見出し画像

YOUNG GUITAR BABYMETAL


BABYMETALのメンバーが前回本誌に登場したのは2023年4月号で、掲載されたインタービューは今年2月に行われた。もちろん当時はSU-METALとMOAMETALの2人体制であり、同年1月に幕張 メッセにて開催された封印解除の復活ライヴ「BABYMETAL RETURNS -THE OTHER ONE-」の話題を始め、コンセプト・アルバム『THE OTHER ONE』、そして4月1日・2日にぴあアリーナMMで行われる 『BABYME-TAL BEGINS -THE OTHER ONE-:BLACK NIGHT / CLEAR NIGHT』に向けてじっくりと語ってもらったことを覚えている読者の方も多いだろう。 4月開催の公演がBABYMETALにとって大きな節目となることは2人から予言されていたわけだが(より具体的に言うなら、満面の笑みをたたえて明るい未来がそこにあることを“匂わせ”ていた)、結果そこで待ちち受けていたのは、『3人編成の新生BABYMETAL誕生』という、新たな未来が続いていくことを決定づけるトピックであった。

その後、4月14日から5月20日まではSABATONのツアー『THE TOUR TO END ALL TOURS』のスペシャルゲストとして欧州各国を廻り(全24公演)、わずか数日を挟んで5月25日から6月4日までは自身のワンマンツアー「BABYMETAL WORLD TOUR 2023 ASIA」にてアジア5ヶ国でライヴを開催。 さらに6月8日から11日までは「BABYMETAL WORLD TOUR 2023 AUSTRALIA」と題してオースト ラリア3都市でワンマン・ライヴを観るなど、ここ数年のコロナ禍の鬱憤を晴らすかのようなハジけっぷりとグローバルな展開に、「BABYMETAL完全再起動」を人々に確信させたのである 。

これらの公演を終えて日本に帰国した彼女たちは、複数の国内メディアの取材を受け(それらが8月に各WEBサイトや雑誌などに掲載されたインタビューである)、新生BABYMETALとして一連の海外公演や新曲「メタリ!!」 について語っていたことは記憶に新しい。そして、8月に開催された日本国内でのフェス出演やZepp 羽田での「APOCRYPHA - ANOTHER ONE-」(「THE ONE」 』会員限定公開出演)を経て、また海外へ旅立っていったのだった。

8月30日からスタートした北米ツアー『THE BABYKLOK TOUR 2023』は、このタイトルが象徴するようにDETHKLOKとのコーヘッドライン・ツアーとなり、10月12日までの44日間で全29公演を全力で攻める代物である。 2本のフェスを含むが、BABYMETALはダブル・ヘッドライナーの片翼であり、移動行程なども含めればかなりハードな内容・・・のはずなのにステージで躍動するメンバーの姿はどれをとっても生き生きしとていて、現在の3人の良好な空気感が自ずと伝わる表情やパフォーマンスを見せてくれている。信条である ”最新が最強” にすべく臨んでいることが画面越しでも分かるのだ。

今回本誌は、そんなメンバーの最新の想いを皆さんに届けるべくBABYMETAL側にコンタクトを取り、取材をオファー。 まさしく先の北米ツアー真っ只中の超多忙なスケジュールにもかかわらず、こちらの熱心な想いにメンバー及びマネジメント・チームも熱く応えてくれた結果、奇跡的にインタビューを実施できることとなった。 タイトなスケジュールの最中ゆえ限られたヴォリュームであるものの、このタイミングだからこそ語られるエピソードも数多くあり(どの話題にも丁寧に答えてくれた各メンバーに感謝!)、「BABYMETALのインタビューはもう読んだよ」という人の元にも届いてほしい内容だ―――加えて、マニアックかつダイハード なBABYMETALファンにこそ読んでもらえれば幸いである。

▅▅ SECTION-1 ▅▅
THE BABYKLOK TOUR  2023

●やはりまず最初は、まさに現在廻っているツアー『THE BABYKLOK TOUR 2023』についで聞いて準備のがマストだろう。 北という広大なロケーションで移動距離も長いロング・ツアーゆえに自ずと共に過ごす時間も増えるはずで、そこではメンバー同士どんなやり取りをしながら日々を過ごし、次のライヴに臨んでいるのだろうか。

💜SU-METAL : ずっと一緒にいるので、いろんな話をしてます。毎日ライヴの感想を言い合ったり、ライヴ映像を観て動きの確認をしたり、改善点を出し合ったり。あとは、みんなでドラマや映画を観てその話をしたり 、今日のケータリングや次に行くところの有名な食べ物をみんなで調べたり・・・ツアー中は色々なことがあるので、その話思い出してゲラゲラ笑っていることも多いです。 BABYMETALのツアーを廻っているだけで、腹筋が割れるんじゃないかになったと思うくらいツボに入って笑いが止まらなくなりますね。基本くだらない話ばかりですが、話が尽きなくて毎日楽しいです!

