回る日傘の方程式
好きなバンドの話をするだけだから、興味ない人は回れ右して明日の時間割でも揃えなさい!
おいしくるメロンパンというバンドのツアーに行ったんだよ
そんな人がいるかは甚だ怪しいが同バンドを知らずにうっかりこのページに辿り着いたあなた。この投稿で貴方に益のある情報は一つたりとももたらせないからね
興味があるならこの投稿なんて読まずにチケットを買って〜良いロックバンドがいるから〜
そのツアー2公演目の話、所謂ライブレポ、備忘録
私は出来うる限りネタバレとやらに配慮したい。
ただ、昨今SNSでは過剰なまでに「私がその情報を得る機会をこの先控えていることを宣言しているにも関わらず、その情報を私を含めるコミュニティに対して解き放つことはモラル違反だ!」な風潮があって、ちょっと個人的には「ん?」と思うところがある
詰まるところ「いや、そんなに嫌なら無理してSNSやらなければ?」と
或いは「いや、そんなに嫌なら最低限の工夫や努力(ミュートワードを設定する、単に情報のみを共有してくれる公式アカウントだけフォローして避難する……など)はすれば?」とか
まぁそれでも踏む時は踏んじまうけど、それは第三者の悪意や全く双方が予期しなかったもの、所謂事故なんだから仕方ないじゃん、って
けどだからと言って私はわざわざこのページを覗きに来た方々を虐めようとは思わない
ので、ここに至るまで万が一にも何かが目に入らないよう500字以上使って文章を引き伸ばした
もうそろそろ良いよね??
この先の文章ではおいしくるメロンパン ワンマンツアー〜回る日傘の方程式〜のセットリスト含むネタバレを含んだ文章が続きます
具体的にはこのあとすぐに出てくる「目次」の項目にて全部一目で分かる
だからまだツアーを控えてるにも関わらずこの辺の文章を読んでる人はこのページを閉じて
本当はこの投稿のタイトルも今ツアーで印象に残った一曲の歌詞から引用したかったくらいなんだけど、そのタイトルだけで曲が一曲確定してしまうのもアレだし
よし、もういいでしょ?
始めるよ
※適宜記憶が復活したり、私が再度ツアーに参加したりで改訂を加えていく可能性大
※本当にもんすごく記憶力と頭がよくないので、間違ってるところとか、どころか妄想による記憶の捏造とかあるかも。悪しからず
開演〜SE
「回る日傘〜」ツアータイトルが冠されたライブだが、5月14日、日曜日、この日の横浜はあいにくの雨模様
今ツアーで新たに仲間入りした新グッズ「回る日傘」さす人の何と多いことやら
しかしまぁ明らかに私がさしてる傘が1番可愛かったけど
そんなこんなで入場し、10分ほど遅れてSEが流れる。
今回も『Bye Bye Summer』ではなく、ギターのアルペジオとドラムの鳴りが心地よい、そんな新曲だった
いつも通りのDr.→Ba.→Gt.の順で入場していく
3人とも真ん中でお辞儀してたかも
1.look at the sea
少しセッションっぽいイントロ追加されてスタート。トワイライトの時よりキメが少ない始まりだった気がする。しかしいきなり事件は起きる。この曲の1A折り返しって翔雪さんが今まで上ハモのコーラスだった気がするのだが、今日原さんじゃなかった??え???いきなり動揺を隠せない私。しかもこれまた良いぃ……。一言目の「あなた」がいつも「なったっぁ」って語尾が上がる感じがライブで多いのだけど、この日はフワッと包み込むように上がっていったのが印象的でした。2Aではいつも通り手をヒラヒラさせながらステージを縦横無尽に踊り歩くBa、好き。ここいつも彼を見がちなのだけど、今日は原さんが踊るように楽しげに叩いていたのが素敵滅法でした。落ちサビではクラップする人もいたけど、「そんなのどっちでも良いぜ」的な感じで翔雪さんが片手を「ハテナ?」みたいな感じで首傾げつつ差し出してたのが良すぎた。私たちはいつだって好きな形でこのロックバンドと対峙できる。アウトロで飛び跳ねる翔雪さんが、いつも思うけど拍あってないのにしっかり弾き切るのすごいなぁ……と。Vo「おいしくるメロンパンです」
