見出し画像

ハイスコアガール -マンガ紹介-

好きなタイプの絵でなかったのですが、ドハマりしましたマンガです。
ゲームというテーマからは想像できない程、熱く切ない青春ラブコメ
90代のゲームネタが数多く登場しますが、ストリートファイターすらやったことがない自分でも楽しむことができました。全10巻完結済み。

あらすじ

勉強も運動も不得意だがゲームには人並みならぬ情熱と努力を見せる小学6年生ハルオは、ある日彼の聖域であるゲーセンで同じクラスの大野あきらと出会う。成績優秀なお嬢様である彼女はハルオをも凌ぐウデ前だった。互いにゲームにプライドを持つ二人は負けられないライバルでありながらも、互いに好きなことを全力で共有できる特別な存在になっていきます。

おすすめポイント

1-1 魅力的なキャラクター達
主人公のハルオは何をしてもダメというタイプにしては珍しく卑屈でなく、どちらかといえば明るい性格です。その分、唯一得意であるゲームへのトチ狂った情熱には胸打たれるものがあり、まれに性格の悪さが全く気にならないくらい応援してあげたくなります。

またヒロインの晶はまさかの一言もしゃべらないキャラなのですが、ちょっとした仕草だけで感情を表現する様がどんどんカワイク見えてきます。

1-2 魅力的なキャラクター達の成長
本作は小学生編からはじまり、中学~そして高校編へと続きます。

ネタバレになるのであえて書かなかったのですが、中学生編でメインキャラクターがさらに二人増え、徐々にラブコメの側面も帯びていきます。
晶や不器用なキャラ達がなんとか思いを表現しようとする姿はとても甘酸っぱく尊さMAX
また環境や時の変化を受け、ゲーム以外に興味のなかったはずのハルオが他のことも一生懸命考えて行動するようになる姿は一万回泣けます。

2.熱いゲームバトルシーン
そしてなんと言っても最大の魅力は熱いバトルシーンです。
ゲームとはいえ侮るなかれ。己のプライドを全て賭けてバトルに臨むため、本当に負けたら命を奪られるんじゃないかという緊迫感で勝負が始まります。
一度バトルが始まると、使用キャラの設定や戦い方にプレイヤーの思いを投影した深層心理の表現が素晴らしく、どちらのプレイヤーも負けないでくれ……!と本気で応援したい気持ちにさせてくれます。

3.一風変わったボケ
これもネタバレになるので詳しくは避けたいのですが、自分が最初合わないと思ったイラストとボケ方がマッチしていて結構笑えました。
またシリアスシーンでも丁度良い感じにボケが入るので、苦もなく読み進めることができます。

※アイキャッチ画像の著作権は「押切蓮介/SQUARE ENIX・ハイスコアガール製作委員会」に帰属します。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?