●意外にも・・・と言うのは何だが、真剣に日々のライヴに対峙しつつも(無意識的にせよ) リラックス・ムードで過ごしており、それがまた長期ツアーを乗り切る秘訣なのかもしれない。また、新たに加入したMOMOMETALは北米ツアーで感じたところ ”ウケの良い曲” を教えてくれた。

 💙MOMOMETAL:特に「メタリ!!」が毎回かなり盛り上がっています!! 曲が流れた瞬間に「おおお! 待ってました!」 みたいなお客さんの声が聞こえるんですよ! 曲中では会場全体で一つになって ”わっしょい!わっしょい!” ってお祭り騒ぎが起きてますね(笑)。
”わっしょい!” というワードを一緒に叫んでくださって、私たちもそれでよりテンションが爆上がりしてます!

●そうテンション高めに教えてくれたMOMO-METALに続いては、共にツアーを廻るDETHKLOKの印象をMOAMETALに語ってもらおう。

💗MOAMETAL:  DETHKLOKのメンバーもクル ーもみんなとても優しくて、現場の雰囲気がすごく良いので毎日が楽しいです。 オープニング・アクトのジェイソン・リチャードソン(g)含め、全チーム良い関係が築き上げられたことと、この出会いに感謝しています。 もうすぐ終わってしまうと考えると寂しいですね。 DETHKLOKの楽 曲自体はヘヴィでゴリゴリのメタルなので、BABYMETALの楽曲とはかなり違いますが、 彼らは私たちのライヴを何度も観に来てくれて、 毎回声をかけてくれるんです! 思いやりや気配りを忘れず、いつも真摯に接してくれる優しい方々ですね。 楽曲やファン層はかなり違いますが、 同じメタルを愛する者同士、これからもお互い励まし合い、切磋琢磨できたら良いな・・・と思います。

●BABYMETALのメンバー内だけでなく、 DETHKLOKの面々とも良い雰囲気で廻れているようで、ひと安心といったところ。 10月12日まで続く今ツアーだが、無事に残りの公演を完遂し より逞しくなって日本に凱旋する瞬間が楽しみである。

▅▅ SECTION-2 ▅▅
SUMMER FESTIVAL IN JAPAN

●さて、時間を戻して──前述した6月のオー ストラリア・ツアーを終えて日本に戻って来たのち、BABYMETALは2本の大型フェスに出演。 "RISING SUN ROCK FESTIVAL 2023 (8 月12日) と “SUMMER SONIC 2023 (8月19 日・20日)である。現在メディアに出ているイン タビューは同フェス以前に行なわれたものであり、まだその感想が語られていないことから、この機会に各フェスの思い出をSU-METALとMOAMETALに語ってもらった。

💗MOAMETAL: 新体制になって初めてのフェスが、思い出深い“ライジング”で本当に良かった です! 広大な土地と青い空、お客さんの熱気が相乗効果となって、私たちも最高のパフォーマンスができたと感じていますね。メタルとはかけ離れたジャンルの方たちと出演日が一緒だったんですけどお客さん含め、全員で盛り上がれました。 とても楽しかったですね。

●2016年以来7年ぶり、 北海道の屋外ステー ジという ”RISING SUN ROCK FESTIVAL" ならではのロケーションの中で、特に印象深か った場面を聞いてみると。

💗MOAMETAL: 印象的だったのは、ライヴ中盤で 「Monochrome」 のコール&レスポンスの時 に見たライトの数と輝き! あの輝きは脳裏に焼きついていて、今でも思い出します。 とにかく最高でした!