2.桜の木の下には
イントロのArpなしで即座にバンドの音になる箇所からスタート。YouTubeにライブ映像あげときながら何気に直近2ツアー両方セトリ漏れしちょる稀有な曲。本曲ではやばいシーンが幾つかあったわね……まずいきなり桃色の照明。それもYouTubeのやつほど全面に押し出すのではなく、もう少し淡く白とか混ぜながらの。次いで、2Bでハーモニクス(ここいつも思うけど音源のような澄んだ感じじゃない、ザラっとした生感がすげーーー好きざんす)直後に我らが下手の兄さんがそのベースを宙に突き立てるように持ち上げたこと。結論から言うとこのあと何度もやるけど、ここが一発目だったから精神が死していた。1Bあたりで一瞬謎のエコーがかかった?でもやっぱり間奏とかバチバチに決まっててアガるわよね。ちなみに曲の締めも桃色の照明。まさしく「春を染めて」いた。本当は最初この投稿の題を「春を染めて」にしようと思っていたくらい。今日の春雨にぴったりな物語がこの一曲の中で紡がれていたような気がした、よ。
3.色水
やっぱりこのバンドの歌きっかけで始まる曲は、息を吸った瞬間に色が見える。息を吸った瞬間に「あ、この曲だ」という具体的な先読みではないものの、いざ後に続く言葉が溢れ出すと「うん、やっぱそうだよね」と後出しなんだけど直感めいたものが自分を通り過ぎていったような感覚。という訳で。本ツアーからフロアが声あげても良いってなってて。ここまでは1曲目終わった時の様子見な歓声とかだったのが、歌い出しで一気に自然と声が漏れたの凄く良かったな。みんなで決まってイェーとかフォーとかラララとかするのもそれはそれで良いんだけど、私個人としてはこういう思わず漏れちまった百人百色の溜息みたいな歓声の方が好き。ってな訳で。
ライブハウスって感じ。
ロックバンドって感じ。(違うか?)
1サビ折り返しの「寂しくは〜」でベースの長い足が虚空をキックしてたの今まで余り見ないタイミングすぎて思わず声が漏れた。2Aの夕焼けっぽい照明に乾杯。然してギタボにしか当たらない〜的なやつじゃなくてDr様がよく見えたのもまた良いのじゃ(小さめな箱だからこそかしら?)この時イヤモニを弄ってたor直してたBa。この曲サビ辺りからもうずっと外れまくりの赤いやつ。エロいい。Cメロで歌うギタボを尻目に2人が“ロックバンド”(注・ロックバンドとは、ドラム台付近に集まって顔を見合いながら演奏する様を「ロックバンドしかやってはいけないやつ」と私が呼称することに由来する。以下何度も出てくるからヨロ)をしていたのが大優勝ではあったのだが、いつも翔雪さん割と真ん中目から迫ってくるのに対して、この日は結構下手寄りから攻めて(?)いたので、この瞬間のお二人の顔がよく見えた。「風車は回りつづ」くらいまで口を揃えて呟いてらっしゃる……大天才。ここ何らかの形で写真撮っていてください。そして世に放ってあげてください。途中で切り上げてここまでは届かない言葉を彼に投げかける翔雪さん。尊死。本当にありがとうございました。Cメロ終わりの伸ばしがめっっっっちゃしなやかでどこまで行くんワレ?って思ってた。思ってたらソロが始まっていた。今日のソロの時ナカシマさん上手袖に半身みたいな体勢取ってなかった?良き良きの良き。アウトロの5拍子でみんな好き勝手ノったりノろうとしてノれてなかったり手とかは上げずにでも体でリズム取ったり、とてんでバラバラなの、本当に私の好きな景色すぎて泣きそうだった。このレクチャーをインスタライブでしてくださったお兄さんも目を細めてフロア見渡してた。これが彼の好きでもあったら嬉しいな。まぁでも、その時も言ってたようにあのベースソロ後半がテンポむずいから序盤はフロア見て口で「パッパッ」みたいなの言ってはるんけど、気づくとバリバリ頭振ってます。大好好。
