱曲だったり、10代(ないしはそれ未満)のときに口ずさんだメロディーがその後何十年もその人のどこかに刺さる、刺さらずとも細い血管のどこかに引っかかってる、そんな音楽を作りたいな、って思う。

まぁ私、別に音楽作る人じゃないんですけどね。
案の定、音楽の話は尺が長くなってしまう。


エントリーナンバー5.
マグリットのあれこれ

一番好きな画家はマグリットなんです。
それは2015年に彼の個展を見た時からずっと。
そして1枚目の写真は以前から手元に置いといた、彼の個展を日本で開催した際の図録(88年、94年、2015年)のものなんですが(初め2冊は父のもの)

2枚目が掃除してて出てきたもの。その当時のチラシたちです。
なんかさ、過去の自分が何気なく遺したものがあとから意味を持つ時って本当に嬉しくなるじゃん?
ただ、一方でこれみたいに別に何の意味を持ってなくてもやっぱり嬉しいんだよなって思ったの。

今まで私は結構物に執着なくじゃんじゃん捨てちゃってたんだけど、これからは色々見極めて、本当に大切なものとか、或いは本当に大切な人たちとの何かは遺してあげたほうがいいのかな、とも思った。
それが数十年後にどんな意味を持つかなんて全くわからないし。
もっというと、自分が先に死んでも遺された誰かにとって面白い何かに成り得るやもしれないし。
そういうことを思った。

『記念日』という作品がずっと好きだよ。題も。


あと

片付けって思ってたより楽しいな、って感じた。
最近、自分の周りが基本綺麗なので(出したら一瞬で片付ける)その作業を思ったよりしていない。
幼少期にやり尽くしてしまった、寂しい。

だから最近は目に見えないものを整理する作業に少し勤しんでいるかも。
自分が人生を畳むときのことや、
嬉しいことが多すぎた時の優先順位づけや、
楽しいや面白いの大小をその時々によって変わるくせに真剣に吟味したりとか、

恵まれてるんですね。
楽しいよ、毎日が。ヤッピー


また2月に逢っちゃいましょう。Bonne nuit.
(なんだかんだで3000字)(母をたずねて三千里、みたいな語感ね)

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