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咲ちゃんの絵のメイキングをつくる!


メイキング、作ってみます!!よろしくお願いします!!

🖋️……今回の絵に関する説明
🔎……絵を描くときのポイントなど


①ラフ

🖋️顔の向きや目線、髪の靡きの方向などを決めます
🖋️服などはまだ描かずに、ラフで大まかな骨格を作ります
🖋️身長に対しての頭の大きさはおかしくないかを想像します
🖋️動きのないポーズの場合でも無理やり髪は靡かせます。風を司る神となりましょう
🖋️画面に対しての人物の配置を工夫します
🖋️色々書いたけどラフなんてものは全部適当でオッケーです


②下書き、造形

顔とか髪

🖋️目元は特に細かく書き込みます
🖋️目尻は輪郭に沿って奥行きを持すなど、顔のパーツは凹凸を意識します
🖋️頬の色を早い段階で染めると可愛いのでモチベが上がって良きです
🖋️目がうまく書けない時はウインクに変えて誤魔化すとマルです
🖋️首の長さと太さを気をつけます
🖋️耳の位置、幅の表現が苦手なので頑張ります
🖋️瞳の位置と瞳孔の位置を決めます(重要)→位置が少しズレるだけで目線も印象も変わる
🖋️咲ちゃんは吊り目、吊り眉気味だけど瞳に光を入れたり眉に丸みを持たせたりしてなるべく優しい雰囲気を作ります
🖋️左右の目、まつ毛の幅が狭いと怖いイメージになるので程よくします

🖋️前髪の生え際を上げすぎないこと
🖋️風による靡き、人物の動きによって髪をアレンジするか決めます(今回はアレンジVer)


🖋️光源を決めます→鼻や首の影の作画が変わる


🔎耳を描くときは三角を2つ作ります


🔎顔が上向きの時はあごの輪郭線を引きません。引くとしても薄くです
🔎(後に消す場合でも)フェイスラインに影を描いておくとのっぺり感がなくなり顔の解像度が上がります



🔎咲ちゃんの目の描き方ポイントです
7年くらい咲ちゃんを描いてきてようやく安定してきました。実際の咲ちゃん作画の要素を残しつつアレンジを加えています。


衣装

🖋️ラフで描いた骨格に沿って衣装を着せていきます
🖋️風を司る神なのでツインテールは右、衣装は左に向けて靡かせます←構図を盛り上げるためにここだけはフィクション
🖋️衣装の素材は重たいか軽いか、伸縮性があるかなど想像します→今回、シャツやパンツは軽そうなので大きく靡きが入る

🖋️コルセットから出る下のシャツの皺など、繋がっていない部分も流れを意識します
🖋️コルセット部分は重めの素材→コルセットのフリルは靡かせません


🔎慣れるまでは衣装の素材、パーツごとに色分けやレイヤー分けして描いていくと分かりやすいかもです
🔎造形、個人的に背景を灰色などで少し暗くすると描きやすくなります。おすすめです


③線画

🖋️線画だけで数時間が飛びます。忍耐力が大事
🖋️線画は主にGペン、頬の線を描くときは丸ペンなどフワッとしたものを使います
🖋️後の微調整用に目•鼻•口•眉の線画はまとめて別レイヤーにします
🖋️頬の線も別レイヤーにしておきます

🖋️まつ毛はまず外枠をGペンで描き、中をかすれた筆(墨ペンなど)で塗りつぶします
🖋️まつ毛の瞳の上にあたる部分に消しゴムでハイライトを入れます



🖋️強く見せたい線などは二重に描いてから枠内を薄めに塗る事で雰囲気が出ます


🖋️リボンについてるやつやバッジなどの装飾、小物系は後から様子を見つつ描きたいので、まだ線には起こしません



④色分け

🖋️まずは終わってる配色でいいので色分けをします
濃い色や蛍光色のような派手な色だと色分けしやすいです


🖋️1.色が似ている  2.素材の質が似ている  3.パーツの位置が離れている  この三拍子が揃ったときは同じレイヤーにまとめています
今回の衣装はジャケット•パンツ•コルセット•リボンが同じ色ですが、コルセットとリボンは分厚い生地ぽいな…など考えてそれぞれレイヤーを分けています

実際は同じ色


🖋️色を決めていくときは自分で1から色を決めていってもいいし、何か元絵の素材がある場合はそこからスポイトで色を取って置いてもマルです


🔎私は普段咲ちゃんの髪色は公式よりやや赤みを足してみたり、衣装の色は公式よりコントラスト下げた感じにしています


⑤塗り

🖋️まず線画の色を変えます
🖋️まつ毛は真ん中は黒く、両サイドには赤みを足します
🖋️瞳の線は瞳の色と同じにします


肌を塗る

🖋️まずは土台を完成させます。微調整したり色味を弄ったりするのは後でするのである程度塗れてればヨシです
🖋️今回はキリッとしたお顔なので、少しでも優しい雰囲気になるように目のハイライトを多めに入れていつもよりキュルッとさせています