●一方の“SUMMER SONIC" は言わずもがな、BABYMETALにとって特にゆかりのあるブ ェスであり、こちらは2019年以来4年ぶりの出演となった。

💜SU-METAL: 4年ぶりのステージはとても熱くて、とても楽しかったです! 封印期間があったにもかかわらず"MOUNTAIN STAGE" のトリに抜擢していただけたことも嬉しかったですし。 ワンマン・ライヴなんじゃないかってくらいの盛 り上がりで、「ただいま!」って思いながらライヴをしていました。リリースされたばかりの「メタり!!」 もみんな完璧に覚えてくださっていて、盛り上がる曲だろうなーとは思っていたけど、「ここまでか!」「ライヴだとこうなるのか!」っていうのが分かって、ちょっとドヤってしまいましたね。 これからどんな風に育っていくのか、楽しみになった曲です。

▅▅ SECTION-3 ▅▅
「メタリ!! (feat. Tom Morello)」

●これまでの彼女たちの発言の中で、 すでに 度々触れられている最新ナンバー 「メタリ!! (feat. Tom Morello)」 (8月18日リリース)。“進 化するBABYMETAL流のお祭りソング” と形容されるべき楽曲だが、単なるこれまでの焼き直しではなく、キャリアに裏打ちされた貫録と新体制ならではの鮮烈さも注入された、
まさしく “爆上がり" (©MOMOMETAL) の仕上がりである。まず耳に残るのは、 SU-METALによるパ ワフルな響きの歌唱。 曲のスタイルによって見事に色彩を変化させるそのヴォーカリゼイションは、今回も世界中のファンを魅了している。

💜SU-METAL: この曲は「メギツネ」のような演歌っぽい歌唱や「PAPAYA!! (feat. F.HERO)」 のようにオラオラした歌唱が似合う曲かなと思っ て、そういったところをイメージしながら作って いきました。 「メギツネ」も「PA PA YA!!」 もライヴでたくさん歌っていく中で、自分の感情を歌で表現できるようになっていって今のスタイルがあるので、「メタリ!!」 のこの歌い方は今だからできたものだと思いますね。 

●まさにこれまで様々な現場で経験値を上げてきたからこその“歌” なわけだが、特に終盤にお ける ”わっしょい!わっしょい!” と歌われるパートなどは生々しいライヴ感あふれる感触で、 いつまでも聴き手の耳に残る力強さである。

💜SU-METAL:  あのパートは、実はいろんなヴァリエーションを録ったんです。 ライヴをイメージしためちゃめちゃハイテンションなものとか、ちょっと英語寄りにしてみたりとか・・・ ただ、レコーディング・ブースで1人でハイテンションに ”わっしょい!” って叫ぶのはなかなかシュールで恥ずかしかったですね (笑)。

●また、リズミックに踊るダンスパートは、 MVが公開された時点からライヴでの一体感が 期待できる印象で、 リズム感に優れた彼女たちならではと感じていたのだが。

💗MOAMETAL: 「メタリ!!」は、 どちらかと言うとリズム感はあまりいらない、比較的誰でも踊りやすいダンスだと思っています。 誰でも踊れると思うし、細かい振りではないのかなと・・・ただ、そう感じるってことは、私にとっては得意なジャンルなのかもしれませんね。とにかく必要なのは体力!!運動量が多めの楽曲です。

●さらにMOAMETAL いわく、「メタリ!」のダンスでは他にも大事な要素があるのだそう。

💗MOAMETAL:  もうひとつ、他に重要なのは “顔”です。"わっしょい顔” が必要になります!"わっしょい顔” ってなんやねんって感じだと思いますが(笑)。とにかく1曲分、 私たちと同じだけ踊ると汗がダラダラになるので、塩分の摂り過ぎやお酒の飲み過ぎの後にオススメの、むくみ が取れるダンスです。 それに楽しくなれるので、 一緒に踊ってください! (笑)  ”わっしょい!”  の掛け声で口も大きく動かすので、 顔面トレーニングにもなります。 Let's Try ! (笑)

●サービス精神旺盛なMOAMETALの言葉は いつ聞いても最高である。そして本誌的にも注目は、ゲスト・ギタリストとして参加したトム・モ レロ(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン他)の ギター・プレイ。 彼独自の色彩が楽曲をより個性的なものに形作っている