4.Utopia
ほんと300万回くらい言ってるけど1A折り返し原様コーラス入りが流麗すぎる。この曲でもヤバヤバのヤバなことがあってですね。1サビ後の歪んだベースソロの途中で左手は押弦しながらも右手でグーポーズを掲げる下手の神。この瞬間を心の中でスクショしまくる。シルエットがロックスターのそれ。生まれてきてくれて感謝っ☆落ちサビで心をベースに乗せるみたいな心の臓から震えさせるようなサウンドを響かせときながらラスサビで両手を突き出して私たちに何かを差し出すないし奪いとる(確実にやつはとんでもないものを奪ってはいる)ショウセツさん。あとどうでもいいけどすこ〜〜しテンポゆっくりだった?聴きやすかった気がしたのだけど。Vo「ありがとう」
MC①
基本MCはそこまで興味ないので淡白なレポになりがち
ナ「実は横浜出身。2歳くらいまでだけど。これまだ言ったことないかも。育ちは福岡だが、生まれはここ。今日は凱旋。最近『answer』というアルバムを出して。7枚目の。聴いてくれましたか。今のおいしくるメロンパンが自信を持って出せる作品。最後まで宜しくお願いします」
5.ベルベット
私この曲生で聴いたの初めてなのですが、本当に何というか“強い”曲ね。MVの雰囲気や音源にあるような小気味よいBメロや繊細な落ちサビのイメージ全部ひっくり返された。エネルギッシュすぎで、ある種暴力的なまでに音で掻き乱してきて、軽快に聞こえていたBメロも言葉を脳内に次々ぶち込まれていくような感覚で、その後地鳴りみたいなベースとドラムの音圧が襲うサビで頭がミキサーにかけられたみたいになった。立ち尽くすのみよ。のるのらないとかの次元じゃねぇよ。なのに照明はあのMVみたいな明るい白をふんだんに使ってきてさぁ。狂気じみてるよ、ほんと。
ロックバンド界のミッドサマーと呼ばせてくれ。
1Aタワレコインストア(現地ではなくオンラインで見た)観た時コーラスないなーって思ったけど、原様だった!!!(わよね?)『cubism』あたりから増えた彼のコーラスが1A折り返しで入るパターンあまりにも好きすぎる(Utopia……この曲……マテリアル……)。シマ様とはまた違ったあどけなさ。無垢というより無邪気な。一気に視界が開けて層を成すような。ソロ格好いいなぁ流れるようように音が滑り込んできて最後にはエモエモチョーク。この曲のアウトロの照明音ハメとキメが心地よすぎて自分の鼓動と見紛う(感じ紛う?)ほど。昨年2ツアーの照明は色味で印象に残るのが多かったけど、今回は音に対する当て方がばちばちはまっていて楽しかった。ライブサイコー。
6.トロイメライ
すぐ始まる。この曲の照明は本当に変幻自在というか……。「赤い風」なのに全然赤くない、それどころか海を思わせるような青や緑中心に海を思わせるサビ、かと思えばラスサビ「燃ゆるような夕焼け」の頃にはしっかり夕焼けのような橙の光。一曲で一夏の浜辺を表現しているかのよう。歌い方も随分違ったような。前ツアーではサビは裏声多用してたり(例えば海が乾いたら)、細かなブレスが入ったり(終わらないエンドロール)だったのが、地声成分多めだったり結構音源のように一息でいっちゃったり。あれはアルバムツアーとしてスポットが当たっていたがゆえの夢のような体験だったんだねと実感して咽びそうになる。この曲のCメロ後間奏の静かに響くのに余韻の方が地鳴りのように胸を打つベースライン本当に素敵。
音数少ないは正義。
余白の美学に乾杯。
Cメロ後の間奏の入りギター、小節食って入らないのもナカシマさんのボーカルの余韻が丁寧に、それこそ波が寄せた後返るように、切れていくのが際立って素敵素敵。
7.nazca
