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きのこのーと#102

こんばんはきのこです…!

父の日のプレゼントを人生で初めて買いました。

直接渡すのは照れ臭いので無言で送り付けました。
届くのは父の日過ぎちゃうけど、まあ気持ちなんで。

ちなみに母の日は何もしてないです。
来年は何か送ろうかな、、、

というか!わたくしどもはって映画見たいんですけど上映館数が少なくて全然見に行けへん!!

最近気づいたんですけど上映館数が少ない映画ってその映画館が特別に上映してるわけじゃなくて他の映画館に上映させないよう独占してるってことですよね?

許せん!

はじめます!

映画

『あんのこと』

出演 : 河合優実、佐藤二朗、稲垣吾郎、河井青葉、広岡由里子、早見あかり、他

監督 : 入江悠

予告ちらっと見たくらいで評判とかも知らずに見ました。とんでもない映画。

この物語の主人公である21歳の杏は、幼い頃から母親に暴力を振るわれ、10代半ばから売春を強いられて、過酷な人生を送ってきた。

ある日、覚醒剤使用容疑で取り調べを受けた彼女は、多々羅という変わった刑事と出会う。
大人を信用したことのない杏だが、なんの見返りも求めず就職を支援し、ありのままを受け入れてくれる多々羅に、次第に心を開いていく。

週刊誌記者の桐野は、「多々羅が薬物更生者の自助グループを私物化し、参加者の女性に関係を強いている」というリークを得て、慎重に取材を進めていた。

ちょうどその頃、新型コロナウイルスが出現。杏がやっと手にした居場所や人とのつながりは、あっという間に失われてしまう。行く手を閉ざされ、孤立して苦しむ杏。
そんなある朝、身を寄せていたシェルターの隣人から思いがけない頼みごとをされ、きっとそれは杏の人生を大きく変えた。

というストーリーなんですが、映画の冒頭に映った「この物語は実話に基づいている」というテロップ。

フィクションであってくれと思う場面が何度もあり、見ていてつらい作品でした。

しかし、見ることをやめられない。夢中で食い入るように作品にのめり込みました。

子どもの人生に親はものすごく大切な存在です。人格形成や自立までの金銭的支援など、成長するまでのなくてはならない存在です。

親に暴力を振るわれたり、売春を強いられたり、まっじで有り得ないんですが、世の中にはそういう親が本当にいるんだから驚きですよね、、

そういう家庭環境で育ってきたら薬に逃げることを悪とは言えないですよね。

杏は救ってくれる大人がいて少しずつ薬もやめられていたし祖母のためと自分で選んだ仕事も少しずつできるようになっていって、その矢先のコロナ。仕事を奪われ孤独な時間が続くといつも紛らわせてた辛い記憶が呼び戻され、本当に苦しくなってしまったんだろうなと思います。

稲垣吾郎演じる記者の桐野はたぶんこの物語を作るに至った新聞記事を書いた人がモデルなんだと思いますが、書きながら相当苦しかったんじゃないですかね。

多々羅という刑事は最初まじで変なやつで本当にいるのか怪しかったんですが途中まですごく良い人で週刊誌のリークも嘘なんじゃないかと思うくらいでした。

多々羅のおかげで杏は救われたけど多々羅のせいで杏は苦しんだんだぞ。反省しろ。

ある朝頼まれた隣人からの頼み事についても杏にとってはある意味救いだったんじゃないかと今では思います。

誰かが言ってたんですが、映画終わってからしばらく立ち上がれなかった。って。
僕も同じでした。

シアターの照明がつく前に立ち上がったり音立てて帰る準備するやつ!頼む!邪魔しないでくれ!という気持ちは消えない。

見終わったあともしばらく苦しくてずっともやもやしていました。
そうなるかもしれない覚悟ある方だけ見てください。

あんのこと

音楽

まとめ

いかがでしたでしょうか。
映画見た記録を取っているのですが、☆で評価付けられて今年公開の映画では52ヘルツのクジラたち、毒娘に次ぐ3つ目の☆5評価でした。

このペースだと1年に6本くらい☆5のペースなので割と自分の感覚を信頼してます。

次回の更新は6/21を予定しております

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