💜SU-METAL: 最初にこの曲を聴いた時、 "THE BABYMETAL " な曲だなって思っていたんです。 日本的だし、キャッチーで盛り上がるだろうなって。 それはそれですごく好きだったんですけど、 その後にトム・モレロさんのギターが入った音源 を聴いた瞬間、「なんじゃこりゃ!!」 「これ、同じ曲だったっけ?」っていうくらい衝撃を受けたのを覚えています。 いきなり蛍光色のペンキをバケツでかけたみたいに鮮やかになって、日本の祭り が、また別の国の祭りに変わりましたね。 ギター 1本で曲の印象をガラリと変えてしまうなんて、 魔法使いみたいだなと思いました。 でも、ちゃんと元々ある 「メタリ!」の曲の雰囲気に寄り添っていて、だけれども聴いたら トム・モレロさんだ って分かる存在感を発揮しているのは本当にすごいです。

●BABYMETALのインタビューではおなじみ、 実にSU-METALらしい形容でトム・モレロのアプローチを表現してくれたが、 実際にその音を聴けば、彼女の想いはしかと伝わるはずだ。 そ のトム・モレロ、「メタリ!」のMVにもしっかり とフィーチャリングされており、ラストにはトム が抱えるギターのボディーにBABYMETALの 3人が横並びで乗っかるという衝撃(?)のシー ンも。 間違いなく史上初の出来事だろう。

💙MOMOMETAL:  (あの画については事前に)そのまんまの説明をされました(笑)。 トム・モレロさんのギターの上で3人がノリノリで踊っているシーンを撮ると言われて、最初は「はて? どういうことだ!?」と想像もつかなかったんですが、 実際に映像を観て「あ!いたいたいたー!! ホントに乗ってるー!」って、みんなで大爆笑しましたね。「これは本当に許可を得たのですか!?」 と不安になるぐらい光栄で貴重な体験をさせてい ただきました……。本当にありがたいですし、とっ ても嬉しかったです!!

●リリースと前後して「メタリ!!」はライヴでも披露され、 “THE BABYKLOK TOUR 2023" の項でも語られているように、今やライヴで熱狂を生む鉄板ナンバーへと急成長を遂げてい る。そんな光景を舞台上のメンバーはどう見ているのだろうか。

💜SU-METAL:  現在海外ツアーを廻っていますけどアメリカの田舎町などで私たちのことを初めて観る方もたくさんいる中でライヴをしていて、この曲は初めて聴く人にとっても盛り上がりやすくノリやすい曲なんだなと感じています。 ライヴの中盤にいつも演奏するんですが、 この曲から一気にみんなのヴォルテージが上がるのを感じられるし、会場全体を巻き込んでみんながクレイ シーになる曲なんですね。 なので、このツアーでキーになっている曲だなってすごく思ってます。あと、海外だと (観客) それぞれが盛り上がっている印象ですが、 日本だとみんなで ”わっしょい!わっしょい!” って叫べるので、また日本のみなさんとも一緒に盛り上がりたいですね。

●そしてライヴでの同曲における中間部は、MOMOMETALの見せ場であり独壇場。 実に堂々たる佇まいだが、あのパフォーマンスの 間の想いをずばり訊いてみた。

💙MOMOMETAL: あの部分は "MOMOMETAL" としてというより、その時に舞い降りてきた”も う1人の私” としてパフォーマンスをしています。曲とお客さんを盛り上げるために降臨したゲストです!(笑)

❀❀❀まさかの名回答に、こちらも笑みが止まらな い。いやはやMOMOMETAL、頼もしき逸材で ある。

▅▅ SECTION-4 ▅▅
NEW TRIANGLE

●MOMOMETALのライヴ・パフォーマンスや ユニークなコメントからも伝わってくるが、彼女の存在は新生BABYMETALにとって大きな武 となっているはず。 ここで今一度改めて、サポートを含む編成ではなく、 正式に3人編成に なったことについて、 SU-METALとMOAMETALに今ある想いを話してもらった。

💜SU-METAL: 2018年からいろんな型を試していく中で、元々3人組で結成された私たちには "3" という型が似合うよね、という話はしていました。ただ、どんな型であっても)「10年は続けよう」って約束していたし、 今活動を止めたら忘れられてしまうのではという不安もあって活動を続けていたんです。それで封印期間を経て、ちゃんと自分たちが納得した “型” でMOAMETAL、MOMOMETALとBABYMETALをまた始められたことが嬉しいですし、それをファンの方にも受け入れていただけて良かったなと思いますね。