やるとは思ってたけど、いざやると心の整理ができていないというか。ってか、私が最後に生で聴いたのいつだっけと思ったら2019年のflaskツアーファイナルだった。4年ぶりって。ウケるわ。何なら私が行ってない他のライブやツアーでもそうそうやってないのでは??初めドラムだけから始まったけど5拍子だったのでもうね……😇そういえばあたしたちのバンドの5拍子曲って意外とセッションで察せちゃうことあるわよね(cf. サンセット フィルムショー『灰羽』前セッション)。だんだんベースが追加されて最後はセッションっぽくなって音が鎮まってドンっ。ギターが入る前にフィードバックのノイズが入って(意図的に入れて)た?とても良かった。この曲の歌詞久しぶりに生で聴くと何か変に心に刺さる(ここで言うのは感動〜😭的な意味じゃなくて、変に突っかえるみたいなネガティブな意味合い)と思ったら、意外と歌詞が「〜ない」っていう否定な言葉多いんですね。「慰める言葉などない」のボーナスタイム以外にも。この曲初めて聴いた時から「浦島太郎っぽい歌詞だな〜」とずっと思っているのだけど(一言では言えない。考察と呼べるほど偉そうなものじゃないし、そうだったとて訊かれなきゃ言わないけど)。今回改めて2A終わったあとの爽やかな「ラ〜」っていうのが悲痛な慟哭をめっっっっちゃフィルターかけてわざと優しく見せてるみたいな、そして歌詞の世界で長い時間が経過しているような、そんな感覚に襲われた。ラスサビの「空をも」の「woうもぉ」って感じの発音がシマ語検定1級レベルのレアな音でthanks。
8.garuda
ふ〜ん……nazcaの後にこの曲ね…………。良いじゃん……。と必死で冷静を装うけど現場では大混乱してた。いや、厳密にいうとギター交換してcapo2だったので音鳴る前に心拍数は上がってたけど。ってか最近ウチらのバンド流れ丁寧じゃない?1周目ツアーでしっかり繋がりを示唆して2周目で新曲の方を独り立ちさせるの、嫌いじゃない(cf. サンセットにて『水びたしの国』→『亡き王女のための水域』➡️トワイライトにて『水びたし〜』独り立ち。サンセットにて『candle tower』→『灰羽』➡️トワイライトにて『灰羽』独り立ち。)
ちなみにこの曲も初めDrがあってそこにBaが重なり……って感じで入っていった覚えが。1Bの歌い方思い出そうとしたのだけど、ベース先生がバリッバリにライトハンドしてる映像で塗りつぶされてた。1サビ「空高く」の前でショセツたんがめっちゃ拳を振り上げててみんな空高く昇っていったのは良い光景だったぜ。でもこの日1番泣いたのはこの曲2サビだったな。「祝福の鐘の音が鳴り響く街で」のところでめっちゃ照明が明るく降り注いだ瞬間。凄く良かった。祝祭の只中に自分がいることを否応なく思わせられるような。JOJO6部のプッチ神父ハレルヤのシーンみたいな。立ち尽くしてた。私は比較的ハッピーに毎日生きてこれだもの、今ちょっと沈んでる〜とかの人にはもっと素敵な届き方をしていないかな。そうだといいなぁ。あと全然関係ないけどここの歌詞私が大好きな別バンドのシリーズ曲群の歌詞観にあまりに似ていて凄く好きだった
この2曲含め繋がりのあるシリーズが5曲あるので気が向けば是非(敢えて言わなかったけど同バンドのめっっっちゃくちゃ有名な曲もあるよ)
閑話休題
2サビ後の間奏もこうして続けて聴いてみるとやっぱり時の長さを表すような激情の波に揉まれるような、そんな演奏だったな。原さんのシンバルに合わせての照明カットインアウトみたいの好きすぎやした。ラスサビはじめのギターだけになるところのピンスポ忘られじ。アウトロバチっと決まってお終い。かなり同バンドでは長い曲なのにそうは感じさせなかったな。
9.シュガーサーフ