影を塗る

🖋️①色分けした衣装レイヤーを全て結合したレイヤーを新しく作り、塗りつぶします
🖋️②濃い色を使って影を描き込んでいきます
🖋️光源が左上なのでそれを意識しながら影を描きます




🖋️①先ほど描いた影レイヤーを乗算にし、色分けした衣装の上に載せます
🖋️②それだけでは濃淡がなくノペッとしているので、影レイヤーを選択→反転し、衣装の光の当たる部分の色を明るくしていきます
🖋️③全体的に色味を調節します。例えばシャツの部分の影はそんなに濃くないはずなので、薄くしたりします


🖋️衣装を盛り上げるために、ガシガシと光を当てたり影を置いたりして塗っていきます


🖋️画質クソ悪ですがこんな感じで模索しながら塗っています。むずかしいですね…



🖋️先ほどガシガシと塗ったものたちを修正していきます。
🔎何度か引きで確認しながら描くと、ここのっぺりしてるな、だとかここ光当てすぎてておかしいぞ、など気づきがあるはずなのでおすすめです


🔎ここでポプマスのテクニックをマネよう!のコーナーです
ポプマスのように線画よりも内側に白い縁を描き加えることで、メリハリがついてパッと目を引くような印象を与えることができます


🖋️衣装を描き込めば描き込むほど、顔の印象は薄くなっていきます。この辺りで一発顔の解像度を上げておこうと思います。
🖋️具体的には髪とフェイスラインの影を濃くする、白目の部分にグレーでまつ毛の影を入れる、まつ毛を増やし目元を印象付ける、などをしました


髪を塗る

🖋️顔の描き込みを終えたところで、髪の毛の塗りに取り掛かっていこうと思います
🖋️初めの段階で髪を塗ってしまうと、段々と描き込みを加えて濃くなっていった顔や衣装の塗りを前に髪だけが浮いてしまう状態になるので、髪はいつも周りの塗りの様子を見ながら塗っています

🖋️明るい部分と暗い部分をはっきりさせるように書きます
🖋️四角い形の筆で凹凸をつけた後、かすれた筆で髪の質感を出しています
🖋️あとで線画の上から厚塗りするので今はこの程度でオッケーです


⑦加筆、色味調整

加筆

🖋️リボンの装飾やバッジ、腰のストールのキラキラなどを描き足します。



🖋️これまで描いてきた全てのレイヤーの1番上に新たにレイヤーを作り、厚塗りで気になるところ、修正したいところを描き足していきます。
🖋️衣装の黄色い部分を明るくしたり、髪の毛の密度を上げたりしました

連続して見比べると分かりやすいかも…?


色味調整

🖋️明るくしたいところはオーバーレイで明るく、暗くさせたいところは乗算(たまに焼き込み)で暗くします


🖋️全体的にオーバーレイでピンクを足してから、色温度を下げて寒色よりにします
🖋️絵をよりシャープにして輪郭を強調します。
🖋️次に明瞭度を上げます。具体的には暗い色の部分(ジャケットやコルセット)はより暗く、白い部分(肌やシャツ)などの明るい部分はより明るくします。
そうすることで今回のような引きの構図のときパッと目を引く絵になります。


⑧背景

🖋️背景は嫌いです。色々迷走した結果こんな感じになりました。
この作業はいつも根性とマインドでなんとかしているので説明不可です。すみません…

🖋️てなわけで完成です!!!



最後に

身長のハナシ

カフェパレみたく描き慣れすぎたキャラで、例えば「巻緒の身長≒神谷の口の高さ」などは既に脳に刻まれているのですが、
正直慣れていないキャラを描くときは身長だけ調べても正確には描けないので、そんなときは
身長比較したったーを使っています。

下記の条件を満たす場合において生成した画面のスクリーンショット、加工、トレースなどの無断利用と無断転載などが可能です。SNSでの共有や絵を書き加えてのPixiv投稿も問題ありません。

1. 比較画面左上の文字をそのままご掲載ください。削除や切り取る必要がある場合はサイトURLやサイト名など利用元をご記載ください。
2. 営利目的ではない場合の利用に限ります。

身長比較したったーより


実際に作ってみたもの↓

わかりやすいですね!


そんな感じですかね…何か参考になる情報があれば嬉しいです💪
ここまで見てくださってありがとうございました!!!!!!!