💗MOAMETAL : BABYMETALの体制を整えるための期間としてライヴ活動を封印していましたけど、封印然り、3人編成にすること然り、すべて私たち2人の意見を反映させて決めたものになるんですね。 もちろんSU-METALと2人で闘ってきた時期も2人ならではの良さを表現できたと思っていますし、良い経験だったことは間違いないです。 ただ、 BABYMETALをパフォーマンスしていく上で、やっぱり3人は最も美しい数だと思ったので、この形で再始動できて嬉しいですね。 だからこそ今までやれなかったことにも挑戦したいし、懐かしい曲も少しずつライヴでできるように、常に “最新最強” でいられるように頑張ります!

●いつの時代もBABYMETALの活動スタイルの軸は彼女たち自身にあり、ブレない芯の強さを感じられる言葉の数々だった。そうした2人の想いを前に、正式にBABYMETALのメンバー として召喚されたことについてMOMOMETAL はこう語っている。

💙MOMOMETAL: メンバーに召喚されたことの実感が日に日に強くなっていって、 本当に改めて感謝の気持ちでいっぱいです。 私の第二の人生を こういった形でスタートできたことは、過去の自分はもちろん想像もしていなかったし、 描いてい た未来予想図を遥か何倍も超えていて。とにか く今は毎日が楽しくて、充実していて、瞬間瞬間を噛み締めております。

●ここで、この3人編成だからこそ魅力的に聴 かせられる曲、そして今後ライヴでやってみたい曲を、MOMOMETALに尋ねてみた。

💙MOMOMETAL:やっぱり「メタリ!! 」は、まさに今の私たちらしい曲だと思います。 「ギミチョコ!!」 などの可愛らしい曲とも違い、また「PA PA YA!!」 のようなアップアップ曲とも違い、日本の文化も魅せつつ・・・それに私たちのカラーも 合わさり、さらにトム・モレロさんの独特で最高にカッコいいギターも混ざり・・・新体制になり、どうスタートを切るかとなった時、「どんどんいろんな新しいことに挑戦していきます!」という意思 表示ができて、そのきっかけを作れた曲だと思いますね。
それと、今後ライヴでやってみたいのは 「METAL GALAXY」 (2019年)の曲です!あ と、個人的には特に 「META メタ太郎」が好きで、ぜひやりたいですね!

▅▅ SECTION-5 ▅▅
"NEX_FEST" & "BABYMETAL WORLD TOUR 2023 EU&UK

●10月12日に “THE BABYKLOK TOUR 2023" を終えるBABYMETALは、日本に帰国し、ブリング・ミー・ザ・ホライゾンがキュレート する注目のフェス "NEX_FEST" (+"NEX_ FEST - Extra-")に出演 (10月31日~11月3日 にかけて3公演開催)。 BABYMETALとブリン グ・ミー・ザ・ホライゾンの関わりの深さはライヴでの共演(ブリング・ミー・ザ・ホライゾンがスペシャルゲストとして参加)や楽曲のコラボレ ーションなどで証明済みだが、我々はもとより、 ブリング・ミー・ザ・ホライゾンとの再共演につ いては当の本人たちが誰よりも興奮気味に待ち望んでいるようである。

💗MOAMETAL  :  (フェス開催が) とにかく待ち遠しいです! ここでは出演に対する意気込みを語ったほうがいいんでしょうけど、それよりもフェ スに出る様々なアーティストを観られることが今からとても楽しみ・・・なんて、 ファンの気分ですね (笑)。
でも、やっぱりブリング・ミー・ザ・ホライゾンに久しぶりに会えるのが本当に嬉しい。 彼らからは、以前から「いつかフェスがやりたい」と いう話を聞いていたんです。だから、彼らの夢の ひとつが叶ったこともとても嬉しくて。 「その時 はBABYMETALにも出演してほしい」と言ってくれていて、今回実際に声をかけてくれたので、 忘れずにいてくれたことも最高に嬉しいですね。