ギター変えてたのかな?capo違うしきっと変えてたのでしょう!覚えてないけど。この曲演奏中ギタボ先生のプレイガシガシすぎて曲中にニングが狂ってるのではないかとドキドキすることままあったので、ここで転換は良いわね!と今になって場違いな感想を抱く。セッション後に始まる。やっぱり良いイントロだぞん。翔雪さんが以前「フェスでナンバーガール見た時なんて最初の曲始まってから最後の曲終わるまで手が上がりっぱなしだったぜ」って仰ってたけど、この曲に関してはそれが実現してしまう人もたくさんいたような。イントロテンション上がりすぎて私「お前(ごめんなさい)が来いよ!!!(まじごめんなさい)」みたいな感じでベースのお兄さんを煽るように手招きしたら(本当ごめんなさい)、それに気づいて「やったるわ!!!」みたいな感じでむっちゃこっち見て(ありがとうございます)こっち来て(本当ありがとうございます)、すんげ何か言ってたの、ライブというかライブだったしライブとしか言えないライブすぎた(本当に、申し訳ありがとうございませんでしたございます)
2Aのハラーさんみんな見た方良いよ。そんな動きしてたんだ!ってめっちゃなるから、すごいぞよ。今更かもだけど。ライブは何度行ってもどんな曲でも、しっっかり向き合えば発見があるね。ベースソロ尺長。前ツアーは原曲尺で、それがやはりとても良いハマり方をしていたと思うのだけど、今回は声出しとか色々解禁されてのツアーで、この形が今の彼らを1000%引き出す魅せ方だった。ライブがナマモノであるっていうのを正しく把握されて、届けてくださっている。そう思えた。少なくとも私には。勿論アウトロは“ロックバンド”。この時にドラム台に足を乗せるの本当に“分かって”いるよな……。
これも何度か言ってるんだけどいつか『色水』『シュガーサーフ』『look at the sea』のどれかがセトリ漏れするツアーが見たくって。誤解を生みたくないから言うと好きじゃないとかではなくて、それらがない世界、表現を見てみたいっていう。
いつもワンマンではこの3曲が均等に要所要所を締めるイメージがあるけど、今回は比較的序盤に全部やったよね。
だから、ここから後半どんなセトリになっていくんだろうってもんんのすごい楽しみだった、し、その期待にしっかり応えて下さった。
MC②
翔「横浜のあそこ、ゴンドラみたいのあんのね。知らんかったわー。今日じゃあ1番声出てた人とは終わったら一緒に乗る?
ざわつき色めき立つフロア「!!!!????」
峯岸「何言ってんだよ〜(笑いながら)そんなんやらないよ」
原「イエー!盛り上がってるかーい!夏だー!このあとのツアーもあるんでね」
ナも何か言ってた
10.夜顔
1AのArpのときに首を少しフリフリしているギタボのビジュがあまりに良いのでみるのがおすすめです。1B2Bとも意外だったのが「ずっとずっと」の間のブレスがあまり目立たないこと。音切れていたとは思うのだけど。1サビ後のベースの音、目が醒めるような感覚。ところで、2月の🍈🥤(おいしくるメロンパン×サイダーガールの対バン)でやってた2サビの「不治の病」の「のや」で真っ赤な灯りをぶつけてくるあの大天才国民栄誉ノーベル紫綬褒章レベル演出は……?この日は確かその前あたりからキメに依らずやや暗くする的なのだったと思うけど、あれ対バンでしかやらないの勿体無い>_<
気が向いたらいつか是非も一度。
11.命日
はーーーーーーー好き。本当に天才。もう言うことないわよ
歌ってる時の照明が一貫して落ち着いてるのに歌ってない前奏、間奏、後奏の照明がこんなにチカチカうるさいくらいな曲ってなかなか無い、面白い表現だったわいな
はーーーーーーー好き
12.epilogue
ほぼ曲間なく次曲。何度聴いてもチャイムみたいなイントロ。オレンジの照明も相まって「放課後」をいつも連想する。1Aで練り歩きながら口ずさむショセつさん。昔のシルエットが映えてた頃のダークさわやかな照らし方も好きだったけど、最近の「お客さんに届けたい」と言ってくださる彼らのスタンスに、砕けたポップさと少し背筋を伸ばして佇まいを正したくなるような丁寧さを感じる。何なら『博士!〜』のときのツアーなんてこの曲ラストに持ってきてイントロバックに翔「最後」しか呟いてなかった気がするよ?確か。時はうつろう。2サビ前の「夏だ」の言い方、漏れるような、掠れる一歩手前のような。