うみ🟨🦋

🎂2/17 女
6-7歳

“楽園”に生まれ落ち、ある”星の子”が親代わりになり、光のマンタと共に育てられた。

昼は楽園を駆け、海を泳ぎ、光の生物と戯れ、夜はご飯をみんなと一緒に食べて蝶々達に抱かれながら眠る…しかし、そんな日々がずっと続くわけではなかった。

爽やかな目覚めだった。
目を覚ました彼女は伸びをし、今日は何をして遊ぼうと考えた。
身体にくっついている蝶達を優しく祓い、対岸には海が、二段の滝とクラゲが舞う地点へと向かう。
朝は”おしごと”をしているママに、おはようの挨拶を
しに行った彼女だったが…

“おしごと”をしているはずのママがいなかった。
(かくれんぼしてるのかな?なら、うみが鬼だね!)
そう思い、ママが物置や研究室として使ってる螺旋状の洞窟や良くお魚が釣れる浜辺、
うみが1番隠れる際に使った大きな滝の裏…
数々の浮島や島でひときわ高いお山を探しても

ママは見つからず、そして夕日が暮れた。










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