●誌面からもMOAMETALの熱い想いがこぼれ 落ちそうだが、まだまだ彼女の熱は収まらない。

 💗MOAMETAL: とにかく嬉しい三味です! 実現した彼らに、まずは「やったね!おめでとう!!」 って伝えたいですね。 4年ぶりに彼らと会ってお話できることも、進化したパフォーマンスが観られることも楽しみなので、私たちも彼らに成長した姿を見せたいです。
「新しいBABYMETAL も クールだね」って言ってもらえるよう頑張ります。
・・・それで、観たいアーティストは全員(笑) 当にたくさんいますが、花冷え。は、最近特に気になってます。女の子だけのバンドでパワー全開で、難しい道を頑張って突き進んでいる人たちは気になりますね。

●MOAMETALの口から今話題のガールズ・バ ンド、花冷えの名前が出てきたことに少し驚くも、彼女の言うように、 同じ日本の女性グル ープで世界を相手に奮闘している姿勢は共振させられるものがあるのだろう。 そして日本に帰国 したのも束の間、 11月14日からは "BABYMET AL WORLD TOUR 2023 EU&UK" と銘打た れたツアーで欧州諸国へと再び旅立っていく (全20公演)。 同ツアーはすべてワンマン公演となり、スペシャルゲストとしてWARGASM、 VUKOVI MEGARAが参加する予定だ(各公演につき1アーティストがゲストを務める)。

💗MOAMETAL: もちろんどのアーティストもチェ ックしました! 特にWARGASMはオススメされていたので楽曲も聴いています。 女性ヴォーカルのアーティストだけでツアーを図るのは初めてなので、今からとてもワクワクしてますね!  一緒にツアーを廻るたびに、そのアーティストの好きなところ、カッコいいところをどんどん見つけられるので、 ヨーロッパ・ツアーでも新しい刺激を受けたいです!

▅▅ SECTION-6 ▅▅
EPILOGUE

●今回のインタビューを通じても、現在の BABYMETALは非常に良好な空気感の中にあることが伝わってくる。 もちろんそこには新風を吹かせるMOMOMETALの存在も不可欠なの だが、彼女については長期のツアーを握る中で 新たに見えてきた人物像もあるようで。

💙SU-METAL : 面白い人だな、って思います(笑)。 楽しいことが好きで、みんなをポジティヴな方向に持っていくのが上手だし、 同じものを見ていても着眼点が面白かったりして、毎日一緒にいて全然飽きないです。 何よりBABYMETALの活動を心から楽しんでいるなっていうのを言葉の端々に感じることがあって、改めて良かったなって思ってます。

💗MOAMETAL : 薄々感じてはいましたが、私たちのことが大好きなことが日々伝わってきますね、毎日一緒にいるのに、毎日笑って、 毎日ふざけています。 良いところはたくさんあるし、今まで妹だった私に、可愛い妹ができてとても嬉しい です。 MOMOMETALが私のことをお姉さんと思ってくれているかは分かりませんが、私は思いっきり愛を注いでいますね。それにMOMOMETALも愛が深い人だと感じています。ちょっと お馬鹿なところも可愛いです。人の話をあまり聞いていないのもご愛嬌で(笑)。今やもう、しっかり素を見せてくれることがとても嬉しいですね。MOMOMETALがメンバーになってくれて本当に良かった!

●ご覧の通り、 SU-METALとMOAMETALから愛されているキャラクターのMOMOMETAL最後に彼女には、初めてメタルの世界に飛び込み、2人と濃厚な日々を過ごしてみての感想を聞いてみた。

💙MOMOMETAL : とにかく私はいろんなことに対してまだまだ知らないことが多すぎて、特にツアー中は毎日のように知らなかったことを教えてもらっています(笑)。懲りずに毎回優しく教えてく れるSU-METALとMOAMETALには本当に感謝しています!

●こう語ってくれた彼女には、夢があるという。

💙MOMOMETAL : 私自身の叶えたい夢は、日的なことからとっても大きいことまでキリ がないぐらいあるんです。ですが、今の私の一番の夢は、この3人体制になった ”現在” のBABYMETALを世界各国のいろんな層の方々に知っていだきたい。 っていうことです!

●BABYMETAL 結成から13年、 そして新生 BABYMETAL 誕生から6ヵ月―――ここにきて新たな力を得て、さらに加速していく
ことを予感させる彼女たちの動向から目が離せないのはもちろん、公言通り ”最新が最強” を常に体現する BABYMETALの存在は、これからも私たちに未体験の刺激を与え続けてくれることだろう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?