は、儚ぇ〜……。2サビ後のスキップみたいでセルフディレイのようなドラムプレイ本当に好き。掌から夏が砂のようにすり落ちていく。仲良しバンドネクライトーキーの『大事なことは大事にできたら』のアウトロもこういうのだったっけ。ここの間奏もCメロ後の間奏もだけど、エモーショナルな演奏を一切陰りを作らずに手前側から演者移すことでみんなの熱に狂ったような演奏が全部この目に焼き付くの本当に歓喜10000000点。ちなみに水風船直後の「あー」なかった。落ちサビの「あぁぁあぁ」を2人とも口ずさんでいたのを私は見逃さなかった。ラスサビの静寂からのコーラス愛愛の愛。最後ロックバンドしてた。赤い照明をバックに。ニッコニコじゃん〜愛〜🫶
13.水葬
この話書いても良いのかわかんねぇなってちょろっとツイッタの様子見たけどそこそこ見られたから一旦書いてみる。前の曲ロックバンドはシマ様アルペジオのみの段階で解散して前に向き直っていたのだけど曲終わって暗転した時に翔雪さんが何かを原さんのところにボソボソと話に行く。何だろうと思ったらマイクの前に来て「ごめんね、右の後ろの方の人少し中に詰めてもらえるかな。入り口の方は入れてない人たちがいるから。ありがとう」みたいなことを仰った。epilogueで前に向き直ったときに気づいたのかな。でも演奏が終わるまではそんな素振り一切なかったと思う。気配り自体も素敵だし、あくまでライブを快い空間にしてくださろうというギリギリでの行動をその場で一瞬で考えてサラッと出来ちゃう。本当愛好き。「勝手に楽しめよ」だけじゃない、「自由に楽しめ」というからにはっていう責任みたいなものをきっちり果たす。尊敬する。その後すぐに原さんに👍のポーズ。前奏が始まる。そっか、ドラムきっかけの曲だったからか、と理解。
そしてこの曲。本日大優勝でしたね間違いなく……。締め損ねた蛇口から漏れる水滴のようにぽつりぽつりと溢れる言葉(まじで関係ないけどおいしくると「蛇口の栓」というワードから全く別の与太話を連想した人はかなり重症)が繊細という語では生ぬるいほどに触れなくても溶けていくように目の前を通り過ぎる。油断できない、この曲調なのに。
1Aの「鈍く閉じた」の声だけになるところの静寂を生み出す直前の原先生の緩急に心臓が止まりそうになる。1Bのタイムストップハーモニクスは今日も健在。2Aはサンセットのときみたいなギタボピンでなく全体を淡く鈍く照らす青い光。ここも間奏お三方の感情劇重(に見える)演奏シーンがすごきやきつく照度だった(というかさっきのepilogueの間奏の照明の話こっちだった気がしてきたぞ)。「目眩 寒い」の跳ねるような破裂音、心地よくて冬眠(春眠?)しそう。ラスサビの歌い方エグエグのエグ。ごちゃごちゃ言葉を連ねるより巧い、としか言いようがなかった。あと青と白と灰色?みたいな世界一地味なトリコロールと言っても過言ではない色味のライトをここでぶっ込んでくるの天才でした。
ん?トリコロールといえばそういえば次曲……
14.波打ち際のマーチ
波の音を原さんかな?が出してた。私の場所から角度的に全く見えなかったので全然違うかもしれませんが、よく幼稚園とかでやる小豆を筒に入れて流してるやつ?あれみたいなものを奏でてるのかな〜とかすんげぇ勝手に想像してた。これは全然ちゃうかも。初めて生で聴いたので兎にも角にもカポゼロということがわかって良かったです。2B後のアルペジオにリズム隊が加わっていって厚みが増していくところ、余りにも良い。私が初めておいしくるをライブで見た時にその音圧に殺されたことを何となく思い出して泣けた。今ツアーが初ライブだった人にどう届いたか訊きたいすっごく。「歩いていこうぜ」の追いコーラス綺麗だったね。でもライトに耳に届くんだよ。
