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くだらない話


鶴の恩返しを ご存知だろうか?
僕も そんな…体験をしてしまったんだ。


僕の妻は 細身だが
よく食べ よく働き
家事も卒なく こなしてくれる。
僕には 勿体ないくらいで 感謝している。

ある日 妻は用事があると 出かけて行った。
僕は なんとな〜く 不安を抱きながらも
「行っといでー👋」と
快く 見送った。

妻が不在の昼食は カップ麺。
まぁ そんなもんでしょ。
食後に コーヒーを淹れ
ソファーで 寛ぐ。
あ!
「やべー 変な肉 はさまった!」
と 爪楊枝を 歯と歯の間へ。
とたんに ポキっと 折れた。
「なんだよ!」 と
ゴミ箱に 投げ捨てた。

その日 どんなに待っても
妻は帰ってこない。

すると 部屋の隅から音がする!
うん? いや 音じゃない!
声だ!
ゴミ箱から 声がする!

「どうして爪楊枝なんだ!
    あんなにフロスを使えと言ったのに!
    何故 簡単に捨てたりするんだ!」

それは 妻の声だった。
あー やってしまった!
フロスだ!
爪楊枝じゃなく フロス…

そうか
だから 妻は帰ってこないんだ!
僕が 捨ててしまったから…。

そう
妻が用事の間に… 捨てたから…。

妻 用事
     ↓
爪楊枝

なんて 
くだらない話なんだ!


製作
爪楊枝を大事に使おう製作委員会
フロスを使おう普及協会
なんて団体は存在しない。

全てはフィクションであり
くだらない話の好きな
私の勝手なnoteです。

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