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きのこのーと#74
こんばんは、きのこです。
今日も最近見た映画の話するんですけど、その映画を見た時に、同じ映画を見ていたジジイが酔ってるのかなんか持ってるのかわからなかったんですが、ずっと映画中に喋ってるというか唸っているというか、ずっと音を出し続けていて映画を見る環境で過去1劣悪でした笑
その映画館も小劇場ならではなんですが、喋り声はもちろん静かに飲み物飲む音ですら響くのでずっと居心地悪かったです…
見たかった映画がなかなか近所でやってなかったので渋々行ったんですけど、そんなんだったのでちょっぴり落ち込みました。
でも!見た映画は好きだったし良かったので今週はその映画の紹介します。
それでは今週もよろしくお願いします。
映画
『鯨の骨』
出演 : 落合モトキ、あの、横田真悠、大西礼芳、宇野翔平、他
深海では
小さな生物たちが鯨の骨に群がり
栄養を吸っている
探査艇が照らす先
海底に沈んだ骨は
夜の街の灯りのように点々と輝いている
やがて骨が食い尽くされると
夜が朝に変わるように
光を失っを生物たちも消えていく
そんな文字がスクリーンに映し出されこの作品のタイトルが意味するものがなんとなく伝わった。
ドライブ・マイ・カーで共同脚本を手掛け、カンヌ国際映画祭や日本アカデミー賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞などで脚本賞を受賞した大江崇允の監督脚本作品です。
そのため結構期待もしてましたし、良い作品でした。
一言で言うなら拡張現実(AR)×サスペンスホラーといった感じだろうか
彼女の浮気を知り結婚間近だったが破局した不眠症の間宮は、落ち込んでいたところ同僚に気晴らしにとマッチングアプリを紹介される。
そこで唯一返信をくれた女性と会うが、その子は女子高生だった。そして彼女は流れで連れてった間宮のアパートで自殺してしまう。うろたえて山中に埋めようとするも、気がつけば死体は消えていた。
間宮はARアプリ「王様の耳はロバの耳(通称ミミ)」の中で、死んだ女子高生と瓜二つの少女“明日香”を発見する。明日香は「ミミ」を通じて再生できる動画を街中で投稿し、動画を見るには投稿された場所に行かなくてはいけないため、動画目当てのファンたちが街を徘徊するカリスマ的存在だった。
明日香の痕跡を追いかけるうちに、現実と幻想の境界が曖昧になっていく間宮。いったい明日香とは何者か?彼女は死んだ少女と同一人物なのか?そして本当に存在するのだろうか?
ミミでは動画を穴と呼び、投稿は埋める、動画を見ることを掘るなどと固有の呼び方をする
明日香が埋めてきた過去の穴に群がるファンの様子はさながら鯨の骨に群がり栄養を吸う生物そのものだ
死んで尚、消費されるだけの骨
明日香がミミを通して世に伝えたかったこと、そんなことを考えるだけで胸が締め付けられる
ミミというアプリの設定が上手く作られており、動画を再生することで回想の役割も果たしている。スマホをかざして見る動画だが、劇中の演出では隣にいて直接話しているような撮り方をしており、リアルとバーチャルの境界がだんだんとなくなっていく感覚を感じた
この現代において生きづらさを感じている者たちは多いと思う、そんな人たちが今日もすがるものを求め、そこから栄養を吸って日々生きているんだろう
それがなくなったら死んでしまうのだから
明日香を演じたあのの人生や生き方から書かれたようなシナリオでとてもハマり役だった
あのちゃんが日々世界に発信していること魂の叫びを映画に落とし込んだのだろうか
エンドロールの演出や曲も良くて、感傷に浸れた映画だった
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音楽
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は映画の世界観を上手く伝えたくて小説風?評論家風?に書いてみました。
こういう書き方慣れないんだよなー。
映画は劇場数も少ないので割と早く配信もされるんじゃないかと思ってますがどうでしょう。
もう1回見たいなぁ。
次回の更新は11/10を予定しております。
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