そしてこのあとの照明。勝手にストーリー感じて落涙した。落ちサビでギターだけになるから雰囲気変わるのに、その前の間奏と一切照明変わらないままなの。そこで歌詞が「この夢はずっと夢のままでいいよ」ですよ?この瞬間も、曲も、ライブも、絶対いつか終わるわけだけど、今だけはこの夢に浸っていいぜって肯定してくれているようじゃない。そして「醒めないで」とあの曲の最後を締める言葉。でも、醒める。ラスサビ。明るくなる。朝日のように。ところが歌詞は「夕日」……と思ったのだけど、カーディガン越しに漏れ出した、夕日を水で溶いたような光。それはもしかするとカーテンの切れ間から覗く朝日みたいなものなのかも、ということを5秒くらいかかったけど思った。自分の中ですごく腑に落ちた答えを勝手に見つけてしまった。今回の目玉照明だと思うのですが、もし違ったらすごい申し訳ないので、今後もツアー参戦する方裏取っておいてください。是非報告をば。
しまった……!「答え」じゃなく「answer」って言えばカッコよかったのに…………
MC③
ナ「楽しんでくれてますか?原くんなんか僕と今日距離近くない?」
原「あれだよね、磁石のS極とN曲みたいな」
ナ「ちょっとよく分かんない」
ナ「さっき原くんも言ったけどもう一つこの後ツアー回るんでね。よろしくお願いします。ライブもここから佳境ですが。まだまだ行けますか。最後までよろしくお願いします」
そういえば6/9のサンセット東京でも「佳境」という言葉を本編最後のMCで使ってたわね。結構好きな言い回しなのかしら。
あとここのMCでも一回シマ様に謎エコーかかったような。
15.透明造花
ジャラーンからのホワンホワンフィードバックからのばちばち演奏からの、気づいたら終わっていた……。
1サビ前か2B後に下手の男性が来いよって指クイしたところで記憶は途切れている。
Cメロの「刻む」のところすーーーーんごい伸ばしてなかったっけか。初めて聴いたかも、あそこまで。あとこのとき左手見たらギタボ?仕事量多くない?大丈夫??っていつも余計な心配をしています。アウトロで赤と青の照明だった気がする……(思ったより残っていた記憶の残滓達)
16.斜陽
フレットハイポジに移動して察するいつものやつ。この曲の前奏追加されるバージョンとか見てみたいわよね。1Aでは例によって上手の方までにじり寄るBa、1Bでは勿論ステップ踏みながら高速で下手の後ろん方の出入り口までたかたか徘徊する。でもしっかりコーラスには戻ってくる。好き〜。1サビ終わりの最後の「そうするから」の時にちょっと照明のつき方(?)(色とかは変わってなかった気がする)が変わるの好き。2Aは空パンチじゃなくてすっげどエロい仕草で自分のシールドを右手で摘んで弄んでた。間奏はいつもベースソロ見がちなのだけど何故かこの日は他のお二方を見てた。口を真一文字に結んだ原さん(でもたまに口開けて笑う尊し)、ストロークとアルペジオを行ったり来たりするナカさまの右手、落ちサビでスポット当たらないシルエットだけで拳を高々と上げる峯氏。この3人でしかあり得ない、みたいな永遠みたいな数瞬は、瓶詰めに入れて眺めてたくなるような場面は、翔雪さんの右手を勢いよく振り下ろす動作とドラムのドコドンで一気に崩れて弾け飛ぶ。最高でしてよ。
17.紫陽花
確か今日一激しい、ダンスフロアと見紛うような照明だったので踊りすぎて何も覚えていないッピ……。
後奏長い!本日のシマサマギターヒーロータイムがここであった。そして次曲へ雪崩れ込む
18.マテリアル
前曲のアウトロからそのままマテリアルの前奏が3〜5くらい高いキーで奏でられるセッションが続く。そしてそのまま曲へ。もう前も言ったから良いですよね?1Aコーラスの素晴らしさについては。そしてショセ様がおっしゃ来いっ!みたくフロアを両手でこう上にブンってやってサビへ。彼ったら前のスピーカーに足かけて身を乗り出しフロアのて熱量を上げてるなー思ったらだんだん謎の体勢で前の方の人を覗き込みにいくじゃあありませんか。本当いつもうちの情緒がお世話になってます。2サビあたりでよくみたら原殿コーラスしながら結構両手が大変なことになっていてしかも余裕の笑みも溢れておるものだからこっちも心がパニックパニックパニック慌ててた。2サビの「錆びて」の「びて」の発音、極上のbtですわ(?)。Cメロ後の多分原さんのワンツーが響く時一瞬Ba兄ぃとロックバンドっぽくなるの良いよね〜(^^)
ナ「ありがとうございました、おいしくるメロンパンでした」
最近の翔雪さん前と違って演奏終わったらものすごく呆気なく帰るの。私が本当に大好きな「ロックバンドは黙ってでかい音でいい音楽だけ鳴らして帰る」ってよく豪語する先輩ベーシストに最近スタンスとかも似てきた気がする(彼もそういえばそのバンドのライブ行ってたね。メンバー3人で)。凄く好きすぎて泣いた。その後の話(このあとする)じゃないけど、文字通り背中でこのバンドのイケてる部分を全部見せてくれた清々しい去り方。
MC④
原「グッズ紹介だ〜。ラバーバンドは二つセットの変わった感じ!今年の夏は日傘デビューしちゃおう!(回す日傘を峯翔雪)
カクバリタオル、シンプルに可愛い!僕たちがドットになっちゃってるね!背中においしくるメロンパンって書いてあるから、これを着れば背中でおいしくるメロンパンが好きだって語れるね!解答欄になってるから分かんないよ〜ってぐちゃぐちゃ〜って書いたのかな?」
ナ「アンコールありがとうございます!まさかアンコールがあるとは思ってなかったんで……!」
峯「ハハハ、嘘つけ」
原「あの、『アンコール!』って声出してくれたの嬉しかったねすごく」
ナ「知ってる方もいると思うんですが、去年はめちゃくちゃ駆け抜けて。そして今年も色々。新曲を作ってきたので。聴いてください。シンメトリー。」
En.1シンメトリー(新曲)
表記は違うかも。そしたらごめん。capoはゼロ。若干カロリーのあるイントロ。リフに1と2弦or2と3弦をスライドさせたパートあった気がする。あと1サビ後の間奏にキメもあった?伏し目がち、水玉模様、水色のままでいい。恋してるんですか?って歌詞たち。そして何よりも「校庭」と言ってはった気がする……私「校庭」という歌詞、「魔法」の次くらいに好きでして……(cf.ヨルシカ『冬眠』)
きゅん死です🫰
あとコーラスなかった気がする
まぁ現段階ではなくて追々のライブや音源では追加、っていうパターンでしょう
En2.5月の呪い
ちょい長前奏。ナ「ありがとうございました最後の曲です」(横浜の皆さんまた会いましょうって言ってたかも)
音源の全員演奏部分に入る前の4カウントがマイクに乗らずともフロアに生声で響き渡る。今回はメロ変はなかったけどやっぱり2Bで、そしてラスサビ「歩き出せ」あたりでベースの嬉しいお声が響いたのん。ソロ回し。峯「ドラムス、原駿太郎」ドラムソロに嬉しい声が響くのってロックバンドワンマンライブならではのスーパーイベントよね。原曲ギタソロ前のシマソロの時にあっちあっちぃ!みたく指差すベースマン。その後の音源ギターソロではショセ〜ツさまが寝転んで彼の足元の行き下から見上げる構図。もうみんなわ笑っちまってた。ラスサビで静かなクラップ。照明が全点灯なの、向こうもこの瞬間のこっちの顔も見れているんだろうな、3人にも良い景色に写ってるといーなーなんて思った、かも。
そして最後ジャカジャカジャ〜ってやってはるとき、シマさんのシールドが外れた?か何かで音が出ずめっっっちゃ焦ってた。ローディーさんがきて直したりしゃがみ込んだりするギタボ。それを見て笑う2人。幸時間永遠続我願。
うろ覚え
“ロックバンド”の時にしょーせつさんが天を指差すポーズ☝️をしま様が真似していたの!いつだっけ!!斜陽?5月の呪い?前者はアルペジオが忙しいから無理な気がするけど……有識者!!!
あと何度も翔雪さんのシールドを直しにローディーさんが来てた。良い
終わり。
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